2019年4月7日日曜日

水温む緩やかな春

本日土曜はめっきり春らしくポカポカ陽気であった。いつものように仕事で忙殺され屋内に缶詰めだったなら、澄んだ青空を恨めしげに見上げていたに違いないが、幸いこのところやっと仕事も緩んできたわけで、外へ飛び出さない理由はどこにもないのだった。ただし緩みすぎると精神が奈落の底へ突き落とされる恐怖があるのは、自営業の常でもある。

第一公園へ行く途中、毎年この時季の「小台公園」へ寄って桜を見るのが楽しみである。きっと今日あたりはちょうど見ごろなはず...。
圧巻の満開であった。

筆者の桜の趣味はもりもりモッコリ満開も良いが、少し風に散り始めてひらりヒラヒラ、花びらがちらりチラチラ舞い散る中で花見をするのが好きなんである。ビールの紙コップに一枚の花びらが浮かんでいる様子は誠に素敵な風情である。
下の横長の写真はiPhoneのパノラマモードでほぼ360度(正確には347度くらい)を撮影してみたもの。


しかし筆者的には手前に頭上の桜を画角に入れながら、遠景に圧巻のそれを配するこれがお気に入りなんである。

中学のサッカー小僧だった頃は舶来品のadidasなんて高価すぎて買えなかった。だいたいは鬼塚タイガー(今のアシックス)のサッカーシューズを穴があくまで履いていた。穴があいても親に新品を買ってくれとも言えず、我慢してボロボロになるまで履いていたものである。今は昔、すっかりadidasオヤジになった筆者。昨日まではスエードの赤のPUMAを履いていたが、今日やっとメッシュのadidas、Queensバージョンに衣替えなんであった。

さて北部大会である。今年から主旨を大幅に変更して大会規定を「野球を楽しむ」ことに舵を切ったそうだ。例えば1イニング打者6人までとかとか、5年生以下とかとか。東京とっかとかきょく。
Queensも参戦することになったんである。Queens来週はライオンズ杯が控えているので絶好の試合機会である。
絶好球を見逃した打者くんにTadaiさんが檄を飛ばす。
「オマエはそれを振るんだよ〜!次絶対行けよ〜!」
すると次の球を強振したらホームランをかっ飛ばしちゃったんである。
かつて連合などでMatsuiマジック、Ogasawaraマジックを垣間見てきたが、ここでTadaiマジックが炸裂しちゃったのだった。

Qベンチの29番は、Himari以来の復帰となるMochidaさんがデンと構える。息子娘を育ててくれた野球やQueensに恩返しをするために、今年難しいQの体勢(人数的に)にあえて29を背負ってくれたその男気に感謝なんである。28番は親コーチに背負ってもらうのがKoshimizuQueensの伝統、Jinushiさん。30監督は頭脳派智将のSatohさんの面々。
ちなみにスコアラーは29番よりももっとデデンと構える母会長Satokoちゃんである。


途中マウンドに登場はHina。対する花フラTadai監督の多大な粋な計らいで代打はHinaの弟くん登場。姉弟対決となった。

奇跡の姉弟のツーショット。

奇跡の姉弟父のスリーショット。

HFの圧勝ではあった。

試合のあとQ会長Sohmaさんから毎年恒例の6年生へのバチグロのプレゼント。グローブにはちゃんとピンクの英文でそれぞれのネーム入りの素敵なモノ。5人のキューティーハニーQ戦士が手を合わせるわけで。「宮前キューティーズ」は一昨年脱稿した筆者のささやかなブログ小説「月に雨降る」に登場するアレである。

試合後Karinの妹ちゃんが熱心に筆者謹製マグネットボードを見つめていた。このボードはネットを通じて過日兵庫芦屋の少年野球チームにもフルセットを作って送ったばかり。芦屋の少年野球美人母と実に素敵なメールでの交流があった。芦屋は筆者の敬愛する村上春樹の出身地でもある。

この4月からピッカピカの小学1年生となったKarin妹ちゃんに、Queens入るか?と周囲がニカニカ笑いながら追い込む。Sohmaさんは「契約金500円でどーだ?」筆者は「Qに入れば毎週アイスが食えるぞ〜」「すぐにレギュラーで来週から試合に出れちゃうよ」母たちは「ちょっとすぐに入部申込書持って来て」「ハンコいらないから、拇印でいいわ」

あっという間に拉致達成であった。こーしてまた一人キューティーQ姫の誕生であった。Karin父は仕事で不在だったが、その美人妻はニコニコ笑顔で容認しちゃう春のうららか土曜正午であった。

有馬のラーメン屋で「あさりラーメン+半チャーハンセット」の昼食を挟んでのち、フレンズ本拠地有馬スタジアムへ。子供たちがガンガン外野へかっ飛ばす打撃練習を見て心が緩む筆者。「おいおい、その打球試合で打ってくれよな〜」と笑いながら檄を飛ばすKaneda顧問。御意(ぎょい)である。実に同意しちゃう。

驚くほど急成長を見せる女子Anju。数年前入部当初は真正面に来た緩いノックのフライを「絶対ムリ!」と言って怖がり自ら避けて獲ろうとしない彼女だったが、今は積極果敢、野球が楽しくて仕方ないようだ。それがどうだろう、今では鋭い長打を連発するようになった。
「ぐわらキーーーーん」
鋭い金属音と共に青空に白球を追えば、有馬スタジアムレフト後方、倉庫屋根直撃の大ホームラン。昨年のRikoの時もそーだった。初ホームランボールを回収し記念にマジック記入。スタンドチェアに設置しインスタ映えするように桜の花びらを3、4枚散らしてみる。ん、待てよ女子だからハートマークを最後に赤で書き入れたいな。じっと見れば、おお〜!J球なんであった。ディンプルの窪みにハートマークをシコシコして完成なんであった。速攻フレンズLINEにアップ。(写真は実名を避けるため名字部分を白で加工編集)

2019年4月1日月曜日

サクラ2019

土曜はいよいよ宮前春季決勝なんであった。思いのほか寒い日、真冬並みの重装備で宮前少年野球のメッカ第一公園球場へ急行す。
本大会3位決定戦はモンタと花フラ、白熱の拮抗した展開であった。

今大会では投手の「投球数制限ルール」を鑑み、本部では試験的にこんなアイテムを用意。正式には次のジャビットカップから適用されるので、各チームにおかれましては、心に留めておかれたい。「特別延長」「申告四球」さらにこの「投球制限」。近年の野球界を激震させるルール改定。これらの文言がそのうち四字熟語辞典に載る日もそう遠くないのではないか。少年野球版2019流行語大賞にノミネートされるかもしれない。

筆者はこの後第四公園のQueensへ。のちに連盟速報で春季最終結果を知ることになるわけで。モンタ&ブラザース...いやモンタ&フラワーズは、それこそ特別延長の激戦の末にモンタ。決勝ウルフヤング戦はウルフとなった。この2チームは川崎大会へ進出。ぜひ頑張って欲しい。
※0402訂正=当初4チームと表記しましたが、正しくは2チームでした。関係各位には心よりお詫び申し上げます。
※連盟HPから

※なお、すでにご存知の方も多かろうけれど、Fujisawa副事務の力作、NishimuraDNAを継承した連盟HPは、この度サーバーの関係でURLが変更となった。4月から旧URLではアクセス出来ないので、以下の新URLからすっ飛んでいただきたい。ヘッドに宮前の月間スケジュールなども加わっているのでより使いやすくなったはずである。各チーム関係者4649哀愁なんである。

新宮前少年野球連盟HPのURL
http://miyamaejbl.main.jp/

さて、Queensである。
極寒曇り空の乏しい光ゆえ、せっかく満開の桜もちょっぴり冷めた絵に。でもQueensに来るとどこか温かい空気感を感じてしまうのは、筆者だけではあるまい。そーゆーところがQのQたる所以でもある。今年は選手人数を増やすことが大命題となっているQueensでもある。


松田優作のベスパでもなければ、デニス・ホッパーのハーレーダビッドソンでもない、嫁いだ娘の置いていったオンボロ原チャリで、いったん帰宅。駐輪場に愛馬を繋いですぐに徒歩で有馬小へ、てくてく、テクテク、テクマクマヤコン。この日はフレンズカレー大会&花見大会であった。例年なら近くの山田富士へ行き、大宴会花見大会となるんであるが、今年は練習もしたいとのことで、有馬小での開催となったらしい。桜は学校公園の場所や樹種によって案外大きく咲き具合が変わる。すぐ近くの公園の桜はまだ固い芽が多く三分咲きだったりもする。果たして有馬小の桜はどーよ?
満開であった。

母たち手作りカレー大会。年に二度ほど開催するフレンズ名物。他のチームでは豚汁大会などもあるだろう。甘口、中辛、辛口と準備されている。筆者はだいたいいつも中辛と辛口のハーフ&ハーフを二杯おかわりしちゃうのが常である。カレーに紅茶は実によく合う。同じインドを故郷とするだろうか。みんな「午後の紅茶」でモリモリ食べちゃう。(斟酌されたし)


「美味しいカレー、ありがとうございましたっ」

フレンズ伝統イベントとは言え、毎年母たち、子供やチームのために準備その他、色々ありがとう。実に美味しかった。ごちそうさまでした。「花と華」「桜と母」フレンズ母美女軍団である。

ちなみに約一年前、昨年5/5にカレー大会をやった時の写真はコレ。

この日は「第一公園、第四公園、自宅、有馬小、宮前平、鷺沼」なんであった。
有馬小からバスと電車で連盟懇親会、宮前平へ。来年の周年記念行事、筆者は記念誌担当スタッフとして招集されて行ったんである。火鍋をジャブジャブつつきながら来年へ向けての真剣トーク。新しい考え方も取り入れメンバー皆のコンセンサスを得て、大枠は決まった。

その後二次会は有馬繋がりでOhtakeさん、Nishiharaオヤジ、筆者のジジイ三人衆で駅前の居酒屋へ。「鳥つくね」を三本頼んだらまるで「ハンバーグ六人前」が来ちゃって食指が動かずゲンナリであった。誰も手をつけずに酒と会話だけが進むわけで。酔った勢いで連盟Nishimuraさんへ電話するNオヤジ。

アリコOhtakeさんは「目黒の豪邸」へ帰還し、Nオヤジと筆者は鷺沼駅前居酒屋で三次会。だらんだらん遅くまで飲み続けるのはNオヤジの昔からの悪癖である。それに付き合っちゃう筆者も同罪ではある。フレンズの苦しい時代を支え合ったOBオヤジ二人、互いに胸の内を吐露しつつ時は過ぎてゆく。酔った勢いでフレンズOBSugiyamaさんへ電話するNオヤジ。

昼から飲んでいる筆者、かなりベロベロ酩酊状態で帰宅の途についた。
宮崎台駅前の桜並木も見事であるが、鷺沼駅前のそれも毎年息をのむほど美しい桜なんである。しっぽり雨降る夜景で今年はあまり綺麗な写真ではないが、iPhoneで撮影。

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