昨日土曜は川崎市学童の大きな大会、全90チーム以上もエントリーする長期に渡る「たまなみ大会」決勝戦があったんである。奇しくもそのカードは宮前同士の対決、レッパVSウルフであった。宮前同様いつもの大死闘が繰り広げられたようだ。土壇場でウルフが追いつき6:6の同点になりタイブレーク突入、最後は満塁でWのNanakoがガツンと一発決めて優勝、9:10の凄まじい闘いだったようだ。我々宮少連としては宮前対決でしかも、素晴らしい試合を披露してくれたわけで、実に爽快で誇りに思うわけであった。
さて一夜明けて今日日曜は宮前区子ども会大会決勝戦である。これも昨日と全く同じレッパVSウルフとなった。なんと言う巡り合わせだろうか。このブログ普段なら2,3試合掲載の場合、写真は200〜300枚撮ったうち、1試合平均25〜30枚程度で合計80〜90枚程度に絞るんであるが、今日は1試合のみで気が緩んだせいか、ガッツリシャッターを切ってしまい、決勝戦1試合で60枚以上に。それ以外にも閉会式約20枚。まいっか、決勝戦はやはり特別なわけで。
●決勝戦 ウルフVSレッパ
決勝戦ということもあり、普段掲載しない写真も載っけちゃう。本部裏のウグイス嬢...これもこのご時世ハラスメントに相当するのだろうか。筆者はそうは思わない。敬愛の情を込めてウグイス「嬢」なんである。両チームの母の美声が、あたかも春先のウグイスの声のように第一球場に爽やかに響き渡るのだった。R.Tsukamoto、W.Fukutome両監督の熱のこもったシートノックの妙技も冴え渡る。
更にオマケ。審判団も紹介。マスクを被るのは審判部長Aokiさんはじめ他塁審ベテランの3名が決勝の重積を担う。初回先攻Wは三者凡退で無得点の幕開け。R先発マウンドはエース主将ではなく、兄弟のように風貌が似ている長身痩躯の速球派投手くん。
その裏のR軍の攻撃、その主将くんのバットに火がついた。初球をバット一閃(いっせん)すると、高々と上がった打球はセンター後方の樹木中段にブッ刺さる特大のホームラン。(写真赤い星印)いきなりの先制点を挙げ、この回合計3点をとり0:3とする。しかしさすがは百戦錬磨の両軍ベンチ、必要以上に高揚することなく、必要以下に消沈することもない。回はまだ初回だ。
2回白い狼軍が赤い火の玉軍団に牙を剥き襲いかかる。小さな敵失に乗じて打線に火がつき、猛攻猛爆連打の嵐。一挙に5点を返し、序盤に逆転に成功、5:3となった。まだまだ追加点の可能性あるも、一死からNanakoの鋭い打球はセカンドライナー、更に三塁へ転送されてライナーゲッツーの珍しいプレー。これもRの鍛えられた守備陣の成せる技だろう。
しかし赤い火の玉軍の真骨頂はここからだった。まずは2点を返して5:5の同点に追いつくやいなや、またしてもドカンと大きな花火が爆発、背番号2番くんの見事なスリーランホームランで一挙5:8と大逆転に成功、形勢を一変させたのだった。思わず渾身のガッツポーズするTsukamoto監督。W.Tomeさん、堪(たま)らずマウンドにNanakoを投入する。
W軍奮戦するもRの堅守に阻まれ点を奪えず。抜けたかと思われた二遊間のゴロを遊撃手主将くんがダイビングキャッチし一塁へ送球アウト。攻守に渡りチームを牽引する存在である。
4回は互いに得点ならず。レッパ攻撃打者はサードGJくん。GJって何?レッパのブロガー「ギャオスのジュニア」くんなんである。何やら策を授ける監督。ツカマジックの神通力が通じるか。大きなレフトフライはWの好守に阻まれた。試合途中で給水タイム。通常宮少連大会では酷暑の中、守備タイムが15〜20分続いたら気温を鑑みて臨機応変に給水タイムを設けている。今大会は攻守交代時に規定で設けているようだ。
W軍Nanako、この打席も抜けるかと思われた強烈なショートゴロを放つも、またしてもR主将くんが華麗に捕球し、自ら二塁ベースを踏んですかさず一塁へ送球。絵に描いたような一人ゲッツー完成。更に裏のRは1点追加しダメ押しとなり5:10のダブルスコア。
Nanako弟くんが痛烈なセンター前ヒットするもRが強肩発動し一塁へドンピシャの送球、バッターランナーをアウトにする見事なプレー。この試合W軍強打するも随所でRの守備力に屈した感もある試合だった。最終回W陣はやはり点が奪えずこのままゲームセット。
Rは昨日の雪辱を晴らしたことになった。試合後の恒例「帽子投げ」。いつの間にか野川の山奥から白髭の一人の仙人が降りてきて、ニカニカ帽子投げを俯瞰していた。以前このHirano仙人監督に聞いたことがあるが、B監の自分が手塩にかけて育てた子どもたちが、上級生になってAチームで活躍する姿を見るのは、この上ない喜びなんだと。「あんな鼻垂れ小僧だった子が、こんな凄いプレーをするようになって」と、目を細めるのは、おそらくレッパに限らず、また野球に限らず全国のBチームの監督や関係者の共通の思いに違いない。
ホームラン賞はレッパの2名で、しかも2本ずつ打っている。以前ブログに書いたあのボールも含まれる。
最後の行進であった。ついでにインスタ用に咄嗟に思いつきiPhoneで撮った動画もどーぞ。レッパが本塁に迫ってきた時に一眼レフに切り替えて静止画を撮る。サーカスの綱渡り。
恒例集合写真を。両軍とも上部大会でも遺憾無くチカラを出し切って存分に楽しんできてほしい。2025の梅雨は異例の早さで明けて、まだ7月初旬だというのに、来週はもう秋季大会の開会式。そのうち地球温暖化で10年後には、4月に秋季大会、9月に春季大会なーんて時代がやって来るかもしれないのである。一周回って元の鞘(さや)かもしれないが。

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