《世界の車窓から》
今日は広島から東へと向かう列車の車窓からお届けします。
「東へと向かう列車♪」といえど、華やいだ街でキミへの贈り物を探すつもりはないのである。携帯電話からブログを投稿出来る設定にしたら、こんな旅の途中でも日中ブログアップが可能に。前回は夜行バスからの投稿。《電話を切るボタン》を勢いで二度押して、一時間かけて書いた文章が、一瞬にして海のモズク、じゃない、海の藻屑と消えたのには悄然としたけれど。
昨日午後は酒都西条からローカルバスで45分揺られて配偶者の実家へ行き、用事を済ませて帰りもバス。路線は何十もの停留所があるのだけれど、ほとんど通過のスルーパス。乗り込んだのは筆者も含め4人だけの、愛すべき田舎のバス道中なんである。
写真1は、いかにもという感じの素朴な車内。これに室内全面に毛皮を張り込んで、田畑を疾走すれば《トトロ》に出てくる猫バスに変身できるのにな。
写真2は降車ボタン。
降りるためにはかなりの危険を覚悟しなければならないようだ(^O^)《危険…バスが止まるまで席を立つな…の下の部分が欠落したようだ…》
その晩は西条へ戻り、ホテル近くのファミレスで晩飯を摂取。ほどなく部活の団体とおぼしき高校生が25人ほど群れをなしてやって来た。お揃いのジャンパーには《県立広島》の刺繍。女子も数名ほどいたから、男女混合の部活といえば陸上部であるのは昔から相場が決まっている。春休みなので遠征か合宿だろうか。最初は女子だけ固まって座っていたのだが、女子マネージャーの電光石火の指示で席を分散させた。将来合コンの時は優秀な幹事になれるだろう。先輩後輩男女入り混じり、和気藹々と食事をする高校生を見るのはなかなか良いものだ。
それにしても驚いたのは、キョウビの若者は方言をほとんど話さなくなったことだ。筆者は地方へ行くとその土地の訛りを聞くのが愉しみなんであるが、全くと言っていいほど願いは叶わず。これは全国的な時代の趨勢かも。
彼等がオッサンオバサンに成長した頃は、1億3000万総標準語化した日本になっているかもしれない。ただし、大阪弁だけはしぶとく生き残るに違いないけれどね(^^ゞ
写真3は岡山あたりの車窓から。
これから別役実を読み、静岡あたりで居眠りこいてなければ、かつ天気が良ければ富士山の写真ものちほどアップしようかな(^O^)/