2021年5月26日水曜日

Mac 清水の舞台からバンジー

 思いつくままの徒然草的、日々雑感的、「晴耕雨読」的、「晴耕雨読」なんである。

いやはや御多分に洩れずガッキーロスだった。いつかはこの日が来ると思っていたが、よもや相手が星野源とは。いっそ公正取引委員会に提訴して「独占禁止法違反」で星野源を拘束して欲しいと願うのであるが、それではガッキーが悲しむだろうから、それは本意ではないのでそーゆー意味で諦めるしかないのであった。まだ俺には長澤まさみと本田翼がいるではないか。

先週末は野球ネタがなく、そんな時は個人的由(よし)無し事を書いてしまうのであるが、このところ何かと仕事以外の別件で忙しく、ついに土日はブログを書かずじまいであった。せっかくアクセスした方には申し訳なし。今日は所用で何十年ぶりかで渋谷の青色申告会に行ってきた。昔恵比寿で設計事務所を開業し渋谷税務署に開業届を出した関係である。誠実な高額納税者ではないかもしれないが、勤勉な少額納税者ではある。公園通りやタワレコあたりや宮下パーク近辺はいつもの人通りよりは減少かと思えるものの、どー見ても不要不急だろと思える韓流スターやK-POP風な格好の若者たちが、結構平気でウロチョロ闊歩していたのだった。もっとも彼らから見れば筆者も「オッサンは家でテレワークでもしてろや」と思ったのかもしれないが。山形を第一の故郷とすれば、第三の故郷は宮前有馬の今の住処(すみか)、では第二の故郷はどこかと言われれば、二十代からずっと過ごしてきたこの渋谷や恵比寿だ。19歳で初めて夜の渋谷に来た時は、駅からちょっとしか離れていない道玄坂やスペイン坂あたりでも真っ暗だったのである。光陰矢の如し。

さて以前ここでMacの調子が絶不調で窮地に追い込まれた話を書いた。Macが使えないと死活問題なんである。会社員はパソコンが壊れれば会社が新しいのを支給してくれるが、自営業者は泣く泣く自腹で(当たり前か)買い換えるしかない。それも覚悟の上のフリーランサーである。筆者はもう一度生まれ変わってもWindowsではなくMacを選ぶ。食わず嫌い的な要素もあるけれど、自分にとってWinはあり得ないと言えるほどのMac信奉者なんである。デザイン関係やクリエイターはほぼMacである。しかし全てにおいてWinを凌駕していると思う筆者であるが、それでもMacの弱点は二つある。1=値段が高い。2=MacOSが更新されるとアプリもアップデートしないと使えなくなる。しかも毎年である。しかも筆者が設計で使うVectorworksというソフトは自営業者にはベラボーに高額なんである。

一ヶ月前、清水の舞台からバンジージャンプしちゃうくらいの覚悟でMacを買い替えた。中古である。中古と言えどMacは需要があるのであまり安くならない。以前までは2013年21.5インチMacだったが、今回は2年落ちの2019年27インチ5Kレティーナディスプレイ、HDDではなくSSD換装済みの中古としては傷もなく申し分ないスペックにした。USBポートは当然Cタイプ。これまではメモリ不足に泣かされてきた経験値を糧に、別途メモリを増設し思い切って16GB2枚追加し合計40GBに。

使ってみてどーだったか?全てにおいて速くて美しい!江戸の飛脚が東海道を走るのと、リニアモーターカーに乗っているのとの差がある。以前のMacも十分速かったけれど、瀕死の状態から比べたらの話である。つい最近まで三途の川原を徘徊していたのが嘘のように、霧が晴れて爽やかな朝の高原に舞い降りたかのような気分だった。あるいは高温多湿のアマゾンのジャングルを数週間這いずり回りヘビやワニと格闘した後、美女同伴の高級ホテルで綺麗さっぱりシャワーを浴びた後の爽快感みたいな。(経験ないけど)

MacOSもCatalina(カタリナ)から最新の愛称BigSir(ビッグサー)というOSVer11にアップデート。米国西海岸の途方もなく長いハイウェイに因んだ名称である。こんな道をごっついタイヤのJeepかハーレーダビッドソンかスーパーカブで疾駆したらどんなにか爽快だろうと妄想するだけで爽快になっちゃうのだった。

さて問題は仕事で使うCAD設計ソフトVectorworksである。ナイアガラの滝から素っ裸でダイブする気持ちでこれも最新のバージョンに。一番安いVectorworksファンダメンタルで33万円、最上位のVectorworksデザイナーに至っては50万円もする。マリアナ海溝の1000メートル海底に酸素ボンベなしで降下する覚悟で、ファンダメンタルを分割払いで購入した。前述したようにMacOSが最新ならVectorworksも新しいバージョンでないと使えないんである。ただし以後毎年更新しなくとも数年間は使えるし、いっそOSもVectorworksも互いに更新しなければずっと使える。あと何年Macで仕事ができるかを見据えた末の決断だったんである。

最新Vectorworksにしてひとつだけ物凄い怒り心頭、怒髪天をつくほど立腹した点があった。いささか専門的になるが、平面図を描くときによく使う重要なツールに「壁ツール」というのがある。例えばLGS65mm+ランナー2mm+PB12.5t×二層両面=壁厚117mmという設定をし、これを使って縦横無尽に平面図の壁をスイスイ描く機能なのだが、これが忽然と消えていた。ネットで調べるとツール自体が削除されていた。このツールを利用するにはもう一つ上の高いバージョンを購入せよということだった。「そんなの聞いてねーよ!」と愕然となった。一個上のバージョンにするには更に11万円を払わねばならない。もう払えない。てか、払いたくない。なんとか頑張るしかないんである。

現在は宮前連盟30th記念誌の仕事もこれを使ってサクサク進めている。

なんとか頑張るしかないんである、Part2なんであった。

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2021年5月16日日曜日

冷静と情熱のあいだ

 JA共済杯、境川遊水場ドームでの宮前Queens参戦なんであった。夏が来れば思い出すのは、遥かな尾瀬と昔から決まっているが、ここ境川に来ると思い出すのは、2015年フレンズが破竹の勢いで全国大会に行った年、この境川で雨中戦の死闘を演じたことだった。写真をワンカット撮れば雨粒が100万粒くらい写り込むほどだった。

今年の境川も今にも空が泣き出しそうな雨模様、曇天のもと広大なBグランドで開催となった。対するは県央ガールズ。全員6年(?)かと言うビッグなチーム、中にはもう中学生じゃないのってくらいの選手もいるわけで。

試合前にはtvkをメインにNHK、民放各局、ABC、CNN、BBC、BCG、BMWなどの報道陣に囲まれて取材となった。

先発マウンドは6年生Rana。父母は第一公園でのウルフVSサンダースの戦況も気になるところではあった。途中まではサンダース優勢の展開だったのだが...。

初回表KGは1点先制し、その裏Qの反撃。切込隊長主将Tohkoのバットが唸りを上げて一閃すると、打球はレフト前クリーンヒット。その後4番Momoのまたしてもレフト前タイムリーなどで2点得点し逆転に成功。素晴らしい展開となった。Qは大会数が少ないので全員の打席を掲載。※以下の写真で白い粉のように写っているのは折しも降ってきた冷たい小雨である。レンズに付着した小麦粉ではないので悪しからず。

ところがであった。2回表はKGにとってビッグイニング、Qにとっては待てど暮らせど攻守交代とならず、延々とKGの攻撃が続く展開となった。KG6年連合VS現Queensのチーム事情では致し方なし的な、情状酌量の余地はある。

その裏Qは相手四球失策やTohko内野安打などで1点を返す。

燃えろイイ女は世良公則のヒットソングだが、こちらは吼えろイイ女、Momoであった。ベンチUeshimaコーチから大量失点の暗い空気を吹き飛ばさんと、「Momo、吼えろ!」と声がかかると、Momoが本領発揮、持ち前のいつもの大声で雨空を吹き飛ばさんとする大音声(だいおんじょう)が響き渡ったのである。

最終回にもQは得点し、終わってみれば毎回得点の合計5得点....ではあったのだが、KGのそれは遥かに凌駕し結果は16:5のコールドであった。冷たい雨のコールド、筆者も半袖Tシャツで雨に濡れそぼりコールド感満載だった。

試合後反省ミーティング。監督Satohさんが良いことを言っていた。要約すると「サッカーやバスケと違って野球は試合中にプレーが止まる時間が多い。エラーしても下を向かず引きずらず、その時間に気持ちを切り替えることが肝要だ。ずっと引きずっているとまた次のエラーを誘発するから」...うーむ、中学時代サッカー小僧だった筆者、思い当たる節があった。常にほぼ間断なくボールを追いかけているサッカーでは、点を取られて劣勢の試合では焦りが募り冷静になる暇がなかった。現代のサッカーレベルは格段に進歩してるので、そーゆーことも解消できる指導法もあるのだろうけれど。

「冷静と情熱のあいだ」は辻仁成と江國香織の男女連作の小説だったが、「冷静は情熱に変える」ために必要な行為なのかもしれない。

しかしそれにしても、勝っても負けても5分後には屈託なく明るく笑っちゃう今季のQueens姫たちではあった。

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