2012年4月18日水曜日

野球マグネットボードQueens編

前々回の野球マグネットボード(BMB)仙台編に引き続き、宮前Queens編である。遡ること少し前、連盟事務局Nishimuraさんが出身の古巣である富士見台ウルフにこのマグネットボードを個人で寄贈。その時かたわらでそれを見ていた副会長、いやQueens代表Kasaharaさんが例によって即決、Queensにも作ってよ、となった。

写真や名前などのデータをメールでもらい、仕事が終わってから夜中にかさこそMacで作業。このへんの詳細は「仙台編」に詳しいので割愛するけれど、仙台の時はスポ少のチームで背番号は入れないでほしいとなったし、このQの場合も背番号は不要とのこと。そう言えば有馬子ども会も番号は大会ごとに変えるんだそうだし、ヤングに至っては番号は五十音順と先日知ったばかり。チームによっていろいろである。「背番号」って、我々指導者が思っている以上に、子どもや父母にとっては大きな意味があるんだよね。自分の息子娘がチームにいた頃、背番号をもらう時、本人たちよりワクドキしたのは他でもないオヤジ筆者であった記憶が蘇る。

一枚一枚の写真を四角くまたは丸く切り取るために、Mac上でドカンと拡大し加工してゆく。QのKitamatsuお母さんからもらった選手の顔はみんな可愛い。掛け値なしに本当にいい笑顔をしている。また、これは基本子どものためのボードなんであるが、イタズラ心というかささやかなプレゼントで、本来作らないコーチングスタッフ(ベンチスタッフ)のプレートも制作することに。6年生を送る会で撮った写真が活躍。

データ完了し、翌晩今度はいよいよ印刷。ステッカーフィルムに最高画質でプリントアウト。出てきたぞ。....はあ?
最後のロゴステッカー部分が途中からドピンクになっちゃった。例のアレである。プリンターのインク切れであった。急遽インクタンクへちゅるちゅる詰め替えインクを補充し印刷やり直し。トホホなんである。

仙台編同様、紫外線カットフィルムの圧着、次にポリプロピレンの圧着、更にマグネットシートに圧着。この紫外線カットフィルムの圧着が一番神経を使う。少しでも気を抜くと、気泡が入ったりシワになったりで失敗し材料はゴミとなり、印刷からやり直しなのだ。筆者は長年の経験値からマニュアル通りにはやらず、独自の生成方法を考案している。インスタントコーヒーが粉末からフリーズドライ製法を発明したかのごとく。失敗は発明の母なんである。これを一級カッター士が長年の経験から編み出した独自の手法でカット。駆け出しのはな垂れ小憎には真似出来ないのだ。ガハハのハなのだ。(半分ウソ、半分ホントである)

艱難辛苦・臥薪嘗胆、やっと完成である。ふう〜。

一念発起で広報部長として別個にステッカーも作った。
今回のやつは個人限定で使えるもの。Qのロゴの横に一人ひとりの顔写真を入れた、世界にひとつだけの花.....ではない、世界に一枚だけのステッカーである。子どもたちや父母に喜んでもらえたら本望だ。

今週土曜はQの大会がある。Kasahara代表から広報部長として出陣の要請あり。筆者も機会があれば是非応援しに行きたいとかねてから思っていたので楽しみにしている。フレンズコーチなのでフレンズ優先ではあるけれど、幸い土曜は試合がないし、渡りに舟である。ところが昨日新しい仕事が入ってきて雲行きが怪しくなってきた。毎年のことだけれど、GWもカレンダー通りには休めそうにないかも。
なんとか調整してQueensの晴れ舞台には行こうとは思うけれど。
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2012年4月15日日曜日

努力は君たちを裏切らない

村山実杯の日曜である。対戦するは高津区の新作第2少年野球部。前評判によると爆発的圧倒的絶対的な力はないものの、選手一人ひとりが野球をよく知っていて、良く打ち良く守り良く走る手堅いチームとの情報を入手。試合運びも評判どおりで、しかも礼儀正しい子どもたちであった。
試合会場は末長小学校ドーム。トイレも洋式でピッカピカのおしゃれな学校である。
どんだけオシャレかと言うと、体育館の屋根には早春のやや冷たい風を受て、「サクラ舞い散る中で...ひゅるり〜ら♪」と風見鶏が回っていたのである。(ワカリマスネ?)

2回3点先制されその裏。筆者のスコアブックの上にひゅるり〜らとサクラが舞い降りてきた。

フルスイングで小さい子でもよく打つチームだった。5回表終了時で6:0のまたしてもコールドペース。「負け癖」付くならまだしも「コールド負け癖」が付いてしまったんではたまったもんじゃないわけで。裏のフレンズ攻撃でかろうじて3点を返す。2アウト走者無しから四死球+暴投がらみ+Inoueのタイムリ−ツーベース。しかし結果は9:3の完敗.....。

ベストプレイヤーは2安打2打点のエースInoue。
それと...Shouya。トップバッターとして3打数2安打は賞賛に値する。未だに3,4年生くらいの体格でどうしても力負けしてしまう彼だったけれど、最近やっと投球に打ち負けないバットスイングが出来るようになった。去年までボテボテの内野ゴロが、最近はライト線を鋭く飛ぶ打球が打てるようになった。目を見張るものがある。そのことをあとでShouya母に言ったら彼女からこんな答えが....。「おまえは身体が小さく非力なんだから、もっと体を鍛えなきゃダメよ」と言ったそうな。チームOBの兄の監修のもと、今年から自宅でダンベルと握力を鍛えるトレーニングをし、素振りにも熱が入るようになったそうだ。どうやら効果が顕(あらわ)れてきつつあるようだ。筆者得心す。最終学年の年、頑張ってほしい。
今、ここまで書いてふと、連盟記念誌に載っていた富士見台ウルフのチーム紹介ページにあった手書きの言葉が思い出された。Ogasawara監督の直筆かどうか定かではないが、達筆のペン字でこうあった。
「努力は君たちを裏切らない」

異例ではあるけれど公式戦のあと、同じ新作第2さんと主力を外した練習試合を敢行。結果は7:4で勝ち。先発Mamoru、二番手3年生のRuiのリレー。

サードを抜けたゴロをショートMamoru(後半)がカバーし一塁アウト、2打点のRui、外角を逆らわずレフト線に2塁打を放ったHiro、...。
特筆のベストプレイヤー賞は、初打点を挙げたToyodaだ。
他の子に比べ入部からまだ日が浅く、マイペースタイプでコーチ陣の指導どこ吹く風といったキャラの子であったが、守備も打撃もなんかこのところ進歩を感じる。本人も野球が楽しくなってきたようだ。タイムリー2塁打を放ち2塁に着塁した時の様子を、のちに「すんげえ〜嬉しそうな顔してましたよ」と言ったのは、2塁塁審をやったSuekiコーチの言葉。そう筆者に教えてくれたSuekiコーチもすんげえ〜嬉しそうだった(^^)
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野球マグネットボード仙台編

3月下旬、ブログをご覧になった方からメールをいただいた。
先日も書いたけれど仙台のスポーツ少年団のHondaさんである。スポ少のことは詳しくないけれど全国規模のしっかりした巨大な団体である。愛子(あやしと読む)スポーツ少年団の事務局長をやってらっしゃる方であった。
野球マグネットボード(略してBMB)のお問い合わせである。

毎年一年に一度くらいの割りでこのBMBのことを書いているのだけれど、先日書いた「富士見台ウルフ少年野球クラブ」のブログを見てメールされたとのこと。個人で購入するにはお高いと思うので、部費での購入をお奨めした。部員数×数百円集めるか、または連盟Nishimuraさんが言うように、オトナ飲み会でオヤジたちからちょっと多めに徴収するとかすればいいかもである。筆者、本当は定価を安く設定したいのであるが、一個一個手作りで時間も労力も相当消費するのである。ワンセット全部作り終え洗面所の鏡を見ると、そこには竜宮城から戻った腱鞘炎ぎみの脱力系浦島太郎がいるんである。減ったのはお腹と黒髪の数。増えたのはシワと白髪の数。たとえ定価でも大失敗したりしたら作り直し、材料原価を引いて時給換算するとマクドナルドの女子高生バイト程度以下だったりして。そんなわけでやむなく不本意ながら有償にて全世界に絶賛発売中なんである。

同じ少年少女野球に携わる同胞に喜んでもらえたら嬉しい。
子どもらが目を輝かせて楽しくいじって野球が好きになったらもっと嬉しい。
Hさんからは速攻メールが返ってきて購入しますとのこと。
仙台ということもあり、被災地支援のほんのささやかな気持ちから送料、etcを無料にして定価も割り引かせていただいた。もし将来岩手・宮城・福島から注文あれば同条件で請けさせていただこうと思う。

(※Hさんの了承のうえで写真掲載します。基本このブログ、いい表情の子どもの写真をたくさん載せたいと思う半面、個人情報、プライバシー権云々のはざまで逡巡しながら掲載しています。よって自主規制として写真とフルネームの組合せはNGとし、姓か名どちらかだけの表記としてます。写真中のボカシはそれに拠るものです。あしからず)

Hさんから送付していただいた、パワポに貼付けた写真をフォトショで切り取り加工。なんといっても東北の子どもたちの笑顔が実にいい。特にKiyoharaくんの表情が筆者のお気に入り。なんだか北国の雪解けの小川のせせらぎが聞こえてきそうだ。ココロの底がゆっくりほっくりしそうな。

それらをAdobeのイラレに配置。Excelでの名前データを開きイラレに取り込む。ロゴも随所に配置する。打順ボードと守備ボードにもロゴを貼付ける。ここまでのデータ制作でアタマのMac作業は終了。黒髪が37本くらい散っていった。

ここからはチカラ技での勝負。力技といってもフィルムを基材に貼り込む作業は神経を集中しないと失敗するんである。精神力と力の両方を必要とする。フリーザと魔人ブーを合体させちゃうのだ。カッターナイフでの打順プレートを切る作業はその最たるもの。日本カッターナイフ技能認定協会の一級カッターナイフ士の資格を持つ筆者でも至難の技なのだ。

更に守備ボードの丸いマグネット制作。ステッカー印刷したものを選手一人ひとりヒグチカッターで....いや、サークルカッターで切り抜く。熟練の錬金術の老練な手練手管で...さて「練」という漢字いくつ使ったでしょうか?ほんの練習問題です(^^)/

だいぶ前にウルフのBMB制作後、新たに素材を購入しに街を徘徊。ベースになるホワイトボード、もっといいのがあった。ひと回り大きめでガッチリしているし卓上に立てることも可能。原価はアップしちゃうけどまいっか。ウルフNishimuraさんゴメンナサイ。これがスッポリ入る厚手のキャリングケースも発見。チームロゴを貼って完成。ここまでで白髪が37本くらい増毛していた。

完成後仙台のHondaさんへ先週の土曜日に間に合うようにゆうパックで郵送。
大好評だったとのことでした。良かった。嬉しい。黒髪が2,3本増えたような気がした。今回は5,6年生のみ30人分を制作したけれど、今後下級生のぶんも依頼されたいとのこと。
実は今日日曜、もう一つ別のBMBを完成させて手渡したばかりなんである。次回は我れらが女子野球「宮前Queens」のBMBのブログを書く予定。
ん、しかし明日は村山杯か。ならば次次回になっちゃうかな。
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2012年4月12日木曜日

ちいさな建造物

「本業はナンデスカ?」と問われれば空間デザイン・設計業務なんである。
ご存知のように建築業界の構造不況が叫ばれて久しいのだけれど、この店舗内装業・インテリアデザイン業界もその例に漏れないんである。だから少年野球やこんなブログにウツツを抜かしてるヒマがあったら、営業に東奔西走し、靴底を減らして額に汗しなきゃいけないんでもある。
しかしながら、少年野球やブログ、その他の事どもは筆者にとって、砂漠で見つけたキンと冷えた一杯の水のようなもの。週が明ければまた砂漠を彷徨(さまよ)う元気が出るというものである。少年野球に携わるオトナの読者諸兄も似たようなものではないだろうか。

TeshimaDesignWorksの事業案内冊子プロフィールの業務内容ページ。
1.空間デザイン・設計業務一式
2.サイン計画・ディスプレイデザイン
3.ロゴタイプデザイン
商業空間のデザイン、パース制作、設計、設計監理だとか、トータルサインシステムの構築だとか、ショップ・企業のロゴデザイン、イラストレーション制作、キャラクターデザインだとか、とかとか....。とうきょうとっかとかきょく。

昨年の大震災を契機に私たち宮前区少年野球連盟で募金をつのり、宮城県名取市に野球用具を送らせていただいた。その際、安い材料で既製品の木製の箱を組合せながら募金箱を作ったんである。
宮前野球のメッカ第一公園ドームと第四公園スタジアムに設置していたけれど、安かろう悪かろうであった。まさに安普請。(※豆知識=普請(ふしん)とは建物のことをいう)風雨に耐えきれず古くなり使用に耐えなくなった。反省しきり。このところ謝ってばかりの私なんである。連盟事務局と話し合い新しく作ろうということになった。願ってもないリベンジである。

「本業はナンデスカ?」と問われれば空間デザイン・設計業務なんである。
あれっ、最初に書いたか(^^)
CAD(パソコンで図面を描くソフト。筆者はVectorWorksを使用)で図面を描くのはお茶のこさいさい、朝飯前のラジオ体操。ちいさな箱といえども視線を変えれば立派な建造物だ。ピラミッドやアンコールワットや法隆寺ほどの歴史と威厳はないけれど。昔の大工は自ら筆で図面を描き、建設に着手したんだそうだ。法隆寺の宮大工、西岡さんもそうだった。
だから筆者もこれでもかっ!と言わんばかりに渾身のチカラを込めて図面を引いてみたんである。(普通この程度のことで、こんなことしない)
この次は魂を込めて建立するのだ。
おこがましい言い方を許していただけるなら、被災地の方々に思いを込めて。
この建造物が完成した暁にはこのブログでまた紹介してみたい。
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2012年4月11日水曜日

嬉し恥ずかしモグラの穴

宮城...仙台、名取、気仙沼etc...よっぽど縁があるのかもしれない。
先日「富士見台ウルフ少年野球クラブ」の野球マグネットボードを制作した話を書いた。偶然ではあるけれどちょうどそのとき、小ブログを見ていただいた仙台のあるチームの事務局の方からメールあり。
「野球マグネットボード、作戦ボード、探していた理想に近いもので是非発注をお願いしたい」....ありがたいことです。
仙台の愛子(あやし)スポーツ少年団のHさんからであった。受注後すぐに震災復興支援のささやかな気持を伝え、定価をダウンさせて請け負うことに。何度かのメールのやりとりで制作にかかり、やっと先週完成、金曜に仙台へ送付。Hさん、とても真摯な方で心が洗われる気がした。月曜にきた返信メールを抜粋。

T様
作戦ボード届きました!
想像を超えた素晴らしい出来栄えに驚いております。
早速、練習試合で使ってみましたが、監督、コーチ、保護者から絶賛の嵐でした。
今後も下の学年の選手など依頼させていただきたいと思いますので宜しくお願い致します。

制作者として、喜んでいただけたことが最大の喜びである。
逆にありがとうございます、と。被災地の方に、被災地の子どもたちによろこんでもらえたなら本望。
このボードの件についてはいずれ写真付きで紹介したい(Hさんの承認済み)

もうひとつ、恥ずかしいけれど嬉しいこと。
これも先日の小ブログで「鷺沼ヤングホークス」の背番号のことを、何も知らぬ筆者がまことしやかに想像で書いた。その後ブログを見た数人の方から「ヤングの背番号はあいうえお順ですよ」とのご指摘。これまたありがたいこと。
更に前回の「インターフェア(妨害行為)ではなく不正打球」の件。
これもスコアラーとして穴があったら入りたいくらいの、初歩的間違いである。
近所にモグラの穴があれば、出来れば一緒に入ってしまいたいくらい。
モグラとそこでしばらく同棲してもいいくらいだ、ほとぼりが冷めるまで。モグラくんは迷惑だろうけど。
ご指摘いただき本当に感謝である。なぜならあのまま誤った記述のまま掲載されることのほうが、筆者にとってはそっちのほうがよっぽど恥ずかしいことだからだ。
「訊くは一時の恥、訊かぬは一生の恥」に通底。
だから「裸の王様」にならずにすんだわけで、指摘して下さる方がいることだけでも嬉しいことなんである。

ブログに分らないことを書く時は一応Netなどで調べてから書くのだけれど、どうしてもぴたりヒットせず時間的にままならぬこともあり、見切り発車で書いちゃうこともしばしば。

これからも皆様、ご指導ご鞭撻よろしくお願い致しますなんである(^^)
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2012年4月10日火曜日

栄枯盛衰盛者必衰

日曜は桜満開の下でお昼ごはん。今年はスケジュール上、花見は叶わなかったけれど、せめてもの良い気分の時間を過ごした。

関団連の試合である。開催球場は藤沢明治小。対戦相手は先日途中からの雨でノーゲームとなった長後キングドラゴンズとの再試合。略せば「キンドラ」。キングギドラではない。因にBチームの名前は長後スーパードラゴンズらしい。マジかっ!いったいどっちが強いのか分らない、恐ろしい名前ではある(^^)
第三京浜経由、明治小スタジアムに到着。
折しも宮前勢、同胞の宮崎台バーズさんが試合中であった。しばらく観ていたが残念な結果に。Kobayashi代表やOgawa監督の表情も快晴に反して曇りがちであった。昔のバーズも昔のフレンズも強豪同士でシノギを削った仲だったけれど、栄枯盛衰・盛者必衰の理(ことわり)ありなんである。

試合開始。
1回表Fの攻撃は三者凡退、その裏のKの攻撃、先頭打者が相手エラーで出塁し盗塁送球ミスがらみで3塁まで進塁。打順は2番U選手。1ストライク後の2球目をスクイズバント決行す。見事決まり3塁走者帰還し先取点.....
.....と、思ったら主審が大声でナニカ叫んでいる。
「○△※♯☀☂♨〜っ!バッターランナー、アウトッ!3塁走者は3塁に戻って!」
「俺がルールブックだ」と言わんばかりの大音声(だいおんじょう)の判定コールで、一瞬何の事か分らなかった。
Yanagisawa代表だけは瞬時に理解しており「儲け儲け!」を連発。すかさずベンチ入りしている隣りの代表に訊いてみる。....どうやらバッターボックスを踏み越えてバントしたらしい。つまり「守備妨害」いわゆるインターフェアーというやつだ。
帰宅後一応ネットで調べてみる。インターフェアー=Interfere with a Player=IPと略す。捕手への妨害行為と見なされるのでスコアブックへの記述は「IP2」となる。(Interfere=妨害)。因に「MI2」はミッション・インポッシブル2のトム・クルーズなんである。いらん情報でした。

(※ここからの記載は翌朝書いてます。朝、松風スラッガーズさんのスコアラーTawaraさんからメール有り。これは守備妨害ではなく反則打球ではないかと。
改めて「競技者必携」を繰ってみた。あったあった。六・00打者の項の問20に対する答=反則打球で打者はアウトで走者を塁に戻す、と。今度はネットで再度調べてスコアの記入はIP2ではなく単に「×」を入れる。
スコアラーとしてお恥ずかしい限り。先のブログの誤り部分を全面削除することも出来たけれど、自戒を込めてあえてそのまま掲載。松風Tさん、ご指摘ありがとうございます。)

とはいえ、その後3番打者にセンターフライを打たれ、タッチアップから走者生還し結局1失点である。
四死球も少なく失策も2であったにもかかわらず、結果はコールド負けを喫す。
単打・二塁打・三塁打のオンパレードであった。

さて気分一新してベストプレーヤーは6年生のShohya。
1年生の時から兄貴にくっついて入部し幾星霜。小さな体で真面目に練習してきた。皆勤賞も獲ったこともある。体格が華奢なゆえの非力さが目立つ打撃であったけれど、押し込まれながらもこの日はよく頑張った。トップバッターに起用された2打席目。2ストライクを先行され後がない。いつもならキリキリ舞いの三振か、凡打で終わったはず。しかしそのあと6球連続ファウルで粘り、結果1,2塁間を痛烈に破るヒットを放つ。我がフレンズ軍唯一のクリーンヒットである。今後も期待しちゃうぞ。頑張れShohya。


有馬ドームに帰ったのは以外にも夕方早め。ならば予定外で一丁夜桜見物で一杯やるべえか、との声が上がるものの、いつのまにやらフェードアウト。
近年フレンズ花見は雨にたたられているので、今年は!との思いがあったけれど。
来年こそは勝ってサクラの下でうまい酒を呑みたいものである。
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2012年4月8日日曜日

サクラ

春と言えば桜。さくらと言えば一郎。イチローと言えばライト。ライトと言えば照明。照明と言えば明るい。明るいと言えば希望。希望と言えば春。春と言えば.....やっぱり桜なんである。ほぼほぼ満開に近い8分咲きといったところか。
写真は横浜某所の公園の桜。

天気は快晴なのにすごく寒い一日、今日は読売巨人軍のジャビットカップ宮前予選の日。試合前に行われたのは春季大会の閉会式である。先の爆弾低気圧の影響で日程が延期になり少ないチーム数での閉会式になったけれど、優勝旗、カップ、賞状、メダルの大盤振る舞いは健在であった。
主役の子どもたち、連盟役員、会長、裏方の事務局、各チーム指導者を一枚にまとめてみたけれど、保護者の写真が抜けていた。片手落ちとはこのこと。


ジャビットカップは宮前区少年野球連盟が縁の下のチカラ持ち的に支えている、読売巨人軍主催の大きな大会である。その出場権をかけた試合のカードの相手はよりによってお隣の盟友鷺沼ヤングホークス。宮前名物監督の一人Kurosuさん率いる強豪軍団。
メンバー表を見て...ん、.....待てよ。
半分は背番号が2ケタである。ベストメンバーではないということか。
それでも試合結果は想定内の負けではあったけれど、もっと覇気のある内容であって欲しかった。ところがコールド勝ちを収めた相手ヤングも3安打しか打ってない。少年野球に携わる方ならおわかりだろう、うちの四死球と失策で自滅のパターンであった。それにしても3安打....?強力ヤング打線がヒット数が少ないのは四球が多くて打ちたくても打てなかったのではないだろうか、というのがスコアラーの解析ではあるけれど、一方で、背番号2ケタの選手が多かったこともその一因かと邪推する。ヤング打線はこんなものじゃないはずだ。
次の対戦相手(になるであろう)のリトグリさんのYコーチたちが、中年探偵団として戦況をみつめていた。
ベストプレイヤーはサード横の安打で唯一の打点を挙げた4年Hiro。
数度の満塁の場面でも、大きくはずむ難しいバウンドを落ち着いてさばきアウトカウントを稼いだ3年生のRuiのふたり。



試合後、車で移動した先は横浜の某所公園。
ここが冒頭の写真の「桜」の在処(ありか)である。のんびりと老若男女が楽しそうに花見をしていた。筆者は人が楽しそうな顔をしていると自分も嬉しくなるタイプであり、決して人が楽しそうな顔をしていると妬(ねた)ましく思うタイプではないので、幸運にも忌まわしい試合結果を片時でも忘れることが出来た。

春うらら。当然気分は高揚するも、公私共に問題を抱えちょっぴりナーバスになっているのは、桜の放つ独特の妖気のせいか....。
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