2015年1月10日土曜日

白球

いよいよ2015年が始動したんである。まずは先日紹介した有馬神明神社での必勝祈願。皆より少し早めに着いた筆者は、例によって小振りながらも精緻で凛とした建築の素晴らしさに見惚れるわけで。世界最古の木造建築は奈良の法隆寺である。釘を1本も使わず木組みだけで風雪に耐え今世紀まで現存している建造物。日本人の知恵が生み出したものだ。
そうだ、生まれ変わったら宮大工になろうかな。

まずは必勝祈願。ついでに優勝祈願に恋愛成就、安産祈願と家内安全、交通安全、無病息災、天下太平、世界平和まで祈願しちゃったら神様に嫌がられるだろうか。
筆者は全然信心深いほうではないが、一昨年はチームに怪我や事故がないようにと、更にマーゴのMinamiの健康を祈ったものだった。まさに神頼みだった。

もうひとつフレンズ伝統の階段ダッシュ。学年に合わせて階段を往復する新年の恒例行事。正月、安穏と過ごしたであろう体にはいきなりの酷な洗礼。スイッチがばちりと入る。

ここでの集合写真はフレンズ公式ブログに一年間掲載される。体調悪く欠席だった子もいるがこのメンバーで今年を戦うことになる。今年は各方面から期待されるフレンズであるが、果たして......。

このあとは皆で雑煮を食べる大会なんである。近年は有馬小や地域の施設「アリーノ」で開催だったが、今年は急遽下有馬不動尊を借りてのお昼となった。昔のフレンズを想いだす。当時は祝勝会や卒団式などはいつも団地の畳敷きの集会場であった。あぐらをかけば隣りのオヤジと膝が密着しちゃうような狭さ。袖振り合うも他生の縁。(これ最近のブログで書いたっけかな?)それはそれで楽しかった思いがある。
雑煮はうまかった(^-^)準備の母たちありがとう。

有馬小へ移動。いよいよグランド開きである。ダイヤモンドとピッチャープレートの5ヶ所の半紙に塩とお神酒を置いて。

代表の訓話、と言えば古くさいだろうか。今年の意気込みと勝負に対する気持ちの有り様などの話をされた。けっこう真剣に聞き入る子どもたち。.....小さい子の理解度は別として。
練習開始。ランニング、柔軟、ダッシュ、キャッチボール....。今年も始まった。

練習中、雲一つない青空を見上げて、ふと、こんなことを試みた。
左手にボール、右手にオート設定のデジカメ。ボールを空に向かって投げ上げる。右手だけで持ったカメラのシャッターを勘で切ってみる。ボールが落ちて来る瞬間は以外と早く両手に持ちかえる暇はないんである。そんなこんなで数回チャレンジしたけどピンぼけだった。ならばと、あらかじめグランドの地面にピントを合わせて焦点距離を2,3mに固定し、その状態で空へ向けてボールの落ち際に合わせてシャッターを切った。

今年、この白球は青空を切り裂きどこまで飛んでいってくれるのだろうか。
どのチームの野球少年少女も、誰よりも遠くへこの白い球を運んでほしい。
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2015年1月8日木曜日

LIFE!とユキヒョウ

新年早々、昨年の話で恐縮なんである。少年野球がらみのブログはまだグランド開きもやっていないので、当分は強迫観念にとらわれず安穏と平安のうちに暮らしていけるのだ。だから今のうちに少年野球以外のことを書いてしまうんであった。野球が始まるとそうは問屋が卸さなくなっちゃうわけで。

昨年9月下旬、某私鉄線にある鉄道博物館「○○れーるらんど」に行って来た。100周年記念事業の一環として施設の建て替えをする計画だった。2013年にこの博物館が全面新築オープンしたんであるけれど、ここだけの話、初期インテリア基本デザインは、あるクライアントを通じて筆者が設計協力したのだった。何枚ものパース(完成予想図)を描いてプレゼンし、結果ほぼ一発で通った。オープン後は予想以上の大人気で多くの入場者で賑わっているらしい。仕事の関係上これ以上詳しいことは書けないんである。
小さいお子さんをお連れのご家族の皆様、または鉄道マニアのお父さん、ぜひ「○○れーるらんど」へ、なんである。当時数ヶ月に渡る楽しい仕事だったこの話を書けば、それでブログ1本書けちゃうのであるが、コンプライアンス的にこのへんでやめておこう。

そのあと、目の前の多摩動物公園へ行ったんである。
筆者動物大好きである。ただし唯一ゴキブリだけは死ぬほど嫌いだ。ゴキブリを見るくらいなら、アナコンダとチューするほうがまだましである。動物好きなら目の前の動物園に行かないわけがない。

広大な園内を全部見て回るのは時間的に不可能と判断。王道のライオンなどをコース選択して見て回ることにした。象も見たい。二頭の象がいた。片方の(写真左)象くんはあっちとこっちを正確に行ったり来たりの繰り返し。まるでメトロノームのように寸分違わずの運動。おっと床には彼の巨大なウンコが至る所にある。ところが絶対に踏まないで往復するんである。ギリギリで踏まないのだ。この時は何も知らない筆者、「おいおい、踏んじゃったらヤベえぞー」なんて思ったのだった。
※これは後日談。あるTV番組で実験していた。生卵が所狭しと置かれた地面を、慎重にゆっくり進む象。全く踏みつぶさないで10〜20mを見事に走破。驚いた。象の足先には繊細なセンサーみたいなものがあって、障害物を避けて歩く能力があるのだそうだ。詳しいことは忘れたけれど。数ミリ単位で卵を避けて歩く象の姿には、ホントに驚いた。

キリンの群れのゾーンでは例によって巨大建機クレーン車を彷彿とさせて楽しかった。これもTVで見た知識であるが、あの大人しそうな柔和な顔をしたキリンさん。しかし、群れのリーダー争いでは雄同士が互いの長い首をあたかも剣道の試合のように激しくぶつけ合って、相手がぶっ倒れるまでバトルをやるんである。知っている読者諸賢もあろうけれど、柔和な顔してガッツンゴッツン凄い闘いなんである。

あちこち歩き回ってかなり疲れた。ビールを飲んで帰るつもりだった。
最後にパンフレットをもう一度見てみると、筆者の目に飛び込んできたのは「ユキヒョウ」の文字。ちょうど一ヶ月前に借りて観た映画「LIFE!」に出て来た「幻の希少動物」なんであった。

「LIFE!」は昨年春公開された米国映画で、雑誌社LIFEに勤めるしがない中年サラリーマンが、妄想と現実を往復するファンタジー、「がんばれ中年オヤジ」的に元気と感動をもらえる映画なんである。筆者昨年観た映画50数本のベスト3に入る。その主人公がある、行くえ知らずのカメラマン(ショーン・ペン)を追って、グリーンランドからアフガニスタン(チベット?)まで旅を続けて、ついに彼に遭遇するのだが、そこで彼が静かに撮影しているのがこの幻の「ユキヒョウ」なんであった。
あのユキヒョウか?
筆者のMacのデスクトップ壁紙にも登場するユキヒョウ。疲れた足が急に元気を取り戻し、ビールの紙コップをくしゃりと握りつぶして、多摩動物園の一番奥まで見に行ったんである。
※写真左は筆者のMacにプリインストールされている画像、スノーレパード。業界的にはMacOS10.6の略称「スノレパ」。右は映画「LIFE!」のジャケット画像。

二頭のユキヒョウがいた。モデルのように小さい頭部、岩山を駈けるのに適した逞しい四肢、そして異様に太く長い尻尾。ショートホープのように「太くて短い人生」もカッコイイのだが、「太くて長い」ことは古今東西の男女にとってはこれまた良いことなんである。(ワカリマスネ?)
ユキヒョウは圧倒的な存在感だった。その顔は精悍ながらもどこか愛らしい表情。ふたりの雌雄の別は分らないが、ずっと追いかけっこをしていた。見ていてなんとも飽きないんである。

フェンス越しでピントが合わず、起伏がなくてあまり良い絵ではないが、いちおNIKONP100で撮った動画も。(スマホでは見られないかも。PCを推奨しちゃう)
※これでやっと、ブログネタ倉庫の念願の出荷ができたんである。
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2015年1月4日日曜日

HITCHCOCK

新年に入りこのブログのヘッドラインのデザインを変えた。地球の背景には太陽眩しい青空を合成し、Appleロゴも忍ばせたりして。左右のスペースも少し変えてサイズ調整。今年はこれに、ある「リンク集」を計画している。まだ時期尚早というかもう少し時間がかかるんである。


 上を合成した新生ヘッドライン画像がコレ。

さて....。
昨年終盤からむんむんむらむら、デジタル一眼レフが欲しくて密かに値段や性能などを調査していたのだった。CanonかNIKONか。一眼レフは最初にどちらを選ぶかでほぼ一生そのメーカーを使うことになるんだそうな。よほど金持ちかマニアでない限りは。カタログを眺めているだけでもうっとりしちゃうのであるが、あるサイトでは好きな人は買うなら入門機よりも中級機が良いのだという。入門機を持って使っているとやがてその上が欲しくなるので、最初から中級機にせよと。筆者にはそんな資金はないんである。入門機でさえ二の足を踏む始末であった。

ならばいっそカメラは諦めて、その代わりこれを思い切って大人買いしたんである。
「ヒッチコック・アルティメイト・フィルムメーカー・コレクションBOX」
※下の写真はAmazonから

昨年あたりからどういうわけか、ヒッチコックが気になって仕方なくなったんである。「北北西に進路を取れ」のDVDを探しても見つからず、TSUTAYAで借りて何十年ぶりかで映画を堪能したのだが、どうしても手元にDVDを置いておきたくなった。ネットで買えば950円で買えるのだが、意地でも探し出して買うことに執念を燃やしちゃったのは昨年の11、12月。ない....。やはりAmazonで買うことにした。調べていくうちにヒッチコックの他の映画も観たくなってしまったんである。
「レベッカ」「ロープ」「海外特派員」「裏窓」「サイコ」「鳥」「めまい」........。
サスペンスの神様と言われたヒッチコックが残した名作はあまりにも多い。

一眼レフを諦めたかいがあった。Amazonでは定価の約半額で買えた。豪華セットを手に入れちゃったわけで。名作全16作がズラリ並ぶコレクションで、ちょっとしたインテリアにもなっちゃう代物なんであった。
2015年は普段はTSUTAYAでタイムリーな映画を観て、その合間にヒッチコックを堪能すると決めたんである。TSUTAYAの契約は月4枚観れるので、これにこのコレクションを観ていくと半年から1年はかかるかも。嬉しい年間計画なんであった。

おっと明日から初仕事であった。また当分は映画は観れそうにない。
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2015年1月2日金曜日

小鳥が遊ぶ正月

入母屋、虹粱、破風、頭貫、大斗......。

若かりし頃、インテリア設計業界にいる筆者は、京都奈良の寺社仏閣を巡り、その美しさに心を打たれながら、日本建築に埋没した時期があった。その成果は恵比寿ガーデンプレイス内の鮨店のデザイン設計に活かされた。当時はパソコン黎明期でまだ一般には普及しておらず、図面は手描きが主流であった。手が真っ黒になるくらい夜中まで設計したものだった。和洋中様々な飲食店舗がある中で、和食設計をマスターすればあとは何が来ても恐くないと言われているのは、今も同じはずだ。

有馬神明社に行ってきた。
この神社の歴史も相当古く、例年どんどん参詣客が増大し三が日は長蛇の列が見られるのだったが、今年はどうしたものかそうでもなかったんである。ここを訪れるといつも建築の素晴らしさに感銘を覚えるのだった。あの頃夢中になって学習した日本建築用語が出て来て懐かしい。それが冒頭の用語なんである。おそらく一個の神社の建築部位用語を列挙したら数百にも及ぶはずだ。
ここに限らず歴史的建造物にはうっとりしちゃう私なんであった。

以前にも書いたけれど狛犬なんである。「あうんの呼吸」と言われるアレ。
焚き火の炎越しに狛犬を見るとゆらゆら動いているように見える。

偶然にもチームのKumadaコーチと遭遇。きっと誰かに会うだろうとは思っていたけれど。更にはコーチItohくんの兄貴夫妻も見かけた。彼は監督Satohの同級生でフレンズ絶頂期のメンバーであった。その彼も今や結婚し人の父。

最近このあたりに鳥がやたら棲息している。
種類も一種類ではなく複数種の鳥がそれぞれ小さな群れをなして徘徊しちゃってるんである。神社の高台から撮ってみた。
中段右のウグイス色のウグイスのように見える鳥はウグイスではなくメジロ。本当のウグイスは実はウグイス色ではなく灰色なんである。しかし俗にウグイス色と呼ばれる色はこのメジロの姿に由来するんであった。
小鳥たちが悠々と遊んでいる姿をファインダーでのぞいていると実に楽しい。

因に人名で「小鳥遊」と書いてなんと読むか?
これを知っている読者は相当な本好きか漢字検定1級者か当の名字の本人かであろう。
答えは「小鳥遊」と書いて「たかなし」と読むんであった。
由来は江戸時代の文献にもあり、小鳥が遊ぶ=天敵がいない=鷹がいない=タカナシらしい(^-^)これホント。
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2015年1月1日木曜日

2015年画像


毎年恒例となった、元旦の朝の景色を同一アングルで写真画像をアップ。年賀状+画像で「年画像」今年は雲が多かったけれど、それなりに明るい絵になった。

思えば2013年12月28日に人差し指の先を切り落としてしまい、昨年末でちょうど1年が経ったことになる。1年前の正月は指がじんじんして眠れなかったことを想いだす。今でもその部分はじんじんとまではいかぬまでも、しんしん微かに痺れているんであった。5月には小指を粉砕骨折、ほとんど曲がらない状態になり、グラスやマイクを持つとオネェや演歌歌手のように小指が立ってしまうんである。
ああ、今年は怪我がないように願いたい。毛はすでにないが...。

この天気から数時間後こんな天気になるとはいったい誰が想像したろうか。
しれっとして天から白い糸くずのようなものがひらりほらり。「ほほう、元旦に雪か」などと風流を感じたのも束の間、あっという間に横殴りの吹雪に様変わり。
2015年はそんなふうにして明けたんであった。

昨年は多くの方に読んでいただきありがとうございました。
小ブログもいつの間に7年目に突入。
今年も少年野球「晴耕雨読」Blogをどうぞ、よろしくお願いします....なんである(^-^)
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