入母屋、虹粱、破風、頭貫、大斗......。
若かりし頃、インテリア設計業界にいる筆者は、京都奈良の寺社仏閣を巡り、その美しさに心を打たれながら、日本建築に埋没した時期があった。その成果は恵比寿ガーデンプレイス内の鮨店のデザイン設計に活かされた。当時はパソコン黎明期でまだ一般には普及しておらず、図面は手描きが主流であった。手が真っ黒になるくらい夜中まで設計したものだった。和洋中様々な飲食店舗がある中で、和食設計をマスターすればあとは何が来ても恐くないと言われているのは、今も同じはずだ。
有馬神明社に行ってきた。
この神社の歴史も相当古く、例年どんどん参詣客が増大し三が日は長蛇の列が見られるのだったが、今年はどうしたものかそうでもなかったんである。ここを訪れるといつも建築の素晴らしさに感銘を覚えるのだった。あの頃夢中になって学習した日本建築用語が出て来て懐かしい。それが冒頭の用語なんである。おそらく一個の神社の建築部位用語を列挙したら数百にも及ぶはずだ。
ここに限らず歴史的建造物にはうっとりしちゃう私なんであった。
以前にも書いたけれど狛犬なんである。「あうんの呼吸」と言われるアレ。
焚き火の炎越しに狛犬を見るとゆらゆら動いているように見える。
偶然にもチームのKumadaコーチと遭遇。きっと誰かに会うだろうとは思っていたけれど。更にはコーチItohくんの兄貴夫妻も見かけた。彼は監督Satohの同級生でフレンズ絶頂期のメンバーであった。その彼も今や結婚し人の父。
最近このあたりに鳥がやたら棲息している。
種類も一種類ではなく複数種の鳥がそれぞれ小さな群れをなして徘徊しちゃってるんである。神社の高台から撮ってみた。
中段右のウグイス色のウグイスのように見える鳥はウグイスではなくメジロ。本当のウグイスは実はウグイス色ではなく灰色なんである。しかし俗にウグイス色と呼ばれる色はこのメジロの姿に由来するんであった。
小鳥たちが悠々と遊んでいる姿をファインダーでのぞいていると実に楽しい。
因に人名で「小鳥遊」と書いてなんと読むか?
これを知っている読者は相当な本好きか漢字検定1級者か当の名字の本人かであろう。
答えは「小鳥遊」と書いて「たかなし」と読むんであった。
由来は江戸時代の文献にもあり、小鳥が遊ぶ=天敵がいない=鷹がいない=タカナシらしい(^-^)これホント。
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