2018年8月12日日曜日

負けはキミを強くする

いよいよ東京新聞旗県大会なんであった。会場は大昔Nishiharaオヤジの息子Shingoの代に、フレンズが県大会で戦ったグランドなんである。筆者もOBコーチなりたての頃で、オボロな記憶が蘇る。相模原の原宿グランドである。「真っ赤なポルシェ」、フレンズジーサンズNishihara号で行ったのだが、がっつり遠かった。

対戦相手は南林間ファイターズ(以後MF)。初回は有馬フレンズ(以後AF)の主砲Akiに超特大のツーベースが飛び出したものの、両軍ともに無得点のまま2回表のMFの攻撃。1失点したが今のフレンズにはどうということはない。落ち着いてチャンスを待てば良い。相手には失礼だったがそれほどの力の差を感じないのだった。

ちなみに写真はほとんどがグリーンのネット越しに撮ったもので緑っぽくなっちゃってるので悪しからず。3回MFは簡単に二死まで追い込まれながらも、走者を溜めて2本の長短打で4得点し5:0とする。確かにこれはキツイぞ。結構焦った。でもまだ回は浅いので全然希望は捨てなかった。

4回にもMFは1点を追加し、ついにAFは6:0とされてしまった。なんとしてでも点が欲しい。さすがに6失点でこちらは無得点となれば焦っちゃうのである。



その裏先頭Akiが二打席連続の強烈な長打をレフト上空へ発射。長距離ミサイルは左翼手後方へ着弾しフェアグランドに突き出たネットフェンスへ。Akiがギュンギュン走り三塁打となる。次にIchiyaの内野ゴロの間に本塁生還しなんとか1点を返したのだった。写真をドドンと一挙掲載。これだけ連続して打撃写真を掲載すると凄い連打を放ったみたいに見えちゃうから不思議。

6:1から5回裏のAFの反撃が始まった。1死後走者なしから敵失が数個絡み、これに加えてKenzohとShohの見事な外野への連打などで4得点し、6:0から終盤で6:5と一点差まで肉迫したのだった。これにはAF軍応援団も大いに湧いたのだった。
「イケルぞ、絶対イケル」と。

最終回MFの攻撃は無得点。その顛末は一死後走者一塁で、打者が放った強烈なファーストライナーをKenzohが見事キャッチ、すかさず一塁を踏みライナーゲッツー完成、一瞬にしてチェンジとなった。しかしこれがこの試合の結末を暗示するとはこの時誰が想像しただろうか。
もう時間はない。AFはこの回で終わり。じっくり攻めるしかない。1点差なんであった。絶対勝つと信じて臨んだのだった。下位打線とはいえ先頭打者Manatoが絶妙な選球眼で出塁し盗塁も決めて一死二塁。この走者が帰れば同点、ラストバッターKenzohが上位打線に繋げたら一気呵成に逆転サヨナラのシナリオをAFの誰しもが思い描いたのだった。Kenzohは前の打席で綺麗なセンター前安打を放っている。
4球目を思い切り振り抜いた打球はヒット性のレフトライナーだった。行った!と思った瞬間レフトが捕球しすぐにセカンドへ送球、先ほどのお返しと言わんばかりの不運なライナーゲッツー....。この瞬間試合終了となったのだった。

この日のために猛暑の中選手はもちろん、指導者、父母らが一丸となって時を過ごしてきた。今週は台風の隙をついて毎日平日練習もやってきた。金曜の横スタでの開会式では他チームでは熱中症でダウンする選手が多くいる中、普段から毎週走り込んでいるフレンズは元気一杯で臨み、その後も有馬に帰り練習だった。
それだけにこの負けは選手にとってはショックだったに違いない。試合後は学年の高低に限らず嗚咽を漏らす子が多くいたのだった。それを見て母たちも目を赤くしていたのだった。
単純な負けではなかった。悔しくて辛い負けだった。もう少しで手が届いたのに。しかし、普通の負けではない。フレンズの底力と諦めない気持ち、チーム全体の和が試合後に残したものは大きいはずだ。この経験はきっとこれからのチームのチカラをより強固にしたのではないだろうか。
※この次の日の日曜、秋季ブロックリーグ最終戦は次回ブログなんである。この敗戦を吹き飛ばすような快進撃の試合であった。

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2018年8月10日金曜日

果敢に挑め

東京新聞旗神奈川県大会が明日金曜横スタで開会式、土曜には各地で初戦を戦うんであった。実はフレンズ、父母たちの盛り上がりで過日決起壮行会を開いていたんである。当時は筆者の精神的都合でブログアップしなかった。しかし撮った写真はもったいないので、各親子のスピーチ写真はフレンズLINEだけにアップしたんである。ブログ文章は機が熟したらここでアップしちゃおうと温めておいたんである。試合は明後日に迫った。だから「いつ書くの?今でしょ」なんである。

フレンズ「大御所」のひとりKaneda顧問から乾杯の発声。会場入り乱れて満面の笑顔で誰彼となく乾杯しまくっちゃうのであった。しばしご懇談を。

頃合いを見計らって各家庭ごとに抱負を述べるコーナーなんである。他チームや連合でも壮行会では定番と言えよう。しかし例年ならば全家庭の全過程をアップするんであるが、思うところあって今回は厳選して二つの写真のみ。
Rikoの場面。「カープ命」のAdachiオヤジが妙にダンディーで、レンズを向けるとカメラ目線で応えてくれたんであった。ヒーローインタビューに立った鈴木誠也みたいではないか...なわけないか(^-^)誠也ファンのRikoに怒られそうだ。

もう一枚はDaniel親子。実はこの日の夜はサッカーW杯フランスの決勝戦の数時間前だったんである。Danielのスピーチがすこぶる良かった。
「皆さんに言いたいことがあります」
....(えっ!?何々?どーしたDaniel。カミングアウト、爆弾発言しちゃうの?)
ひと呼吸置いてDanielが言い放った。
「今日のワールドカップ決勝、フランスが絶対勝ちますっ!」会場がどっと湧く。その晩、結果その通りになったのは全世界の人々の共通認識となった。Leoのパパを見上げる目線が実に良い。

大御所の面々からスピーチ。監督Itohくんや28Shohtaからも。大御所審判KumadaさんのTシャツをスラックス(死語)に「イン」してる姿がなんとも昭和的で素敵なんである。(^-^)


サプライズであった。全国大会に行った時も作ったのだが、これも素晴らしい。母たちが夜なべ(死語)して手作りの必勝祈願千羽鶴なんである。チーム母たちからチーム代表して主将Shohへ贈呈。

フレンズ女子会の模様を活写。我がフレンズの美女軍団である。

最後は恒例景品を賭けて代表とのジャンケン大会。一喜一憂する姿にみんな盛り上がる。

記念Tシャツを作った。あの時の全国大会のように。ならばと、全員背中を向けての集合写真。おそらく背中だけを見せての集合写真は全世界初の試みではないだろうか...なんちゃって。そのあと全員こっちを向いて勝利を誓ってノーマル撮影なんであった。

....
筆者時として斜に構えて物事を見る癖がある。それが的を得てる場合もあるだろうし、時として大外れな時もある。万人に受け入れられるとは限らない。多くの支持を得られても少数派には批判されることもあるし、その逆もあるはずだ。
あえて綺麗ごとは言うまいと思って辛辣な批評をすれば、なるほどと納得という人もいれば、夢を壊すなという人もいる。本当に「言葉」というものは厄介なものである。一度口から出た言葉は二度と戻ってはこない。それでよく10年近くもブログを書いてきたものだと我ながらつくづく思う。

東京新聞旗大会出場が決まった瞬間から思っていたことだけれど、県大会出場という栄誉に浮かれることなく、宮前代表として恥ずかしくない試合をして欲しい。フレンズは春先からおぼつかない足取りながらも、毎試合ごとに成長してきたと思う。勝ったり負けたりの繰り返し。しかし1試合ごとに選手たちは成長していた。1試合ごとにエラーが少なくなり、1試合ごとにヒット数が増えていった。一人やふたりの抜きん出た選手がいるだけでは上は目指せない。今のフレンズなら全員が一丸となって頑張れるはずだ。
県大会へ向けて台風の最中(さなか)でも平練もこなしてきた。指導者たちの熱意と父母やOBの協力と努力。これに加えて選手たちの真摯な野球に向き合う姿がここにある。
今のキミたちならきっと、宮前代表として奮闘を期待できるまでに成長したと思う。

結果を怖れず、果敢に挑め。

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