2018年4月22日日曜日

地球は誰かの仕事で維持されている

土日は宮前代表が川崎市大会に臨んだ。土曜はウルフ、日曜はイーグルスなんであった。両チームともに大接戦となり、最終回までもつれ込み同点のまま抽選へ。そしてなんと宮前2チームともに抽選で勝ったのだった。「神ってる」...運も味方につけたのだろう。
そんな連盟Fujisawaさんからの連盟メール速報(実況)をもらいながら、筆者は土曜は六本木にいたのだった。

このところ仕事が3本ほど併行して進めなければならない状況、今週土日も休めないわけで。日吉、御徒町、銀座の3物件。それでも土曜は以前から決まっていた外せない予定があり、六本木へ向かったんである。その昔信じられないくらいとてつもなく若かった頃、21歳くらいだったろうか、六本木交差点から乃木坂方面へ徒歩10秒のビルの2階のスコッチパブで、アルバイト店長をやったことがある。店長と言えば新宿歌舞伎町の地下3階の飲み屋で店長をやったこともある。ほろほろ鳥の刺身を出すような飲食店で、決して怪しい店ではない。ただオーナー社長は相当怪しい人だったが。その時はバイトの面接までやったのもバイトの自分だった。
待ち合わせまでに余裕を持って出て、六本木でその当時の場所を右手に見ながら、東京ミッドタウンへ向かったのだった。

つい先月東京ミッドタウン日比谷(三井不動産)がオープンしたけれど、その中の1店舗の実施設計をやった。微に入り細にわたる密度の濃い仕事だった。そのミッドタウンの同じ系列の六本木のビル。毎年芝を埋め尽くすクリスマスイルミネーションは有名である。訪れるのは二度目だけれど、今回は奥にある港区立檜町公園でのんびりしたかったんである。公園大好き筆者、天気が最高に良かったこともあって。

藤棚の下のベンチで強い日射しを避けて公園から巨大なビルを見上げる。鳥が上空から見下ろした建物を鳥瞰とか俯瞰とか言うのに対して、下から上を見上げるのを蟻瞰という。自分がアリンコになったような錯覚に陥る。

蟻になったついでに、近くの花に蜜を集めに来たデカい蜂(熊ん蜂?)に話しかけてみた。
「良いお天気で。仕事に精が出ますなあ」
「うっせいなあ。こちとら、忙しいんじゃ」
「それはそれは失礼しました。せいぜい頑張って蜜を集めて下さいまし」
「おぅ」
筆者が5cmくらいまでiPhoneを間近に近づけても目もくれずせっせと花から花へ、もぞもぞ、がさごそ仕事に勤しんでいた。こちらも不思議と蜂に刺されるのではという恐怖感が全くなかった。
ヤツのケツにはたっぷりの花粉が付着していた。それを別の場所へ運び、ひいては大昔から連錦と続く生態系の維持に一役買っていることは、彼は知る由もないだろう。
缶コーヒージョージアのCM山田孝之の「世界は誰かの仕事で出来ている」は大好きなフレーズ。
この蜂を見ていて思った。
「地球は誰かの仕事で維持されている」
自然界の生物たちに感謝。
彼らの仕事で我々ニンゲンはこの地球で生かされているのかもしれない。


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