2025年12月16日火曜日

2025フレンズ卒団式 本編


この靴の乱舞は最後に。

昨晩に続き卒団式本編である。数年ぶりに参席した筆者には懐かしいやら、楽しいやら、「ああ、以前もこんなだったなあ」と懐古の念が沸々(ふつふつ)と湧き起こるわけで。まずは選手入場から。その後代表や監督らの挨拶。Satoh総監は北海道出張で不在とのこと。Yanagisawa代表はもうグランドへ顔を出すこともめっきり減ったようで、今の父母たちには馴染みがないかもだが、筆者や少し古いメンバーには神の存在なんである。子供の頃から大人になっても週末はずっと野球を続けてきた人で、人徳もありフレンズの心の柱であった。本人曰く「俺をボケ老人扱いして構わないからね」と自虐していうが、記憶力はだいぶ怪しくなってきたものの、足腰はまだしっかりしており、元気そうでなによりであった。昔Yanagisawaさんと会話した時に筆者が言ったことは、「代表が引退するときは、自分もフレンズを遠くから眺める立場にシフトします」と。

「それではしばしご歓談を」のしばらくあと、毎年盛り上がる成績発表である。これも筆者がやっていたときは、スコア集計が間に合わず徹夜したこともあった。冊子の体裁も印刷をネット外注し豪華版にしていたが、今は簡素化している。むしろこれで正解だろう。あの頃はやりすぎだったかもしれない。AチームからB/Cチームまで、打撃三冠や投手成績の発表となる。今年の三冠王は予想通りTerukiだった。11本の本塁打には驚いたが、おそらくFは異常に遠征試合が多いので、宮前公式戦以外にも打ちまくったに違いない。Bチームの本塁打王も11本で、映えある栄誉をB監督トーチャンから贈呈されたのは、Eitoだった。来季の背番号はEitoだけに名実ともに8番のエイトマンなんである。

OB来賓、今回も甲子園コンビHideakiとTsukasaが来てくれた。Tsukasaも素晴らしいスピーチを披露してくれた。更にNakamura家が最後とあってか、Kenzohも参席。他のOBみんなもフレンズの財産である。Yanagisawaさんにとってはなおさらに違いない。

長い間この卒団DVDを作ってきたNakamura母も今日が最後だ。筆者は1年間撮り溜めた写真を提供するだけだが、母はただでさえ忙しい毎日なのに、毎年夜鍋して手袋を編んでくれた...じゃなくって、DVDを編集してくれたのだった。息子のSeigoが出てくるシーンでは、母の胸に去来する思いは、決して今年だけの記憶ではなく、小さい頃からの遠い記憶まで遡っていたことだろう。それはNakamura父も同じ思いだったに違いない。5人の息子娘と共にフレンズで過ごした記憶は、決して色褪せることはないだろう。5名の子どもが全て同じ学童野球チームに在籍したことは、宮前でもおそらく最長不倒の記録であり、ギネス認定してもいいだろう。

筆者は隙を見てはNishiharaさんとタバコ休憩へ。まるで先生の目を盗んで高校の部室でタバコを吸うように。Koboriさんと談笑すると、現役フレンズ父のKoboriさんの弟さんが、筆者の息子と同期だったと聞いてびっくりなんであった。そっかあ、今の父母たちは筆者の息子娘世代なんだと、改めて思ったわけで。もう何年も前から感じていたことではあるが。

卒団の親子が壇上へ、そしてそれぞれが熱いスピーチを披露。同感や感銘を受けることしばしば。母よりもむしろ父の方が声を詰まらせることもあった。胸にせまる。「フレンズで野球ができて良かったと思える、そんなチームであり、これからもそういうチームであってほしい」筆者がずっと心に温めていた思いと同じであった。

大笑いの余興があった。手作りのお面を被り6年生とその父母によるもの。その楽しさは文章ではうまく表せない。

新チームメンバー発表。昔とレジュメはほとんど変わっていない。来季主将は新人戦同様Hinataである。あの子がもう主将でチームを牽引するとは。これも隔世の感あり。光陰矢の如し。BチームはMaedaさんが登壇。フレンズを今の人数に増やした功労者は、Maeda夫妻の尽力によるところが大きい。

代表とTakenaka兄弟のスリーショット。筆者はHajimeに言った。「その髪の毛、半分俺にくれよ」と。ウルトラ怪獣のガラモンみたいだ。

さて二次会に行く予定ではなかったが、つい行っちゃうのであった。地元の居酒屋で、ここも数年ぶりだった。靴が乱雑に脱ぎ捨てられて、くんずほぐれつ、酒池肉林の様相を呈して...。いやいやそうではない。この乱雑さが素敵である。居酒屋の大勢の飲み会で靴が整然と並んでいる方が、むしろ気持ち悪いではないか。これらの靴の持ち主が、これまでどんな道を歩んできたのだろうかと想像すればまた興趣(きょうしゅ)深いものである。

大盛り上がりの各テーブルのショット。途中OB母たちが最後の苦楽を共にしたNakamura家のためにサプライズ乱入、お祝いの品を手渡しハグの場面もあった。

筆者とNishiharaさんは中座して帰宅。送迎のノンアルOhmoriさんに感謝。家に帰ったあと、どうやってベッドに倒れ込み翌朝を迎えたかほぼ記憶にない。筆者もだいぶヤバいのかもしれない。40代なら朝まで飲んでも平気だったのだが。

何はともあれ、こうして2025年の年末も暮れゆくのだった。

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