なんともうこの時季、新人戦の季節がやってきちゃったんである。
事実上6年生は引退、来年の新チームが公式にスタートする、現役5年生以下のメンバー構成での大会である。
第三試合のフレンズが、あわただしく宮前少年球児の憧憬の地、第一公園ドームに到着して目に入ったのは、奇しくもQueens女子対決の第二試合であった。水沢ライナーズのFuukoとリトルグリーンズのJuri。Fuukoが力投すればグリーンズ打線も沈黙。Juriがネクストバッターズサークルに腰を下ろせば、Juriの専任メンタルトレーナーOkumuraさんが、後ろから何やら秘策をアドバイス。これが功を奏したか彼女の打撃はライト前ヒット。しかし、不運にもライト前ゴロに終わってしまった。子どもの野球では「ライト前ゴロ」はよくあることだ。頑張れFuuko、Juri!
別会場でのQueens交流戦では、女王の貫禄か初戦を勝利したとの情報も聞いたところだった。
この二人をネットの穴ぼこからレンズを向けていたら松風スラッガーズAbeさんが「Tさん、忙しいですねえ、Queens対決ですよねえ(^-^)」
しばらくして熱心に観戦するAbeさんに筆者から言った。
「Abeさんも5年連合の子たちが活躍してると、気になってしょうがないでしょう?」
「ええ...、ああ....、はい....、そうですね」
にこやかな笑顔であったが、筆者瞬時に後悔した。彼の表情に一瞬曇りの陰が宿ったのを見逃さなかった。まだAbeさんは今年の連合のことを引きずっているのだなと。俺は傷が癒えてないところへ塩をすり込んでしまったのだろうか。
思い出した。以前秋季大会懇親会で5年連合Abe監督が、数千人のいる前のステージで本人曰く「今流行の土下座」をしたことを。Abeさんらしいパフォーマンスだなと思い、当時は格好のブログネタにと思わずシャッターを切ったのだが....。いまだにこれをブログには載せていない。なぜなら、後日Okumuraさんから聞いた言葉があったからだ。「Abeさんのアレは、自分の気持ちをああやってパフォーマンス的に装うことでもしなければ、どうにもやりきれない心情があったんだと思います」と。彼の心の中は我々が想像する以上に、自分を責めて期待に応えられなかったという忸怩たる思いがあったのだ。
後日、ある母が言っていた。「あれだけ責任感を持って連合を背負っている人なんだって....、それだけでもAbeさん凄いと思った」男のみならず女のハートもわしづかみだ。
Abeさんとは数年前の「連盟記念誌新年会暴風吹き荒れる事件」(当ブログ収録)以来のおつきあいだが、いつもニコニコ笑顔で談笑してくれる。
宮前少年野球でも皆から信頼の厚い男の一人である。例えば鷺沼ヤングホークスKurosuさん同様に、彼の周りにはいつも人が寄ってくる、そんな男なんである。
「Abeちゃん、来年も頑張って」上から目線でゴメンナサイ(^-^)
晩秋の枯れ葉舞う外野。
試合前、花の台フラワーズ代表Saitohさんとネット裏でしばらくお話を。対戦前に貴重な花フラの裏情報を得たんであった。
別名「花フラ夜の部室」または別称「スナックマコト」あるいは特別屋号「宮前少年野球連盟夜の社交場」...しかしてその実体は「マコト酒店」の店主である。店舗建て替え計画が進んでいるのだ。今度の新店舗はだいぶ狭くなっちゃうらしい。しかも仮店舗はない。「えっ、じゃあ、みんな呑みに行けなくなっちゃうじゃないですか?」と言ったら「いやあ、それが...。夜中に呑みに来いと無理を言われなくなってホッとしてるのもいたりして」と、苦笑しながらもどこか淋しげな表情であった(^-^)
花フラ前監督Tadaiさんは新チームでは監督を降りて29番を背負っていた。でも試合中のサインは変わらずTadaiさんが出していた。あれはフェイクじゃないはずだ。チームに多大な貢献をしたTadai前監督。短期(長期?)政権を譲る形になった理由を、本人あるいはSaitoh代表に取材するのは次回にしようか。
さて試合である。今般フレンズは近年まれに見る豊作が期待されているんである。
フランスワインの政府格付け等級で言えば、「ヴァン・ドゥ・ターブル」から「ヴァン・ドリミテ・ド・クオリテ・シューペリュール」を一気に飛び越えて、「ロマネ・コンティ」まで行かずとも「アペラシオン・ドゥオリジーヌ・コントローレ」級に格上げされるやも知れぬ勢いがあるんである。ワカリマスカ?
初回先発4年エースRuiは快投で三者凡退に切ってとったはいいが、いきなりのアクシデント。突き指をしてしまったらしく、自ら申告し降板。以後はファーストを守るも送球はかなり無理な状態、打撃は2死ツーストライクからでもバントしか出来ず、やむなくベンチへ下がることに。いきなりの予期せぬアクシデントであった。
1回裏これを払拭するように先頭打者やはり4年の切り込み隊長弾丸小憎のShohgoがレフトオーバーのツーベースで出塁、失策からみの三塁、これを4番4年Yuiのセカンドゴロの間に先制点を挙げた。1:0。
急遽Ruiに代わってマウンドに登ったのはなんとまだ3年生のYuuta。5回まで唸る左腕、威風堂々のピッチング、同点にされたが花フラ猛攻打線を1失点に抑えたのは立派だ。とても3年生とは思えない投球内容である。渡米する日本プロ野球選手を白眼視するあの張本を差し置いて、「アッパレ」シールを10枚くらいあげたいくらいだ。
試合は終盤花フラ4番Kurihara君の走者一掃のタイムリースリーベースで逆転されて5:1で敗戦だったが、なんだかいい試合であったぞ。課題はフレンズ慢性の打力不足である。
来年に期待したい。いや、期待できるチームになりつつある。
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2013年11月11日月曜日
宮前の男ども
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少年野球
有馬フレンズOB、宮前Queens、宮前区少年野球連盟のブログを通じた広報担当です。写真と文章のブログ、たまには個人的日々雑感も。
2013年11月8日金曜日
猫風呂と本風呂
若い頃、作家椎名誠の小説に凝ったことがある。椎名誠はカメラマンを目指していたが、本好きが高じて書評誌「本の雑誌」の編集長になった。社長兼発行人は目黒考二。この人は更に本の虫で死ぬほど読書が好きな人なんである。若い頃本を読むことが仕事になったらどんなにか素晴らしいことだろうと夢想した結果、本を読んで感想を書いてそれを雑誌にして売る、という趣味と実益が渾然一体一石二鳥の、夢のような株式会社「本の雑誌社」を作っちゃったんである。
椎名誠がのちにこの目黒考二をモデルにして書いた本が「活字中毒者の地獄の味噌蔵」というもの。また、毎日会社へ行ってひたすら本を読むことで給料がもらえるという内容の、近未来的不条理小説も書いている。筆者、本当にそんな会社があったなら、とっくに転職しているであろう。
因に目黒考二は本名で、もうひとつ文芸評論家としての著名なペンネームがある。北上次郎。新聞や雑誌で必ず目にする名前だ。
さてこのところ「本」に関わるドラマや小説が多いと感じているのは筆者だけだろうか。「ビブリア古書堂の事件手帳」剛力彩+EXILE.AKIRAでドラマ化にもなった。
三浦しをんが上梓した「舟を編む」は同じく「本屋大賞」を受賞。出版社の辞書編纂部に配属された青年と周りの人物を描いた小説だ。映画化もされて今新作の部類でTSUTAYAに並んでいる。すでに筆者の次回借りて観る映画リストに入っている。
更に本がらみでこれ。
「図書館戦争」
なんちゅー魅力的なタイトルであろうことか。素人の映画評を見ると好評もあれば悪評もある。筆者には....とても面白かったんである。以下、TSUTAYAディスカスから。
有川浩の大人気ベストセラー『図書館戦争』シリーズを榮倉奈々と岡田准一の主演で実写映画化したアクション・ラブコメディ。監督は「修羅雪姫」「GANTZ」の佐藤信介。2019年(正化31年)に制定された“メディア良化法”による検閲とそれを実行するための武装組織“メディア良化隊”に対抗すべく、図書館が創設した防衛組織“図書隊”。高校時代に大切な本を目の前で守ってくれた図書隊員を“王子様”と慕い、図書隊に入隊した笠原郁。ところがそんな彼女を待っていたのは、鬼教官・堂上による地獄の特訓の日々だった。それでも男子顔負けの身体能力だけが取り柄の笠原は、堂上の過酷な訓練にも音を上げず、ついには女性初の図書特殊部隊(ライブラリータスクフォース)に大抜擢されるのだったが…。
法案可決された「メディア良化法」は子どもにとっての悪書を駆逐するなどという、現代の良識を遥かに超えた厳しい基準が設けられて、なんてこともない小説や絵本、郷土の歴史を綴った書籍まで、とにかく国家権力で武装したメディア良化隊が検閲という名のもとに本屋を襲い没収するのだ。これに対抗すべく組織されたのが「図書隊」。これまた武装集団であるから、この荒唐無稽さが良い。だから小説になり映画化もされるわけで。本を守る図書隊は敵であるメディア良化隊が発砲するまでは手を出してはいけない。このあたり、日本の自衛隊を揶揄してる匂いもある。また戦時中の日本帝国軍の言論統制や、現代中国のメディア規制をも彷彿とさせる。とんでもなく激しい銃撃戦で怪我人は出ても死者は出ないところを、リアリティーに欠けるなんて言っちゃあいけない。オトナの鷹揚さで観ることが寛容であり、かつ肝要というものだ。
全国数カ所の実在する図書館を借り切ってロケを敢行したそうだ。無数の本たちの美しい書籍の海を見ることが出来る。更に戦闘シーンはかなり上等なCGを駆使して仕上げてありなかなかのものである。
ただし難を言えば....。「オトナの寛容」を標榜しておきながら、舌の根も乾かぬうちに前言を翻(ひるがえ)すようで恐縮なんであるが。設計を生業とする筆者にはどうしても許せないCG表現を発見しちゃったんである。巨大な図書館のエントランスにある四角い柱は白い大理石を貼って仕上げてある。おそらくイタリア産のビアンコ・カララだろうか。ここでまた激しい銃撃戦が繰り広げられるわけで、石で仕上げた柱にバキバキとマシンガンの銃弾が当たり破損していくシーン。最初はCGうまいなあと思って観ていたが、その石が損傷する表現はガラリと崩れ飛び散る表現でなければいけないのに、まるで紙か薄い鉄板が剥がれるような絵になっていた。石なのだから障子紙が破れたような表現は絶対あり得ないわけでNGだ。
もうひとつ。自分の短足を棚に上げて言わせてもらえば、である。
主演の岡田准一は男から見てもカッコイイとは思うし、ドラマSPで武闘に開眼した彼のアクションも良いし、原作でも「身長の低いチビの指揮官」という設定であるから、小柄な岡田クンでも絵になっているから良いのだけれど。一点だけ役者としてこれは直したほうが良いと思うことがある。彼は少し猫背ぎみなんである。持って生まれた他人の肉体的特徴をつまびらかにするのは本意ではないし、全国の岡田くんファンを敵にまわすのはもっと不本意なんであるが、背筋をぴんと伸ばして演技すれば部隊長としての威厳にももっと輝きが増していたはずだ。
うむむ...、待てよ。今気がついた。
昔、筆者も配偶者から指摘されたことがあった。歩く姿が少し猫背だね、と。
アレはなかなか自分では気がつかないものである。ヤッベ、反面教師(^-^)
さて、本の話から映画の話、最後は猫背の話になってしまった。これらを総合して想い起こしたことがある。筆者の「夢」の話だ。
一度でいいからやってみたいコト。実現したい夢である。
風呂にお湯を貯めるのではなく、空っぽの浴槽に満杯になるまで子猫を数百匹ほど入れてのちに、筆者丸裸になってそっと入り、ミューミューミャーミャー鳴き声を聴きながら首までとっぷり浸かるという「猫風呂」をやってみたい。死ぬほど幸せな気分になれるに違いない。
もう一発。
風呂にお湯を貯めるのではなく、空っぽの浴槽に満杯になるまで小説を数百冊ほどぐしゃぐしゃに投げ入れたのちに、筆者丸裸になってそっと入り、畳んだ手ぬぐいの代わりに開いた本を頭の上に載せて、微かな紙とインクの匂いを酒の肴にし、好きな原作本を映画化したDVDを大画面で観賞する「本風呂」をやってみたい。天国に昇るほど幸せな気分になれるに違いないのだ。
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椎名誠がのちにこの目黒考二をモデルにして書いた本が「活字中毒者の地獄の味噌蔵」というもの。また、毎日会社へ行ってひたすら本を読むことで給料がもらえるという内容の、近未来的不条理小説も書いている。筆者、本当にそんな会社があったなら、とっくに転職しているであろう。
因に目黒考二は本名で、もうひとつ文芸評論家としての著名なペンネームがある。北上次郎。新聞や雑誌で必ず目にする名前だ。
さてこのところ「本」に関わるドラマや小説が多いと感じているのは筆者だけだろうか。「ビブリア古書堂の事件手帳」剛力彩+EXILE.AKIRAでドラマ化にもなった。
三浦しをんが上梓した「舟を編む」は同じく「本屋大賞」を受賞。出版社の辞書編纂部に配属された青年と周りの人物を描いた小説だ。映画化もされて今新作の部類でTSUTAYAに並んでいる。すでに筆者の次回借りて観る映画リストに入っている。
更に本がらみでこれ。
「図書館戦争」
なんちゅー魅力的なタイトルであろうことか。素人の映画評を見ると好評もあれば悪評もある。筆者には....とても面白かったんである。以下、TSUTAYAディスカスから。
有川浩の大人気ベストセラー『図書館戦争』シリーズを榮倉奈々と岡田准一の主演で実写映画化したアクション・ラブコメディ。監督は「修羅雪姫」「GANTZ」の佐藤信介。2019年(正化31年)に制定された“メディア良化法”による検閲とそれを実行するための武装組織“メディア良化隊”に対抗すべく、図書館が創設した防衛組織“図書隊”。高校時代に大切な本を目の前で守ってくれた図書隊員を“王子様”と慕い、図書隊に入隊した笠原郁。ところがそんな彼女を待っていたのは、鬼教官・堂上による地獄の特訓の日々だった。それでも男子顔負けの身体能力だけが取り柄の笠原は、堂上の過酷な訓練にも音を上げず、ついには女性初の図書特殊部隊(ライブラリータスクフォース)に大抜擢されるのだったが…。
法案可決された「メディア良化法」は子どもにとっての悪書を駆逐するなどという、現代の良識を遥かに超えた厳しい基準が設けられて、なんてこともない小説や絵本、郷土の歴史を綴った書籍まで、とにかく国家権力で武装したメディア良化隊が検閲という名のもとに本屋を襲い没収するのだ。これに対抗すべく組織されたのが「図書隊」。これまた武装集団であるから、この荒唐無稽さが良い。だから小説になり映画化もされるわけで。本を守る図書隊は敵であるメディア良化隊が発砲するまでは手を出してはいけない。このあたり、日本の自衛隊を揶揄してる匂いもある。また戦時中の日本帝国軍の言論統制や、現代中国のメディア規制をも彷彿とさせる。とんでもなく激しい銃撃戦で怪我人は出ても死者は出ないところを、リアリティーに欠けるなんて言っちゃあいけない。オトナの鷹揚さで観ることが寛容であり、かつ肝要というものだ。
全国数カ所の実在する図書館を借り切ってロケを敢行したそうだ。無数の本たちの美しい書籍の海を見ることが出来る。更に戦闘シーンはかなり上等なCGを駆使して仕上げてありなかなかのものである。
ただし難を言えば....。「オトナの寛容」を標榜しておきながら、舌の根も乾かぬうちに前言を翻(ひるがえ)すようで恐縮なんであるが。設計を生業とする筆者にはどうしても許せないCG表現を発見しちゃったんである。巨大な図書館のエントランスにある四角い柱は白い大理石を貼って仕上げてある。おそらくイタリア産のビアンコ・カララだろうか。ここでまた激しい銃撃戦が繰り広げられるわけで、石で仕上げた柱にバキバキとマシンガンの銃弾が当たり破損していくシーン。最初はCGうまいなあと思って観ていたが、その石が損傷する表現はガラリと崩れ飛び散る表現でなければいけないのに、まるで紙か薄い鉄板が剥がれるような絵になっていた。石なのだから障子紙が破れたような表現は絶対あり得ないわけでNGだ。
もうひとつ。自分の短足を棚に上げて言わせてもらえば、である。
主演の岡田准一は男から見てもカッコイイとは思うし、ドラマSPで武闘に開眼した彼のアクションも良いし、原作でも「身長の低いチビの指揮官」という設定であるから、小柄な岡田クンでも絵になっているから良いのだけれど。一点だけ役者としてこれは直したほうが良いと思うことがある。彼は少し猫背ぎみなんである。持って生まれた他人の肉体的特徴をつまびらかにするのは本意ではないし、全国の岡田くんファンを敵にまわすのはもっと不本意なんであるが、背筋をぴんと伸ばして演技すれば部隊長としての威厳にももっと輝きが増していたはずだ。
うむむ...、待てよ。今気がついた。
昔、筆者も配偶者から指摘されたことがあった。歩く姿が少し猫背だね、と。
アレはなかなか自分では気がつかないものである。ヤッベ、反面教師(^-^)
さて、本の話から映画の話、最後は猫背の話になってしまった。これらを総合して想い起こしたことがある。筆者の「夢」の話だ。
一度でいいからやってみたいコト。実現したい夢である。
風呂にお湯を貯めるのではなく、空っぽの浴槽に満杯になるまで子猫を数百匹ほど入れてのちに、筆者丸裸になってそっと入り、ミューミューミャーミャー鳴き声を聴きながら首までとっぷり浸かるという「猫風呂」をやってみたい。死ぬほど幸せな気分になれるに違いない。
もう一発。
風呂にお湯を貯めるのではなく、空っぽの浴槽に満杯になるまで小説を数百冊ほどぐしゃぐしゃに投げ入れたのちに、筆者丸裸になってそっと入り、畳んだ手ぬぐいの代わりに開いた本を頭の上に載せて、微かな紙とインクの匂いを酒の肴にし、好きな原作本を映画化したDVDを大画面で観賞する「本風呂」をやってみたい。天国に昇るほど幸せな気分になれるに違いないのだ。
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2013年11月5日火曜日
晩秋
1,2年に一度くらいの割合で筆者の兄弟連中が東京に集まり会食をするのが恒例だ。昔と違い兄弟のみならず、その子どもやそのまた子ども(孫)なども参加するようになった。
兄弟みな居住地はバラバラである。東京、新潟、山形、マレーシア、フランス、神奈川である。今回筆者の娘は次女が生まれて参加できなかったけれど、今年結婚した愚息が嫁さん同伴で参集。彼女のお腹には小さな命が宿っている。先日息子からのメールに「やっとお腹の中のミジンコの男女の別が判明した」と。筆者すぐ「ほ〜!オスミジンコか?メスミジンコか?どっちだ」
東京での会食場所の選定は筆者の役どころ。今回は東京ドームホテルの安価なランチブッフェにした。奇しくももし、日本シリーズが宮城ではなくドームで決勝戦があり、巨人が優勝していたら、今日はとんでもないことになっていたはずだ。けれど結果はみなさん周知のとおり。休日なので人通りは相変わらず混雑していたが、「巨人応援ありがとうフェア。生ビール半額!」の広告のぼりが秋風にはためいていた。「東北を応援していても生ビール半額にしてくれるかいな」と一人ごちながらエレベーターへ。
今年の巨人ファンは優勝は逃したけれど、心のどこかで、「東北のこともあるし、あの田中マー君だし、今年はまいっか」みたいな大らかなオトナな気持ちでいてくれる人が以外と多いのではないだろうか。筆者の希望的観測かもしれないが。
43階のレストランからドームを見下ろす写真を一枚。
午後の雨上がりの湿気を含んだ晴れ間ではあったけれど、初秋から中秋、そしてこのごろの晩秋に移ろうひんやりとした空気感が、東京の空に満ちていたように思う。
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兄弟みな居住地はバラバラである。東京、新潟、山形、マレーシア、フランス、神奈川である。今回筆者の娘は次女が生まれて参加できなかったけれど、今年結婚した愚息が嫁さん同伴で参集。彼女のお腹には小さな命が宿っている。先日息子からのメールに「やっとお腹の中のミジンコの男女の別が判明した」と。筆者すぐ「ほ〜!オスミジンコか?メスミジンコか?どっちだ」
東京での会食場所の選定は筆者の役どころ。今回は東京ドームホテルの安価なランチブッフェにした。奇しくももし、日本シリーズが宮城ではなくドームで決勝戦があり、巨人が優勝していたら、今日はとんでもないことになっていたはずだ。けれど結果はみなさん周知のとおり。休日なので人通りは相変わらず混雑していたが、「巨人応援ありがとうフェア。生ビール半額!」の広告のぼりが秋風にはためいていた。「東北を応援していても生ビール半額にしてくれるかいな」と一人ごちながらエレベーターへ。
今年の巨人ファンは優勝は逃したけれど、心のどこかで、「東北のこともあるし、あの田中マー君だし、今年はまいっか」みたいな大らかなオトナな気持ちでいてくれる人が以外と多いのではないだろうか。筆者の希望的観測かもしれないが。
43階のレストランからドームを見下ろす写真を一枚。
午後の雨上がりの湿気を含んだ晴れ間ではあったけれど、初秋から中秋、そしてこのごろの晩秋に移ろうひんやりとした空気感が、東京の空に満ちていたように思う。
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2013年11月3日日曜日
がんばれ東北「心のチカラ」
今日は南部リーグである。午前の試合は行けなかったけれど、対Aチームフォルコンズ戦はなんと11:1のコールドゲーム。ただスコアブックを検証するに、がんがん打ちまくったというわけでもなく、相手失策や暴投なども大いに得点にからんだようであったけれど。でもコールド勝ちというのは立派である。
午後から筆者も参戦。今度は対Bチーム野川レッドパワーズ戦である。6年の抜ける選手の面々はまだまだ「頼もしい」という面構えには至ってないが、それでも近年の成績からすれば来年が少し期待できる顔になってきた。
試合前にニコニコと挨拶に来てくださったのはレッパのYoshikawaさんだ。Queensの審判でもあるYさんのこの笑顔を見てると、ついこっちも笑顔になってしまう不思議なチカラを持っているんである。
訊けばレッパは24人、来季6年抜ければ18人という、ほぼうちと同じような人数構成である。宮前の最古豪のとんでもない歴史のあるチームも、子どもの人数には勝てないのだった。野球は「審判と天気」には勝てないと昔から言われているが、少年野球はチームの子どもの数もそれに近いものがあるわけで。
野球がずば抜けてうまい子が仮に10人に1人の割合でいるとしよう。10人しかいない小さなチームではうまい子は1人だけだが、90人もいるチームなら9人スタメン全員がずば抜けて野球のうまい子だけになるわけだ。もちろん仮の話ではあるけれど、統計学的確率論的な絶対値である。しかし人数の少ないチームでもなんとかして上を目指すところに面白みと難しさがある。大きな体で常勝無敵の北の湖は時に憎まれ役になり、小さな体でも巨体を土俵に沈める千代の富士を応援しちゃうのは、洋の東西を問わずどうやら人間の持っている性(さが)なのかもしれない。
偶然ではあるけれど、今このブログは第7戦楽天VS巨人をTV観戦しながら書いているんである。
何をか言わんや、である(^-^)
試合はこれまた圧勝の7:0のコールド勝ち。しかしやはりレッパはベストメンバーではなかったらしいけれど。それでも一日のダブルヘッダーでA,Bともにコールドゲームというのは、弱小フレンズにしては近年まれに見る快挙なんである。
この時季になると「6年お別れ会」の空気感が漂いはじめ、筆者は公私ともに忙しくなる。いろいろやんなくちゃ的仕事が山盛り大盛りてんこ盛りなのだ。そのひとつお別れ会用の6年3人の写真を撮った。ヒマしていた3人は選手の妹軍団にタジタジであった。
小さい子というのはグランドで緊迫した試合なんかどこ吹く風、試合そっちのけで砂場でぎゃんぎゃん遊ぶ姿は、古今東西どこでも見られる光景である。
オマケ編1。
フレンズOBで今中学2年のOnoがひとりで遊びに来た。
中学生になり野球ではなく吹奏楽部を選択して「華麗なる転身」をはかった。すっかり声変わりしていたが、無理矢理ノックを受けさせて、その返球フォームを見たら全く昔と変わらなかったのには笑った。けれど野球はやめたがいい笑顔をしていたぞ(^-^)
オマケ編2。
5年連合代表だったKasaharaさんから10/20の祝勝会の写真が当日送信されてきた。
いつかブログにと思って温存していたのだが、今日Ohmori母から話を聞いたら「この写真またブログに載るんじゃないの」と周りの母たちから言われたのだそうだ。早速アップしちゃうんであった(^-^)
+++++++++++++++++++++
さて、書きながら途中ブログタイトルはいかがなものかと思案していたのだが、東北楽天がつい先ほど優勝を決めた。9回表は書く手を止めて見入ってしまった。田中がブルペンで準備している映像をみて直感した、これは粋な監督采配などではなく田中が監督に直訴しての登板ではないのかと。同じように推測した野球ファンは決して少なくないはずだ。160球投げた翌日、セーフティーリードとは言えない場面での志願の登板。
この闘志と自信は東北の被災者の方々にどんなにか勇気を与えたろうか。
おめでとう!
9回に田中がマウンドに登った時、ブログタイトルが瞬時に決まった。
がんばれ東北「心のチカラ」
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午後から筆者も参戦。今度は対Bチーム野川レッドパワーズ戦である。6年の抜ける選手の面々はまだまだ「頼もしい」という面構えには至ってないが、それでも近年の成績からすれば来年が少し期待できる顔になってきた。
試合前にニコニコと挨拶に来てくださったのはレッパのYoshikawaさんだ。Queensの審判でもあるYさんのこの笑顔を見てると、ついこっちも笑顔になってしまう不思議なチカラを持っているんである。
訊けばレッパは24人、来季6年抜ければ18人という、ほぼうちと同じような人数構成である。宮前の最古豪のとんでもない歴史のあるチームも、子どもの人数には勝てないのだった。野球は「審判と天気」には勝てないと昔から言われているが、少年野球はチームの子どもの数もそれに近いものがあるわけで。
野球がずば抜けてうまい子が仮に10人に1人の割合でいるとしよう。10人しかいない小さなチームではうまい子は1人だけだが、90人もいるチームなら9人スタメン全員がずば抜けて野球のうまい子だけになるわけだ。もちろん仮の話ではあるけれど、統計学的確率論的な絶対値である。しかし人数の少ないチームでもなんとかして上を目指すところに面白みと難しさがある。大きな体で常勝無敵の北の湖は時に憎まれ役になり、小さな体でも巨体を土俵に沈める千代の富士を応援しちゃうのは、洋の東西を問わずどうやら人間の持っている性(さが)なのかもしれない。
偶然ではあるけれど、今このブログは第7戦楽天VS巨人をTV観戦しながら書いているんである。
何をか言わんや、である(^-^)
試合はこれまた圧勝の7:0のコールド勝ち。しかしやはりレッパはベストメンバーではなかったらしいけれど。それでも一日のダブルヘッダーでA,Bともにコールドゲームというのは、弱小フレンズにしては近年まれに見る快挙なんである。
この時季になると「6年お別れ会」の空気感が漂いはじめ、筆者は公私ともに忙しくなる。いろいろやんなくちゃ的仕事が山盛り大盛りてんこ盛りなのだ。そのひとつお別れ会用の6年3人の写真を撮った。ヒマしていた3人は選手の妹軍団にタジタジであった。
小さい子というのはグランドで緊迫した試合なんかどこ吹く風、試合そっちのけで砂場でぎゃんぎゃん遊ぶ姿は、古今東西どこでも見られる光景である。
オマケ編1。
フレンズOBで今中学2年のOnoがひとりで遊びに来た。
中学生になり野球ではなく吹奏楽部を選択して「華麗なる転身」をはかった。すっかり声変わりしていたが、無理矢理ノックを受けさせて、その返球フォームを見たら全く昔と変わらなかったのには笑った。けれど野球はやめたがいい笑顔をしていたぞ(^-^)
オマケ編2。
5年連合代表だったKasaharaさんから10/20の祝勝会の写真が当日送信されてきた。
いつかブログにと思って温存していたのだが、今日Ohmori母から話を聞いたら「この写真またブログに載るんじゃないの」と周りの母たちから言われたのだそうだ。早速アップしちゃうんであった(^-^)
+++++++++++++++++++++
さて、書きながら途中ブログタイトルはいかがなものかと思案していたのだが、東北楽天がつい先ほど優勝を決めた。9回表は書く手を止めて見入ってしまった。田中がブルペンで準備している映像をみて直感した、これは粋な監督采配などではなく田中が監督に直訴しての登板ではないのかと。同じように推測した野球ファンは決して少なくないはずだ。160球投げた翌日、セーフティーリードとは言えない場面での志願の登板。
この闘志と自信は東北の被災者の方々にどんなにか勇気を与えたろうか。
おめでとう!
9回に田中がマウンドに登った時、ブログタイトルが瞬時に決まった。
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2013年11月2日土曜日
まだまだ、いつまでも
時間と余裕があればすぐにでも行っておきたい場所がふたつある。
ひとつは千駄ヶ谷の国立競技場。2020年東京オリンピックに向けてもうすぐ閉鎖される。ニッポンのサッカーの聖地と言われ、ワールドカップの時はパブリックビューイングにも行こうとしたけれど叶わず。ついに一度もゲートをくぐってない不届き者のサッカーファンの風上にも置けぬ筆者である。年内は場内を巡るツアーがあるそうだ。行ってみたい。
もうひとつは先日新築オープンした京王れーるランド。
私鉄系鉄道博物館である。オープン日は平日にもかかわらず、長蛇の列で予想以上の人気らしい。お馴染みの鉄道ジオラマや運転シミュレーション、ファミリー向けの子どもたちに人気の「アスれーるチック」などの遊びの施設コーナーもある。屋外展示場には京王電鉄の旧車両がズラリ。当日は「Yahoo!NEWS」やTVニュースにも取り上げられた。
おっと、筆者は京王電鉄のスポークスマンではないし、鉄道マニアでもない。じゃあ、なぜ?筆者は昨年計画当初の基本デザイン設計に関わって、何枚ものパース(完成予想図)を描いたり、大まかなデザインを担当したからなんである。黒子としてのデザイナーなのであまり大きな声では言えないけれど(^-^)
おっと、このところQueens女子野球や宮前少年野球ばかりで、有馬フレンズブログをかまけていたんである。久々のフレンズなんである。
先日南部リーグ大会の有馬子ども会戦をやった。悪くない試合だったと思う。もっとも相手は連合で主力2人を欠いたアリコではあったけれど。
もうじき冬の到来、6年生の引退、そしてお別れ会...などを彷彿とさせる秋の日差しが柔らかく肩にそっと乗っている、そんな晩秋の一日であった。
試合中スコア監修をやりつつ、広報カメラマンとして後方も徘徊。沖縄のハイサイオジサン♪ならぬ、徘徊オジサンである。ふと見ると外野席の花壇に腰掛けたひとりの少年がいた。祖父母と一緒に野球を観戦していたのだが、どうにも様子が違う。一生懸命スコアブックをつけていたんである。筆者こんなブログを書いている身としては声をかけずにいられなかった。
「おっ、スゲーじゃん。スコアつけてるの?」
訊けばなんとお隣の盟友チーム「鷺沼ヤングホークス」の6年、Arikawa君であった。午前中に練習が終わったので午後はこの試合を観てスコアの勉強をしに来たとのこと。
なんと素晴らしい少年ではないか。ベンチへ戻り過去のヤングとの対戦スコアブックを検証したら、Arikaw君の名前があった。こんな少年を放っとけないのがオトナの性というもの。スコアラーバッグの中に手つかずの新品のスコアブックがあった。予備のブックなのでたぶん来年も出番はないだろう。男には使用期限があり、女には賞味期限があるように、スコアブックにもそれがあるのだと自分に言い聞かせ、再び彼の元へ。
「これ、オジサンからプレゼント。Kurosu監督によろしくね」
頑に固辞していたけれど半ば強引に彼の手元へねじ込んだ。
「あ、あっ、ありがとうございます」
とても真面目そうな子だった。スタメンに入れず試合に出れずとも元気に大きな声を出す子らしい。(後日取材網を駆使した)
ピロティーでは小さい子たちがベースを置いて即席の東京ドームを再現し遊んでいた。彼ら彼女らにとっては十分に広いスタジアムだ。
スコアブックの集計を真面目に取り組んでいる男がいる。今年からサブとして大活躍のHiroの父Ohmoriさんだ。この日も「集計お任せっ!」と言ったら即ニンマリし、早速ピロティーの端っこで黙々と集計しはじめた。声を掛けてもボールが飛んできてもおかまい無し。黙々と集中している。
まるで忘れた宿題を居残りで教室の隅でやっているみたいなAyumuちゃんなんであった(^-^)
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++
実はここからがブログ本題なんである。読み疲れた方は明日続きをどーぞ、なんである。
昨年鷺沼ヤングホークスのKurosu監督から満面の笑みで話を聞いたことがある。
60歳になった時にチームから赤いちゃんちゃんこを贈られたのだそうだ。こんな粋なことを出来るヤングの父母も素晴らしいと思うと同時に、はて俺たちはYanagisawa代表やKanedaコーチに何か感謝の気持ちをカタチにしているだろうかと、愕然となったのであった。いつか実現したいなと....。
先日うちの代表Yanagisawaさんが70歳の誕生日を迎えた。かなり以前から「俺みたいなロートルがいつまでも監督をやっていたんでは、フレンズが成長しない。後継者に譲りたい」と言っていたYanagisawa監督を何年間ものあいだ説き伏せてきたのだったが、数年前についに監督を勇退し代表に就任。フレンズ創設以来30数年を土日全てをフレンズ野球に捧げてきた人だ。試合中の判断は風のごとし、頑固さにおいては山のごとし、野球好きにおいては他の追随を許さぬ、70年間を野球一筋に貫いた人である。今でも柔らかなピンポイントのノックの腕前は天下一品だ。筆者のような若造が言うのもはばかれるが骨太な昭和の野球人と形容しても良いだろうか。
Akane母に代表の誕生日のことを告げた。そんな代表のバースデイを祝おうと、母たちが中心になって急展開を見せ始める。筆者も裏で暗躍したけれど、全ては母たちが頑張って企画、行動に移してくれた。
乾杯!おめでとうございます(^-^)
筆者が仕切をやった。高性能ワイヤレスマイクを持って。
チームからの花束贈呈、母有志からの記念品も贈った。ここからの写真は居酒屋の暗さで鮮明ではない。フラッシュを使うと平坦な絵になるので、極力使わずに撮ったら、みなブレてしまった。アララ、花束贈呈のスレンダー美人妻ふたりがぎゅんぎゅんブレちゃった。
部屋の照明を落しAkane母がバースデイケーキを持ってくる。大盛り上がりであった。
OB母で去年の母マネのInoueさんから直筆のお手紙も披露、朗読...。
Yanagisaki母など来れなかったメンバーたちの祝辞も伝えた。
「この歳まで野球をやってきて、こんなに嬉しいことはない」
代表の言葉であった。因に手にしているモノは筆者が急遽入手した高性能ワイヤレスマイクである。決して鍋のアク取りなんかじゃない(^-^)
来年は6月に重鎮Kanedaコーチの誕生会も絶対やるんである。これを毎年の恒例行事にしたいくらいだ。今から予定を開けておくように言っておいた。代表のかつての会社の先輩でもあるKanedaさんの締めでお開き。
お二人とも、まだまだ、いつまでも、フレンズを見守って下さい。お願いします。
ひとつは千駄ヶ谷の国立競技場。2020年東京オリンピックに向けてもうすぐ閉鎖される。ニッポンのサッカーの聖地と言われ、ワールドカップの時はパブリックビューイングにも行こうとしたけれど叶わず。ついに一度もゲートをくぐってない不届き者のサッカーファンの風上にも置けぬ筆者である。年内は場内を巡るツアーがあるそうだ。行ってみたい。
もうひとつは先日新築オープンした京王れーるランド。
私鉄系鉄道博物館である。オープン日は平日にもかかわらず、長蛇の列で予想以上の人気らしい。お馴染みの鉄道ジオラマや運転シミュレーション、ファミリー向けの子どもたちに人気の「アスれーるチック」などの遊びの施設コーナーもある。屋外展示場には京王電鉄の旧車両がズラリ。当日は「Yahoo!NEWS」やTVニュースにも取り上げられた。
おっと、筆者は京王電鉄のスポークスマンではないし、鉄道マニアでもない。じゃあ、なぜ?筆者は昨年計画当初の基本デザイン設計に関わって、何枚ものパース(完成予想図)を描いたり、大まかなデザインを担当したからなんである。黒子としてのデザイナーなのであまり大きな声では言えないけれど(^-^)
おっと、このところQueens女子野球や宮前少年野球ばかりで、有馬フレンズブログをかまけていたんである。久々のフレンズなんである。
先日南部リーグ大会の有馬子ども会戦をやった。悪くない試合だったと思う。もっとも相手は連合で主力2人を欠いたアリコではあったけれど。
もうじき冬の到来、6年生の引退、そしてお別れ会...などを彷彿とさせる秋の日差しが柔らかく肩にそっと乗っている、そんな晩秋の一日であった。
試合中スコア監修をやりつつ、広報カメラマンとして後方も徘徊。沖縄のハイサイオジサン♪ならぬ、徘徊オジサンである。ふと見ると外野席の花壇に腰掛けたひとりの少年がいた。祖父母と一緒に野球を観戦していたのだが、どうにも様子が違う。一生懸命スコアブックをつけていたんである。筆者こんなブログを書いている身としては声をかけずにいられなかった。
「おっ、スゲーじゃん。スコアつけてるの?」
訊けばなんとお隣の盟友チーム「鷺沼ヤングホークス」の6年、Arikawa君であった。午前中に練習が終わったので午後はこの試合を観てスコアの勉強をしに来たとのこと。
なんと素晴らしい少年ではないか。ベンチへ戻り過去のヤングとの対戦スコアブックを検証したら、Arikaw君の名前があった。こんな少年を放っとけないのがオトナの性というもの。スコアラーバッグの中に手つかずの新品のスコアブックがあった。予備のブックなのでたぶん来年も出番はないだろう。男には使用期限があり、女には賞味期限があるように、スコアブックにもそれがあるのだと自分に言い聞かせ、再び彼の元へ。
「これ、オジサンからプレゼント。Kurosu監督によろしくね」
頑に固辞していたけれど半ば強引に彼の手元へねじ込んだ。
「あ、あっ、ありがとうございます」
とても真面目そうな子だった。スタメンに入れず試合に出れずとも元気に大きな声を出す子らしい。(後日取材網を駆使した)
ピロティーでは小さい子たちがベースを置いて即席の東京ドームを再現し遊んでいた。彼ら彼女らにとっては十分に広いスタジアムだ。
スコアブックの集計を真面目に取り組んでいる男がいる。今年からサブとして大活躍のHiroの父Ohmoriさんだ。この日も「集計お任せっ!」と言ったら即ニンマリし、早速ピロティーの端っこで黙々と集計しはじめた。声を掛けてもボールが飛んできてもおかまい無し。黙々と集中している。
まるで忘れた宿題を居残りで教室の隅でやっているみたいなAyumuちゃんなんであった(^-^)
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++
実はここからがブログ本題なんである。読み疲れた方は明日続きをどーぞ、なんである。
昨年鷺沼ヤングホークスのKurosu監督から満面の笑みで話を聞いたことがある。
60歳になった時にチームから赤いちゃんちゃんこを贈られたのだそうだ。こんな粋なことを出来るヤングの父母も素晴らしいと思うと同時に、はて俺たちはYanagisawa代表やKanedaコーチに何か感謝の気持ちをカタチにしているだろうかと、愕然となったのであった。いつか実現したいなと....。
先日うちの代表Yanagisawaさんが70歳の誕生日を迎えた。かなり以前から「俺みたいなロートルがいつまでも監督をやっていたんでは、フレンズが成長しない。後継者に譲りたい」と言っていたYanagisawa監督を何年間ものあいだ説き伏せてきたのだったが、数年前についに監督を勇退し代表に就任。フレンズ創設以来30数年を土日全てをフレンズ野球に捧げてきた人だ。試合中の判断は風のごとし、頑固さにおいては山のごとし、野球好きにおいては他の追随を許さぬ、70年間を野球一筋に貫いた人である。今でも柔らかなピンポイントのノックの腕前は天下一品だ。筆者のような若造が言うのもはばかれるが骨太な昭和の野球人と形容しても良いだろうか。
Akane母に代表の誕生日のことを告げた。そんな代表のバースデイを祝おうと、母たちが中心になって急展開を見せ始める。筆者も裏で暗躍したけれど、全ては母たちが頑張って企画、行動に移してくれた。
乾杯!おめでとうございます(^-^)
筆者が仕切をやった。高性能ワイヤレスマイクを持って。
チームからの花束贈呈、母有志からの記念品も贈った。ここからの写真は居酒屋の暗さで鮮明ではない。フラッシュを使うと平坦な絵になるので、極力使わずに撮ったら、みなブレてしまった。アララ、花束贈呈のスレンダー美人妻ふたりがぎゅんぎゅんブレちゃった。
部屋の照明を落しAkane母がバースデイケーキを持ってくる。大盛り上がりであった。
OB母で去年の母マネのInoueさんから直筆のお手紙も披露、朗読...。
Yanagisaki母など来れなかったメンバーたちの祝辞も伝えた。
「この歳まで野球をやってきて、こんなに嬉しいことはない」
代表の言葉であった。因に手にしているモノは筆者が急遽入手した高性能ワイヤレスマイクである。決して鍋のアク取りなんかじゃない(^-^)
来年は6月に重鎮Kanedaコーチの誕生会も絶対やるんである。これを毎年の恒例行事にしたいくらいだ。今から予定を開けておくように言っておいた。代表のかつての会社の先輩でもあるKanedaさんの締めでお開き。
お二人とも、まだまだ、いつまでも、フレンズを見守って下さい。お願いします。
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