梅は咲いたか、桜はまだかいな。とは、ちょうどこの時季の言葉である。第四公園球場の小振で低木の梅が遅めに咲いていた。根っこから掘り起こせばそのまま抱えてお持ち帰り出来そうなくらいである。もちろんそれは窃盗罪だから良い子は真似してはいけない。てか、最近は逆に、近所の人が公園に勝手に植木をして育てているのが問題となっていると、ニュースになっていた。なんだか笑っちゃうニュースである。
桜もカチコチの硬い蕾からふんわりした感じに膨らみ始め、一個だけ先端がほんのり桜色に色づいていた。
さてさて、もう早速の北部大会初戦なんである。QueensVS松風である。北部ではQは特別に6年生もメンバー入りが許される。初回Qの攻撃ではAina、Saki、 Suiの1,2,3番の連続長短打が炸裂し、一挙3点先制。「宮前のヌートバー」の異名を取る(勝手に筆者が命名)切込隊長Ainaは、二塁ベース上で「ペッパーグラインダー」の両手でガリガリポーズ。筆者のウチにもブラックペッパーのグラインダーがあるが、あれは香りが引き立ち実に良い。確かにヌートバーが言うように「粘り強く最後まで諦めないで」ガリガリしなきゃいけないんである。特にペペロンチーノには大量のガリガリが必要だ。
連盟Yoshikawa建築士とFujisawa画伯のコラボによる、新生スコアボード。点数マグネットはなんと、こんな感じのバラバラ表記であった。子供たちのクリエイティビティが試される。最初は「えっ?」と思ったが実に楽しいではないか。
QのUrabe姉妹は人数的に厳しい母体チームの松風で参戦。バックネット付近ではボールガールの覇権争い、女子同士のボールの奪い合いは温厚なCoconaではなくアグレッシブなSakuraに軍配が上がった。ちなみにではある。ボールボーイ、ボールガールというのが差別的?となったのか、時代の趨勢のせいか、「ボールパーソン」というよーになったらしい。サッカーではかなり前には自殺点と言っていたが今はオウンゴール。野球のデッドボール(死球)や塁間で殺す挟殺、ダブルプレー併殺などが、この世から消えるのもそう遠くない未来かもしれない。うーむ、なんだかなあ、なんである。
安定の打棒を振るう1,2番コンビ。この二人は今日3打席1四球2打数2安打の打率10割だった。
片やネット裏ではAoi母がスコアブックの練習に余念がない。フレンズスコアラーのために正確なスコアをつけれるようにと、いつも勉強している姿には敬意を表したい。
「Teshimaさんこんちは〜」後ろから声をかけられた。おっと誰だっけこの子は?一瞬QのOGかと思ったら昨年のQ主将Momoだった。エクステにアイシャドウ、付け爪(ネイルチップというのかな?)までしちゃってて驚いちゃった。あのMomoがしっかり女の子しちゃっていたんである。
まだ体験ではあるがとんでもない超新星がいる。現在ソフトボールチームで主将バリバリの選手なんである。ソフトボールらしい大きく振りかぶらないコンパクトなスイングなれど強烈な打球を放っていた。松風のコーチが言っていた。「構えを見ただけでただものではない」と。御意なんである。もし入団してくれた暁にはとんでもない戦力になるに違いない。
試合は松風も健闘したが11:3でQの勝利。賞品がまだ手元にないためエアー授賞式となった。
「晴耕雨読」的オマケなんである。第四公園の地面には、散水栓の位置を示すマーカーが埋め込まれている。これ。
筆者イタズラ小僧の心がムクムクと湧き起こる。これに枯枝を一本加えれば「水」が「氷」となるのだった。真夏の炎天下に散水栓から水ではなく氷が散布されたら至福のグランドになるに違いない。
道標(みちしるべ)を辿ってみる。直角に曲がれとの指示。童話ヘンゼルとグレーテルのパン屑を辿るみたいに。
なんとか23:30にブログアップ。筆者はこれから毎週のルーティンとなった、0:00キックオフのブライトン三苫を観戦しちゃうのであった。毎週日曜は寝不足なんである。明日は春季2日目なんである。
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