2024年7月20日土曜日

歓喜と苦悩は正比例

 ただいま宮少連秋季大会予選ブロックの真っ最中なんである。本大会、ジュニアの部共に決勝トーナメント進出に向けてシノギを削り、この炎天下各地で熱戦を繰り広げているわけで。一方今日から夏休みがスタート。フレンズはもう十年以上定宿となった山中湖合宿へ出発した。筆者は合宿に参加しないようになって久しいが、子どもも大人も野球だけでは得られない、一宿一飯、皆で同じ屋根の下で寝る経験は実に楽しく、貴重な体験になるに違いない。自分が参加した頃の合宿は、全ての年の記憶が鮮明に残っている。あの年は山中湖でこんなことがあった、木更津合宿ではあんな事件があった...etc。

そーだ、一個思い出した。山中湖合宿で(当時は今と違う民宿だった)まだ自分が現役親コーチだった頃、娘の年代だったが、子どもも親も一緒に外野ノックを受けた時だった。ほぼ遊び半分の和気藹々でレクレーション的なノックだった。Yanagisawa代表の神ノックで高々と上がったボール。筆者は一瞬逡巡した...「前に出れば捕れるかどうか?後に下がればワンバンで頭を越されて捕れないかも」思い切って前にダッシュし、ダイビングキャッチでグラブを差し出したが間一髪捕れない。頭から突っ込んでそのままクルリ一回転し、したたかに背中を地面に強打。周囲からやんやの拍手喝采でその場は笑ってやり過ごしたけれど、その日から背中に怪我を負い、のちにそれが遠因で膿が溜まり1年間ほど悩まされることになった。とかとか。今となっては楽しい想い出である。今同じことをやったら、一発で心臓停止しちゃうのは火を見るよりも明らかだ。

さて、秋季大会ブロック戦は次回からピンポイントで取材しようと思う今日この頃、昨日のタウンニュースにまたしてもビッグニュースが掲載されていた。宮少連関連とは関係ないいわゆるローカル大会が結構あるのは周知の通り。各チームそれなりにさまざまな大会にエントリーし切磋琢磨する機会を作っているわけで。その中の一つ「ミズノドリームカップ」の神奈川県大会Aブロックで優勝を飾ったのが、宮崎モンスターズであった。でもって...ぬぬぬわんと、来週末から熊本で全国大会出場なんである。しかもここで勝ち残った上位8チームは、日を改めて甲子園で優勝を争う大きな大会なんである。学童野球が甲子園だなんて実に素敵な話だ。是非ともモンタには頑張ってほしいものである。ところが全国大会となるとスポーツの種別を問わず、なんでもそーだが、遠征費用が大きな壁になる。各家庭の負担は計り知れないわけで。勝ち進めば余計に大きくなるのは皮肉なものだ。歓喜と苦悩は同居し正比例するのである。以前ある関係者に聞いた話だが、神奈川のある有名私立高校は、甲子園出場が決まるとOB会が多額の寄付金をゴッソリ集めるのだが、初戦敗退とかしちゃうと、1000万円くらい余っちゃって翌年のグランド設備がメチャ豪華に新品になるんだそう。それはともかく、モンタの負担も相当であろうことは容易に想像がつくわけで。そんな話題も記事になっていた。

※出典:タウンニュース宮前版7/19

んでもって早速「晴耕雨読」リンクからモンタのHPへ飛んでみたら...。リンクが古くポップアスリートのページだった。改めて連盟HPからモンタHPに飛んで早速「晴耕雨読」のリンクURLを更新した。

先週も今週も若干仕事が詰まっていて、ブログは少年野球関連で更新できていない昨今ではある。今日土曜もQueensから帰宅後ずっと仕事であった。赤坂のホテル家具製作図、品川のパーティールーム厨房防水区画詳細図、8月からは新規のクライアントと打合があり、まあまあ忙しいのであった。

そんな中7/28日曜は待ちに待ったアレなんである。アレとは?

イングランドプレミアリーグ三苫薫所属のブライトンが来日し、鹿島と東京ヴェルディとの試合がある。ブライトン・ジャパンツアー2024。しかもサッカーの聖地「国立」で。やっとの思いで、先日チケットをゲットし購入しちゃったんである。7/28は天地がひっくり返ろうとも、太陽が西から昇ろうとも、東急田園都市線が多摩川に転落しようとも、国立へ行く所存なのだった。

この件はまた機会があればブログに。

2024年7月12日金曜日

女子野球 全国大会へ2題

 本日は金曜日、そーなんである、タウンニュース宮前版の発刊日である。我が街では金曜は、朝のゴミ出しの分別が唯一無い曜日だ。普通ゴミ、ビンカンペットボトル、資源回収、プラごみなどは決められた曜日に出さなきゃなんであるが、金曜だけは何もない。つまり朝はゆっくり新聞を見て、次にタウンニュースに目を通すのが筆者のルーティンである。8時までにゴミを出さなきゃとバタバタする必要がない。

新聞一面トップニュースは大体目を通す。興味のある記事はじっくり読み、興味がないそれは上の空でサクッと流しちゃう。朝日の「天声人語」はほぼ読むのだが、A:前振りの関係ない話題から入り、転じてB:本題の話に突入し、最後にA:再度前振りの話の回収をして文章を見事に完結させる。しかも決められた字数内にほぼピタリと書き終えるのは実に見事なんである。例えば「A:徒然草に吉田兼好がこんなことを書いている」...。B:「さて我が国の政治家といえば過日こんな発言があった」...(本題の時事問題に入る)...。最後の3行で「A:冒頭の吉田兼好なら現代の政治家にこう言うに違いない...。...なんてゆう具合に冒頭文を最後に回収して、読者の腑に落とすわけである。読む方はナルホドと、胸に漂っていた文言や思いが最後に腹にストンと落ちるって寸法。小蘭「晴耕雨読」でもごく稀にこーゆー構成で書くこともあるが、お気づきでしょうか。

さてそのタウンニュースを読んでいたら、宮少連やQueensに関連する記事が目に止まった。すかさずiPhoneで活写。まずはQueens所属のAiriとYuuri姉妹。彼女たちは強豪女子ソフトウィングスにいたのだが、昨年人数の激減と共にQueensへも入団。今年になってそのソフトは花の台ソフトと合併し花の台ウィングスとなって、変わらず活動を継続。それがなんとAiriの加入で俄然強豪となり、春に続き神奈川県代表として秋田の全国大会に出場決定しちゃったんである。心躍る記事であった。シスタージャビット開会式とはギリで回避できそうな日程だった。

※出典:タウンニュース宮前版7/12

さて写真を撮って後でQueensスタッフLINEに送ろうかと思案しながら、タウンニュースを繰ってみると、ぬぬぬ!?またしても宮前Q関連の記事が目に飛び込んできたんである。毎年女子学童野球の甲子園とも言える、NPB主催のガールズトーナメント大会には全国から都道府県代表が集い、シノギを削るのだが、その神奈川代表「YAMAYURI」メンバーにセレクションを通過したQueensの二人が掲載されていたんである。主将MiuとMiyuのコンビである。毎年必ず選ばれるとは限らないので宮少連としても嬉しいニュースだ。「YAMAYURI」は近年優勝したこともあれば、昨年は宮前からSakiとAinaが出場し3位となった輝かしい経緯もある。先週はQのみならず連盟関係者からも寄付金を徴収...徴収では寄付金とは言えないか。寄付金を募り遠征費の足しにとなれば。場所は今年も金沢。20代の頃仕事で2回ほど行ったことがあり、拙著の小説「月に雨降る」のラストの舞台にもなったところ。素敵ないい街である。それはともかく是非二人には大いに奮闘し、大舞台での野球を楽しんでほしいものである。このようにQueensに入り6年生になり、「YAMAYURI」のセレクションに合格すれば、全国大会へ行けるチャンスがあるのである。

この記事2点を写真に撮り、Queensと連盟役員LINEに送ったのだった。すると連盟のOhtakeさんからリプライあり「隣の記事に会長の名前が!」...はて面妖な、それは一体どうしたものかと、改めて隣の「JA夏野菜品評会」の記事を読んでみたら、最後の最後に確かに我が連盟ボスMatsuiさんの名前が載ってるではないか。トマトなどで最優秀賞受賞もあるMatsuiさんなんである。偶然とは言え今日のタウンニュースには宮少連Queens関連3題がギュギュッと濃縮されていたのだった。こんな発見は全国版大新聞にはなく、身近なタウン紙ならではの楽しさである。※下の画像青枠---青楕円部。

さて明日は若干天候が心配なものの、土曜なんである。土曜はプラごみ回収の日だ。我が家のプラごみはまだ出さなくても良い少量しか溜まってない。ならば明日はゆっくり新聞を読んで...おっと、いやいや、Queensの連合練習が終日予定されているのだった。もうじき日本の少年少女スポーツ界は全国大会などの季節に突入。夏休みや合宿なども目白押しなんである。

※ほんの少しだけ冒頭文を回収できただろうか。

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2024年7月8日月曜日

群雄割拠?三雄割拠?

 日曜にふたつの大会が同時に幕を閉じた...ってことは前回書いた。まずはAMの子ども会大会決勝なんである。

●子ども会決勝戦 モンタVSウルフ

防犯で宿敵レッパを撃破し波に乗るM軍、対するW軍はあと一歩で冠に手が届かず苦杯をなめることしばしば。果たしてその行方や如何に、なんである。初回Mは無得点。

対する裏のW、先取点を取ったのち、長身痩躯の3番くんが大仕事をやってのけた。見事なツーランホームラン。今年のW軍はスラリ長身の選手が実に多い。その一人、主軸を成す彼が初回に大きな花火を打ち上げたのだった。

ネット裏本部席の活写。本大会は宮前区子ども会連合会が主催で、宮少連は共催のカタチをとってサポートする立場である。それで各チームから母担当が参加し、毎試合本部で係の仕事をこなすわけで。いつもの宮少連にはない華やかな空気感が漂うわけで。(個人的感想です)レディーファーストもあって、椅子にあぶれた我々連盟の野郎どもは皆立ちんぼか、コンクリートに尻をのせるわけで。下の2枚、対照的で面白い。

2裏には無死1,3塁でMのライナーゲッツーなどの好守もあったが、Wが主軸の連打で更に2得点する。下の三本間挟殺プレーの写真を載せたのはある理由があってなのだけれど、ここでは書かない。今度グランドでAokiさんあたりに訊いてみるつもりだ。

そーこーしていると、3表にM軍が本領発揮しついに1点を奪い1:5とした。その裏Mはマウンドにエースくんが満を持して登板、キレのある豪速球で圧巻のピッチング。Wは無得点に終わる。

M4表には更にジワリ1点を追加し、ついに持ち前の猛爆開始か...と思われたが、流石の決勝戦、そう簡単ではない。それでも2:5と3点差に迫る展開。

せっかく取った1点だったが、裏のWも1得点しチャラになった。6:2と引き離す。ところがM軍も終盤となった5回にも再三の1得点。取ったら取り返すの、伯仲戦となるも、序盤の5失点がここにきてボディーブローのように効いてくるMである。6:3のダブルスコア。

しかしその裏W、ダメ押しと言えるほどの大量点ではないが、またしても打線が奮起し、2点を追加し、3:8と差を広げる。最終回は両軍ともにゼロとなって、そのままW軍の勝利。今季はレッパが席巻する宮前かと思われたが、先の防犯でモンタが歓喜の優勝を果たし、赤い牙城を切り崩した。更に今大会ではそのモンタをビッグ3の一角から虎視眈々と狙っていたオオカミがついに栄冠を手にしたんである。狼だから虎視(こし)眈々ではなく、狼視(ろうし)眈々か。群雄割拠ならぬ三雄割拠の様相を呈してきた。今大会大活躍だったWのNana(Q連合)は、心躍るプレーで実に頼もしく楽しかった。

ではでは閉会式をば簡潔に。

既に周知のようにこの日は記録的な猛暑。数年前までは「なんのこれしき。ナメんなよ」って感じで炎天下でも割と平気で長時間カメラを構えていたのだが。数年前横浜の公園の山道で、周囲に誰もいない中、熱中症になりかけて死ぬ思いをしてからは、結構気をつけるようになった。ここで気を失って暗い藪の中に転がり落ちたら、誰にも発見されずある意味孤独死じゃん、と恐怖に慄(おのの)いたのである。身体に熱がこもるのは仕方ないとして、それを体外に発散する機能が衰退しているようだ。この日も小まめに日陰に避難する回数を多く取ることにした。前回も書いたように筆者よりも先に一眼レフのバッテリーが悲鳴をあげることになった。

●低学年大会決勝戦 モンタVSレッパ

奇しくも先述のようにAチームではこのカードでMが雪辱を果たしたわけだが、低学年でもこの対戦が決勝となった。モンタは「先輩に続け!」だしレッパは「先輩のリベンジ」といったところか。いずれにせよ強いチームはやはりBチームも優秀なわけで。初回表Mは無得点の幕開け。

いやはや4年以下と言えども、両軍ともに素晴らしい投手陣である。ギュンギュンと唸りをあげる速球を投げ込む。決して山なりのボールではない。筆者は昔と比べるからそう思うのだろうか。やがてあと5年10年後には、4年生でも100km投げて子文の屋根に突き刺さるホームランを打っても、誰も驚かない時代が来るに違いない。今の6年生が何本もHRを打っても驚かなくなったように。試合は初回裏Rは持ち前の打線が暴れん坊チビ将軍となって、一挙4点を先制する。

対するMも1点を返し4:1。ところが2裏にはまたしてもRが4点を入れあっという間に1:8と点差を広げる。3表Mは無得点となり1:8のままRが優勝を決めたのだった。(写真が少なくて失礼)

レッパ名物B監、Hiranoさんは健在だった。しばらく見ないうちに一瞬顔も腹も1ミリくらいシュッとした容貌になったと思ったのは筆者だけだろうか。(...だけですよね)信楽焼の狸監督は元気そうで、相変わらずの憎めない笑顔だった。試合後は強面(コワモテ)の顔相をぐしゃぐしゃにして、人目を憚らず号泣していた。これまでの苦労を忘れる素晴らしい瞬間だったのだろう。筆者とは旧知の中、目線で挨拶した。母たちはHiranoさんの男泣きに誘発されて、もらい泣きと笑い泣き。

それでは閉会式を。連盟の(またはチームの?)機転で、グランドにテントを張ることに。いつも感心するのだが選手はまだ攻守交代で日陰に避難できるが、審判は1.5時間炎天下に立ちっぱなしなんである。気力と体力と集中力がないと審判は務まらない。筆者なら15分でド真ん中ストライクをボールと見間違えるに違いない。

せっかくなので来賓挨拶も。いつもご支援ありがとうございます。あえてバックネット掲示の横断幕も画角に入れた。

※オマケ。各監督ベンチコーチのカットと、やはり秀逸だったレッパの帽子投げの一枚。実に自画自賛の一枚であった。

何はともあれ、粛々と怪我もなくほぼ予定通りのスケジュールを消化し、連盟的には安堵と達成感の一日であった。来週からはまだ梅雨も明けてないのに秋季大会開会式なんである。

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