2024年7月8日月曜日

群雄割拠?三雄割拠?

 日曜にふたつの大会が同時に幕を閉じた...ってことは前回書いた。まずはAMの子ども会大会決勝なんである。

●子ども会決勝戦 モンタVSウルフ

防犯で宿敵レッパを撃破し波に乗るM軍、対するW軍はあと一歩で冠に手が届かず苦杯をなめることしばしば。果たしてその行方や如何に、なんである。初回Mは無得点。

対する裏のW、先取点を取ったのち、長身痩躯の3番くんが大仕事をやってのけた。見事なツーランホームラン。今年のW軍はスラリ長身の選手が実に多い。その一人、主軸を成す彼が初回に大きな花火を打ち上げたのだった。

ネット裏本部席の活写。本大会は宮前区子ども会連合会が主催で、宮少連は共催のカタチをとってサポートする立場である。それで各チームから母担当が参加し、毎試合本部で係の仕事をこなすわけで。いつもの宮少連にはない華やかな空気感が漂うわけで。(個人的感想です)レディーファーストもあって、椅子にあぶれた我々連盟の野郎どもは皆立ちんぼか、コンクリートに尻をのせるわけで。下の2枚、対照的で面白い。

2裏には無死1,3塁でMのライナーゲッツーなどの好守もあったが、Wが主軸の連打で更に2得点する。下の三本間挟殺プレーの写真を載せたのはある理由があってなのだけれど、ここでは書かない。今度グランドでAokiさんあたりに訊いてみるつもりだ。

そーこーしていると、3表にM軍が本領発揮しついに1点を奪い1:5とした。その裏Mはマウンドにエースくんが満を持して登板、キレのある豪速球で圧巻のピッチング。Wは無得点に終わる。

M4表には更にジワリ1点を追加し、ついに持ち前の猛爆開始か...と思われたが、流石の決勝戦、そう簡単ではない。それでも2:5と3点差に迫る展開。

せっかく取った1点だったが、裏のWも1得点しチャラになった。6:2と引き離す。ところがM軍も終盤となった5回にも再三の1得点。取ったら取り返すの、伯仲戦となるも、序盤の5失点がここにきてボディーブローのように効いてくるMである。6:3のダブルスコア。

しかしその裏W、ダメ押しと言えるほどの大量点ではないが、またしても打線が奮起し、2点を追加し、3:8と差を広げる。最終回は両軍ともにゼロとなって、そのままW軍の勝利。今季はレッパが席巻する宮前かと思われたが、先の防犯でモンタが歓喜の優勝を果たし、赤い牙城を切り崩した。更に今大会ではそのモンタをビッグ3の一角から虎視眈々と狙っていたオオカミがついに栄冠を手にしたんである。狼だから虎視(こし)眈々ではなく、狼視(ろうし)眈々か。群雄割拠ならぬ三雄割拠の様相を呈してきた。今大会大活躍だったWのNana(Q連合)は、心躍るプレーで実に頼もしく楽しかった。

ではでは閉会式をば簡潔に。

既に周知のようにこの日は記録的な猛暑。数年前までは「なんのこれしき。ナメんなよ」って感じで炎天下でも割と平気で長時間カメラを構えていたのだが。数年前横浜の公園の山道で、周囲に誰もいない中、熱中症になりかけて死ぬ思いをしてからは、結構気をつけるようになった。ここで気を失って暗い藪の中に転がり落ちたら、誰にも発見されずある意味孤独死じゃん、と恐怖に慄(おのの)いたのである。身体に熱がこもるのは仕方ないとして、それを体外に発散する機能が衰退しているようだ。この日も小まめに日陰に避難する回数を多く取ることにした。前回も書いたように筆者よりも先に一眼レフのバッテリーが悲鳴をあげることになった。

●低学年大会決勝戦 モンタVSレッパ

奇しくも先述のようにAチームではこのカードでMが雪辱を果たしたわけだが、低学年でもこの対戦が決勝となった。モンタは「先輩に続け!」だしレッパは「先輩のリベンジ」といったところか。いずれにせよ強いチームはやはりBチームも優秀なわけで。初回表Mは無得点の幕開け。

いやはや4年以下と言えども、両軍ともに素晴らしい投手陣である。ギュンギュンと唸りをあげる速球を投げ込む。決して山なりのボールではない。筆者は昔と比べるからそう思うのだろうか。やがてあと5年10年後には、4年生でも100km投げて子文の屋根に突き刺さるホームランを打っても、誰も驚かない時代が来るに違いない。今の6年生が何本もHRを打っても驚かなくなったように。試合は初回裏Rは持ち前の打線が暴れん坊チビ将軍となって、一挙4点を先制する。

対するMも1点を返し4:1。ところが2裏にはまたしてもRが4点を入れあっという間に1:8と点差を広げる。3表Mは無得点となり1:8のままRが優勝を決めたのだった。(写真が少なくて失礼)

レッパ名物B監、Hiranoさんは健在だった。しばらく見ないうちに一瞬顔も腹も1ミリくらいシュッとした容貌になったと思ったのは筆者だけだろうか。(...だけですよね)信楽焼の狸監督は元気そうで、相変わらずの憎めない笑顔だった。試合後は強面(コワモテ)の顔相をぐしゃぐしゃにして、人目を憚らず号泣していた。これまでの苦労を忘れる素晴らしい瞬間だったのだろう。筆者とは旧知の中、目線で挨拶した。母たちはHiranoさんの男泣きに誘発されて、もらい泣きと笑い泣き。

それでは閉会式を。連盟の(またはチームの?)機転で、グランドにテントを張ることに。いつも感心するのだが選手はまだ攻守交代で日陰に避難できるが、審判は1.5時間炎天下に立ちっぱなしなんである。気力と体力と集中力がないと審判は務まらない。筆者なら15分でド真ん中ストライクをボールと見間違えるに違いない。

せっかくなので来賓挨拶も。いつもご支援ありがとうございます。あえてバックネット掲示の横断幕も画角に入れた。

※オマケ。各監督ベンチコーチのカットと、やはり秀逸だったレッパの帽子投げの一枚。実に自画自賛の一枚であった。

何はともあれ、粛々と怪我もなくほぼ予定通りのスケジュールを消化し、連盟的には安堵と達成感の一日であった。来週からはまだ梅雨も明けてないのに秋季大会開会式なんである。

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