2025年12月30日火曜日

日々雑感 2025年末に思う

 少年野球も公式戦はシーズンオフに突入し、各チーム和やかに親子野球などで練習納めとなった今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。このブログも野球ネタがないのでオフシーズンとなり、試合ブログ執筆の重圧から解放されて、2週間ぶりに筆を執った次第。

11月から沖縄ホテル案件が本格始動し、久しぶりに忙しいんである。通常の平均的な飲食店舗の4倍ほどの広さで、図面を描いても描いても終わらない。デザインも複雑で細部に渡り細心の注意が必要だ。「XXXの神は細部に宿る」とよく言われるけれど、アレはドイツの建築家ミース・ファン・デル・ローエが「建築の神は細部に宿る」と言ったのが最初なんである。細部をきちんと仕事しないと、全体が狂ってしまうのであった。今日は12月30日、やっと今年の仕事が終わり、ココロに少し余裕ができた訳で、そんなこんなでこの1週間くらいの日々雑感を、年末に書いてみる。

●これはインスタにも上げた写真。「飲むと美味いアルコール、飲むとヤバいアルコール」の風景。前者はサッカープレミアリーグ三苫薫を観戦するときに飲むのは、当然スコッチウィスキーなわけで。焼酎「晴耕雨読」はだいぶ前にスーパーで安く売っていたので購入したもの。後者は左端の液晶用とコロナ期に買った消毒用アルコール。これを飲んだら「目が潰れる」とは昭和の話だが、あながち間違いでもないかも。

●玄関ドアに飾ったクリスマスリース。クリスマスリースを飾りマスリース。26日に撤去し代わりに正月飾りを。日本ってクリスマスまでは気分が特殊に盛り上がるのに、26日になった途端すぐに年末モードに突入すると、クリスマスの空気感は一瞬で消えて、一体あの浮かれた気分はなんだったのだろうか、てゆーくらいにあっという間に忘れ去られるイベントだ。もっとも筆者くらいの歳になると、クリスマスなんてカレンダーを見てそれと気づくくらいに、フツーの日常となんら変わらないのであった。ちなみに欧米ではクリスマスは家族で過ごし、ニューイヤーは恋人同士で過ごすらしく、日本とは真逆である。

●27日土曜はQueens追加パーカーを持参して第一公園へ。12/20に連盟メンバーで倉庫の大掃除をしたのだが、仕事が詰まっており今年はパス。この日のQ練習納めもパスしたかったがパーカーを年内に配付すべく赤カブを走らせた。親子野球ならぬ親子ソフトボールで和んだ空気が流れていた。1時間くらいで仕事に戻った。翌日の日曜は親戚に不幸があり告別式に参列。家族葬が流行っているけれど、こちらも質素でシンプルな葬儀だった。久しぶりにタクシーを使ったが、高くなったなあ。戻ってすぐ数時間仕事に没入。

●仕事が多忙になると健康に悪い。近くの公園へいつもの散歩。遠くからでも視認できるくらいに、深紅(しんく)のジャングルジムが木立の隙間から顔を出した。周囲は冬の暗さで沈んでいる中、この深紅だけが弱いながら日差しを浴びて赤く輝いていたのだった。

今日30日やっと年内のリミットまでの仕事を終えて、晴々とした気分で出かけたせいもあってか、いつも見慣れているはずなのに、その真っ赤なグリッド建造物に目を見張ったのかもしれない。周囲が秋色に染まる中で、深紅のグリッドがハレーションを起こしそうなくらい屹然(きつぜん)と美しく鎮座していたのだった。

●その前に立ち寄ったのは有馬神明神社。今日のインスタにもアップ。明日の大晦日の夜は初詣客で長蛇の列だ。見慣れたノボリが風にはためいていた。ああ、今年もあと1日かとちょっぴり感慨に耽る。そんなミソカの今日。毎月30日をミソカと言い、12月の31日だけは一年の終わりを意味する「大晦日」。インスタではうっかり階段手摺が新設と書いたけれど、もうだいぶ前から更新されていたことにアップした後に気づいた。筆者の記憶力も年末、いや終末になっちゃったのかもしれない。

●明日31日早朝4:30にブライトン三苫薫がウェストハム戦に、怪我から復帰先発するかもしれない。復帰したのち途中出場するもパフォーマンスはイマイチ、前節では体調不良でメンバー外だったが、今回はどーか。彼の眼中にあるのは来年のW杯代表戦である。ここでしっかり結果を残してほしい。U-NEXTプレミア観戦で必須なのはバランタインなどのスコッチウィスキーだが、流石に早朝に飲むわけにいかない。ブラックコーヒー片手にサッカー観戦予定の、2025大晦日なんである。あらら、冒頭の伏線回収となったわけで。

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2025年12月16日火曜日

2025フレンズ卒団式 本編


この靴の乱舞は最後に。

昨晩に続き卒団式本編である。数年ぶりに参席した筆者には懐かしいやら、楽しいやら、「ああ、以前もこんなだったなあ」と懐古の念が沸々(ふつふつ)と湧き起こるわけで。まずは選手入場から。その後代表や監督らの挨拶。Satoh総監は北海道出張で不在とのこと。Yanagisawa代表はもうグランドへ顔を出すこともめっきり減ったようで、今の父母たちには馴染みがないかもだが、筆者や少し古いメンバーには神の存在なんである。子供の頃から大人になっても週末はずっと野球を続けてきた人で、人徳もありフレンズの心の柱であった。本人曰く「俺をボケ老人扱いして構わないからね」と自虐していうが、記憶力はだいぶ怪しくなってきたものの、足腰はまだしっかりしており、元気そうでなによりであった。昔Yanagisawaさんと会話した時に筆者が言ったことは、「代表が引退するときは、自分もフレンズを遠くから眺める立場にシフトします」と。

「それではしばしご歓談を」のしばらくあと、毎年盛り上がる成績発表である。これも筆者がやっていたときは、スコア集計が間に合わず徹夜したこともあった。冊子の体裁も印刷をネット外注し豪華版にしていたが、今は簡素化している。むしろこれで正解だろう。あの頃はやりすぎだったかもしれない。AチームからB/Cチームまで、打撃三冠や投手成績の発表となる。今年の三冠王は予想通りTerukiだった。11本の本塁打には驚いたが、おそらくFは異常に遠征試合が多いので、宮前公式戦以外にも打ちまくったに違いない。Bチームの本塁打王も11本で、映えある栄誉をB監督トーチャンから贈呈されたのは、Eitoだった。来季の背番号はEitoだけに名実ともに8番のエイトマンなんである。

OB来賓、今回も甲子園コンビHideakiとTsukasaが来てくれた。Tsukasaも素晴らしいスピーチを披露してくれた。更にNakamura家が最後とあってか、Kenzohも参席。他のOBみんなもフレンズの財産である。Yanagisawaさんにとってはなおさらに違いない。

長い間この卒団DVDを作ってきたNakamura母も今日が最後だ。筆者は1年間撮り溜めた写真を提供するだけだが、母はただでさえ忙しい毎日なのに、毎年夜鍋して手袋を編んでくれた...じゃなくって、DVDを編集してくれたのだった。息子のSeigoが出てくるシーンでは、母の胸に去来する思いは、決して今年だけの記憶ではなく、小さい頃からの遠い記憶まで遡っていたことだろう。それはNakamura父も同じ思いだったに違いない。5人の息子娘と共にフレンズで過ごした記憶は、決して色褪せることはないだろう。5名の子どもが全て同じ学童野球チームに在籍したことは、宮前でもおそらく最長不倒の記録であり、ギネス認定してもいいだろう。

筆者は隙を見てはNishiharaさんとタバコ休憩へ。まるで先生の目を盗んで高校の部室でタバコを吸うように。Koboriさんと談笑すると、現役フレンズ父のKoboriさんの弟さんが、筆者の息子と同期だったと聞いてびっくりなんであった。そっかあ、今の父母たちは筆者の息子娘世代なんだと、改めて思ったわけで。もう何年も前から感じていたことではあるが。

卒団の親子が壇上へ、そしてそれぞれが熱いスピーチを披露。同感や感銘を受けることしばしば。母よりもむしろ父の方が声を詰まらせることもあった。胸にせまる。「フレンズで野球ができて良かったと思える、そんなチームであり、これからもそういうチームであってほしい」筆者がずっと心に温めていた思いと同じであった。

大笑いの余興があった。手作りのお面を被り6年生とその父母によるもの。その楽しさは文章ではうまく表せない。

新チームメンバー発表。昔とレジュメはほとんど変わっていない。来季主将は新人戦同様Hinataである。あの子がもう主将でチームを牽引するとは。これも隔世の感あり。光陰矢の如し。BチームはMaedaさんが登壇。フレンズを今の人数に増やした功労者は、Maeda夫妻の尽力によるところが大きい。

代表とTakenaka兄弟のスリーショット。筆者はHajimeに言った。「その髪の毛、半分俺にくれよ」と。ウルトラ怪獣のガラモンみたいだ。

さて二次会に行く予定ではなかったが、つい行っちゃうのであった。地元の居酒屋で、ここも数年ぶりだった。靴が乱雑に脱ぎ捨てられて、くんずほぐれつ、酒池肉林の様相を呈して...。いやいやそうではない。この乱雑さが素敵である。居酒屋の大勢の飲み会で靴が整然と並んでいる方が、むしろ気持ち悪いではないか。これらの靴の持ち主が、これまでどんな道を歩んできたのだろうかと想像すればまた興趣(きょうしゅ)深いものである。

大盛り上がりの各テーブルのショット。途中OB母たちが最後の苦楽を共にしたNakamura家のためにサプライズ乱入、お祝いの品を手渡しハグの場面もあった。

筆者とNishiharaさんは中座して帰宅。送迎のノンアルOhmoriさんに感謝。家に帰ったあと、どうやってベッドに倒れ込み翌朝を迎えたかほぼ記憶にない。筆者もだいぶヤバいのかもしれない。40代なら朝まで飲んでも平気だったのだが。

何はともあれ、こうして2025年の年末も暮れゆくのだった。

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