2015年10月15日木曜日

片翼のブルー

tvk神奈川テレビでほんのちょっとだけ、川崎市学童野球大会開会式の模様が放映された。行進する富士見台ウルフの面々、連合宮前クラブのメンバーたちが、楽しげにブラウン管に映し出されたのだった。
ここで問題。上記文章の中に決定的な間違いがある。そーなんである。もはや「ブラウン管」という表現は死語だった。しかし「...メンバーたちが、楽しげに液晶画面に映し出されたのだった」ではブンガク的になんともケツの座りが悪いではないか。嫌煙や禁煙の時代の趨勢によって、そのうち「紫煙をくゆらす」なんてゆう素敵な文学的表現もなくなってしまうに違いない。それどころか、千代田区内で煙草を吸ったら罰金を取られるように、映倫ならぬ「煙草倫理委員会」などというものが合法化されて、ブログや小説や新聞に煙草を吸うシーンを書いただけで、逮捕されちゃう世の中になってしまうかもなんである。杞憂ではないぞ。あながちありえない事ではない。なぜならあの「安保法案」が合法化されちゃう政権だもの。
もしそうなったら当然「図書館戦争」勃発は免れまい。


さて10/12は連合、Queensと続き、今回の宮前ヤンキース戦なんである。
宮前からは連合2チームが参戦しいわば両翼の青の戦士たちが闘いに臨んだわけであった。「青の翼」なんてタイトルが脳を駆け巡り始めると、短編小説の1本でも書けそうな気になっちゃうけれど、筆者の実力では3ページ書くだけで3年かかりそうである。
(※筆者註:両チームとも同じようなユニフォーム。袖に白の1本線が宮前区で、2本線が川崎区である)







宮前ヤンキースの監督はフレンズから大抜擢のSatohに29番Inoue、28番Toyomaki、スコアラーYamashita、マネージャーMotegiの各氏。(敬称略)SatohはフレンズではYanagisawa代表に、昔の連合ベンチではMatsuiさんやOgasawaraさんに学んだのであったが、もはや一人の監督として立派に連合を率いるだけの経験も積んできた。ひとつの大きな要因は、今年のフレンズの快進撃と共に子どもと同じように彼も監督として大きく成長したのではないだろうか。

フレンズ繋がりで言うと応援団父母なんである。全国大会での応援の一部を取り入れて、この連合でも皆で一緒になり応援していた。他のチーム全部を見たわけではないが、間違いなくこのヤンキース連合の父母応援は川崎イチ、優勝に値するものであった。








さて、やっと試合なんであるが、手元にスコアブックがなければ詳報は書けない。また、おぼろな記憶を頼りにいい加減な記述をするのも筆者の本意ではない。なのでここはやはり写真にお任せなんである。
ただひとつ言えるのは大接戦なんであった。どちらが勝ってもおかしくない展開。ヤンキースはゲームをひっくり返しそうで追いつけないもどかしさを抱えたまま、最終回なんであった。ヤンキースナインは実によくがんばった。







対戦は川崎区のKDクラブ。結果は...3:4での惜敗であった。
夕暮れてくると写真の色も濃く深くなってくる。
写真の色調の深さは秋の夕まぐれの影の長さに比例するのであった。
岡の上のスタンドに一礼すれば秋の陽の光が後光のように射していた。応援団からは惜しみない拍手。





これで連合は宮前クラブのみ、単独では向丘サンダースのみで大詰めの週末を迎えることになった。
青の両翼から片方の翼が離脱し、片翼の宮前ブルーとなったのである。

さて最後にもうひとつオマケ。
本部席でレンズ交換をしていてふと気がついた。そばにあった誰かのジャンパーに目をやると....。
秋色の両翼をいっぱいに広げたちいさな戦闘機がそこにいた。

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2015年10月13日火曜日

宮前レッド

宮前ブルーに続いては宮前レッドなんである。その次はイエロー、グリーン...なんてゆーふうに戦隊モノみたいに続かないので安心されたし。宮前の赤の戦士と言えば、女子野球宮前Queensなんであった。今年は低空飛行に甘んじているが、姫たちの踏ん張りで少しは勝利を挙げているんである。この川崎市大会では代表としての名称「宮前スマイリーズ」として、2回戦進出なんであった。
相手は6,5年中心の多摩ウィンドフラワーズ。
Qはエースの不調に加えて低学年の子もスタメンのチーム事情。






例によって写真構成にて。この、写真をそのまま掲載することの欠点はブログが長々と縦に伸びきって、冗長になってしまうことか。勢い文章も飛び飛びになってしまい、読みにくいかもしれない。特にスマホの読者諸賢においてはなんである。しかし、一個だけ利点に気がついた。その子の親にとっては、我が子だけの写真をそのままダウンロード出来て、保存出来ることではなかろうか。何枚かを合成した今までのやり方だと一人の子だけではないことが多いんであった。一眼レフの高画質で撮っているしね。記念にゴッソリ持って行ってもらえたら筆者も嬉しいわけで。

初回表多摩WFはいきなりの三連打で3得点。
対して宮前Qも主砲Ayanoのライト前タイムリーで1点を返し、なかなかの滑り出し。
ピッチャーのAyanoは以前肩を痛めており、なんとか投げるメドがついての久々のマウンドなんであった。しかしちょっと不安要素もあって小さな爆弾を抱えつつの登板なのだった。




2回表多摩WFは下位打線からの攻撃であったが、長短打の間にQに失策などもからみ一挙4得点。2番キャッチャーのM選手が光っていた。とても小柄ながら本塁打をかっ飛ばし俊足で一気に本塁へ。空振りしたりすると女子にしては珍しく、表情を歪めて悔しがる仕草も見せ、なかなかの野球女子と筆者は見た。
憧れのNikonプロ仕様の一眼レフ。400mmくらいだろうか。(共同写真カメラマン)
東京新聞川崎支局のTeshigawaraさんもみえていた。仕事熱心な方である。軽くご挨拶。連合ジュニアの試合を撮っていたりしていた。今年のフレンズの活躍を1年通して追いかけた記事の特別号を発行してもらったり、大変お世話になっている。東京新聞旗優勝の時の「かわさきスポーツ」をごっそり頂いた。
今日は仕事の関係でKoshimizu監督はベンチ入りせず、Murataヘッド兼代表が監督代行。青空をバックにどすんと構える高層マンションを背景に、縦位置で撮ってみる。






試合は3回には多摩がやはり長打攻勢などで5点を加点し、ほぼ試合を決定づける展開に。やはりAyanoの投球は途中から明らかにいつもと違った。肩をかばいながらのピッチングになっていたんである。それに気づいたMurataさん、投手交代を告げてマウンドには5年生Honamiが上がる。
しかし3回裏にはQもMikuの単打やAyanoのセンターオーバー三塁打が飛び出して2点奪取す。




 4回裏にもQは1得点するも、5回には更に多摩にダメ押しのダメ押し4点を取られて万事休す。惨敗であった。
それでも空振っても笑顔になっちゃう子もいたりして、今日の空のように明るい女子野球。低学年もスタメンにいるチーム事情もあり、もっと選手を増やさねばとの思いは誰しも同じなんであった。
次のQueensは交流戦が待っている。




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宮前ブルー

この時間からブログを書くのは今までの経験上、墓穴を掘る行為に等しいと分っていても、一週間以内に今日の3連発をじゅんぐり制覇するには、やはり1発目を今日中にやっちゃう必要があるんであった。

宮前クラブ2回戦VS川崎中央。
JAPANサッカーは「侍ブルー」と呼ばれるが、宮前少年野球も宮前区のカラーを模してブルーが基調色なんである。連合チームは微妙な色調の差こそあれ、ブルー=青なんである。
第一次宮前クラブ発足時に大師球場で苦杯を舐めた相手なんであった。俗にいう「リベンジ」なんである。
どうりでクラブベンチのバックに陣取った父母たちの応援の熱の入れようはハンパなかったわけで。俗にいう「パネッす」的盛り上がりを呈していたんであった。




話は変わるけれど、世界最古の木造建築法隆寺の中心には、木曽(或いは台湾)桧の一本柱が建っている。これを心柱と言う。ここから枝分かれするように柱・梁・屋根・床・壁・天井が構成されている。
宮前の「心柱」は泣く子も黙るSohma会長なんである。故Kasahara氏亡きあともそのオーラは衰えを知らず、まだまだ頑張っていただきたいのである。

先発マウンドはRui。ここからは試合後喫煙所での29番Tadaiさんとの会話から。
Ruiのマウンド度胸には脱帽。冷静にかつ熱く、ピンチにも動じないその投球術。それをリードするYuiも素晴らしかった。やはりバッテリーとして息が合うのは、今年のフレンズでの歴戦が物を言うのだろうか。これはバックネット裏の本部席でも話題になっていた。
(※手前味噌で申し訳なし。でも筆者もそう思うのは事実なんであるからしてあえて記述す)
更に...。ベンチでのMatsui監督の采配。出す策がものの見事に的中するのだったそうだ。
これは筆者の想像だけれど、相手投手の実力はこれも超小学生級のモンスター投手、スピードと重さを兼ね備えた素晴らしいピッチャー。それを打ち崩すのは容易ではないと見るや、なんとか相手失策を呼び込み地道に加点する采配ではなかったのではないだろうか。事実、打ち勝ったというよりは、細心の手練手管を用いて相手エラーを誘発し点を挙げた展開だったと思う。
花フラでも監督経験の長いベテランTadaiさんをして、そう言わしめるMatsuiマジックの真骨頂なんであった。





6:0の完勝。
この勝ちはトンネルの先の光が見えてきた大きな一勝であることは間違いない。
筆者的にはこの試合のベストショットの写真は、何を隠そう応援母たちの歓喜の一瞬を切り取った一枚。子どもたちの真剣な表情、屈託ない笑顔はもちろん主役だが、母たちのこんな笑顔もカメラマン冥利に尽きるというものだ。
一眼レフならではの綺麗な写真が撮れた。
ん...。訂正しよう。被写体が綺麗なので良い写真が撮れた、が正しい(^-^)






このあと筆者はQueensが待つ多摩川スタジアムへ、そのあとUターンし再びの第一公園ドーム宮前ヤンキースの取材へ。思い起こせば今日は電車、バス、3台のクルマ(会長号・Tanaka号・Nishihara号)とヘリコプター1機を動員しての移動なんであった。
残り2試合、順風満帆に行けば一週間以内にアップ予定である。
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