2017年10月2日月曜日

宮前連合「クラブ&クラブJr」

土日のブログテンコ盛り大会の第一弾は、土曜の日中、連合クラブJrとクラブなんである。あまりに写真が多すぎるのでバッサリ割愛するには忍びなく、小出しになっちゃうのは致し方無し。一気に書くと写真枚数が極端に減っちゃい、子らの写真掲載がままならないわけで。

まずはクラブJr。5年生以下の連合チームである。第四公園ドームで練習に励んでいた。
フレンズの面々は当然名前は熟知するも、他の子らはなまじ知ってはいても万一間違いあるといけないので、慎重を期し名前は明記しないことにしたい。このブログを愛読していただいてる宮前野球少年も多いと風の便りに聞いている。ローマ字ながら自分の名前が「晴耕雨読」に載ると喜ぶ子も多いとか。スコアブックがあればおおよその表記は可能だけれど、断腸の思いで写真のみにさせていただきたい。
打撃練習ではイーグルスの父が奇麗な球道でバッティングピッチャーを務めていた。筆者の持論であるけれど、少年野球におけるバッティングピッチャーは、子らにガンガン打たれることが最大の勲章である。バッティングピッチャーが良くないと選手も打てないわけで。打たれれば打たれるほど優秀なバッティングピッチャーと言えると思う。イーグルス父はまさにそうだった。因にフレンズにはKakenoオヤジがいる。子の実力に合わせて緩急自在、高学年にはその子の打てるスピードより少し速めの球、ホームベースのコースと高低も自在に操れちゃうんである。(ちょっと言い過ぎか)大学生コーチのKazuもそうなんである。


右中間へのフライ、あわや激突か!?センター君の果敢でかつ慎重なプレーでそれは免れたんである。絶対捕ってやるぞという気迫と同時に衝突の危険回避するためのスライディングキャッチの判断はアッパレであった。
Hirata監督に訊けば「守備は最高。あとは打撃が...」と言っていたが、この日は猛打爆発、柵越えのホームランが何本も飛び出した。内野ゴロは数えるほどしかなく、ほとんどが外野への飛球。本番が実に楽しみである。(第四公園という条件ではあるけれど)

さて、宮前クラブJrは監督Hirataさん、29フレンズからItohくん、28メイツOhtsukaさんの面々。
なるべく写真掲載をメインに。我らが宮前戦士を多く掲載したいから。



.........
さて昼食後は第一公園へ。連合宮前クラブの本番直前の練習試合なんである。対するは高津連合の高津ファイターズ。先発投手の右腕がしなりカミソリのような球がミットに吸い込まれる。



初回裏の宮前の攻撃では鮮やかな先制点を挙げる好スタート。高津のマウンドにはしなやかな長身から繰り出す速球が素晴らしい選手だった。まるで二階から打ち出すパチンコ玉のようにミットにすぱんすぱん。

なるべく写真掲載をメインに。我らが宮前戦士を多く掲載したいから...Part2である。


やっぱり今回も「草刈りおじさん」。おじさんその1その2が登場なんである。

ベンチスタッフなんである。監督は言わずもがな連合監督を歴任してこられた名将Matsuiさん(兼バッテリーコーチ)。29番ヘッドは泣く子も黙る、少年野球の全国の地平線を知る男、これまた名将Ogasawaraさん(兼打撃コーチ)。28番は小さい子からトップレベルまでの広範囲の指導を手がけるTadaiさん(兼守備・総合コーチ)
そして太古の昔からウルフのスコアラー、マネージャーとして一時代を築き、現在では連盟副事務局として日夜活躍するNishimuraさん。今夏の南米との国際試合に続き、数年ぶりの連合スコアラーとして大復活を成し遂げたんである。


さて今日はここまで。
試合途中でこのあと筆者はまた第四へ戻りQueens(宮前スマイリーズ)の練習へ。更に夜からQueensの川崎秋季大会「壮行会(決起会)」になだれ込むんであった。
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草刈りおじさん登場

土曜は第四公園宮前クラブJr練習、からの第一公園宮前クラブ練習試合VS高津連合、最後は宮前Queens練習と、ポンコツ牝馬にむち打ちながら東奔西走、南下北上、右往左往したんである。夜はQueens川崎秋季壮行会でJA鷺沼、そのあと二次会で駅前の庄屋へ行きちょっとべろんべろん状態。
今日の日曜は午前Queens練習参加、午後はフレンズ練習へ行き、夜は連盟秋季懇親会兼川崎秋季壮行会へ参加。更にそのあとフレンズ数人のオヤジどもとまた庄屋で呑んだんである。熱く熱くフレンズ含めた少年野球の未来を語りあったんであった。今、帰宅後これを書いてるのはすでに0時を回った時刻。

なので、いつものように土日の出来事ブログは今日はムリってもんである。
しかしながらこのまま何もせずに布団に潜り込むのは忍びない。月曜のアクセス数が一番多いのであるからして。
ならばと、ほんのちょっとだけ、この土日二日間のエッセンスを。

土曜、第一公園本部席ネット裏斜面でぼうぼうに伸びた雑草を刈るために「インチキおじさん」登場...ではなく、「草刈りおじさん」Sasaki事務局長が登場。

ほどなくして二人目の「草刈りおじさん」も登場、Nishihara副会長。

おかげですっかり綺麗になった。レゲエのオジサンが床屋を出たあとの爽快な気分みたいにスッキリ。
ただし豪快なモーターが大爆音を発し、重要な連合練習試合の中で、ベンチの指示はほとんど選手達に伝わっていないかもしれない。

更に本日日曜の出来事から。
夜の懇親会、壮行会での席上。5年連合クラブJrのHirata監督のスピーチ。
「前略.....ええ、もちろん目標は優勝ですが、...中略...もっと言えば、選手たちを成長させて皆さんのチームへお返ししたいと思ってます...」
ちょっぴり感銘を受けてしまったんである。
他にも秀逸なスピーチは宮前クラブMatsui監督やスコアラーNishimuraさんの言葉、単独出場ヤングホークスのKurosu監督のKurosu監督らしい短い言葉、Abeちゃん小劇場開幕、期待を裏切らない松風Abeさんのコメント、更にetc,etc...。

どのチームも実に宮前の男どもは素敵な野郎どもばかりなんである。
そのへんの土日のブログは今週中に、またいずれ、なんであった。
連盟懇親会ブログでは極力全チームを写真で紹介したい。

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2017年9月29日金曜日

小説「月に雨降る」51

龍一のもとを去り自由が丘の実家にも別れを告げた希伊は迷うことなく金沢へ向かった。実の父、母である氷室伊三郎と希沙子のことを知るために。そして自分自身のことを知るために。決して多いとは言えないまでも当面の生活に困らないだけの蓄えはあった。しかし安いアパートを見つけるとすぐに飲食店でのバイトを始めた。東京でのバイト経験を生かせることに加えて、賄(まかな)いが出るので食費が大いに助かることが飲食店を選んだ大きな理由だった。がむしゃらに働いた。数ヶ月後、帰りのコンビニでいつも買う最低限の食料品以外にも、自分へのご褒美にと、ささやかなスィーツを買える余裕が出てきた頃、野田山の両親の墓へ行ったのだった。あまりにみすぼらしい墓石と対面した希伊は、会ったこともなく顔も知らない父と母に、自分を生んでもらったことへの感謝の気持ちを伝えた。この時ほど自分の父と母に会いたいと思ったことはなかった。次の瞬間嗚咽がもれ、墓石に抱きつくとやがて声を出して慟哭(どうこく)した。一生懸命働いていつか必ず立派なお墓を建てるからねと、亡き両親へ約束して野田山をあとにしたのだった。

バイトの飲食店は石川県下にファミレスや焼肉店など十店舗ほど展開するそこそこ大きな外食企業だった。かつて池袋の店で龍一がそうだったように、希伊は店長に頼んで通しのローテーションを多く組んでもらった。ほとんどアパートへは寝るために帰るような生活だった。一年もしないうちに正社員として働くようになった。会社に認められて社員に迎えられた希伊はますますその手腕を発揮するようになった。自分でも飲食接客業に向いていることを知った。会社規模も大きくなるにつれて数年後には管理職にまで登り詰め、社内では女性初のエリア統括部長にまでなった。業績もアップし会社への貢献度は相当なもので、店舗数も徐々にではあったが更に多店舗展開するようになった。しかしその裏で資金繰りが手詰まりになることもしばしば発生し、経営に大きな影が忍び寄ってきたことは役員しか知らないことだった。その頃の希伊は気がつけば三十路をとうに過ぎていた。希伊の夢はいつか独立し自分の店を持つことに傾倒していった。

順風満帆に見えたある日の朝礼の時、社長の挨拶に社内に衝撃が走った。突然東京の大手企業に吸収合併されることになったのだった。その企業名を聞いた希伊は驚きとともに暗澹(あんたん)たる思いに心が落ち込んだ。相手企業の名は「FMコーポレーション」。フォーエバーマウンテンの頭文字を社名にした、いかにも稚拙(ちせつ)で安易な発想で名付けた社名にげんなりした。「永山」の名を冠した社名。赤ん坊だった希伊を違法すれすれで引き取り育てた永山剛の会社だった。
約三十年ほど昔、巨大資本FMが最初に石川へ出店した店舗は当初2年間は黒字を計上していたが、その後徐々に売り上げは下降し、業態転換やブランドの首のすげかえなどで凌いでいたが、赤字がかさみついに地元の不動産屋に売却することになった。回復の見込みのない店舗は容赦なくスクラップアンドビルドで消えて行く。その後も石川県への進出ペースは鈍り他県に比べて最も店舗数の少ない県となった。強引な経営手法と潤沢な資本にものを言わせて永山が下した経営判断は、地元の飲食チェーン店を取り込んでFMの傘下に収め、一気に数字をV字回復することだった。格好の餌食となった希伊の会社は、恐竜に睨まれた小動物のようにがぶりと飲み込まれてしまったのだった。

思ったらすぐに実行に移す即断即決の希伊は、動揺でざわめく社員を尻目にその日の午後には辞職願いを提出し会社を辞めた。永山の家で育った希伊は贅沢の味を知っていたが、家を出てからは金の無駄遣いを極端に嫌った。反面教師だった。おかげで希伊にはそれなりの貯金があったが、会社を辞めてからはまたがむしゃらに働くことを選んだ。宅配便のドライバーや深夜の仕事に至るまで、様々な仕事を経験した。自分の店を持てる資金がある程度溜まった頃に仕事先で出会ったのが翔子だった。彼女は一人息子和也と暮らす離婚歴のある年上の女性で、希伊と同じく飲食店を開くことを目標に生きていた。お互いの家も行き来するような親しい仲になった。時に幼い和也を預かったり面倒をみているうちに、希伊の子どもに対する「畏(おそ)れ」に近い偏見のようなものもすっかりなくなっていき、むしろ自分は子ども好きだったのだと気づかされるようになった。

意気投合した二人は、共同出資しやっと念願の店を持つことになった。資金は7:3の割合で翔子が多く負担したが、出店の際の店舗改装や店名の考案などは希伊の希望で全部任せた。理由は希伊が飲食店のプロだったことや、実際の運営は子持ちの翔子よりも希伊が中心になるということもあったが、それ以上に希伊がどうしても店舗や店名にはこだわりがあって、譲れないものがあることを知っていたからだった。
物件を探している中ですぐに目に留まったのが「赤い屋根の店」だった。龍一と暮らしていた頃遊びに来た金沢で一度立ち寄ったことのある、希伊には思い入れのある店だった。しかも探していた諸条件にほぼ合致したもので、古い物件だったことも手伝って格安で取引が出来た。二人は現場を見て即決し不動産屋から所有権を移した。

店舗を改装しようと不動産屋から正確な現存図面を取り寄せた希伊がそこに発見したものはあまりに衝撃的だった。かなり古い図面のコピーだったが、平面図の左下に記載されていた施工会社名はこう記されていた。
「一級建築士事務所 有限会社 氷室工務店」
鳥肌が止まらなかった。
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2017年9月26日火曜日

負けても研鑽努力

野川台フォルコンズは西野川小を本拠とする、Queens所属選手の多いチームである。かつての連合を通じて、フレンズ父母ともいまだに交流のある父母も多い。有馬小とも距離的に近いんである。
そのフォルコンズとQueensの練習試合なんであった。
監督はF、Tanakaさん、Q、Koshimizuさん。二人とも「ちょいワルオヤジ系」であるが、Koshimizu監督のちょいワルは年季が違う。
主審はTohko父、Ueshimaさん。
先発は宮前ヤンキース選出のひとり、ただの速球ではない豪速球派のFujiiくん、QはエースAyaka。

イケメンオヤジと美人妻のカップル、SachikoのPierce(ピアス)夫妻。Jeffは今日は仕事で少し観戦してのち、慌ただしく西野川ドームを後にした。
(LINEスタンプの帯はちょっと遊んだだけで他意はない)
Fの投手陣と堅守にQは三振と凡打の山ではあったが、これもジャビット、川崎秋季へ向けての貴重な鍛錬となるはずだ。

Q姫でありF選手でもあるMiku。速球を打ち返しては両軍ベンチから拍手、強烈打球をセカンドで処理してアウトにしては両軍ベンチが湧く。微笑ましくも楽しい場面であった。



Qベンチに帰還しTohkoたちにレンズを向けると、自らピースサインをしてくれた。
女子ならではの場面。みんな先輩後輩というより、姉妹のような関係なんである。男子にはない、Q姫ならではの伝統的な関係性なんである。

さすが主将Ayakaであった。起死回生となるか、痛烈な(?)二塁打を放った。他のQ選手にも強烈なライナー性のファウルボールが飛び出すたびにFベンチから「おお〜!」と驚嘆の声。



Q&F、お互いにピッチャーを順々と交代しながら研鑽を積むんである。

特筆はフォルコンズ。数人で投手リレーしたのだが、全イニング無四死球試合を敢行。たいへん立派なものである。
..........オマケ。
煙草休憩に行ったんである。
そこに雑然と寝かせて並んでいたのはFオヤジたちの煙草のパッケージ。瞬間的に想起しちゃったのは、縁日の屋台でお馴染み、「射的」なんであった。おもちゃのライフルのコルクでぱすんぱすん、ぺちぺち、ぺこんぺこん打つ、アレである。

でもって寝かしてあった煙草をそれ風に並べてみたんであった。僭越ながら筆者のエコーとZippoもお仲間に加えてもらいつつ。.....。捧げ〜銃!(つつ)
誰か、おもちゃのライフル持ってきて〜!
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