2018年6月17日日曜日

「10歳の頃に感謝」

宮前区が主催となる子ども会大会が開幕なんであった。土日仕事かと思われた筆者はなんとか土曜中に完了させることができて、日曜は第一公園へ、午後は自己都合によりフレンズ遠征はパス。
子ども会開会式は行進などがないため早くに終わるのが通例である。

各チームから協力運営担当の母たちが勢揃い。宮前の美女軍団であった。挨拶はMatsui会長。

さて選手宣誓なんである。連盟関係者に訊いてみるとおそらく女子主将による選手宣誓は宮前初ではないか、とのこと。近年女子が主将というのは珍しくなくなったけれど、更に約1/20の確率で宣誓のクジを引くのは大変なことである。
その大役を担ったのがQueens捕手でもある馬絹メイツ主将Rinaなんであった。実に堂々たる姿勢でその声は宮前の「爽やかな」空にこだましたのであった。
始球式は宮前区役所、地域振興課の方がマウンドに立った。

一回戦第一試合は、アリコVSメイツ。スコアブックはないので写真と印象と記憶にて。

初回から先攻のメイツがいきなり3得点。アリコ正捕手は女子なんである。もう数年前から連盟や他からも注目されてきた野球大好き少女で、その力量も男子に負けず劣らず実に素晴らしい選手なんである。


2裏にはアリコも反撃開始。3:2と一点差に詰め寄る緊迫の展開に。

筆者は東西南北、東奔西走、南下北上、右往左往、徘徊と彷徨を繰り返し、丘の上の峠の茶屋で一服していたら、何やらグランドがざわついていたんである。見ていなかったのだが最終回メイツの守りの場面で、今年から導入された「宣告敬遠」を2連発して満塁策を取ったのだった。相手打順などを鑑みて監督Ohtsukaさんの苦渋の選択が吉と出るか、はたまた...。果たしてその結果は、3:4の逆転負けを喫したのであった。

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第二試合はスラッガーズVSフォルコンズ。Abeちゃん率いるチーム梶が谷とTanakaさんのチーム野川台。

こちらも拮抗した展開となり、途中までは下馬評に反して(失礼!)強豪スラッガーズ相手にフォルコンズが2:0とリード。1試合目から花フラのTadaiさんと連合関連の話題やここでは書けないようなマル秘話などしながら観戦していたんである。

フォルコンコンズはQ選手の宝庫。レギュラーでは1,2塁手のMikkuとAyaneがいる。ボールガールスタッフはTohko。応援父母たちも大盛り上がりであった。

難しいバウンドの送球をなんとか捕球し満面の笑顔でベンチに帰還するMikku。

2:0のまま終盤6回裏のスラッガーズの攻撃。このまま終わるわけにはいかなかった。打線が目を覚まし一気呵成に5点を挙げて大逆転に成功す。ニンマリ顔のAbe監督の顔が目に浮かぶようだ。

最終回Fは意気消沈したか無得点でゲームセット。よほど悔しかったのだろう、Fナインの何人もの選手らが嗚咽を漏らし号泣していたのが印象的だった。


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白旗台ドームでのフレンズはVSウルフA2戦。戦況が気になっていたのだが、連盟速報が入った。
「ウルフA20:7フレンズ」...。
ぬなっ!まさか?
一瞬20:7と見えたのはご愛嬌であった。ウルフA2が0でフレンズが7。A2とはいえウルフに0:7の完封勝ちなんであった。ホット胸をなでおろし、まずは順調な滑り出しであった。
勝ち残ったチームの子ども会大会二回戦は来週24日に。

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さてW杯開幕なんである。今年はサムライブルーに寄せる期待感が薄いせいか、前回ブラジルよりも盛り上がりに欠けるような気がするのは筆者だけだろうか。筆者はすでに3試合をライブ中継で観戦。流石に夜中3時頃キックオフのポルトガルVSスペイン戦は観てない。昨日のアルゼンチンのメッシは鋭い縦パスから前に切り込むも、パスコースをカットされて精彩を欠き、事もあろうにPKもキーパーに弾かれてしまった。良いシュートはあったのにアイスランドキーパーのファインセーブ連発で引き分け。今晩はブラジルと並び優勝候補の一角ドイツ戦があるわけで。幸い日本戦は予選3試合とも比較的夜の早い時間帯にライブ中継である。
楽しみは日本戦だけじゃないわけで、しばらくは寝不足が続きそうである。

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と、ここまで書き終わってブログアップし、GoogleChromeを閉じた。コスタリカVSセルビア戦を観た。で、もう一度筆を執ることに。そのあと24時のドイツ戦まで時間があったので、酔っ払ってクラクラしながらも、フジTVのサッカー特集を観ていたんであった。前述のアイスランドの取材を見て感動しちゃったんである。

アイスランドは35万人ほどの高知市や新宿区とほぼ同じ人口しかない国、しかも雪と氷に閉ざされた環境でここまでの大躍進はいったいどーしたものだろう。W杯初出場でアルゼンチン相手に互角の戦い。ヨーロッパの大会では彗星の如く現れてかなり上位までいったそうな。(2年前の欧州選手権?なんの大会で何位まで行ったのかは酔っていて覚えてない)

サッカー不毛の地(だったのかどうかは分からないけど)で国家を挙げてのプロジェクトがあったのだそうだ。
全国に室内ドームサッカー場を建設。それは厳寒の冬でも、また子供でも女性でも自由に練習に参加できる施設なのだそうだ。そういう環境でサッカーが育まれてきた。そしてここ数年大躍進を果たしたメンバーの監督が彼ら大人になった選手にこう言ったのだそうだ。(細かい記憶は曖昧なので間違っていたらメンゴメンゴなんである)

「おまえたち、10歳の頃の監督に感謝しなさい」と。

転じて日本の少年野球。いま、小学生のキミたちはまだ理解出来ないことがいっぱいあるに違いない。とーちゃんかーちゃんは口うるさい事ばっかし言うし、監督やコーチ大人たちは理不尽な事ばっか言うし。でもそれが大きくなった時にきっと「10歳の頃に感謝」となるはずだ。
転じて我々オトナたちはそう思われるように努力したいと思う。

おっと、NHkでドイツ戦が始まった。
今度こそ筆を置く。
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2018年6月15日金曜日

パリからの望郷

筆者のすぐ上の兄はフランスに在住なんである。昔以前にも書いた。大学生の頃日本を脱出しイギリスへ行きフランスへ渡った。晩婚で日本人の若い美人の奥さんをもらい今でも高校生になる男の子と一家三人パリで暮らしているのだった。当時パリでの結婚式には筆者も家族で参列したものだった。滅多に帰国しない兄とは年に1,2度メールするくらいのものである。

その兄から1ヶ月ほど前にメールが来たんであった。品川区で再度戸籍謄本を取って来て送って欲しいと。(もちろん代理人請求)実は一年前にも頼まれて謄本を送ったのだったが、フランス当局へ提出してその返事が返って来たのが一年後のついこの前。「アポスティーユ」が必要だとのことだった。どうと言うこともない手続きの返事がなんと一年かけて返ってくるのがフランス時間ということか。「アポスティーユ」とは?日本の行政機関が発行した公文書(戸籍謄本など様々)に対して、フランスなど外国から見た時に「この書類はホンマもんかいな?ほなら、日本国としてのお墨付きの証明がありゃええんじゃがの」...つまり品川区が発行した書類に対して、日本国政府が「心配せんでええがな、ほれこの通り、日本国政府が保証しちゃるけんね」というものなんである。具体的に言うと品川区の戸籍謄本に対して、外務省がそれを審査し「間違いなし」の証明書を発行するのが「アポスティーユ」なんである。財務省の公文書改竄問題がマスコミで花盛りの頃だった。

仕事が暇な時に品川区役所へ再度行ったのち、その足で外務省へ。正門から入るも、警備員に誘導されて庁舎の片隅にある「アポスティーユ」の窓口へは迂回して行くわけで。そりゃそーだ、怪しげな素人のオッさんが本庁舎へ潜入できるはずはない。アポスティーユ関連の狭い部屋には4,5人が窓口で手続きをしていた。偶然フランス人と思われる美人母が子どもが駆け回るのをフランス語でたしなめていた。
筆者その女性に言った。
「マダム。子どもは遊ぶのが仕事ですよ。この程度なら許してあげて下さい。他の人に迷惑をかけるようになったら、その時はきつく叱って下さいね」
....。んなわけない。心の中でつぶやいただけであった。筆者フランス語話せないもん。フレンズ父のDanielを連れて通訳してもらえれば良かった。

後日郵送で外務省から謄本とアポスティーユの証明書が届き、それを兄へエアメールしたのだった。
数日して兄から無事届いたとのメール。文末に故郷山形の「笹ゆべし」を自宅で作ってみようと思うと書いてあった。オフクロの味を再現してみたいと。兄は高校卒業以来、ほとんど山形には帰っていない。望郷...。年齢問わずそれは自分にもある。地方出身者なら多かれ少なかれあるのではないだろうか。

そう言えば思い出した。筆者が高校生の頃だったかすでにフランスにいる兄からいろんな食べ物が送られて来たことがあった。開けてみるといろいろあった中にエスカルゴの缶詰があった。カッパリと開けてみれば気持ち悪いカタツムリがギッシリ。当時高校生だった筆者はもちろん両親もエスカルゴのなんたるかを知らなかった為に、気味悪がってすぐ捨てたのだった。のちに数年後筆者は上京して銀座のレストランでバイトした時に、メニューにエスカルゴがあって初めてそれを食したのだったが、意外にも美味かった。サザエのつぼ焼きのフランス料理版と思えば良い。近年流行りのアヒージョともよく似ている。

そんな経緯があって兄に山形の食べ物を送ろうと一念発起し、銀座にある山形のフラッグショップへ行き、いろんな懐かしい食べ物を購入して来た。もちろん筆者にとっても垂涎ものばかりで、子供の頃慣れ親しんだ故郷の味は実に懐かしい。芋煮会のレトルトパック、醤油で煮込んだこんにゃく、冷やしラーメン、ゆべし、ミルクセーキetc。ただし「ずんだ餅」と「笹ゆべし」は賞味期限の関係で断念。
JPのHPを丹念に調べれば実にいろんな郵送方法が提示されている。早さと料金のバランスから「国際eパケット便」を選択。これがまた面倒なんであった。パソコンでWeb上で入力してそのまま印刷した送り状を添付する方法であった。その送り状はJPから専用のパウチを送ってもらいそれに封入して郵便局へ。それだけで一週間かかる。

国際書留扱いでネットで追跡も出来るし、JPから随時メールも来るシステムなんである。昨日やっと日本を飛行機でフランスへ出国したとメールがあった。今これを書いている途中にフランスへ到着したとのメールがあった。
中身が4000円くらいのもので郵送費が約3000円。でも、これでパリの兄貴に喜んでもらえたら安いものである。

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2018年6月10日日曜日

女は明日、男は昨日

前述の通りこの土日はどっぷり仕事なんであった。土曜は高円宮賜杯神奈川県大会へ出場している白幡台イーグルスの速報が、連盟Nishiharaさんから刻一刻と入る。結果は終盤まで5-2で負けていたEが最後に同点に持ち込み、なんとまた抽選で勝ちを勝ち取ったのだった。今季何度こんな試合をくぐり抜けてきたことだろうか。
さらに同時にFujisawaさんからは宮前低学年大会の結果が速報される。フレンズは松風に8-1で初戦敗退であったが、フレンズLINEのNatsuki母によるとみんな頑張ったそうだ。概ね他の試合でも低学年やオレンジにありがちな、大差での勝敗結果が多かったようである。

今日日曜も朝から仕事。午前中は大方の天気予報(天気予想)に反して降雨はなく、午後からの雨だった。休日でも最初に腹をくくって仕事に臨めば集中力も増し、ガンガン仕事が進むんである。これがちょっと中断して試合だけ観に行こうか、なんて、スケベゴコロと戦いながらやると、試合開始時間が気になって仕事に集中出来ないわけで。

今日は白幡台(白旗台ではない)イーグルスが準決勝なんであった。もし...もし...もしも、Eが二つ勝ち優勝して全国への切符を手にすれば、2015年フレンズ、2016年ウルフに続き4年間で川崎宮前勢が3回も全国へ行くという快挙なのだった。連盟Nishihara特派員からの速報をいちいちチェックしながら仕事に励むのだった。
結果は...甘くなかった。先日のウルフ同様、あの猛攻打線が1点も取れずに3-0の完封負けを喫したそうだ。上に行けばいくほど、上には上があるということを痛感するわけで。しかしNishiharaさんからの速報には「イーグルスは最後までよく頑張りました」とのコメント付きであった。

さて少年野球から話は変わる。
映画好きの筆者は数年前ヒッチコックのDVD豪華セットをオトナ買いしちゃったことは以前書いた。ブレードランナー2049のセットも数万円でヤフオク!で落札。ここ数年新作の近未来SF映画やいろんなジャンルの映画を観るかたわら、妙に昔の映画が観たくってしょうがないんである。
特に中高生の時にTVで観たものだ。月曜ロードショウ、水曜ロードショウなどで何度も観た懐かしい映画。荻昌弘や水野晴郎。アレやコレや...。
Amazonプライムで無料で観れるのを探したがなかった映画がふたつある。
ソフィア・ローレン「ひまわり」とアラン・ドロン「太陽がいっぱい」

アラン・ドロンはフランスの名優、正統派のイケメン俳優だった。「太陽がいっぱい」は多感な子供の頃数回観ているわけで、憧れの人なんであった。あの頃はハリウッドも勢いがあったけれど、ヨーロッパ映画もよく放映されていたんである。印象に残る名画がたくさんあった。アメリカ映画ではマックィーンの大脱走、チャールトン・ヘストンのベンハーetcなんか何度TVで観たか知れない。
意を決してTSUTAYAでレンタルすることに。この映画を観るためにスーパーライフで安いフランスワインとチーズを買って夜中に鑑賞したのだった。

フランスイタリア合作映画「太陽がいっぱい」。ニーノ・ロータのあの哀愁漂う名曲が耳をくすぐる。何年振りだろうか、これを観るのは。映像と音楽が一致して想起できる映画ってそう多くはない。今で言えば「スターウォーズ」なんかがそうだろう。映像を観れば音楽が耳に響き、音楽を聴けばすぐにその映画の1シーンを想起する。それが「太陽がいっぱい」だった。ミステリー作品としても一級品だと思う。

しかし昔観たシーンは断片的な記憶だけで、改めて観ると「こんな場面もあったのか」「こーゆー理由でこーなったのか」と今更ながら自分の記憶力の曖昧さを嘆くのだったが、それも含めて昔の映画を観る楽しみであると言えようか。

貧乏人ドロンが大金持ちモーリス・ロネのサインを真似るシーンや、船上でのナイフでの殺人、そして最後のラストシーンは強烈に記憶に残っている。

次は何を観ようか。
随分ジジイになったものだと我ながら思うのだけれど、年齢に関係なく昔のことに思いを馳せるのはオトコの骨頂であるわけで。グランドでは昔の映画のことでフレンズのKaneda顧問とはいつも話が盛り上がる。昔から言われている名言がある。
「女は昔の男よりも将来の恋を夢想するが、男は昔の女に固執する生き物である」
女は現実的で男は懐古趣味、と言えば納得されるだろうか?

ラストシーンは「大ドンデン返し」の映画史上に残るものであった。
TSUTAYAに返却する前にもう一度観ようかな、と思う今日この頃なんであった。
この最後の「FIN」のシーン画像を見てニーノ・ロータの音楽が蘇ってきたら、あなたも立派な映画通な証拠である。

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