2018年10月12日金曜日

世界中で一番キミが好き

この少年野球「晴耕雨読」BLOGの右端カテゴリーに「日々雑感」というものがある。日本最古のブロガー清少納言「枕草子」的、吉田兼好「徒然草」的、日々感じたクダラナイどーでもいいことを、さも高尚な感性を擁しているかのごとく読者の目を欺きつつ、まるでレベルの低い下手な詐欺師のように、少年野球抜きで、たまーに書く雑記なんである。今日はそれなんである。

昨日10月10日、午前中仕事をしている最中だった。筆者は日中はJ-WAVEを聴きながら仕事している。J-WAVE視聴歴20年くらいになる。Macを相棒に図面作業に没頭していると、突然番組ナビゲーターのサッシャが「おおっと、あと5秒くらいで10月10日10時10分10秒になりまーす」と言った。
ええ〜?それもっと早く言ってよ〜!
慌てて手元にあった目覚し時計を図面資料の上に置き、すかさずiPhoneを手にカメラを起動、シャッターを押したんである。
くっそー、4秒遅れてしもた。

ふと思った。次回は2022年2月22日2時22分22秒に挑戦しちゃうかと。
しかし4年後である。おそらく今日のこのブログでこんなことを書いたことさえ忘れているであろうことは、火を見るよりも明らかである。一昨日の昼メシでさえ忘却の彼方であるからして。
..........
日々雑感2なんである。
このところ時間を見てフレンズの過去の写真を漁っているんである。年末の送る会のDVD用に。膨大な写真枚数から最適な写真を選択することは、経験した人でないと理解できないくらい過酷な重労働だ。18世紀英国からオーストラリアへ流刑にされた船旅の囚人のように。6年生の入部当初の過去に遡るタイムマシーンに乗るわけで。昔にタイムスリップしちゃう。ひょんな偶然からこんな写真を発掘したんである。たぶん2004年だから14年前だ。まだブログは全然始めてなかった頃。選手募集ポスターに使ったものだ。あの頃は西有馬小の子らが俄然多かったと思う。現在フレンズコーチとなったShohtaは当時とあまり変わらないのに比べて、同じくフレンズOBコーチの一人Kazuは激変したんであった。この合成写真は以前のこのブログでも紹介しているもの。
光陰矢の如し。青年老い易く学なりがたし(?)

もう一枚オマケ。4,5年前かな、多摩川河川敷での試合の合間に撮った、入部前のAkiとHaruの写真であった。穴からひょっこりはんみたいに顔を出すプレーリードッグみたいである。当時のブログ写真は数枚をワンカットに合成して掲載していた。今にして思えば死ぬほど手間暇かけていたことになる。

...........
日々雑感3なんである。
周知のように筆者は山形の産出である。高校までは田舎暮らしが嫌で「憧れの大東京」に行って自分の力を試してみたかった。クラーク博士「青年よ大志を抱け」的な、五木寛之「青春の門」的な。あれからウン十年、幾星霜、螢雪時代、蛍の光窓の雪なんである。

子供の頃風邪ひいて熱出して寝込んだ時に、母が寝床に持ってきてくれたのはバナナ...というのは昭和世代なら誰しも経験あるだろう。バナナは当時高価な果物で病に伏して初めて食べられるものであった。筆者の場合はバナナに加えて更にもう一つ、「桃の缶詰」がある。過日亡くなられた、さくらももこの「もものかんづめ」みたいな。熱に浮かされつつ、(熱にうなされるは間違いで、浮かされるが正しい)あのネットリ食感とシロップの甘さは全身が溶けてなくなるような気分であった。

そして山形は美味いもんの宝庫であることは小学生でも知っている。先日のTVでも有吉ひろゆきが言っていた「山形はマジ食いもんが美味いんだよなあ〜」
ムフフ有吉、おヌシ分かってるではないか、見上げたものよのう、苦しゅうない近う寄れ。

山形は果物も美味いんである。さくらんぼはその王座に君臨して、他の追随を許さない存在である。筆者は果物の中でも「ラ・フランス」が大好きだ。子供の頃はラ・フランスではなく単に洋梨であったけれど、大人になってラ・フランスを食した瞬間、独特の甘い香りが鼻腔を立ちのぼり、田舎での青春時代が走馬灯のように蘇生してくるのだった。

世界中のありとあらゆる果物の中で一番キミが好きだ。
キミの名はラ・フランス。
世界中のありとあらゆる果物を食べてみたわけではないけれど。

先日セブンのアイスコーナーでこんなのを発見しちゃったんである。
セブンオリジナルのラ・フランスのアイス。
「まるでラ・フランスを食べているかのような食感」的なキャッチコピーが踊っているのをみた瞬間、躊躇なく0.1秒後には手にとってレジへ向かっていたんである。
このキャッチコピーに嘘偽りはなかった。
よくTVの食レポで餃子などを「外側カリカリで中はジューシーな肉汁が」なんて手垢のついた使い古されたフレーズを臆面もなく発するタレントが多いけれど、このラ・フランスアイスは真逆である。「外側は舌にまとわり付くようにネットリ柔らか、中身はちょっぴりシャッキリシャキシャキ、なおかつラ・フランスの甘味ほんのり、山形の宝石箱や〜」

先日山形の中学同窓会があり、クラスの愛すべき馬鹿野郎どもと素敵な美女たちに会い、田舎への望郷の念もあって二日連続で買って食したんであった。

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2018年10月9日火曜日

終盤の逆転劇

川崎秋季、連合の部二回戦第二戦目は第一球場にて中原FVS高津K戦。

三試合目が我らが宮前クラブVS幸イースト戦である。監督は百戦錬磨の大ベテランOgasawaraさん。終盤の大逆転劇をこれまで幾度も演じて来た名将である。29番Satohさん、28番Tsukamotoさん、スコアラーはNishidaさんである。

先攻は宮前C。先頭Miyoshiくんがいきなりのツーベースで出塁すれば、この日絶好調となった4番Tamuraくんのタイムリーで三塁からShohが帰還し先制点を挙げる。



宮前の先発マウンドはTatsukawaくん。今季宮前打者をきりきり舞いさせて来た投球術は今日も健在だった。しかしながら幸Eには大柄な超小学生クラスの優秀なスラッガーが多く、パワーでは敵わないのである。初回裏相手クリーンナップトリオの連打を浴びて2失点、逆転されて1:2となる。
「試合は始まったばかりだ」
(※ここからカメラモードをマニュアルに変えて撮影。少し暗い)

この後互いに安打で出塁するも決定打に欠き無得点の緊迫した展開となる。

2回以降Tatsukawaくんはすっかり投球が安定し、安打を喫しても決して動じることなく、しっかり後続を断つ好投を見せる。

宮前Cの主将は捕手で大声でチームを鼓舞し牽引するTaharaくん。
1:2の拮抗したゲーム内容でいよいよ終盤に。5回にその時はやって来たのだった。初回の得点シーンの再現かと思うような、またしてもMiyoshi、Tamura両選手の安打が功を奏し1得点し、ここでやっと同点に追いついたんである。割れんばかりに大騒ぎの応援ギャラリーとベンチスタッフ。

最終回、いよいよOgasawaraマジックが炸裂したんであった。下位打線である7,8,9番、Ichiyaのツーベースを皮切りにHarimotoくんUreshinoくんらが連打で続き、大逆転に成功し3:2とする。更にトップのMiyoshiくんに繋いで、ここでこの日三安打目となる走者一掃のタイムリーツーベースで一気に2点追加、試合を決定づける展開になったのだった。実に4連打が飛び出し5:2となった。



脅威のパワフル打線を冷静なピッチングとリードで制したバッテリー、最後まで諦めずに繋ぐ野球を現出させた宮前ナイン打線。実に痺れる二回戦突破となったんである。

.........
さて第四試合であった。前回も書いたように中原スティールズVS桜川クラブ(川崎)である。試合前丘の上にある、肩身の狭い喫煙者の最後の砦「峠の茶屋」で一服していると、宮前スターズ監督Abeさんが言っていたんである。
「中原のあの子は是非見てから帰りたい」と。

確かに一見の価値があったHayashiくんである。上部大会では超小学生級の選手がよくいると前回書いたけれど、この選手は大柄なだけでなく、その打撃能力は超小学生どころか、下手すると中学3年生にも負けないくらいのものである。持っているバットがまるでスリコギ棒くらいにしか見えない。ランドセルを背負って通学している姿がどうしても想像できない。投手としても当然の豪速球を投げ込む。あまりに豪速球過ぎて若干高めに浮いてしまうという制球難はあるが、それも有り余るパワーのなせる技なのだろうかと思えば納得しちゃう。パワーだけではなくフィールディングも機敏で、時折少年らしい笑顔も見せる。

彼のなん打席目かの打撃だった。バットを振り抜くブンッという鈍い音がしたかと思うと、その球はぐしゃりと餅のように潰れ、もの凄いスピードでレフト方向へ。白球は咆哮を上げながら超低空ライナーでレフトのわずか上空を切り裂き、0.0001秒ほどで(ハイ、大袈裟ですね)フェンス後方の斜面へ着弾。あっという間の出来事だった。最後までほぼ減速せずに打球が飛ぶ、こんな鋭いライナーのホームランは見たことがない。本部ネット裏も騒然となるほどのシーンであった。いみじくも連盟Ohtakeさんが思わずボソリ「いやあ、あそこに一般人が歩いてなくて良かった」と。

宮前少年野球のブロガーではあるけれど、もっと大きな目で川崎として寛容な視線で少年野球を見てみれば、実に将来が楽しみな子が現れたと思うのだった。
しかし宮前Cはこの中原区と次回14日、相見(あいまみ)える訳なんである。
果たして...。

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