2018年10月9日火曜日

終盤の逆転劇

川崎秋季、連合の部二回戦第二戦目は第一球場にて中原FVS高津K戦。

三試合目が我らが宮前クラブVS幸イースト戦である。監督は百戦錬磨の大ベテランOgasawaraさん。終盤の大逆転劇をこれまで幾度も演じて来た名将である。29番Satohさん、28番Tsukamotoさん、スコアラーはNishidaさんである。

先攻は宮前C。先頭Miyoshiくんがいきなりのツーベースで出塁すれば、この日絶好調となった4番Tamuraくんのタイムリーで三塁からShohが帰還し先制点を挙げる。



宮前の先発マウンドはTatsukawaくん。今季宮前打者をきりきり舞いさせて来た投球術は今日も健在だった。しかしながら幸Eには大柄な超小学生クラスの優秀なスラッガーが多く、パワーでは敵わないのである。初回裏相手クリーンナップトリオの連打を浴びて2失点、逆転されて1:2となる。
「試合は始まったばかりだ」
(※ここからカメラモードをマニュアルに変えて撮影。少し暗い)

この後互いに安打で出塁するも決定打に欠き無得点の緊迫した展開となる。

2回以降Tatsukawaくんはすっかり投球が安定し、安打を喫しても決して動じることなく、しっかり後続を断つ好投を見せる。

宮前Cの主将は捕手で大声でチームを鼓舞し牽引するTaharaくん。
1:2の拮抗したゲーム内容でいよいよ終盤に。5回にその時はやって来たのだった。初回の得点シーンの再現かと思うような、またしてもMiyoshi、Tamura両選手の安打が功を奏し1得点し、ここでやっと同点に追いついたんである。割れんばかりに大騒ぎの応援ギャラリーとベンチスタッフ。

最終回、いよいよOgasawaraマジックが炸裂したんであった。下位打線である7,8,9番、Ichiyaのツーベースを皮切りにHarimotoくんUreshinoくんらが連打で続き、大逆転に成功し3:2とする。更にトップのMiyoshiくんに繋いで、ここでこの日三安打目となる走者一掃のタイムリーツーベースで一気に2点追加、試合を決定づける展開になったのだった。実に4連打が飛び出し5:2となった。



脅威のパワフル打線を冷静なピッチングとリードで制したバッテリー、最後まで諦めずに繋ぐ野球を現出させた宮前ナイン打線。実に痺れる二回戦突破となったんである。

.........
さて第四試合であった。前回も書いたように中原スティールズVS桜川クラブ(川崎)である。試合前丘の上にある、肩身の狭い喫煙者の最後の砦「峠の茶屋」で一服していると、宮前スターズ監督Abeさんが言っていたんである。
「中原のあの子は是非見てから帰りたい」と。

確かに一見の価値があったHayashiくんである。上部大会では超小学生級の選手がよくいると前回書いたけれど、この選手は大柄なだけでなく、その打撃能力は超小学生どころか、下手すると中学3年生にも負けないくらいのものである。持っているバットがまるでスリコギ棒くらいにしか見えない。ランドセルを背負って通学している姿がどうしても想像できない。投手としても当然の豪速球を投げ込む。あまりに豪速球過ぎて若干高めに浮いてしまうという制球難はあるが、それも有り余るパワーのなせる技なのだろうかと思えば納得しちゃう。パワーだけではなくフィールディングも機敏で、時折少年らしい笑顔も見せる。

彼のなん打席目かの打撃だった。バットを振り抜くブンッという鈍い音がしたかと思うと、その球はぐしゃりと餅のように潰れ、もの凄いスピードでレフト方向へ。白球は咆哮を上げながら超低空ライナーでレフトのわずか上空を切り裂き、0.0001秒ほどで(ハイ、大袈裟ですね)フェンス後方の斜面へ着弾。あっという間の出来事だった。最後までほぼ減速せずに打球が飛ぶ、こんな鋭いライナーのホームランは見たことがない。本部ネット裏も騒然となるほどのシーンであった。いみじくも連盟Ohtakeさんが思わずボソリ「いやあ、あそこに一般人が歩いてなくて良かった」と。

宮前少年野球のブロガーではあるけれど、もっと大きな目で川崎として寛容な視線で少年野球を見てみれば、実に将来が楽しみな子が現れたと思うのだった。
しかし宮前Cはこの中原区と次回14日、相見(あいまみ)える訳なんである。
果たして...。

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