2015年8月15日土曜日

妄想特急

しなる右腕、迫り来る豪速球、0.01秒の判断でコースと球速を読み解きバットを振り抜く。
キーーーーン!
その乾いた音が耳に届いたあとに私の目に映ったのは、紺碧の空にみるみる天高く舞い上がる白い球体。やがてスタンドの大歓声がすうっと遠のく。ベンチも静まり返る。蝉たちの合唱も聴こえない。音の存在しない異次元の世界を瞬時彷徨う。
鏡のような静謐の世界で、その丸い球体は豊かな白い弧を描き、やがてフェンスの向こうで大きくバウンドした。

ふと我に返ると世界中のありとあらゆる音が私の耳を通して、はち切れんばかりに頭の中を駆け巡る。見慣れた縦縞のユニフォームが三塁ベースを悠然と蹴って、徐々に本塁へ近づく姿を、私は目に熱いものをためながら見ていると、それは蜃気楼のように揺らぎ始め徐々にスローモーションになり、本塁ベース手前で彼は宙に浮いたまま映像は凝固してしまった。やがてまた世界の音が停止し、映像もフェードアウトし始める....。
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あれ以来毎晩こんな夢を見た....わけではない。言わば妄想に近い。しかし、これに近い感覚と体験をした野球に携わる人は少なからずいると思う。折しも今、甲子園がたけなわだ。全国大会が終わってからの筆者は、軽い「燃え尽き症候群」にまとわりつかれて、しばし現実世界から遊離していたんである。更に前回ブログアップ後は仕事のほうが忙しくなり、とんと「晴耕雨読」に食指が動かなかったんである。

でも大丈夫。てゆーか、そんな感傷に浸る暇もなく明日からは「東京新聞旗神奈川県大会」が始まる。明日もAM4:30起き。筆者夜型ニンゲンゆえに朝は滅法弱い。昔から弱いのは早起きとセクシーな女性と相場は決まっているんである。

勝って兜の緒を締めよ、という言葉があるけれど、負けて心機一転、全てをリセットしてもう一度挑戦する気持ちをこれからも持ち続けたい。
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