「Tさん、おはようございます!」
筆者が朝グランドへ顔を出すと歩み寄ってきて必ず挨拶をしてくれる男がいる。
「よーし、今日は終了。みんな片付け始めろよ」
練習最後はピッチャープレートを中心に円を描き黙々とブラシをかける男がいる。
「人の言うことを聞いてるかっ!野球がうまくなりたいならまずはちゃんと話を聞け」
子どもらと真剣に向き合い常に叱咤し鼓舞する男がいる。
「なんやねん、オモロイやっちゃなあ。ケイ頼むで〜」
フレンズLINEグループでは下戸のくせに、お茶目におどけてみせる男がいる。
男の名前はTomioka。
LINEでは通称トミーまたはトミケンなんである。
そのTomioka、Yamaguchi家族の送別会が過日盛大に執り行われた。両家とも人事異動の大阪転勤によるものであった。集まったフレンズメンバーは仕事の男どもを除き、驚きのほぼチーム全員に近い大人子どもなんである。公式イベントでないにもかかわらず、なんであった。その人徳の証明であることは間違いない。
彼にまつわる話は書きたいことでいっぱい。しかし明日は早起きのAM6:00。写真中心に簡潔を心がけてブログ執筆なんである。筆者今日は22時まで仕事だったのであるけれど、明日になる前にどうしても書かねばと筆を執った次第。
ファミレスの座敷席全部を借り切っての送別会。6年生を送る会に匹敵するボリュームである。色紙、写真立て、ぬいぐるみetc....。
実はこの日の前日、筆者はこの会を盛り上げるべく会のレジュメを作成。冷静と情熱のあいだで作成、これをLINEで母マネなどにPDFで送り了承を取り付け情報をシェアする。微調整しながらサプライズも盛り込み最終段階へ。
転校生になるのはAyuto、Kurumi、Fuugaの三人。現役主将副将から色紙と記念品を贈呈。
3人の子どもからもチームへの贈り物。
なんと鉛筆セットに「一球入魂 有馬フレンズ」の文字が....。さすがはトミーである。
後半はオトナの時間。まずは母たちのひと言コーナー。もういけないんである。何人もの母がウルウルしちゃっていた。当のTomioka母は乾杯の前から泣いていた。
最後は野郎どものコーナー。佳境なんである。
全体バランスを考慮しての野郎選抜チームを指名した。母らのウエットな空気感と違い男どもは笑いと受け狙いのパフォーマンスとトークで終始する。
最後は筆者の挨拶。短編小説並みの原稿用紙300枚相当の文言を頭に叩き込んできたつもりだったが、いざとなると感極まって言葉に詰まりたった2行で終わった。
「言いたいことはいっぱいあるけど、今の私の気持ちを表すにはハグしちゃいますっ!」
ぐわしっ!
思わずほろり....。
Yanagisawa代表から記念の品を贈呈。いやこれは記念ではなく「感謝」の品。
無垢のガラスで作ったトロフィーである。いつかこのガラストロフィーについては別ブログで紹介したい。
トミーファミリーからも記念品をいただいた。「一球入魂 有馬フレンズ」のディレクターズチェア。
更にこの男、真性野球バカなんである。
コーチとして子どもらへの熱いメッセージ、親として我が子へのメッセージ....。
大きな拍手、皆感涙で頬を濡らすことになった。
「Arageneさん、最後の餞(はなむけ)に両家に一発、締めを頼むよ」
果たしてアラガネーゼが敢行したのは、一本締めや万歳三唱ではなく「フレ〜、フレ〜」の応援団のエールなんであった。Aさんは大学時代応援団をやっていたのを思いだした。
ビミョーにコブシの利いた演歌調の声援ではあったが。子どもたちが苦笑していた。しかしこれもアラガネーゼのアラガネーゼたる所以である。
集合写真撮影。店の人に撮ってもらう。なかなか良い写真ではないか。
フレンズ御用達の居酒屋での二次会も盛大に。
誰のアイディアか、母Mayumiちゃんへの寄せ書きは硬球にマジックペンで。母全員で書いた。筆者は男であるが、ムリクリ私も書いた。内容は内緒なんである(^-^)
詳細は割愛するがこの二次会ではまたバケツ一杯の涙が頬を伝った。
更に野郎どもから自分の奥様に向けて、日頃の感謝の気持ちを言えと、筆者議長として強制発動。これがまた盛り上がっちゃうのであった。
結論は....。やはり女は強えぇ〜なあという厳然たる事実なんであった。
女房の頭に角が生えた時は、ダンナはフリーズしちゃうのであるという、古今東西を問わずのセオリーを改めて認識したものである。
やはり最後は写真を撮っちゃうわけで。
筆者こう見えてそれなりにフレンズ歴の長いコーチなんである。
その経験から鑑(かんが)みて、更に誤解を怖れずに言えば....。
決して他の歴代コーチをないがしろにするわけではない。
トミーはフレンズ史上、総合的にいろんな意味で、人間的にも、
最強で最高のコーチであり、男である。
春季大会は明日が剣が峰。
全て終わったら試合後、彼を胴上げしようと男たちで思いをひとつにしている。
勝つことが彼への最大の贈り物になるはずだ。
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿