このブログは他のチームの方たちにもたくさん読まれている、ということは以前から聞き及んでいたけれど、はからずも改めて認識してしまった私だった。ますます襟を正しつつペンを執るも、しかして「晴耕雨読」的色を失わずの、気持ちを新たにしたのである。
改めて特記しておきたいのは、今後写真掲載等に関してお申し出があれば、必ず出来るだけ早く削除する心づもりがあります、ということである。
みなさん、ありがとうございます。
あまりこのことを引っ張ると、水面下でまた様々な波紋が広がるのではとの懸念から、やめようと思っていたのだけれど、一昨日以下のようなメールを頂いた。ブログ文章の内容そのものよりも、「写真の掲載」ということに特化したご意見である。私以外にも全国のホームページやブログで同じようなケースがあるはずで、狭義においては宮前の少年野球各チームHP及びブログにも似たようなご心配をお持ちの方もあろうかと思い、それを少しでも払拭出来ればとの考えからコピペで掲載したい。
このメールは宮前区在住の方からのもの。しかもなんと弁護士さんであった。(実際には私のメールにはご本人の詳細が書かれてある)
これを読み終わる頃には私は涙がこぼれそうになった。大袈裟ではなく神の啓示に近いものだった。積年の肩の荷がおりる思いがした。
以下、メール文を一部抜粋。
Teshima様
いつもブログを楽しく拝見させていただいております。私は,
.......略...........。
今回,ブログのコメント欄を拝見しまして,私自身が弁護士をしていることもあり,厚かましいようですが,一点だけご助言をさせていただければと思います。
写真の無断撮影,公表について,肖像権の侵害に当たり,違法となるかといった点につき,最高裁の判例があります(平成17年11月10日最判)。ここで,最高裁は,個人に法律上保護される肖像権が存在することについて認めた上で,承諾なく撮影,公表することが肖像権を侵害して違法となるかどうかは,①被撮影者の社会的地位,②撮影された被撮影者の活動内容,③撮影場所,④撮影の目的,⑤撮影の態様,⑥撮影の必要性等を総合的に考慮して,被撮影者の上記人格的利益の侵害が社会生活上受任の限度を超えるものといえるかどうかを判断して決すべきであると判示しています。要は,肖像権はあるけれど,①~⑤等の要素を総合的に判断して,通常想 定される範囲内であれば,問題ないと言っています。
そして,T様のブログについて,私見を述べますと,⑤撮影の態様については,平穏な態様ではあるが,特定の人物の判別が可能となっており,侵害の程度は必ずしも低くはないものの,①②については,対象はいわば「素人」であり,「有名人」の写真とは異なり,写真自体について,対価が発生するなどの経済的な価値はない。③撮影場所は試合会場であり,誰でもアクセス可能な場所であり,肖像権を保護する必要性は低い。④撮影の目的は,宮前区の野球少年(成年も含む。)の活躍を宮前区のみならず,広く多くの方に知ってもらいたいというものであり,私利的な目的でなく,公的なものである。⑥撮影の必要性については,試合の臨場感を伝えるために は, その試合における活躍の写真を掲載することは不可欠であるということになるかと思います。これらの事情からすれば,被撮影者の人格的利益の侵害が社会生活上受任の限度を超えるものとは言えないこととなるかと思います。
したがいまして,写真掲載を控える必要はないと考えております。もっとも,肖像権は,個人が処分できる権利でもありますし,本人又はその保護者から削除の申し入れがありましたら,削除することが穏当かと考えます。
もし,以上の記載について,不明な箇所や補足する必要がありましたらお知らせ下さい。また,追加して回答いたします。また,以上の回答内容については,弁護士から聞いたとブログに書いていただいても結構です。
.........後略........。
このあと、私も延々と感謝のメール返信したのは言うまでもない。
誠にありがとうございました。
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さて、またいつもの「晴耕雨読」なんである。
そもそも「晴耕雨読」とは晴れの日は畑に出て耕し、雨の日は家で読書に勤しむというもの。転じて会社員の老後の穏やかなる生活や、田舎に引っ越して健康的なライフスタイルを指したりすることもある。しかして筆者は自営業者ゆえ、死ぬまで働かねばという恐怖が常にある。清貧を旨として粛々と人生を全う出来ればまだ良いのだが、清貧ではなく極貧だったらどうしよう....。
正に雨の今日の日曜は「晴耕雨読」
晴れれば子ども会大会の準決・決勝に第一公園ドームへ出かける予定だったけれど、今は梅雨どき、予想通りの朝からの雨にたたられ試合は中止になったんである。ならば家で「雨読」ならぬ7/25に向けての壮行会及びそれにまつわる仕事に埋没したんであった。
それは壮行会及び全国大会でお披露目することになる、ある応援グッズに使うデザインだった。子どもらを団旗の前に立たせてバットを構えさせ、パシャリパシャリ。(写真上)
これを一定の大きさにトリミング。(写真下)大きい子も小さい子も同じ画角の中に同じ大きさに見せるのは至難の業でプロの技巧であり、熟練の鍛冶屋に通底するものがあると、自画自賛。先日の影響か途中ばっくりバクバク爆睡をはさみ、だらだらと作り込んだのが下の画なんである。写真を見ながら「おまえ、そんなに脇を空けてはダメだぞ」とか「非力なんだからもっとグリップを短く」とか「その構えじゃあ内角低めには対応出来ないじゃないか」とかとか、ブツブツ言いながら。
全容はいずれ公開出来る日もあろうけれど、今はまだフレンズ母たちしか知らないゆえここでは差し控えたい。近日中にネット発注予定なんである。
さて最後にこれを読んでいる小学生いや、中高生あたりに素敵な言葉を。
このブログではいい加減な言葉や言い回しを多用するため、鵜呑みにして試験で×をもらっても筆者は責任を負えないことは何度も書いたぞ。
しかしこれはちゃんとした言葉である。
書簡をしたためる際には季節の挨拶で始まるのが日本の言葉の文化である。
「○○の候、皆様におかれましてはいかがお過ごしで......」
さしづめ今の季節ならば「梅雨の候、益々ご清栄のことと...」となるわけで。初夏の候ではあるけれど毎日雨ばかり、盛夏の候はまだまだ先だ。
しかしいきなり「梅雨」ときちゃうともらった方はどーだろうか?
そこでちょうど7月7日前後あたりはこんな素敵な時候の挨拶がある。
「星祭の候、益々ご清栄のことと...」
もうすぐ七夕なんであった、織り姫と彦星の。
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素晴らしい弁護士さんですね!
返信削除梅雨のジメジメした空気の中に爽やかな風が吹いたようです(テッシーさんみたいに素敵な比喩ができないm(__)m)
星祭の候…もう七夕なんですね。B
匿名さん コメントありがとうございます。
返信削除この弁護士さんには本当に救われた思いです。
逆に法的根拠があれば何をやっても良い、というわけでは決して無いことを、胆に命じつつ。
疑心暗鬼をぬぐい去り、虚心坦懐に書いて行こうと....なんちゃって。
星祭の候いかがお過ごしですか(^-^)