2023年9月11日月曜日

白昼、伯仲、白熱の決勝戦

2023年秋季大会、昨日のJr決勝に続き、本大会決勝戦なんである。ただしスコアブックがないので、いつも通りざっくりになって詳細な瞬間は書けない。たとえばXX選手がX球目を打ってどこそこ方面へXベースヒット...なんてゆー表現は無理なんである。仮に微かに記憶にあっても安易には書かないようにしている。万一間違いがあるとイケナイからだ。またファインダーでヒットを打った選手を追っていると、ボールや守備の行方を半分しか見ておらず曖昧になり、2塁へ到達しても果たしてそれが、2塁打なのか、ワンヒット+ワンエラーなのかも不明な時もある。(間違い覚悟でどちらかを判断し書いちゃうこともあるけれど)しかしじゃあ、スコアブックがあれば良いかと言うと一概にそーとも言えない。ざっくり書けなくなり詳細に書くハメになって、時間がかかっちゃうことがあるからだ。でもやはりメリハリも付くし正確になるので手元にあったほうが良いに違いない。おっと、また前置きが...。白昼に伯仲の白熱した決勝戦なんである。

さて決勝戦は今季4強のうちの2チーム、宮崎モンスターズVS富士見台ウルフ少年野球クラブの頂上決戦である。初回表Mは無得点、その裏Wの攻撃では幸先良く1点先制となる。両軍投手ともにキレのある豪速球を投げる宮前を代表する長身痩躯の本格派だ。

その後2,3回共に拮抗しゼロが並ぶ。手垢の付いた表現なれど、まさに「決勝戦に相応しい」緊迫の展開となる。均衡を破ったのは4回のM。同点どころか更に1点をもぎ取り計2点、2:1と逆転に成功す。

ところがである。取られたら取り返すがあらゆるスポーツ競技の基本形。その裏Wも奮起し2点を追加し2:3とすぐに逆転する展開となった。

やはり実力伯仲の両チーム、反撃しても大量得点には至らず、逆に言えば反対のチームは守備が固く大量失点にさせないわけで。もちろん投手層の厚さは言わずもがなである。さすがは決勝戦であった。終盤5回裏Wはついに主将を含めた主軸で追加点2を入れた。これで2:5と引き離す。3点差は微妙なラインか。

ところがである。さすがは強豪モンタ軍。この3点差を繋いで1打、繋いで1打と死力を尽くして、この終盤6回に3点を返し、ついに5:5の同点に追いついたのだった。ゲームの流れは果たしてどちらに。

裏のWは無得点となり、ついにタイブレークに突入したのだった。決勝戦ならではの白熱のゲームとなった。7表Mは2得点す。

7:5で迎えた裏のW軍。果たして同点または逆転なるか...。スコアがなく下手なことは書けないので以下、写真で想像を膨らましてくだされ。

サヨナラのランナーが本塁を踏む瞬間。対照的にそれをじっと見つめるM捕手くん。彼は自らタイムをかけるなどしてチームを鼓舞したのだったが。

結果、Wが3点を入れて7:8X逆転サヨナラ優勝となったのだった。筆者昨日のブログに書いたはずだが、やはり「終盤逆転のウルフ」の異名は未だに健在だった。この印象は決して近年持ったわけではなく、大昔から抱いているイメージで、実際何度も目の当たりにしている。まさにウルフらしい勝利となったのだった。モンタの粘りも強豪らしく実に素晴らしいもので、決勝戦に相応しい...おっと、もう聞き飽きたか。

ではもう一度歓喜の帽子投げを、特別連写バージョンで。

さて、ここまでは土曜までの話。翌日曜のオレンジ開幕戦はまた次回、なんである。ここでオマケ。連盟本部裏では試合前後は慌ただしく動き回るが、試合中はどーしているか。大体は椅子に座って試合を注視したり、次の試合のメンバー表チェックや、翌週や次の大会の予定を担当者同士で打合せしたりしている。試合中筆者は座るより外に出てカメラを構えるのがほとんどだ。そんな中、本部の机にはストップウォッチが3個。試合開始からの計測や、イニングごとのタイムなどやることは一杯あるんである。そのワンカットを。

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2023年9月10日日曜日

有馬フレンズに栄冠を

 さて秋季決勝の前に、またしても「晴耕雨読」的前置きなんである。昨晩とゆーか、今朝早くAM3:30に起きてサッカー代表国際親善試合VSドイツ戦を観戦。三苫がいなかったら録画で見たかもしれないが、早起きして後悔はなかった。4:1の快勝。夜明け前の朝焼けに向かって快哉を叫ぶんである。あのサッカー大国ドイツにW杯に続き2戦連続勝利。日本のレベルが上がっているのと同時に、W杯後低迷を続けるドイツのモチベーション低下があって以前のドイツとは別物だったけれど、勝ちは勝ち、しかも大差での勝利なんであった。ドイツ国内は悲嘆に暮れ、中・韓メディアは「日本はすでにアジアの枠をはるかに飛び出し、我々の手の届かない欧州中堅レベルまで達した」と報道。一概に比較はできないけれど、この後の少年野球王者ウルフとフレンズとの一戦にも通底するナニカがある気がしてならない。更に今日日曜はラグビーW杯ときたもんだ。実に忙しく慌ただしいスポーツの秋、なんちゃって、何である。

さて、気分を一新して少年野球なんであった。宮前区少年野球連盟秋季大会、6年生にとっては最後の集大成となる。まずは5年以下のジュニアの部決勝、ウルフVSフレンズの最終決戦である。以前にも書いたけれどWは4年生中心、Fは5年生も多く含まれるけれど、それはさておきとするのが公式戦の勝負の世界。筆者の見立ては結果とは真逆であった。決してFを過小評価したわけではないが、相手はBチームと言えどやはりウルフの底力は計り知れないわけで。筆者のWの印象は「終盤逆転勝利のウルフ」...。しかし今となっては筆者はF選手諸君に謝罪しなきゃなんであった。お詫びの印に頭を坊主にしたいが、すでに99%ボーズになっちゃっているので無理なんである。

初回Wは無得点、その裏Fは四死球で塁を埋め満塁から2死後、何とか1点を先制。おっと書き遅れたけれど、今回もF寄りブログにてWには御免なさいである。

おっと、これも書き遅れたけれど、写真背景の白い粉末のような点々は霧雨の成せる技。

2表W打線はまだ導火線に火が付かず無得点。雨で湿ったのだろうか。否、この時点ではまだF先発のOhsukeのピッチングの妙に気が付かなかったのである。2裏には下位打線Seigo、Hinataの連打が功を奏し更に加点、0:2とリード。

更に3裏のF、簡単に2死ランナーなしとなった後、Kohdaiが四球から2盗し走者2塁の場面で、ついにこのQいやF戦士となった「持っている」7番Sakiの打席。3球目を強振したバットが火を吹き、打球は白煙を上げながらセカンド上空を飛翔し右中間へ着弾する、素晴らしいタイムリーツーベースとなった。更にこの後の輝く笑顔と渾身のガッツポーズが素敵なんである。

4回まで力投、快投を続けた先発投手4年のOhsuke。ここまで王者W打線を無安打無失点に抑え込んだのである。その偉大さに気付かされたわけで。スピードよりも制球力が身上(しんじょう)の彼は、淡々と投げきり4回を四球3個のみ、更に周囲の守備陣が「ああ、こりゃエラーするな」と思ったのを見事に処理する場面が幾多もあり、チーム全体が一体となって締まったプレーとなったんである。

試合後に聞いた話であるが、1ヶ月ほど前から5年生が(多分母たちも)自ら言い出して、オリジナル応援歌をこの日のために作ってきたそうだ。練習の合間に5分間だけ練習して、今日のこの決勝で披露することができた。ほんの少し2015年の選手監督コーチ父母が一枚岩となった全国大会を想起した。子らが手にしている紙の正体はそれだった。

3塁へ到達したHinata。良いポーズでの笑顔、しばらくこのままのドヤ顔で片膝ついて固まっていた。マウンドは満を持してRyohjiroh。ビハインドでも大きな声援でチームを盛り上げるWベンチの活写。

Wは5回に初安打となるツーベースを放つも未だに無得点。対してFは2死走者なしから更にダメ押しとなる追加点を入れ、0:4とする。

このままFの勝利。いったいどうしたことだろう。Bとはいえ強豪Wを1安打無失点に抑えてゼロの完封試合。Wが第一公園決勝で無得点試合は筆者の記憶にない(と思う)。対するFは本大会Aチームのような派手さや華麗なプレーやパワーはないけれど、チーム一丸となったチカラで頂点を極めたのだった。フレンズらしいと言えば言えるわけで。春季後はジュニアの部に特化し、多くの遠征をこなし1年間苦労を重ねた結果が、この日の有終の美を飾ることになったのだろうと思う...。ほぼこのまま新人戦に臨むことになるだろう。しかし他チームは現在Aで経験を積んだ5年生が加入するので、今の様相はこのままというわけにはいかない。Fには更なる成長を期待したい。帽子投げの空中で頂点に達したワンカットを再度掲載。

※さてお知らせ...てか言い訳。フレンズ優勝ブログの後、このまま本大会決勝の執筆予定だった...けれど、一旦筆を置きたい。何せ久々のF優勝ゆえ脳内電池を消耗してしまったんである。少し余力はあるものの、本大会の決勝は今季宮前の集大成に相応しい激戦となって、これを活写するには写真選別は終わっているものの、相応の文字数を要するわけで、それに対応するだけの電源は残量わずかとなった。本大会の部は次回にて。更に今日日曜のオレンジボール開幕戦のFもその後になっちゃうのだった。

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