2011年8月3日水曜日

三年目の植木♪


♪三年目ぇ〜の浮気くらい大目にみってっよ〜♪
懐かしい歌である。ヒロシ&キーボーだったかな。男なら誰しも(?)この歌に共感を覚えたかもしれない(?)わけで大ヒットになった。
「三年目の浮気」ではなく「三年目の植木」....いや実際は「五年目の破局」ならぬ「五年目の植木」なんである。ハイビスカス。4,5年前に我が家のベランダへやって来たこの娘は毎年この時季になると健気に真っ赤な花を咲かせてみせる。赤いランドセルを背負ったショートヘアの似合う元気な女の子みたいな。親はほとんど何も子育てしてない。通年ベランダに置きっぱなしの放任主義。夏が近づくと液体栄養とひたすら水を与えるのみ。ヒドイ親である。児童相談所に通報されても文句は言えない。それでもこの娘が愛おしい。毎年この一つ目の赤い花を見ると、「もうじき高校野球が始まるぞ〜!」的な、俳句で言う季語に近いものを感じる。
赤い太陽のもと、赤い花を咲かせるハイビスカスであった。

こちらは白い月夜の晩に白い大輪の花を咲かせるご存知「月下美人」
つい先日夜中にひっそり咲いていた。
去年も一昨年もこのブログに載せたので詳細は省くけれど(2010年8月8日「ベランダのベテランだ」etc)、赤いハイビスカスとは対照的にこちらは14,5年前に恵比寿の事務所で密かに「愛人」として同棲していたんである。その後愛人の存在が本妻に発覚、協議和解を経て鷺沼の自宅ベランダで生活を共にするようになった。ここへ来てから初めて白い花を咲かせるようになったのには驚いた。サボテンそのものの肌年齢は、もうだいぶ更年期も過ぎて介護保険の受給資格も可能かと思われるほどだけれど、毎年この一種妖艶なひと晩限りの花を咲かせるのは、まだ女を捨ててはいない証なのだろう。歳を重ねるごとに放つ、歳を重ねなきゃ放つことの出来ない「オトナの色気」...男女問わずそうありたいものですね(^^)
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2011年8月2日火曜日

自負心と誇り

このところ上昇機運のAチーム。AチームがあるからBがあるわけではないというのがウチのチーム事情というもの。Bを作るには監督・29・28番・スコアラーから始まり、運営、設営、配車の手配、Aとの兼ね合いでの練習グランドの確保と、大変なことがいっぱい。選手数の少ないウチはほとんどAとの兼任でやれば、やってやれないことはない。しかしそれには父たちの協力が今以上に不可欠になってくるわけで。
筆者は息子娘がチームにいた頃はオヤジコーチとして参加。忘れもしない初参加の日は息子が5年の11月の初冬、寒い朝。霜が降りグランドガチガチ、ガタガタの状態を1時間かけてトンボをかけた。翌日は腰が使いものにならない。その後フレンズに慣れるに従い設営、運営、審判とほぼ毎週のようにやった。あの時代は幸運にも黄金期で、年間勝率が8割以上の常勝チームだったため、試合づくめだったからだ。朝の早起きと綺麗な女性にめっぽう弱い私でも、あの頃の朝の目覚ましには一発で起きれたんである。朝4時まで呑んでいても6時には第一公園の設営に行ったこともある。子どもが世話になっているチームに対して親としてそれが当たり前のことだと思っていた。それが次第に我が子どもなど関係なく、チームを支えるスタッフとしての「自負心」と、多少大袈裟だけど「俺たちのチーム」という「誇り」も芽生えてきたりして。当時も人数はそう多くなかったけれども、親たちや指導陣のチームワークも抜群であった。
その延長で自分の子どもが卒業後もこうしてチームに関わっている。おそらくは全国の小学生野球のコーチングスタッフのほとんどが大なり小なり、同じような経緯でチームに在籍してるのではないだろうか。

最近ここではAの写真ばかりなので、日曜にBの子たちを写真に収めてみた。
小さい子たちの親にAの試合の設営、審判、クルマ出しなどを協力してもらっているから、ちょっとでも罪滅ぼしにね。

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2011年8月1日月曜日

ブログについて

昨日のブロックリーグ2位通過祝勝会、居酒屋その1での開催。もちろん子どもも含めての、いわば懇親会である。居酒屋の部屋のキャパシティーの関係上、「チームこども」と「チームおとな」のふた部屋にわかれての開催。時々子どもたちがオトナ部屋にやって来ては、カツオの刺身などをぺろりと食べては戻っていく。年に数回あるかないかの楽しい祝勝会の光景である。

「ブログの功罪」については昔ここで書いたけれど、今日は書いてて良かったと思うことがいくつかあった。

うちの監督は宮前でも珍しい、選手OBの若い監督である。フレンズ黄金時代に選手だった、現在医療機関勤務の29歳。筆者の息子の2歳年上。ここ数ヶ月仕事が忙しくチームに顔を出せていない。その間、チームマネージャー兼29番のOtsuboさんが監督代行をこなしてきた。スコアラーとして同じベンチに入って、大変なプレッシャーと苦悩の中でよく仕事を遂行してきたのは私が一番知っているつもりだ。.....S監督、いつ来れるんだよ....。みな待ってるぜ。
今日そのS監督とみんなで呑んだわけである。若い監督にとっては周りのオトナたちはほとんどがみな年上。彼なりに時としてものすごくやりにくいのもよく分っているつもりだ。S監督は普段は飲み会には来ないのだが、今日は珍しく最後までつき合ってくれた。この数ヶ月フレンズに来れない間、チーム状況を把握するのはOtsuboコーチからのメールと小生のこのブログが唯一の情報源だったらしい。子どもたちの状況を把握できたのは、生きたコトバで状況を伝えている(らしい)このブログが良かったのだそうだ。
書いてて良かった。

その2。
子どもの親は我が子の練習風景や試合を常に見れるとは限らない。仕事でグランドに行けない親もたくさんいるわけで。その日の我が子の状況がこのブログで、あたかも現実的に参加したような気分で知り得るのだそうだ。事実を伝えるだけではなく、その場の空気を感じ取れる文面を心がけている(大抵はフザケた文章であるけれども)筆者にとっては、何よりも嬉しいお言葉である。また、その子の田舎の祖父母もこのブログを見ることで、孫の成長に目を細めることもあるそうだ。おじいちゃん、おばあちゃん、お孫さんは元気ですよ!

その3。
昨日のブログで、全日本素敵な全女性を敵にまわすようなことを書いた。Hiromiのお母さんが呑みに参加して、小生に言った。「ブログ今朝読んだわよ。Tさんさあ、途中までいい気分にさせといて、ナニよあの文章は、ヒドイじゃないっ!」(ガタイの大きい...という表現を指す)と言いながら顔はガハガハ笑っていて、満面の笑み、それをツマミにまた場が盛り上がるわけで。こんな話を書いたらキリがないくらい。彼女の笑顔が想像出来るから確信犯的に書けるわけである。

その4。
内輪の楽屋受けネタだけではブログは短命。とってもありがたいことに、アクセス数ではたいしたことないけれど、全国の少年野球に携わる方たちが見に来ていただいている。ヘビーユーザーの常連さんも多い。よくわからないけれど、検索ワード「少年野球 スコア集計」「少年野球 ロゴマーク」「少年野球 募集ポスター」などで上位にヒットしての来訪も多いみたいだ。役に立つかどうかは別にしてこれまたありがたいことである。ゆえに楽屋受けネタだけではなく、グローバルな視点でアホバカな文章を書かなきゃという思いもあるわけで。

いろんな人が見てくれている。いろんな笑顔がそこにある。時に反発、時に共感。これがあるからブログを書く原動力のひとつになっているんである。

みなさん、ありがとう。
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2011年7月31日日曜日

少年野球「巴戦」


巴戦とは大相撲で行われる3者による優勝決定戦である。相撲ファンならずとも知っている人は知っているが、知らない人はたぶん知らないであろう。バス旅行の途中で点呼を取る時に「ハイ、いない人は手を挙げて〜」という古典的ギャグに似ている。...全然似てないか(^^)
数学と綺麗な女性にはめっぽう弱いけど、ブンガクとオヤジギャグにはやたら強い筆者なので、巴戦の語源を調べてみた...といっても昔と違い広辞苑を引くまでもなく、ましてや国会図書館へ出向くわけでもなくNetでサクサク。勢力の拮抗する三者の優劣を決めるのが一般総称としての巴戦。その巴とは日本、中国、韓国などに広く見られる家紋に由来。「三つ巴」とは三つの「巴」の紋様が絶妙のバランスでレイアウトされたものである。誰しもどこかで見た記憶があるはずですよね。

川崎市宮前区秋季大会。数ブロックに分かれてリーグ戦を行い、その後決勝トーナメントを行い上部大会への切符を争うものだ。今日はDブロックのリーグ戦最終日。ここまでうちを含めて3チームが3勝1敗の戦績。今日もしその3チーム全部が勝った場合、4勝1敗の同率になるためこの「巴戦」の可能性が出て来たわけなんである。
今季冠を一つ勝ち取っている大強豪花の台フラワーズはすでに本日勝って4勝目。次の試合のマーキュリーズ。対戦相手のドングリーズに敗退したため3勝2敗となり、その時点で巴戦はなくなり、同時に実は我がフレンズの二位通過が決定となった。(同率対戦相手との勝ち負け結果を優先させるため)
巴戦に突入するともしかするとの一位優勝を狙える反面、あにはからんやの三位転落の可能性も秘めているわけで、ホッと胸をなでおろしたわけである。猛獣の追跡から逃げ切った小動物のような気分のハンペンなんである。

さて肝心の有馬フレンズ対富士見台ウルフ少年野球クラブA2。名門ウルフとはいえ、A2である。結果は15:5の快勝。ブロックリーグ6チーム中堂々の2位となった。ベストプレイヤー賞は今までのうっぷん晴らしも含めて全員に贈っちゃおう。
暗く長いトンネルをやっと抜け出したエースOtoの復活が、今大会最大の勝因。なのでOtoには特別増量キャンペーン期間中につき、星二つ贈呈しよう。
それにKohta。8番バッターで普段目立たない子だが今日の活躍は特筆に値する。
特別増量バーゲン期間中につき、これも「いただきましたっ。星ふたっ...つデス」
ええいっ、もう一丁。Hiromi。憎めないキャラの彼も普段の振り遅れ打撃がだいぶ強い打球を打てるようになったぞ。今日の数字は立派にチームに貢献してるから星ふたつ。
以下にナインの打撃成績を。
★1番Teru=5打数2安打2打点1得点。副将の面目躍如だ。
★2番Takumi=3打数1安打3得点。
★3番Nabe=3打数1安打2打点1得点。
★4番Naohiro=5打数1安打1得点。
★★5番Oto=4打数4安打3打点3得点!!
★6番Katsu=ノーヒット。普段なら5打席もあれば1発くらい強烈な長打を期待さ せる子だが、今日は珍しくお父さんが仕事の途中で観に来てくれ緊張したのに 違いない。特別セール期間中につき1個大盤振る舞いなのだ。
★★7番Hiromi=3打数2安打2打点3得点!!お母さんは仕事で試合には来れなかっ たけれど、お母さんのガタイの大きさ....じゃない、度量の深さと面白キャラに 免じて2個大盤振る舞いなのだ。
★★8番Kohta=3打数3安打4打点2得点!!
★9番Shouya=2打数1得点。でも犠打をきっちり決めてくれた。

明日は午後から練習。夜は祝勝会なんである。「常勝フレンズ」の称号を失って久しいけれど、こんなささやかな戦績でも今のチームには大きな活力源となってくれるはずだ。
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2011年7月30日土曜日

ニッポンの正しい夏の過ごし方

そう言えば最近、プロ野球のピッチャーのグラブのヒモの長さが気にならなくなった。一時期グラブのヒモをだらら〜んと長くわざと余らせて、マウンドに立っている投手がいたけれど、アレって一体なんだったの?ゲン担ぎか、カッコつけなのか、はたまた打者を幻惑する秘密兵器だったのか未だにナゾである。まるで大昔流行った腕にはめるなんとかリング。金属のリング状のもので直径1センチくらいの球が2個付いており、その間が少し隙間が空いているヤツ。20年くらい前に流行したのだろうか。「磁気の力で健康に...」みたいなうたい文句に踊らされ、猫も杓子もみな装着していたような記憶あり。それで健康になってるならば、現在も売れているはずだけど、とっくの昔に消滅。グラブのヒモのだらら〜んスタイルも一過性のものでしたね。まあ、そんな商品や流行のスタイルは今までゴマンとあって、これからもゴマンと出てくるんだろう。合計ジュウマン。いつの時代にも排他的烏合の衆が充満するわけだ。

それはともかく高校野球なんである。
「さほど高校野球ファンと自称するほど熱烈な高校野球ファンではない」と自認する筆者でも、夏は枝豆とビールと高校野球(EBK)があれば、どっぷりとシアワセな気分に首まで浸かれるわけで。出来得る事ならばそばにキンチョー蚊取り線香があれば完璧なシチュエーションの、ニッポンの正しい夏の過ごし方である。
今日の神奈川大会決勝戦を観た方はとてもシアワセだったに違いない。このブログの読者の方は全国からいらっしゃるから、神奈川よりも地元の代表校のことで一杯いっぱいに違いないけれども、高校野球ファンなら是非観て欲しかった試合であった。筆者は仕事しながらTV観戦。途中から仕事どころではなくなった。
「横浜VS桐光学園」決勝戦。
両投手の気迫のピッチング。1:1の同点、拮抗する緊迫の締まった内容。9回裏ツーアウト満塁、一打逆転サヨナラの場面....などなど。これだけ羅列しただけでもワクワクするではないか。結果は横浜高校が延長10回裏2アウトから二塁打を放った主将の乙坂君がサヨナラの本塁を踏み優勝。

この死闘を演じた最高の試合をうちのInoueコーチが子どもを連れて観戦しに行った。携帯から送ってくれた画像がコレ。超満員で外野の立ち見席だったらしいけれど、子どもたちは大喜びだったそうな。

ついでに蛇足。
毎年高校野球ではTV中継にイケメン君が登場して、女性のハートをワシ掴みにしちゃったりするけれど、近年本当の意味でのハンサムボーイが多いような気がするのは私だけだろうか。ひとり凄いイケメンを発見した。彼は野球をやらなくても将来、いや今からすぐにでも俳優やモデルでも十分やっていけるに違いないと思わせるほどのイイ男。流行りの軽いイケメンという枠を超えて、内面から出て来るオーラがある。神奈川某高校のショートM君。惜しくも途中敗退したけれどもね。これ以上は内緒(^^)
今日の横浜の主将、乙坂君はやっぱりハーフだったですね。スタンドのお父さんが外国の人だった。ダルビッシュを彷彿とさせる容貌と顔立ち。筆者がすぐに連想したのはあだち充の野球漫画「H2」に登場する、国見ヒロのライバル橘英雄の顔だった。顔立ちは似てると思うのだけれど。
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