Minamiが急性骨髄性白血病。
2歳の誕生日を一ヶ月後に控えた11月の中旬、病院に駆けつけた自分は茫然自失。出来ることなら代わってあげたい。俺の骨髄でも心臓でもなんでも持っていってくれ。大人女性の白血球の数が7,000個に対して2歳の子のそれは40万個。暗い待合室で泣き崩れる娘、あえて楽天的にふるまう配偶者、帽子を投げ捨て途方に暮れ声を震わす私。8ヶ月の入院治療。その晩はまんじりともせず眠れなかった。
もう、少年野球もフレンズもこんなブログも...何もかも投げ出したくなり極度の脱力感。
自分がこんな状態だから、ましてや父母の心情は胸が張り裂けんばかりかと思う。
数日後娘に言った。
「おまえが暗い顔でMinamiに接していたんでは駄目だぞ。辛いだろうけど気丈に明るく接しないと、本人にも敏感に伝染するから。Minamiが元気になりたいと思うように母は持っていかないと」
言ってる端からふと気がついた。私の心に自問自答。「娘に偉そうに言ってるおまえはどうなんだ。おまえこそいくら落ち込んだってあの子が良くなるわけじゃないぞ。ふざけんな、おまえ!」
どうしようもなくあの子を抱きしめたい衝動に駆られる。でも、会いたくても面会謝絶だから自分に出来ることは何もない。
切り替えた。今まで通り普通にしよう。このブログは今まで通りに普通に書こうと思った。
先日のブログを読んだフレンズ母からメールをいただいた。真摯に心配していただいて本当にありがとう。
だからこそ今まで通りの馬鹿っぽい文体で書き続けるこのブログなのだ。
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23日はフレンズ恒例年末の親子レクリエーション&カレー大会の日。
このカレー大会毎年楽しみなんである。お金を出して店でカレーはいくらでも食えるけれど、いろんな家庭のカレーの味はお金では味わえない貴重な機会なんである。カレー談義をすればキリがないけれど、筆者のオトナのカレー隠し味は、インスタントコーヒーの粉を一振りなのだ。俄然苦みばしったダンディーなカレーになっちゃうんである。配偶者のそれはひとかけらのチョコレートらしい。
寒空の下グランドの片隅で食すカレーは格別だ。母たちの手作り総菜もてんこ盛りなんである。
メインイベントの前にSuekiコーチ主導のもと遠投記録や大縄飛びやドッジボール大会。試合の時もこんだけ真剣に野球を楽しんでくれたら結果は自ずと伴うだろうに、と思うほど皆どっぷりハマっていた。
メインは親子野球大会である。
試合前の母ノックは昨年は筆者がやった。
「おらあ〜!ボールは正面で捕らんかあっ!」
「そんなヘッピリ腰じゃあ、プロにはなれんぞっ!」
かと思えば、
「うまいっ!ナイスキャッチ!」
「すっげえセンスあるねえ」
今年は代表が芸術的ピンポイントノックの嵐。
Kanedaコーチの激が飛ぶ。
「おりゃあ!ちゃんと胸で捕れよお、胸でええ!」
思わず違う映像を想像してしまう筆者であった。
ライトから本塁へノーパンで、あいや、ノーバンで返球していたOhmori母にはマジ驚いた。
母たちは息子のグラブを手に全員参加の楽しいひととき。
夫唱婦随のInoue夫妻がキャッチボール。互いの愛を確かめあうように....って、んなこあたないか(^^)
試合本番である。母たちは皆笑顔で黄色い声できゃーきゃー言いながらフルスイング。
途中からオヤジも参戦。圧巻はプロテストも受けに行ったこともあるTomiokaさんことトミー。流石のスイング&豪速球ピッチング。振りかぶったと思った次の瞬間、ボールはキャッチャーミットを鳴らしていた。スーパージェッターの流星号くらい速いんである。
筆者数年前までには外野プールへ何度か放り込んだこともあったが、今では全く及び腰のこのテイタラク、情けなし。
試合終了後、更にこの期に及んで子ども対母でベーラン競争をすると言う。マジかっ!?
明日筋肉痛になっても知らんからね。有馬美女軍団の勝利。子どもらは「も一回やりたい!」と子どもならではの無限の体力を誇示。
そんなこんなで暮れ行く冬の幸せな楽しい一日。
翌日24日クリスマスイブは練習最終日。
最後に子どもコーチで円陣を形成しグランドに挨拶。
去年から恒例となった空中帽子挙げ。
成績はともかく、今年もみんな無事に一年を過ごすことが出来た。
誰にともなく感謝!
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