2023年4月1日土曜日

春季閉幕、次のシーンへ

 本日は晴天にて春ウララなり、春季大会三位決定戦、決勝の日なんであった。その前に第四公園へカブの鼻先を向ける。Queensは一週間後のライオンズ杯に向けてアリコと練習試合なんである。宮前平から裏道の長い坂をギュンギュン登坂すると、驚いたことに駅へ向かう通勤客のほぼ8割がノーマスクだった。筆者は4/1新年度を境に状況に応じてノーマスクにしようと決めていただけに、なんだか嬉しくなったのだった。好天に恵まれたせいもあるだろうけれど、コロナ後のノーマスク傾向に拍車がかかった気がするのだった。

今日のスコアラーはAoi母。フレンズでは何度か経験あるも、Qでのスコアラーは今日が第四公園デビューとなった。根が真面目なので、緊張しまくっていたわけで。緊張をほぐそうと、大昔筆者がフレンズ時代スコアラーで大失敗した経験談を笑って話したのだが、かえって緊張が増しちゃったかもしれない。

先日このブログで得点板の点数マグネット控えはこう準備すべしと書いたら、ブログを見たのだろうか、誰かがちゃんと教えを励行していたのだった。....嘘です。やったのは筆者である。「晴耕雨読」的ヤラセ疑惑、BPO委員会告発、保険金詐欺的一人芝居なんである。

程なくして春季試合開始時刻が迫り、第一公園へと向かう。第一ではすでに三位決定戦が序盤を終えようとしていた。

●バーズVSレッパ

超大型新人、主将Sekiくんが牽引するBが2点先制し、その裏Rが1点返す拮抗した展開、迎えた3裏Rは、主将Noguchiくんがクリーンヒットで出塁し、次の1番大砲のバットが火を吹いたのだった。高々と上がった打球は見事な放物線を描き、レフトスタンドへ突き刺さる、逆転ツーランであった。

ところがBも黙ってはいない。すかさず自慢の猛攻打線で3点を返し5:3とする、ゲームとしては面白い展開となった。

その後も猛攻は止まず、...だったのだが、筆者はSatoh事務局長と連盟ロゴの件で打合にて写真はない。打合しながら目の端に次々とBナインがホームを踏むのが見えたのだった。この回ビッグイニングとなりBは8得点し、10:3となった。

このままでは7点差にてコールドの憂き目に合うR軍、底力を、いや赤力を発揮してなんとか2点をもぎ取るのである。ここでもNoguchi主将の連打。Tsukamoto監督「ここで点取らなきゃコールドだゾッ」Noguchiコーチ「最後まで絶対諦めんな!」選手よりも最後までガッツを見せて鼓舞していたのはNoguchiさんかもしれない。

最後まで諦めない姿勢を見せたRは最終回も粘ったのだが万事休す。10:6でバーズの勝利となった。

●決勝戦 モンタVS花フラ 

ライオンズクラブさんから本部へ粋な差し入れがあった。桜にちなんで桜餅だった。桜の香りが鼻腔をくすぐり、めっちゃ美味かったわけで。桜餅大好きなんである。その前に会長Matsuiさんからも大量のカレーパンやドーナツの差し入れがあった。そうそう、急なお知らせである。明日日曜日朝、tvkで会長の松井農園さんが30分番組で放映されるそうだ。時間ある方はご覧あれ。

強力モンタ打線、初回に1点先制。

両者互いに先発投手はエース級を温存した。近年の少年野球は投球数制限があり、投手の起用・継投策が勝機を呼び込んだり、逆に裏目に出たりすることもある。1回にすでにタイムを取る両監督。僅差での勝負と踏んだのだろう、初回から気の使いようが伝わってくる。Mは投手交代を早めに判断し、もう3人目となるエースくんを登板させたのだった。(個人的見解です)

Mの長身痩躯、長い右腕から放たれる超速球は、見事な白い軌道を描きミットに収まる。さすがの猛攻H打線もキリキリ舞であった。

Hもエースピッチャーがマウンドに。それでもジワリ加点するモンスターズ怪物打線。

豪速球のデッドボールを瞬時に避けるにはこれしかなかった。見事な跳躍。緑の忍者が飛び上がり、そのままラージヒルK点超えの大ジャンプであった。こんな写真は撮ろうと思っても撮れるものではないので、戦場カメラマンはAP通信に高く買ってもらえるはずである。「三苫の1ミリ」のように。空中でホバリングするドローンみたい(個人的見解である)

終盤ようやくHの本領発揮、4,5回に2得点猛追するも、時すでに遅かりし大石内蔵助、春季決勝戦の頂点に立ったのは6:2でモンスターズであった。両軍とも川崎市大会での健闘を祈る。

簡易的な閉会式。選挙運動のさなか、議員さんらは東奔西走にて出席されず。母たちが嬉し恥ずかしグランドに足を踏み入れて子らにメダルをかける姿はやはりいいものだ。明日、数ヶ月待ち焦がれた新車の納車が待っているNishimura事務局もなんだか嬉しそうである。

ようやく春季本大会が幕を閉じた。しかしまだジュニアの部がある。そして来週はライオンズ杯。今日の勝者モンタと宮前Queensが参戦するわけで。コロナが明けて春が到来し、WBCの興奮冷めやらぬ中、少年野球熱にも拍車がかかる季節なんであった。

※夜一旦アップした後集合写真を掲載するのを失念。失礼申した。3,4位、優勝、準優勝を一挙掲載しちゃう。

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2023年3月26日日曜日

WBC称賛されるべき人は

 この土日は春季決勝の...はずだった。ところが桜の花びらをも痛めつけるかのような、二日に渡って無情の雨が降りしきり、無念の延期となったことは既にみなさま周知の通り。「若きウェルテルの悩み」はドイツのヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの1774年の名作小説だが、「筆者に比べて相対的には若いと言えるが、一般社会的にはそう若いとも言えないFijisawaさんの悩み」は宮少連・ウルフ出身・副事務局長の2023年の春季リスケ作業なんである。....うーむ、ちとやり過ぎたかな。来週に決勝3決閉会式は延期となった。

そんなわけで少年野球ブログ的にはネタがない。しかしながらなんである。WBCがあったではないか。これを書けば話は岩手のわんこ蕎麦のように、記憶の引き出しから次から次と出てくるわけで。

侍JAPANの試合をほぼ全試合観たのは今回が初めてかもしれない。しかもリアルタイムにて。結果、もうマスコミでも散々報道されているので控え目に書いちゃうけれど、とっても素晴らしいものを見せてもらった。ダルの献身的リーダーシップ、吉田の打点、本塁打の存在感、岡本の信じられないくらいの天然キャラぶり、村神様の劇的サヨナラタイムリー、ヌートバーの愛すべきキャラと日本愛とガッツ溢れるプレーとペッパーミル。そして大谷の最高で最強で最愛の素晴らしい数々の活躍と、振る舞いやコメント。今でも日本米国を中心にまだ熱を帯びて毎日のように報道されているのもご存知だろう。そのほとんどがJAPANを称賛する内容だが、筆者的には野球技術的な勝敗よりも、日本の紳士的な振る舞いだったり、チーム一丸となった結束力だったりが海外で評価されたことが嬉しい。大谷選手が花巻東の時に書いた有名な「将来の目標ノート」はご存知だろう。その中に「27歳でWBCに出てMVPを取る」というのが現実となったことに驚きを隠せない。実際は1年遅れの28歳だが、この驚異的な人生設計の実現力は他に類例を見ないのではないだろうか。しかも天狗にならず野球少年のような無邪気さもあり、謙虚なところが素敵だ。ましてやイケメンだし。あの決勝戦前の「今日だけは米国への憧れをやめよう」のスピーチには感動した。ちゃんと相手にリスペクトをしつつ勝つための精神性を提示したわけで、実に素晴らしかった。最後の打席トラウト対決の件も、もしかしたら最後はトラウトで勝負するために、四球で出したランナーをゲッツー狙いの変化球で帳尻合わせでアウトにしたんじゃねえの、てゆーくらいの邪心すら頭をもたげてくる。それを言えばキリがない。ダルビッシュの被弾もわざと大谷に花を持たせるためか?、なんちゃって。ありえないけれど、あり得ないことを可能にしてみせた侍JAPANなんだもの。

いやはや、いくらでも記憶を辿ればエピソードが出てくるけれど、ともするとMVP大谷選手などにスポットライトが当てられがちだが、筆者は最大のMVPは(P=プレイヤーじゃなくディレクターだけど)栗山監督じゃないかと思う。これだけの侍JAPANをなんの妥協もせず統率し、プレッシャーに耐えつつも「選手を信じて」采配を振るった栗山さんに最大のエールを送りたい。上から抑え込んで缶詰に入れて管理指導するのではなく、勝算がないかもしれない中でも、選手を信じて好きなように野に放つ太っ腹とその気概。少年野球指導にも通底するのではないだろうか。指導者は勝ったから称賛されるのではなく、勝つために成したそのプロセスが称賛されるべきだろうと思う。さらに言えば、WBCでの優勝が「目標」ならば、その先にある世界中の子どもたちにWBCを通じて野球の楽しさを感じてもらえることが「目的」だったとすれば、これ以上ない素晴らしい大会であった。いみじくもこれは栗山監督や大谷選手が言っているのも事実だ。目標の先の目的も達成したと言えよう。

WBC2023はもうこの辺で。日曜は毎週の傾向としてこの「晴耕雨読」アクセス数が一番多いんである。以前は月曜がピークだったけれど。土日の試合ブログが影響しているからであろうか。今回は冒頭に書いたよーに、野球ネタがないけれど、せっかくのアクセスに応えんと、最後にちょっとここ数週間の「日々雑感的」写真を掲載。

Queens代表Murataさんが持っていたトートバッグ。氏の出身大学のロゴが入ったものだ。連盟帽子エンブレムデザインの話をしたら見せてくれたのだった。

第一公園へ出撃する前に立ち寄るいつもの公園。真っ赤なカラフルな滑り台が春の陽光を浴びてクッキリと屹立(きつりつ)していた。赤をより際立たせるために青空をバックに下から撮ったカット。赤と青のコンビカラーは万人に愛される配色だ。

さてクイズ。これはなんでしょう?一発で分かった人はエライ。

正解は、第四公園新生スコアボードの、チョーク置き場を横から見た絵でした。チョークはもう使わないけれど。

先日仕事打合で代々木へ。クライアントはリモート会議が当たり前になったが、対面での打合が解禁されて久々に行った。以前はアクリル板があったが今回はなかった。筆者は内容によっては対面でないとどーしてもダメである。今回は信じられないくらいの都内の大豪邸の設計。内装設計をフロアごとに4名のチームを組んでプロジェクトを立ち上げキックオフMTG。クライアント担当含めて6名だ。「SNSなどにおける守秘義務」誓約書にサインしており、詳細は書けない。対面打合にはメールや電話では伝わらない温度感がそこにはある。昨年の大分紀行などその最たるものである。代々木のDOCOMOタワーを下から仰ぎ見る。夕方打合後は当然のようにチームで居酒屋飲み会へとなだれ込んだ。久々のメンツとの乾杯は楽しかった。

最後はここ数日の雨をぶっ飛ばすような、数日前の晴天時に撮った春の訪れ万華鏡。散歩の途中で撮ったもの。昔何度かここでも掲載しているけれど、毎年一定の時期になると花を咲かせる樹々に感謝したい。「今年も会えたね」と、年に一回だけ会える織姫美女のような。赤白ピンクいろんな色が混在している変種の桜と椿。そーいえば椿って木へんに春って書くんだね。今気づいた。

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