コロナ第三波、全国で日々過去の最多感染者数が更新される毎日、ここにきてまた世の中はイベントなど自粛、縮小、中止、取りやめ、...etcの嵐である。いろんな中止が相次ぐ中、中止が注視されるのはこの時期の少年野球界。卒団式では慣例のイベント内容を変更し、グランドや体育館で縮小して行われるところがほとんどのようである。(当「晴耕雨読」調べ)Queensは例年の卒団式は2月初旬が通例で、それも現段階では様子見の模様。例年この12月には女子らしく「クリスマス会」が鷺沼JAで開催されるんであるが、JA自体が飲食を伴う会合は貸し出さない意向になった。よって神木会館でと変更となったのは数週間前、更にこのコロナ状況を鑑みて、ついにグランドでの縮小開催となったんである。世の中の趨勢を見つつ社会的規範に従えば「オトナの判断」として当然の帰結と言えようか。
さて、その土曜日であった。フツーの練習に加えて後半はドッジボールや縄跳び大会で欣喜雀躍のQ姫たち。筆者が小学生の頃は男は片手で投げるのに対して、女子は両手でボールを投げるのが常。この両手投げのことを「女投げ」と呼称していた。男子でこれをやると小馬鹿にされていたものである。でも今の女子はほとんどこの「女投げ」はせず、ちゃんと片手で投げている。野球少女だからだろうか。これも昭和の死語となったのだろうか。ちなみに筆者の小学生時代の職員室は、タバコの煙で霧がかかったような空間で、昔は当たり前だった。良くも悪くもこれが昭和というものであった。
審判はKidani父。周知の通りQueensオリジナルマスクを着用にて。右頬からのアングルを。
「右頬を叩かれたら左頬を差し出せ」とは、古来キリスト教の教えにある。ならばと左頬のアングルも撮っちゃう。Qマスクは左右非対称デザインなのでこれでいいのだ。
外野には枯葉をドッサリ集めた囲いがあって、近隣の家族が枯葉を宙に舞い上げ遊んでいた。筆者思った「せっかく苦労して集めた枯葉なのに、あんなに舞い上げて遊んで良いものか。苦労して集めた人に対して失礼ではないか」と遠くから眺めていたんである。ところが。これは後で分かったことだが、これは地域が作った「枯葉プール」という名前の、家族で大いに遊んで良い、あえて作ったものだったのだ。筆者の狭量さを自省するとともに、こんな素敵で粋なプールを設定した製作者の心の広さに感心したのだった。写真では舞い上がる枯葉と背景の紅葉とが同系色でほとんど伝わらないのが残念ではある。散歩途中の親子連れは大量の花吹雪きならぬ、枯葉吹雪きを頭から浴びて実に楽しそうであった。
練習後はプレゼント交換会。各自持ち寄ったプレゼントを無作為抽出的にあげて、かつもらう。
場所を移動して昼食牛丼パーティー。部費から賄えたようだ。久しぶりに食べるチェーン店の牛丼はうまい。筆者恵比寿に事務所を持っていた頃は、ラーメン屋と吉野家とコンビニ弁当と、時々高級イタリアンの昼食が常であった。筆者の吉野家牛丼パターンは「牛丼の上にたっぷりの紅生姜と大量の白菜の漬けものを乗せて、これらをおもむろにザックリかき混ぜてミックスしたのち、ワシワシ食するのが好きであった。混ぜすぎると白菜漬けの水分が出すぎてご飯がネッチョリグッチョリしちゃうから、ゆめゆめ気をつけなければいけない。素早く男らしくガシガシ胃袋にかき込むのが牛丼食いの王道である。更にフィニッシュは会計したあと、唇の端に爪楊枝をくわえて店を出るのが望ましい。(ショーワの親父の妄想である)
なんどもここで書いているが、今年はコロナで子供たちには気の毒な年であった。少年野球のみならずあらゆるスポーツ、あらゆる年代の、あらゆる職種の世界中の人々にとっても。そんな中特に医療従事者や福祉介護者には尊敬の念を持って讃えたい。(逆にコロナで大儲けした企業もあるので、それだけは除く)
特に今年最高学年だった小中高の子供たちには気の毒だったが、彼らがのちのち成人し大人になった時に「俺たちはあのコロナの年だった」と、この2020を振り返れば、強烈な印象とともに記憶に残る年代となるのだろうか。
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