2020年12月9日水曜日

チームオリジナルマスク制作

 さーてと、かねてよりの懸案であったQueensヘルメステッカーとオリジナルマスクなんである。パソコンの不調や喪中ハガキ作ったり、今年からはもうやらないと決めた、フレンズ毎年の年末の各種様々な仕事に忙殺されたりで、当ブログは滞りがちであった。

フレンズ仕事は近年私的に虚しさを覚えることが多くなり、また特に年末はフレンズ仕事に多くの時間を割かざるをえず、ほとほと疲れちゃったんである。昨年「もう広報のブログ以外卒業させて」と宣言したものの、仕事を引き継いだチーム担当父がやらないで(仕事が忙しく出来ないで)支障をきたしているのを見かねて、結局昨年同様やってしまっている。チームの各コーチ名刺作成はとうとうやっていないようだ。来年こそは心を鬼にして、そう鬼滅の刃で岩を切り裂かれようとも、後進に跡を託す所存である。言いたいことはまだあるものの、それはそれ、清濁併せ吞むのが大人の流儀、ブログで書くのは稚拙というもの。深夜の山奥に登って穴を掘り、穴に向かって苦しい思いの丈を叫ぶとするか。ん?待てよ。ブラジルの皆さんに聞かれたら困っちゃうな。

もとい。まずはQueensステッカー。ヘルメットに貼るステッカーの色が赤ではなくオレンジになっておかしなことになってるのは以前から気づいていて、更に老朽化もあってステッカーを新調することになった。しかし例によってデータがない。ならば作らざるを得ないわけで。まずはQ帽子の写真を専用画像編集アプリに取り込む。(まだ愛機Macが壊れる前であった)

これを下敷きにしてレイヤーを重ねてトレース作業。画面いっぱいに拡大してまずは赤いロゴの周辺をトレース。曲線部分は最初はカクカクしちゃう。

カクカクしちゃったところを滑らかに加工し直す。これを延々繰り返す。

赤い部分を終えるとこれを赤く塗りつぶし、次は周りの白縁を同じようにトレースし、中を白で塗りつぶし。

更に白縁のラインを黒から青に変換し太くする。白いヘルメに際立つように青いラインを入れるわけで。やっと完成である。このデータを「オリジナルプリントJP」というサイトに入稿して発注なんである。青いラインの更に外周に自動的に切り込みが入る。ロゴ自体は現行と同じ大きさだが、ステッカー本体が大きくなってヘルメの曲面に対してうまく接着できるかどうか。

過日マスクと一緒に納品。なかなかの厚みがあって素敵であった。一枚だけ頂戴し試しに筆者のバイクのヘルメに装着。宮前のMマークを貼ったオジサンが宮前を疾走する。月光仮面か怪傑ハリマオか、はたまた仮面ライダーか。

今度はオリジナルマスクである。事の発端は監督Satohさんから「マスク結構安く作れるサイトがあるみたいよ」との提案から。これはいわゆる「ウィズコロナ」である。一過性の流行感冒ならいざ知らず、長期戦はもう自明の理であるコロナ禍のご時世。これからもマスクは必需品、ならばと重い腰を上げちゃったんであった。検索すると昔と違いオリジナル印刷は数が多くないと「高くつく、割高」が常識だったけれど、今は「昇華印刷」というテクノロジーがあり、防水性に優れて手軽に安く作れるのだった。

ステッカーと同じ「オリジナルプリント.JP」で。制作にあたっては素人でも十分素敵なマスクが作れるサイトであった。感動したのはデザインアイテムの選択の多さと、それをシミュレーション出来ること。作ったデザインを随時3D動画で確認できるんである。まるで映画ブレードランナーに出てくる、4人のレプリカントの顔をハリソンフォードが手元の機器で360度回転して見れるように。Queensカラーのレッド濃淡のストライプにロゴを入れ、片面にはストッキングのイメージで紺と白でアクセントを入れた。下の画像は2枚だけど実際は動画で360度回転して仕上がりを確認できちゃう。実に素晴らしい。ここに至るまで何度か修正を重ねた。

発注後ほどなくして自宅へ届いた。先のステッカーと一緒に。参考までに見積をアップ。ステッカーは40枚で一枚単価¥160(税別)。マスクは大人用で50枚¥825。もし100枚発注なら単価¥750なんである。(送料無料税別)。ちなみにたった一枚だけでも発注でき、単価は¥1,000である。市井の既成のマスクとそう値段が変わらないのが素晴らしい。一枚単価は子供用の方が発注枚数が少ないため高くなったが、子供用は約半額をチームQueensが負担して安価に配布。子供は¥500で購入となった。これは代表Murataさんの英断である。まだ購入してないQ家庭はどーぞヨロシクなんである。

コロナはともかく、それとは裏腹に全くもっていい世の中になったモノである。某国アジア製は何かと不安だが、日本国産で精密で、しかもちゃんと個別フィルム包装で届く。マスクで思い出すのは「アベノマスク」。当初は中に異物が混入していたことが発覚して、やはりアジアの外国産だったりした。物議を醸した「アベノマスク」で一番驚いたのは、政府からの発注先はほぼ大手メーカーや商社だったが、それに混じって地方のマスクなど扱ったことがないような小さい企業が1社だけあったことだった。政府肝いりで巨額の金(税金である)が動き、国民も注視する中、どーしてあんな会社が入り込めたのだろうか。いや、どーして政府が発注先に選んだのだろうか。某与党議員のポスターが玄関横に貼ってあったのが気がかり。何をか言わんや。当時実に疑念を抱いたのだが、毎日次々に大量のコロナ関連ニュースが更新発信されるにつれて忘れ去られ、世間の関心も薄らぎ、今となっては深い闇の中である。

時を戻そう。「アベノマスク」ではない「Qのマスク」だった。難を言えば大人用の男性には少しキツイ。逆に良く言えば密着度が高くて飛沫防止にはいいかもしれない。早速各人が装着したショットを。自他共に認める大のマスク嫌いのSohma会長も素直につけていたのが、ちょっと楽しく笑えた。スティーブ・マックィーンが大好きなWatanabe父もなかなか似合っている。是非日本全国を飛び回る仕事でもこいつを装着して出張して欲しい。

その場で購入したQ選手たちも早速装着して最後の挨拶。主将Karinが叫ぶ。「グランドに礼!、保護者コーチに礼!」

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