2025年8月31日日曜日

甲子園球児凱旋フィーバー

 今日は秋季大会決勝戦のブログではあったけれど、例によって写真枚数が多寡(たか)を極め、選択するだけでも一苦労、しかも22時からドラマ「〜朝山家です」とプレミアブライトン三苫薫があるとなっては、筆者的には到底ブログを書くには気が遠くなるほどの大仕事なわけで。ならば通常は優勝などの集合写真だけでお茶を濁す姑息な手段をとるのだが、今日ばかりは違う。

フレンズ出身の甲子園球児二人が「凱旋」にやって来たのだった。秋季決勝戦の最中に来たのだが、ざわめきと人の群れで決勝戦が霞んでしまうような騒ぎだった。名前は準優勝の竹中秀明と初戦で姿を消したが中田吏(つかさ)の二人。もうこの際公人扱いとなった彼らには本名明記でも問題なしと判断した。

※注=秀明父に訊いたのだが、凱旋などで地元のいろんな場に呼ばれてSNSにアップされるのはOKだが、学校名などは記載しないでほしいとのこと。宣伝行為になるのでNGらしい。学校や高野連からの注意事項とのこと。今までは知らずに書いていたがここでは遵守したい。画像のTシャツも学校名は加工してある。

一言でいうと「甲子園球児フィーバー」に包まれた第一公園だった。まずは連盟本部会長らに挨拶し議員さんらと写真を撮った。

噂を聞きつけた場内の選手たちがワラワラと本部周りに押し寄せる。惜しげなく準優勝の銀メダルを子らに触らせる秀明。通常の試合中ならこの場に選手がいたら、本部から「ダメだよ」と叱責を受けるのだが、今日は特別だ。フェンス越しに鈴鳴り状態であった。1枚目の右端は竹中父。フレンズ時代から豪快な好人物である。バイクに乗るときは首を左に傾ける癖があるのを思い出した。

子どもばかりではない、大人たちもニコニコしながらメダルに群がると、皆一斉にスマホで写真を撮る。忘れていないだろうか、この間にも決勝戦は粛々と熱戦を繰り広げていたんである。「豊島さん、秀明と一緒に写真撮りましょうか」とフレンズコーチOhmoriさんが言ってくれたのだが、忙しさに紛れて失念しちゃった。
丘の上ではいつの間にか列を作った選手と個別に写真を撮っていた。メダルを選手の首に掛けてあげてポーズをとる秀明。嫌な顔ひとつせず、黙々と応えてあげる姿は、筆者が知っている秀明の人間性そのものだった。ヒーロー扱いになっても決してそれを鼻にかけずフレンズ時代から変わらぬ謙虚な姿勢であった。

閉会式では会長の取り計らいで二人を紹介することに。更に秀明にマイクが渡った。一言コメントをどーぞ。

「野球は心のスポーツ」その意を汲んで理解できただろうか。筆者なりに文脈を咀嚼して解釈すると、どんなに体力があっても、どんなに技術が優れていても、最後はメンタルの強い者が勝つ。厳しい練習に耐え抜いて、数々の修羅場をくぐり抜けてきた者だけが言える言葉だろう。少年野球のみならず、我々社会人の大人にも通底する言葉ではないだろうか。

会長の意向で「甲子園の土」を第一のマウンドに撒いた。これから甲子園に憧れる宮前の子どもらがここに立ち、ボールを握り力投する姿を想起すると楽しくなるわけで。

閉会式後竹中父とちょっと会話した。「いやあ、竹中さん、本当にお疲れ様でしたね。楽しい思いをさせてもらった秀明に感謝だね」と。父曰く「本当にそう。むしろ秀明よりもハジメ(兄)に感謝してる。ハジメが秀明を野球(フレンズ)に誘ってくれて、その後もいろいろとバックアップしてくれてね」と。しみじみとした顔で言っていたのだった。

集合写真撮影時から今度は帽子にサインをねだる選手が続出し、延々と列を成して止まることを知らない光景が出現。筆者が帰る頃もまだサイン会の列が絶えなかったんである。

さてここへ来る前には当然フレンズへ凱旋しているわけで。有馬小と西有馬小へ行きこちらも相当盛り上がったようであった。OB-LINEに上がった写真も膨大な数になる。掲載できないカットもあるが、竹中父本人がアップした集合写真だけ無断で掲載したい。身内なので無断借用でも構わないだろう。

さて秋季大会である。冒頭のように今日はギブアップしちゃう。また次回ブログアップをお楽しみに。


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2025年8月30日土曜日

9者連続三振の完全試合達成

 今日はAMシスタージャビットQueens初戦とPM秋季大会準決勝なんであった。午後の試合前のモンタ素振りの美しい光景。これ見てアナタは何を連想しますか?解答まで10秒間どーぞ。

...数年前大分出張から戻る際、大分空港を飛び立って機内から眼下に見えて来た、愛媛県の風力発電の列柱を想起したんである。オレ妄想しすぎだろうか。※2枚目大和ハウスHPより

さてまずはQueensから

●シスタージャビット 町田女子選抜VS宮前Queens

町田女子選抜チームは新しく結成されたばかりの連合だった。選手を観察すると静かで昨日今日初めて顔を合わせたばかりな空気感がある。結果的には大敗し申し訳ないくらいな展開となってしまったのだが、これで野球を嫌いになってほしくないと、切に願うばかり。元気で素敵なその笑顔を絶やさずこれからも頑張ってほしい。

初回裏Qはいきなり猛攻開始の幕開け。Hikari、Miyunaにツーベースが連発し、その後「眠れるアジアの大砲」Chisakiにもツーベースが飛び出した。当たれば凄まじいパワーを秘めた長距離砲なんである。この初回だけで10得点の猛攻。更に主将のYuiは、YAMAYURIの全国大会の地平線を見てきた経験からか、打席に立っても良い笑顔が溢れるようになった。

せっかくなので久々スタメン全員の写真を掲載しちゃう。

打者一巡しShihoにもセンターオーバー二塁打が出る。

2回Qは先頭Sawaがライト前ヒットを放つも無得点。

今季はどの大会もクーリングタイム、給水タイムを儲けている。テントの中はぎゅうぎゅうの鮨詰め状態。コロナ禍では考えられない光景ではある。

ここで何度も書いている30,29番のOhtake、Okamoto双子コンビ。カメラを向けると偶然ではあるが、カウンターをカチリとする仕草までまるで双子なんであった。本当に前世は双子だったのかもしれない。

3裏今季絶好調のHikariにランニングホームランが飛び出した。更にMiyunaも痛烈な二塁打で続き、この回も大量5点を追加する。

0:15の圧勝だった。先述したように町田さんには申し訳ないけれど、これも野球の勝負事と理解していただきたい。

さてこの試合、とんでもない記録が達成されたんである。近年少年野球でも投球数が制限され7回が6回に縮小されて、先発完投のケースが激減した。2番手3番手の継投投手をどう育成するかが勝負に大きく関わる時代になった。しかしなんである。先発のShihoが大記録を叩き出した。3回コールド試合で相手打者9人を全員三振に切ってとったのだった。つまり全員三振、無死四球試合、完投完封完全試合なのだった。プロと違って少年野球ではたまに完全試合は目にすることがある。でもこの9打者全員三振はまずありえない記録なんであった。これもYAMAYURIに行って指導者からのアドバイスで開眼したようだ。投球数たったの41球、唸りを上げるストライクが面白いようにミットに吸い込まれる快投だった。

さて本当はここで筆を置きたいのだったが、秋季準決勝も書くことにする。なぜなら明日は決勝戦で明日もブログを書かなきゃなわけで。今日中に消化しておきたいんである。

●秋季準決勝 モンタVSウルフ

今季宮前ビッグ3のうち、頭ひとつ抜きん出たレッパに対しモンタVSウルフはNo.2を争う宿敵といえよう。もう何度もこの対戦を世界中の少年野球ファンが目の当たりにしてきたわけである。冒頭のモンタの整然とした風力発電は、試合前のパワーを蓄電しているように見えなくもない。初回から両者無得点が続き静かな幕開けとなった。

互いに素晴らしい打撃、見事な守備を披露するも得点には至らず、2裏まで進んだ。

均衡を破ったのはMの怪物くん。3回に待望の1点を先取する。更に4回の追加点はMの主砲のソロホームランだった。歓喜するMベンチ。

しかしその裏ようやく目が覚めた狼たち。鋭い牙をむくとあっという間に4点を奪取し逆転に成功。

じんわり今日も遠くから熱中症警報アラームが頭の中で鳴り出す。しばし本部裏で待機の時間を持つことにした。得点機だけ炎天下の記者席に赴くことにする。5裏にWが1点追加し2:5とするも、最終回Mも死力を振り絞り1得点し3:5と狼の尻尾に迫る。

結果はW軍の勝利となった。この後のレッパVS花フラは王者レッパの勝利となって、明日の決勝戦はこれまた何度も対戦してきたレッパVSウルフ戦なんである。明日もまた暑そうだが、夜はドラマ「こんばんは、朝山家です」と、サッカーブライトン三苫薫のキックオフが待っていると思うと、今からワクドキな気分なんであった。

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