2013年3月17日日曜日

沈むオレンジの太陽

今晩のうちに書いておこうと思う、今日のオレンジボールブログ。明日からは宮前春季が始まっちゃうからだ。結果はiPhoneからアップしたように5:1の完敗であったけれどもね。

昔千葉マリン球場で関団連という大会で、人工芝のグランドを踏んだことがあったけれど、少年野球場でこいつに出くわすとは思わなんだ。ボールが弾まない上に、下地の問題か、イレギュラーバウンドが激しい。横道に逸れるけれど、WBCでは日本のプロは人工芝に慣れきってしまっているが、大リーグ球場はほとんどが天然芝らしい。このへんに明暗が分かれる可能性もあるという。(某スポーツ紙ネット版より。サムライなんだから天然芝や土の匂いは身にしみているはずだ。大丈夫さ!)
本塁からレフト線を眺めてみた。アレレ?
遠目には白線はラインカーで石灰が引いてあるのかと思いきや、白いラインのところだけは白い人工芝が張られていたんである。ナルホド....。(クリックでアップの写真に)


慣れない電車通勤のせいか、または慣れない人工芝のせいか、はたまたこれが実力なのか、シートノックではポロリの連発。対して葛飾アニマルズのショート君は凄かった。Aチームでも十分通用するスーパー3年生。バリバリの6年生をA3からA4サイズに71%に縮小コピーしたような子だった。


うちのエースRuiは良く投げきったと思う。2回、4回の下位打線6,7,8,9番には8打者に対して1個の味方エラーを除いて7個の奪三振。上位打線からも3個奪っている。しかし、相手投手も重そうな球を投げる豪腕投手で、1,2回は打者7人に対し1個の死球を挟み、6者全て連続空振り三振。相手投手を褒めるべきか、うちの打線の不甲斐なさを嘆くべきか。



うちは実力の半分も出せないまま、2安打のみの1点。(2安打とはいえ、筆者のサービス記録。プロ並みに厳しくつければ1個の内野安打だけであった)葛飾アニマルズは例のショートで主将のK君が3打数3安打3得点で大活躍、さんざんな目にあった。3番A君も2の2、スリーベース1、4番Y君は2打点...。序盤は抑えていたものの、中盤から打たれてしまったんである。
しかし、東京の強豪に対してフシギとボロ負けしたという感覚はない。
小さい子たちにはとても良い経験になったはずだ。
オトナの都合だが、宮前代表で出場している以上、宮前連盟には申し訳ない思いであるが。


試合後、春を感じる公園の植え込みでふと足が止まった。
何の樹だろうか?
上から見下ろしていたら、ムクムクとある連想が頭に浮かんだ。これって、北海道とかの並木のジオラマ、ミニチュアみたいだなあと。あと一週間もすればミニミニ桜が満開になったりしたら楽しいだろうな。


おお、そう言えば更に妄想が膨らむ。
確か「冬のソナタ」にもこんな並木道があったはずだ。ハワイのマカデミアナッツチョコのお土産くらい甘ったるい、ヨン様の笑顔が思い浮かぶ。冬ソナロードとか言う、これこれ。


速攻ローアングルで撮ってみた。
いたいた、例の二人が。まるで「不思議の国のアリス」のようだった(^-^)


電車を乗り継ぎ、ホームグランドへ帰還。
夕方まで明日からの春季大会に切り替えての練習。日が長くなったなあと実感。今日はバイクじゃないので帰り道は久々の徒歩でとぼとぼ帰る。地元を流れる「有馬川」を渡った時、ちょうど夕日が沈んだ頃合いの夕まぐれに出くわした。iPhoneで撮ってみる。


橋を通り過ぎようとしてふと、再度西を見てみる。我が目を疑った。
そこには鈍くオレンジボール色に沈むオレンジボール太陽があったんである。

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2013年3月16日土曜日

追伸。青山にて

試合終了後は泣いている子もいたが、駅ではホレ、この通り。ケロっとして元気で現金なやつらである。
(^o^)/

オレンジ完敗( ̄^ ̄)ゞ

かつてここで鮨屋を設計したことがある晴海トリトンを見上げながら、すぐ隣の
晴海臨海公園野球場へ。なんと人工芝グランドであった。東京と川崎の圧倒的な税収の差が、公園球場設備にも表れるということか?
子どもらには良い経験だ。
結果は…!(◎_◎;)
打てなかった>_<
スコアはオマケで2安打付けたが、実質ゼロに近い内容であった。
うちもエースの力投で、三者連続空振り三振を取ったりしたが、逆に取られたりもしたわけで。
5:1の完敗であった。でもボロ負けでは決してない。
また、いずれ書こうと思う。これは例によってiPhoneから帰りの電車にて送信*\(^o^)/*

オレンジ&ホワイト

筆者と同じブロガーで速記記者の「小野口純子」さんから、昨日の「晴耕雨読」の映画「サンドストームゲーム」にコメントをいただいた。
今日一日、トイレに行くたびに、この続きのストーリーをどうしようかと悩んでしまっている自分がいた。起承転結考えずに、後先もなく、見境い無しに、闇雲に書きなぐったものだから、収拾がつかないんである。なんで愛息ジョーイが日本で野球をしていて砂嵐にかき消えてしまったのか?筆者が訊きたいくらいなんである。
そのうち気が向けば、またいずれ....なんであった(^-^)

さて明日はこれこれ。

先週東京トップクラスのチームと闘い、死闘の末勝利した件は書いた。
明日は2回戦、今度は更にトップクラスの「葛飾アニマルズ」戦である。HPを見たらこれまたとんでもない強豪らしい。近年の輝かしい戦績もさることながら、昨年秋のオレンジ大会の優勝チームなんである。
俺たちも自信を持って、下を向かず、良い試合をしようではないの。勝っても負けても、小さい子たちにとっては、これからの野球に大きな経験となるはずだ。
「大海、井の中の蛙知らず」を払拭するにはとても良い経験になるはずだ。
高校野球では東京と神奈川は紙一重、ないし神奈川に若干の軍配が挙るか?神奈川を制する者、全国を制す、というではないか。
しかし、少年野球においては東京のほうが相当上のレベルにあると思うのは、筆者の穿(うが)った見方ではないだろう。大いに野球を楽しんで、泣いて笑って貴重な経験をして欲しいものだ。

さてあさってはこれ。

間髪入れず、日曜は宮前春季大会の開幕である。今度は本命の白球だ。
毎年のことであるが、いよいよシーズン到来の感有り。これが始まると1年がアッと言う間に過ぎてゆく。

TVニュースでさんざ流れているけれど、明日から東急東横線と東京メトロ副都心線が直通運転の開通。上京時学生の頃によく自由が丘や横浜へ遊びに行くのにこの線を利用した者としては、隔世の感あり。えっ!横浜と池袋・埼玉が一本に繋がるんだって?なんて。横浜と池袋がどうしてもイメージ的に結びつかない。人種のるつぼアメリカみたく、東京もヒトの流入往来がますます激しくなり、地域格差がなくなるのかも。筆者は良い意味で地域格差はあって欲しいとも思うのだが。

明日のオレンジは、晴海少年野球場まで神奈川から大江戸線で乱入しちゃう。
少年野球に関しては、地域格差が僅差になることを願って。
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2013年3月14日木曜日

映画「サンドストームゲーム」

近日ロードショー決定。パラマウント映画、レオナルド・デュカプリオ、スカーレット・ヨハンソン主演「サンドストームゲーム」

2029年近未来のニューヨーク。電磁浮遊自動車を運転するマイケル・ファーガソン(=レオナルド・デュカプリオ)はフィフスアベニューを左に折れセントラルパークに入った。鬱蒼とした森の奥で車を降りたマイケルは大きな樹の下に花束をそっと置いた。今日12月8日は3年前にここで暴漢に襲われて命を奪われた美貌の妻ジェニファー(=スカーレット・ヨハンソン)と息子ジョーイの命日だった。ふと奥に目をやると陽の射さない苔の中で光るものをみつける。手に取ってみればそれはかつて妻が指にはめていたリングだった。驚きながらもリングの裏を見てみるとそこには「 Frank Lloyd Wright」の刻印が。「フランク・ロイド・ライト?なぜ?」F・ロイド・ライトと言えばこの近くに彼の設計によるソロモン・R・グッゲンハイム美術館がある。マイケルは取り憑かれたように車に乗り、ダコタアパート前を抜けてやがて右折グッゲンハイムへ。

逡巡しながらも順路に従いエレベータで最上階へ。巨大な吹き抜けの螺旋状のスロープをゆっくり下りながら壁に掛かった絵画を見るともなく見ていたマイケルは、ひとつの絵に吸い寄せられた。その絵は高名な画家が描いたものだったが、茶色い砂嵐の中で女と子どもが佇んでいる構図であった。マイケルは我が目を疑った「ジェニファー!」そこに描かれていたのは3年前に死に別れた妻と息子に瓜ふたつの姿であった。しかもジェニファーの指にはマイケルの手の中にあるのと同じリングが光っている。それはただ光っているだけではない。絵画の中に本物が埋め込まれていたのだった。マイケルは絵の中のリングを抜き取った。

その時だった。
「マイケル!」はるか一階から自分の名を呼ぶ女の叫び声がした。螺旋状階段を振り返り吹き抜けの階下を見下ろすマイケル。そこには自分を見上げるジェニファーがいるではないか。
「ジェニー!?本当に君なのか!」唖然とするマイケル。
「マイケル、早く来て。今すぐ私と一緒に行くのよ。あの子、ジョーイを救いに行かなければならないの、今すぐ!」
彼の手の中の二つのリングが熱を帯び始めやがて赤銅(しゃくどう)色に輝きだす。同時にグッゲンハイムの螺旋スロープが反時計回りに回転し始めた。螺旋の中心に吸い込まれていくマイケル。ジェニファーの元へ落下していき記憶が混沌とする。

気がつくと見慣れない風景が目の前にあった。そこは砂嵐(サンドストーム)の世界だった。
砂粒が頬に痛いほどの強風の砂嵐が一年中吹き荒れる2013年の日本。どうして自分が日本にいるのか、思考が追いつかない。
「マイケル、こっちよ、早く!ジョーイのいる所へ」
いつの間にか、胸元が大きく開いた黒い革ジャンに革パンツ姿になっているジェニファーに手を取られて、マイケルは走り出した。

そこでマイケルが見たものは、日本の川崎という都市で砂嵐の中、ベースボールの試合をしている少年たちの姿だった。
目を凝らすと縦縞ユニフォームの日本人の子の中に、愛する懐かしい我が子の顔を確認したマイケルは叫んだ。
「ジョーイ!おまえなのか?パパを覚えているか。ジョーイ!」
駆け寄るマイケル。
しかし、ジョーイがボールを打った瞬間砂嵐にかき消されるように、愛息の姿が徐々に崩れていくのであった。
..................................。

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レオナルド・デュカプリオ、スカーレット・ヨハンソン主演、19億ドルをつぎ込みCGを駆使した超大作「サンドストームゲーム」
この映画の序盤のストーリーをかいつまんで書き出してみた。この映画の続きを観てみたいと思いませんか?

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むふふふふ.....。(^-^)
見事に騙された人は今すぐ手を挙げて下さい。
そうです、そうなんです、ラファエル・フェルナンデス、アンデス山脈は危険ナンデス。

上記の映画「サンドストームゲーム」は全くこの世に存在しないわけで。
全て筆者の「思いつき」で構築したストーリーなのだ。俳優の人物名や場所建物の名前、ニューヨークの地理的配置のみが事実であって、内容は全くの筆者の創作なんである。デュカプリオはすでに地球環境保護活動に専念するため、俳優業を当分休業しちゃってるし。

自分で創作しておきながら、思わずこの映画観てみたいと思っちゃった。

なぜこんな超ロング・アホな前フリを書いてしまったか。
日曜の対フォルコンズ練習試合が、ご存知「煙霧」という砂嵐の中で行われた印象が強すぎて、その試合詳報を書く前にフト頭によぎったのがこのストーリー。「砂嵐」「SF」「ニューヨーク」と俳優の配役だけ決めて、書き始めたら筆が止まらなくなっちまった。つるつる次から次へ頭の中でお話が展開する。終盤のニューヨークから日本に舞い降りるシーンは、さすがにあまりに唐突すぎて、いただけないけれど。ここでネタバレした貴兄も多いだろう(^-^)

やっといつもの少年野球「晴耕雨読」ブログなんである。....試合詳報...?いつものように文章を書くつもりだったが....。
しかして、筆者の頭の中の充電池はすでに残量12%に激減。あわててUSBケーブルで頭とコンセントを繋いでみても、この深夜とあっては時すでに遅しの感あり。
であるからして、文章抜きで写真だけでブログアップするという、少年野球「晴耕雨読」史上初の愚挙を許されたし。

結果は7安打と3安打で5:3の僅差でフレンズの勝ち。
こちらがリアルな「サンドストームゲーム」なんであった。
では以下に写真のみ掲載(^-^)/////




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2013年3月12日火曜日

元、後楽園球場にて

好きだねぇ、Inoueコーチ。彼から今筆者のiPhoneにメールが届いた。(18:30)正にこれからWBCオランダ戦が始まらんとする時。どうやらtakumiとhiroを連れて観戦に行っているようだ。
仕事の手を止めて、ネットを見てみる。ふむふむ、DHに阿部らしい。おっ、何ナニ、マエケン株が米国で急上昇とな!マエケンファンとしては嬉しいぞ。
さて、Inoueさん、今晩ははニコニコ顔でアルファードを駆って帰るか、または、グッタリして帰るか?
頑張れ侍Japan!……なんである*\(^o^)/*

幸楽円球場にて

とってもせで、
とにかくしくて、
まあるいになって、最後は歓喜の輪になった。

試合終了直後、スコアブック片手にカメラを放り出し、グランドに躍り出た筆者は、自然の成り行きで28番Nishinakaさんと男同士抱き合って喜んだ。その飛び出した拍子に偶然カメラのシャッターを間違って押していたらしい。自宅のMacに取り込んで初めて気がついた。画面いっぱいに写った画像は、野球に厳しい代表が拍手をしながら喜び、満面の笑顔で立ち上がった瞬間であった。

オレンジボール東京本大会。幸楽円ならぬ、後楽園少年野球場。文京区、前日WBCの大花火が打ち上がったあの東京ドーム横にある少年野球専用球場である。全くもってWBCの再現を我々が演じるとは、この時点では誰も知る由がない。グランドの土の質感が素晴らしかった。粒子の密度が高く、しっとりふわふわ、雲の上を歩いているような感触。または洗濯時にソフラン1本まるごと使い切って仕上げたバスタオルのようだ。

話は前後しちゃう。ここへ来るまでの道のりは、朝7時に有馬集合し、電車を乗り継いではるばるやって来た。クルマの案もあったけれど、万一遅刻でもしたら宮前代表として来ている以上、宮前連盟の顔に泥を塗るわけにはいくまいとの配慮で、時間が計算出来る電車移動になったようだ。我々オヤジ連中はこの程度の距離の電車移動は日常茶飯だから平気だが、慣れない子や母たちは復路ではかなり疲れきったようだった。

初戦相手は地元文京区の、東京でも屈指の強豪らしい「茗荷谷クラブ」
いやはや人口密度を考慮すれば自明の理とは解っていつつも、いざ選手の背番号を見て驚いた。「74番」の子。メンバー表を見れば77番まである。筆者聞くところによると、都内では1学年で1チーム作れるところもあるそうだ。比して我が有馬フレンズ。3年生以下は大会登録ギリの11名ジャスト。試合前の集合ではその差歴然というもの。
なんだか、開き直ってしまえばやおら楽しくなってきた。しかし、オトナの事情で宮前代表である以上「恥ずかしい」試合だけはしたくない。反して子らにはオトナのメンツなんて糞喰らえ的に伸び伸び野球をやって欲しいとも思う。

ここからは新聞記者ふうに試合詳報なんである。
初回Fの攻撃は簡単に2死を取られたあと、3番Yuiが二遊間を抜けるヒットで出塁すると、続く4,5番は四球で歩き、WPがらみで先制の1点をもぎ取る。更にKohkiのセンターオーバーの2点タイムリーで計3点。最高の滑り出し。

1回、2回裏のMクラブの攻撃はFのRuiの7打者に対し4奪三振の快投、WBC広島マエケンに肉薄する素晴らしい内容。しかして3回裏、先頭打者三振に獲るも代打9番打者に対し痛恨の四球を献上してしまう。一見泰然自若(たいぜんじじゃく)に見えるRuiだが実は繊細な神経の持ち主。一旦走者を出してしまうとどうしてもランナーを気にしてしまい、結果次打者にも連続フォアボール。盗塁、失策、適時打がらみで3失点。結果振り出しに。

続く4回Fの攻撃。主審からこの回で最終回とのコール。オレンジは最高5回または1時間で終了である。初めの打者Hjimeは三振。しかしこの日2本目の安打で出塁したAyutoが相手エラーに乗じて本塁を陥れることに成功。ふたたび1点のリード。

この回を無失点で抑えれば勝てる。
ところがセオリー通りにいかないのが少年野球の常。2個の連続エラーと2本の安打で土壇場に同点に追いつかれてしまった。
この4回の攻防にはひとつ記者が感動した場面がある。
連続安打とダブルスチールで一死2,3塁。ここで失点すればサヨナラ負けである。1番バッターに2ボールナッシング。間髪入れずNishinakaコーチが代表に何やら小声で話したのち、キャッチャーKohokiに立って捕球するよう指示。
なんと敬遠満塁策をとったんである。プロならいざ知らず少年野球では、増してや3年以下の野球では滅多に見られない作戦である。1番打者を歩かせて一死満塁とした。前進守備の内野は来た球は何も考えず本塁へ送球すればいい。2番打者の打球はサードゴロ。三塁手Shougoは躊躇せず本塁へ送球....審判のコールは「アウトッ!」ホースアウト完成、ツーアウトである。記者、じんわり鳥肌が立ったのは言うまでもない。最後の3番打者をセカンドゴロに仕留めて最終回をなんとか同点で終了。

審判のコール。「特別延長に入ります!」
記者いや、スコアラー始め両軍ベンチが慌ただしく動きはじめる。無死満塁でゲーム再開である。
3番に座ったYuiが目の覚めるような痛烈左中間を破る2点タイムリー。4番Shougoがライト線へ高々と上げる犠牲フライで、3塁走者Ruiがきっちりタッチアップでホームイン。このチームの半数は「タッチアップ」の意味すら知らない子の集団であるにもかかわらずお見事。更にダメ押しは5番Yuutaがレフトオーバーの大飛球を放ち、Yuiが悠々のホームイン。一挙4点を奪取。

特別延長ルールには、息子がいた頃現役オヤジだった筆者には苦い想い出がある。
どんなに点を獲っても油断してはいけない、危険な空気を孕(はら)んでいるのが特別延長だ。息子の時代のあの時、9回までもつれた特別延長を制していれば神奈川県大会で優勝し、上部全国大会へ行けたはずなのだった。

しかして結果は、最小1失点のみに抑えてゲームセット!
8:5で勝利した。一時薄氷を踏む展開だったが、終わってみれば歓喜の渦。試合に出てない4,5,6年の子の母たちですら涙ぐんでいた。十数年前の「特別延長」のシーンが胸に去来する。これだから少年野球コーチはやめられないのだ。

ベストプレイヤーは春季大会直前にもかかわらず小さい子の応援に駆けつけた4,5,6年生も含めてチーム全員にあげたい。
Aチーム主将6年Takuto曰く「俺たちのAの試合を低学年がいつも応援してくれてんだから、今度は俺たちが応援する番だもの」この言葉に筆者胸にグッときてしまったのであるが、Suekiコーチの弁は「言葉を替えれば、Takutoはグランドに残って練習するより、東京へ行ってみたい」という単純な理由(?)、なのかもしれない。いかにもフレンズらしい。

全員の他にベストプレイヤーは以下のとおり。もの凄い数だ。
Kyou=初回のMクラブ先頭打者の強烈なセンターライナーをスライディングキャッチで見事アウトにした。これでうちは一気にヒートアップ。
Kyousuke=普段練習では10球中1球しかフライが捕れないにもかかわらず、レフトフライをなんとか捕球し親たちから拍手喝采を浴びた。
Rui=主将としてエースとしての重圧に打ち勝ち、見事に冷静にタッチアップを決めた。
Yuuta=特別延長で貴重なそして痛烈なレフトオーバータイムリーを放った。
Kohki=先制2点タイムリーの二塁打でチームに勢いをつけてくれた。
Yui=3の2。特別延長では試合を決定づける2点タイムリーツーベース。
Ayuto=まさかまさかの2打席連続安打、1得点にからんだ。
Shougo=不動のサードで4番(?)見事に犠飛を打ち、1四球1犠飛、1打数1安打。記録的には打率10割。

我々オトナはこんなに素敵な思いをさせてくれたこの子ら全員に感謝しなくちゃなんである。

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今日、仕事で大宮へ。午後のあの時間、大宮ルミネで「3.11黙祷」の館内放送があった。
忘れてならじ、あの天災。
忘れてならじ、あの人災。
正直「あの日の記憶」が薄れゆく自分がいたことに自責の念。
今日のこの日。今一度心に刻んでおきたい。

がんばれ東北 「心のチカラ」
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2013年3月11日月曜日

風雲、急!

昨日土曜のオレンジボール本大会の結果は前ブログのとおり。今日は写真編集だけでヘロヘロゆえにブログ書くまでには至らず。いずれ書きたいのでそれまでモチベーションを維持しようっと。

今日、日曜は終日仕事であったけれど、午後は歩いてすぐの西有馬スタジアムで練習試合があったから、サボってスコアラーに行っちゃったわけで。相手は野川台フォルコンズ。親しくさせてもらっている近隣のチームである。家を出た時は妙に暖かい空気を感じた。「妙だな、嵐でも来るのか?」

試合前のシートノックあたりから、ぐんぐん、ずんずん空模様が怪しくなってくる。映画「ハムナプトラ」みたいな砂嵐の様相を呈する。あっと言う間に強風が吹き荒れ、空は俄にかき曇り、風雲、急を告げる。

なんじゃこりゃ!なんであった。
数日来から中国の黄砂や大気汚染の報道が喧(かまびす)しいわけで、すっかり黄砂だと思った。政治的汚染問題はさておき筆者、こういう大自然の人間の叡智を越えた、大きな自然現象が大好きである。それにしてもスンゲェ〜な。

みるみる間に気温が下がる。
「気温5分でマイナス5℃」といったところか。風も強かったため体感温度としてはもっと下がったように思う。グランドのニンゲンどもは皆、そそくさと上着やジャンパーを羽織る。この体験、壇蜜ふうに言えば...「こんなの初めて♡」
美人母が多いと噂のフォルコンズ母軍団。ダブルスコアラー体制を敷いて試合に臨む彼女たちも、寒そうにみなさんマスクをしていたのが印象的であった。うちの美女軍団母たちもマスク着用の数だけは負けていなかった。みな花粉症対策のマスクだったようだけれど、今日は違う意味で役に立ったようだ。

帰宅後、仕事する前にYahoo!ニュースを検索してみたら、これは中国由来の黄砂ではなくれっきとした「煙霧」という、気象現象なのだそうだ。

夜は仕事しながら侍JAPNをTV観戦。
これまでの不安材料を払拭するもの凄んごい打撃力もさることながら、マエケンの針をも通すほどのピンポイントの熱い投球には心底参ったぞい。
オレンジボールも今日のフォルコンズ戦も、いずれブログアップしたい。
明日は打合で大宮へ。イヤんなっちゃう。
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2013年3月9日土曜日

乾杯!有馬、なう!

オヤジ祝勝会!地元有馬、なう。
なんだかなあ〜、久々に味わうこの幸福感。
シアワセなんである(^o^)/

初戦突破!

東京ドーム…じゃない、後楽園少年野球場からナウ。

オレンジボール大会初戦。相手は先日書いたように東京のトップクラスのチーム、茗荷谷クラブ。

大接戦で同点の末、特別延長戦を制したのは果たして…。
勝ったんである!
8:5で延長戦は快勝。
今回ブログは取り急ぎこのご報告まで。
なぜなら、これを書いているのはiPhoneで帰りのクルマの中からだからヾ(@⌒ー⌒@)ノ
今晩は祝勝会でブログは書けぬわけで。試合詳報はまたいずれなんである*\(^o^)/*


☆☆☆T-Teshima☆☆☆

2013年3月8日金曜日

「走れメロス」

「走れメロス」
太宰治の代表作である。友人との約束を守るために野を駈け山を越え走りに走るも、しかして間に合わず、約束どおり心臓を切り取られるかと思いきや、裁判長がメロスの心臓を担保にした悪徳高利貸しに言った一言は「いいでしょう、心臓を切り取りなさい。しかし、血を一滴たりとも流してはならぬ」大岡裁きの典型である。(※小学生の頃の記憶なので上記ストーリーは曖昧ミーマインではあるけれど)と、ここまで書いて思い出した。序盤途中から「ベニスの商人」の話にすり替わってしまったことに。なんという失態!てへっ。メロスはちゃんと約束を果たし友の命を救ったのであった。

やっと2013年フレンズ「野球スタメンボード」の完成なんである。
なんとかオレンジボール大会までには間に合わせたかった。先日来から仕事の間隙を縫って制作に集中没頭、昨日完成。さすがにボロンボロンのケースは破棄し、新品のケースに衣替え。

今日はお台場のクライアントと打合。火急を要する図面は今日明日中に一発描いて、次は来週渋谷あたりで打合して....。帰宅したら今度は別のクライアントから電話。一週間くらいでDコーヒーショップの図面を。土曜はオレンジがあるので外せない。勢い日曜は仕事になってしまった。参ったな....。

でも昨日までに「野球スタメンボード」を完成させたのは偶然の幸い。明日からはフレンズ野球どころではなくなるわけで。
メロスは全裸で死ぬほど走って期限を守った、筆者も全裸にこそならなかったが死ぬほど走って間に合った。今年1年これでまた、こんにゃろが活躍してくれるに違いない。
ところがどっこい、スットコドッコイ。
4月には新チームの大会を控えているQueensの「野球スタメンボード」のプレートも更新制作しなきゃなんである。
参ったな....(^-^)
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2013年3月7日木曜日

コントロールの精度

今日のフジ「笑っていいとも」を観た人〜!?
は〜い!
冒頭のあるコーナーで怪しげな占い師5,6人が出て来て、そのそれぞれの占い料金を当てるというもの。中でも最も怪しい男の占い師が今回のWBCを占って、
「WBCは日本は優勝出来ない」と発言。
これに気色ばんだのはレギュラー出演者の中居正広。
「ウソだよ、日本、絶ってぇ〜勝つから」
怪しげ男「いやいや、キューバが勝つ!」
中居「マジ、ニッポン勝つってば!」
そりゃそうだ、彼はWBC公式応援団長でもある。
中居「んじゃあ、今日のキューバ戦はどーよ?」とガラガラ声で本気で詰め寄る。
怪しげ男「今日もキューバが勝つよ」とグラサンをかけた顔がニンマリする。
..........
今頃怪しげ男はニンマリ×2、ほっと溜飲を下げているに違いない。
因に最も占い料金が高かったのは怪しげ女占い師の10万円で、この男の占い料金は一番安くて5,000円だった。

稲葉に待望の一本が出た時は素直に嬉しかったし、最終回のJAPANの攻撃で6:0から3点獲ったのは特筆ものであるが、それにしても打てないねえ今年のJAPAN。
疑心暗鬼、悪戦苦闘、青息吐息、暗中模索、危急存亡、前途多難、苦心惨憺、暗雲たれ込める3月のヤフオクドームなんであった。実際ドームだから暗雲は見えないけれど....。
少しオモシロイと思ったのは、キューバ野球には「バント」という概念がないのだそうだ。見ていても全員ブンブン振り回す野球である。しかし当たれば強烈なんである。
解説の桑田が良いことを言っていた。確かこんなふうに。
「パワーのある選手を力で捻じふせようとしても、甘いところへ行ったら確実に持っていかれる。コントロールの精度を上げてコーナーを突いていけばいい」と。
中継ぎで登板の田中マーくんがその通りの見事な奪三振ショー。今日の一番の見所は相手投手の制球ミスに乗じた最終回の反撃なんかじゃなく、マーくんの投球内容だったと思うんである。

話は変わって少年野球オレンジボール大会。
土曜にはいよいよ東京本大会開催。筆者の情報源によれば(連盟Ka副会長やウルフのImさん)、東京の3年以下のレベルは下手すると、宮前のAチームの中堅レベルとのこと。多少ビビッてしまう。
更にうちと初戦で当たる文京区のMクラブ。後楽園少年野球場の地元だ。めっちゃくちゃ強いらしい。有馬中学野球部が甲子園に行ってPL学園と闘うようなものなのか?
これに加えて先日のオヤジ飲み会で新たな情報が....。高知のコーチ28番、Nishinakaさんの弁である。東京でも強すぎて練習試合の相手がいないほどらしい。東京でもトップクラス。Nさんの東京の少年野球に詳しい同僚に「Nさん、ド偉いチームと当たっちゃったね」と言われたらしいのだ。

筆者、オヤジ飲み会で言った。
「俺たちは与えられた駒で頑張るしかない。どんな結果になろうとも、試合中子どもたちに下を向かないように指導しようよ」
ウルフと共に宮前代表で出陣するからには、恥ずかしい試合だけはしたくない。
いやいや下馬評に負けず、大波乱の大番狂わせを演じたいとも思う、「窮鼠猫を噛む」の今日このごろなんであった。
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2013年3月6日水曜日

鋭意制作中!

このブログで何度か紹介してきた「野球作戦ボード」「野球マグネットボード」「野球スタメンボード」...。商品名は「BBB」(=ベースボールボード)。フレンズのこのボード本体はとことんヘタレてきちゃった。でも今年もムリクリこれで行くのである。

しかし、個々のプレートなどは「送る会」で全員に配ってしまうので既にない。毎年新規にその年の子らを対象に制作するんである。使用するソフトはAdobe社の「フォトショップ」と「イラストレーター」。この二つの世界標準グラフィックソフトは全世界のグラフィックデザイナーの定番ソフトである。先日なんとAdobe社が何を血迷ったか、CS2のバージョンを無料でネットで配付したんである。定価で買ったら十数万する。筆者のバージョンはCS1の古いものだったので速攻DL。このブログの写真加工を始め、仕事でも使っているプロ仕様のソフトなんである。

とりあえず選手写真の顔部分を切り抜く作業。

17名の少数精鋭(?)の顔写真だけを抽出。

ここまでは「フォトショップ」で作業。バックを透明にしないといけないので秘伝のワザを駆使して。これらを今度は「イラストレーター」に取り込む。一人ひとり配置ツールで埋め込む作業はかなりしんどい。

次は打撃プレート用に四角く切り取った顔写真を「フォトショ」から「イラレ」へコピーペースト。

取り込んだ各写真をそれぞれ守備と打撃の四角と丸のプレート上に、大きさを調整しつつ乗せる。これでソフト制作面は完成。

完成といっても製品制作の38.4%が終わったばかりだ。これから出力、校正のあとソフトからハードへ。現物制作のチカラ技に移行するんである。精神的に渾身の力を込めつつ、ふんわりソフトに0コンマ何ミリ単位でカッターナイフを使う技は、この道ウン十年の筆者しか出来ない職人芸と自負....。

いやいや、実際は「製品精度」さえ重要視しなけりゃ、あなたでも出来るかもしれないのである。鋭意努力、果敢に挑戦してみたらいかが?きっと....。途中で挫折するに違いないはず。
興味のある方はいつやるか?
「今でしょっ!」

2013年3月4日月曜日

6年最後の野球

ローカル大会とはいえ、6年生にとっては小学野球の最後の大会である、南部リーグ。宮前区南部にあるチームが一堂に会するもので、6年生の慰労を兼ねた親睦の色合いが濃い。大会はすでに昨年終わったけれど、閉会表彰式後の全チーム紅白戦がまだであった。これはここ2,3年前から幹事チームの発案で始まったもの。その紅白戦が先日の日曜に開催された。現役フレンズはグランドがなくブルーアローズと合同練習に行ったため、筆者は西有馬ドームでこの南部リーグイベントをのぞいてみることに。

超小学生級の大型選手から小粒でもぴりり系の子どもらが、うじゃうじゃ試合をやっている。アリコ、ヤング両軍監督とも全員を打席と守備につかせることに神経を使っていたが、二人とも楽しそうだった。

アリコ・フレンズ・フォルコンズ・レッパの連合軍を指揮するはアリコHaradaさん。プロ野球春のキャンプレポートをしに来た張本勲のような貫禄と風貌。久々に会ったフォルコンズのFukumotoさんも。今年はKomatsu監督の勇退に伴い新監督に就任した若き「永遠のハーレーライダー」なんである。

うちのInoueコーチもTakumiが卒業に伴っていよいよフリーのOBコーチとなる。チームや子どものために、個人で選手らをいろんな所へ連れて行ったりもした。高校野球神奈川県予選へ連れて行ったりとかとか。Takumiのユニフォーム姿もこれで見納めか。ギャラリーの母らに促され3塁塁審オヤジとサード息子のツーショット写真を狙った。母Shinobuちゃんの肩越しに写る息子写真も。このShinobu母のフレンズへの貢献度も計り知れないものがある。大変な責務をいつもニコニコ悠然とこなし、母たちのチームワークをハートとハード両面でまとめてくれた。
Inoue夫妻に感謝である。今までお疲れさま。

さすがは皆6年生、野球になっている。打球や送球のスピードが5年以下のチームとは格段に違うわけで。見ていて気持ちいい。でもちょっぴり中学生になりつつあるオトナにも近い時期だ。どこかクールに冷めていて小学生らしい無邪気な子どもっぽさが消えつつある空気感が漂う全選手たちであった...と感じたのは筆者の穿った見方だろうか。

右から....。
夜になるとスナックShinobuを自宅で開店し、酔っぱらいフレンズオヤジどもをニカニカ笑いながら温かく迎えてくれるShinobu母。決して逃走中の指名手配犯ではない。
沖縄からここへ移住しフレンズでは3人のキャッチャーを育てた(育てている)Akane母。4人目の子は女の子でやっと1歳になったばかり。彼女も名母マネの呼び声高い。
こちらも男子3人を女手で育てあげたHUkae母。若い頃はプロカメラマン(助手?)の経歴を持ち、今は生保所長のバリバリ働くウーマン。土日仕事で中々チームに来れないこともあったけれど、車出しなど一生懸命頑張ってくれた。
4人目は...。ん、誰だこいつ?!
Akaneちゃんのダンナ、Tetsuo、通称「てっちゃん」であった。
人は外見で判断しては、いけないルージュマジック♪。このオヤジもハートが気持ちいい優しいヤツなんである。決して逃走中の指名手配犯が捕まり、刑期を終えてムショから出て来た組の鉄砲玉とかではない。鉄砲玉ではないが、弾丸小憎みたいではある。

ゲームセット。
最後はみな和気藹々、握手をしてラグビーで言うところのノーサイド。
もうすぐ中学生だね。宮前少年野球で培った「心のチカラ」を忘れずにみんな頑張ってほしい(^-^)/
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