シスタージャビット2024、 昨日の試合は素晴らしかった。今日日曜は久々のオフ。ドジャースVSヤンキース観戦し選挙投票後、近所のスーパーライフで今年も山形名産ラ・フランスを発見。フランスのマドモアゼルに「今年もやっと逢えたね」と、一人呟き速攻で購入した。高価なれど昨日の自分へのご褒美でもある。
シスタージャビット3回戦は過去に何度か対戦したことのある、東京日野ドリームズ。2022年の大会覇者なんである。ちなみに過去9回の大会で川崎勢で優勝したのは2018年の川崎ニュースターズのみで、他は東京のチームである。今大会は第10回大会となった。会場は万願寺公園グランド。前回来た時に聞いた話だと「ここには夜間仕事する外野の草刈りルンバ」があるんだそうな。さすがは東京、公園予算が違うなあ。第一にも欲しいと思うが、待てよ、第一にはそもそも外野には芝はおろか、ペンペン草さえ生えていないのだった。
試合前の点景を。格下チームがシートの際のNanaの二塁への送球を見れば、大抵が「おお〜!すげえ」と声を漏らすのが常だが、日野は泰然自若(たいぜんじじゃく)、超然とした様子で見守っていた。つまりそれだけ相手チームにも同じクラスの捕手を抱えているのが容易に想像できる。
先発はいつも通りのエースSeira。強打者揃いの日野を初回三者凡退に切って取る。※写真が緑がかって薄ぼんやりしている。ネット越しなので覚悟はしていたが、斜めに構えると緑色が全体を覆い、実に見るに堪えない。
裏のQueens、切込隊長先頭のMiuがライト前クリーンヒット。続くAiriの時は外野が指示もないのに全員一斉に深い位置まで退く、いわばAiriシフトを敷いてきた。おそらくQの事前データを掌握しているのだろう。Kotohaの進塁打や四球も絡み1点を先制する。
下の写真の背景が万願寺。ここ以外に大きな広い公園があり、児童館などが点在する。それにしてもネット越しの緑と色の暗さがストレスになる。撮った後液晶画面で確認するも、ピントが合っているのかどうかも判然としない。我慢の時間。
2裏のQは無安打ながらも四球で出塁のCocomiがなんとか本塁を踏み生還、0:2と追加点を挙げる。
審判は宮前からAoki部長とHayashi副部長が直々のお出ましを賜った。二人が見慣れない審判ユニを着ているが、これは滅多に着ない神奈川県連のユニフォームだそう。
3回はSeiraの安打出塁を、Cocomiが犠牲バントで進めるも無得点。
4回の日野、やはり見立て通り3番に凄まじい長打が飛び出した。更に5番も長打攻勢で2得点し2:2の同点に。こんな打撃が常態化しているはずの日野であるはず。しかしここまでその片鱗を覆ってこれたのは、Qの手堅い守備陣と粘りの投手陣の賜物に違いない。とは言え、同点となりここからが勝負どころ。
その裏ついにAiriにAiriシフトを超える、レフトオーバーの三塁打が飛び出すも無得点。レフトオーバーなのに三塁打とはAiriの俊足のなせる技。 更にKotohaの大きなライト線のファウルボールを、ネット際で日野ライトがナイスキャッチの美技。勝負の流れがあっちに行ったりこっちに来たりの、抽斗を何度も押したり引いたりしている気分。マウンドはCoconaにスイッチ。
5回には日野に痛烈な安打を浴びるも、堅い守備で無失点。予想はしていたものの、ジャビットではこれまでにない緊迫の接戦となる。回は既に終盤。
最終回は満を持してSackyがマウンドへ。先発を命じられたり中継ぎをやったり、クローザーも拝命。失策で走者を出すも、見事に次の3人を三振と凡飛でチェンジ。この日のQは四球1+失策2のみの守備陣であった。この守りの堅さが最後の劇的サヨナラを呼び込んだと言っても過言ではない。※写真緑のネットがストレスで、一塁側からの撮影は断念した。以下は三塁Q側からのショット。
最終回代打Aoiは倒れるも、ラストMiyuが選球眼の良さを発揮し四球で出塁。更に2盗成功。
まるで大谷翔平なんである。ドジャースも下位打線からトップのDH大谷に回し、驚異の得点圏打率で得点をモノにするではないか。(※肩の亜脱臼が心配だ)得点圏に走者を置いて打順はトップの主将Miuへ。ファウルの後の2球目を強振すると打球は鋭い放物線を描き、右中間を突破する長打コース。Miyuの瞬足が三塁ベースを蹴る、走る、駆ける。
本塁生還で2:3と逆転成功。二塁上でガッツポーズのMiu。程なくして審判からゲームセットのコール。「集合!」...筆者もMiuも気づかなかった。逆転ののち後攻の時間切れでの勝ち越しサヨナラゲームなんであった。キョトンとするMiu、すぐに勝ちを理解し喜び爆発からの号泣。筆者もすぐに応援席の様子を撮りに行くと、感動したCocomi父Higashiさんと握手ののち、男同士の激しいハグとなったんである。男同士のハグは全然平気で嫌いではない。女性とのハグはもっと嫌いではない。
いやはや成熟した素晴らしいチームの日野は、本来の実力を出し切れていなかったのかもしれない。市学童決勝のQのように。しかしそれを阻止できたQの走攻守の総合力が優(まさ)ったのだろう。これには選手のみならずベンチも応援席も感動の最後だった。昔こんな格言があった。「神奈川を制する者は甲子園を制する」と。(もはや死語だが)これになぞらえば「接戦を制する者は頂点を制する」なんである。
筆者的にはあの市学童の無念とその後の周囲の酷評を払拭する勝利となって、それ故に二重の喜びなんであった。暗雲垂れ込む灰色の空に、にわかに光明が射し青空が広がるような思いなんである。来週はいよいよ錦糸公園にて準々決勝、川崎同士の戦いとなる。自信を持ちつつ過信は禁物、勝って兜の緒を締めよ、なんである。
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