2015年5月24日日曜日

夏の匂い

今日はドジャース杯、VSおし沼レパード戦であった。そのブログは近日書けるかどうかは筆者とて分からない。一寸先は闇の刹那の世界で生きているんである。
「昨日は何をしていたの?」
「そんな昔のことは忘れた」
「明日は何をしてるの?」
「そんな先のことは分からない」

でもこの試合中撮ったこの写真だけはアップしておきたい。
ボールボーイを務めたチーム最年少のKenzoh。
ボール拭きのタオルを首に巻き付けていたんであろうか。

突然ですが、さて問題。
これはなんでしょう?直感で5秒以内で答えてね。

あたかも世界的建築家・安藤忠雄の初期の作品「水の教会」を想起させるような。
水面(みなも)に浮かぶ墓標のようだ。

チチチチ.....チーン!

ハイ時間です。もう解答権はありません。
正解は....。


有馬小ドーム、センター外野席に設置されているプール。
水を抜き業者が清掃に入っていた。
私は密かに水底に潜入しこの画を撮った。
ふっと鼻孔をくすぐる夏の匂い。

夏はすぐそこまで来ているのだった。
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2015年5月22日金曜日

深紅の大優勝旗

防犯大会は閉幕した。長年BクラスCクラスを低空飛行で彷徨っていたフレンズにとって、今年は川崎市大会準優勝、ふたつの神奈川県大会出場まで勝ち取り快進撃の年なのだった。中でもこの防犯大会は宮前公式戦での優勝という意味において、大変な価値があるんである。
閉会式の雰囲気をざっくり行こうじゃないのよ。
フレンズコーチ兼スコアラー兼少年野球ブロガー兼......
連盟広報ブロガーとしても。

優勝は「古豪復活」の有馬フレンズ。深紅の大優勝旗は険しい有馬の稜線を越え有馬川を渡りやっと彼(か)の地へ戻ってきたのであった。

準優勝は宮崎モンスターズ。フレンズは三冠を獲ったけれどまだ王者には勝っていない。しかしモンスターズは王者ウルフを倒した。それは選手たちに誇りと自信を持って前を向くに値する、目に見えない大きな財産となったはずだ。

三位に甘んじたその王者富士見台ウルフ。全国の舞台で熾烈な戦いをいくつも経験し、少年野球を知り尽くした名将Ogasawara監督の胸中はいかばかりだろうか。
大会で三位にでもなろうものなら過去のフレンズならば、悔しさ過ぎてやがて嬉しさがこみ上げ、表彰されて大喜びしちゃうのだが、ウルフの選手諸君は主将始め終始厳しい表情で受賞していた。それは常勝軍団としてのプレッシャーと、常に高みを目指しているレベルの高さを筆者は感じ取ったのだった。

四位は向丘サンダース。サンダースもまた名将Matsui監督率いる常勝チームである。毎年6年が卒業したあと群雄割拠の少年野球の世界にありながら、きっちりチームをまとめてくる手腕はさすがだ。
うっかりしたんである。カメラのレンズをこすっても、バッテリーを取り替えてもサンダースの写真がないんである。正確に言えばあるのだがどういうわけかピンボケになってしまい、掲載するに耐えない画像なんであった。ゴメンナサイ。

ジュニアの部は優勝富士見台ウルフB。やはりWの黄金時代はまだまだ続きそうだ。
準優勝は松風スラッガーズ。
宮前少年野球の未来を背負ったジュニアナインたちなんである。

最後にフレンズ主将Ruiがひと言の場面。
スピーチ前に事前に誰かコーチからアドバイスを受けたかどうかは筆者は知らない。
「あのさ、........ごしょごしょごしょ........。こんな感じかな」
「あとは適当にRuiなりにアレンジしてみな。おまえなら出来る」
「先発マウンドに立つ緊張に比べたらたいしたことないさ」
と、ぽんっと肩を叩いて送り出したコーチがいたかどうかは、筆者は知らない。
ハキハキと実に立派なスピーチだった。さすがはフレンズ主将である。
この子はどこに出しても恥ずかしくないナイスガイなのだ。

閉会式後は恒例記念撮影。連盟HPに掲載するNishimuraさんが八面六臂の活躍。
毎回こんな写真を撮りたいものである。

準優勝モンスターズとジュニア優勝のウルフ。
結果はともかく子どもも指導者も父母もみんないい笑顔である。
筆者はあちこち徘徊しつつ、その他の集合写真には相まみえることができなかったわけで、他のチームには申し訳なし。

それでは行っちゃおう。
本大会4チーム、ジュニアの2チーム最後の行進の勇姿を掲載。
ノートリミング、ノーカットで....。





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2015年5月19日火曜日

破竹の三連勝

防犯大会も佳境に入りいよいよ準決勝・決勝のダブルヘッダーなんである。
ベスト4に残ったのは、モンスターズ・ウルフ・サンダース、そしてフレンズなんであった。モンスターズVSウルフは激戦の末、大方の予想を覆してモンスターズが大金星を獲得したのだった。(モンタさん失礼な物言いお許し下され)あのウルフに土がついたんである。まさに全勝街道ましぐらの横綱千代の富士が、14日目で大関との一番で土俵から転げ落ちたかのように。.....ウルフだけに。おそらく公式戦で宮前のチームに負けたのは昨年からカウントすれば、恐ろしいくらいぶりの敗戦になったはずだ。
「ウルフついに敗戦!」なんてゆう新聞号外が宮前平駅頭で配付されたに違いないのだが、それにしてもモンタの芯が強い戦いぶりにはエールを送りたい。試合後、大歓喜に湧くモンタと対照的にウルフナインがみな号泣していたのが印象的だった。

さて準決勝2戦目はサンダース対フレンズ。過日ノーヒットノーラン試合をFのKyohが演じたけれど、相手は老獪な名将Matsui監督率いるSである。油断は出来ない。

さて筆者はスコアラーなんであった。カメラ禁止なんである。スコアラーなら致し方ないが、少年野球ブロガーにとってはまるで、鎖で手足を繋がれた牢獄の囚人なんである。よって例によって試合前と試合後の写真しかない。
上の写真からいきなり下の写真になっちゃうのだった。

先発はFは決勝を見据えてのKyoh、SはOkiくんだった。
初回裏Fは2得点、更に2回にも2点を入れて4:0と差を広げた。
対するSは2回にAyanoの目の覚めるような痛烈センター前ヒットが出るものの無得点。しかし3回には途切れがちながらも3本の安打で2得点。4:2となる。
更に終盤5回にはTodorokiくんの安打をきっかけに3番Ogasawaraくんがタイムリーで返し1点差の4:3まで迫り来るサンダース軍団。
しかしその裏Fは失策に加えKohki、Kyohの2本の安打で4点加点し引き離しに成功。
結果8:3でフレンズが決勝進出となったのだった。

いよいよ決勝戦である。晴天のもと目を細めて選手らを見つめるYanagisawa代表。
その顔に刻まれた深い皺の数はそのままフレンズの歴史を物語るのだった。

決勝戦ならではの試合前の選手挨拶。両チームともに、子どものどこか嬉しげな誇らしげなはにかんだ笑顔は見ていて良いものだ。
Fからのウグイス嬢は「フレンズのアンジェラ・アキ」と言われるWakamiya母。
運営はやたらと真剣な目をして仕事に埋没してるフリをしているToyodaオヤジなんである。(ジョーダン。本当はみんな知っている、彼は真摯で心から真面目な男であることを)
モンタはGaun監督始め、しいて言うなら「ちょいワルオヤジ軍団」なんである。
(モンタを見ると故笠原さんを想起するのは筆者だけだろうか)


選手挨拶に続き審判団から挨拶。主審はジュニアの部の審判を終えたばかりのYoshikawaさん。気転を利かしてYさんも大声で「はいっ!一生懸命頑張りまああああす」
場内から爆笑。更にKatsugeさんも負けじとその5倍の大声で「はいっ!一生懸命頑張りまああああす」場内ちょっと引いちゃうくらいの素晴らしい大音声(だいおんじょう)であった。

初回表のFの攻撃は大勢を決定づけるかのような猛攻なんであった。長短併せて5安打で一気呵成のスタートダッシュの8得点。歓喜に沸くフレンズであったが、筆者は先のウルフ戦で見せたMの骨太の試合運びのイメージがあったし、まだ初回だったこともあってココロは冷静なんであった。もちろん外野カメラマン席でファインダーをのぞきながら、加点するたびに声にだして「おっしゃー!」とガッツポーズしたのは言うまでもないが。

Mも苦しい展開ながらベンチや選手や応援団席の父母たちは一所懸命、一枚岩となっていた。


ここからは点景をコラージュした写真で試合展開をご想像されたしなんである。



終盤満を持してマウンドに登場するはMorishitaくん。おそらく今季宮前ではNo.1の豪腕投手であろう。本部席の連盟お歴々が分析するまでもなく、制球力が備わったらそうそう打てる投手ではなくなるのは火を見るよりも明らか。すでに秋季大会あたりに大化けした彼の姿を想像し、戦慄を覚える筆者なんである。
しかしF軍には総合力という何にも代え難い武器があるんである。

Fは3回1点、4回にはダメ押しとも言える4得点で結果13:0の圧勝であった。もしダブルヘッダーの呪縛がなく、決勝でMorishitaくんが来たら結果は分からなかったかもしれない。Mは決勝よりもウルフ戦の準決をメインターゲットに見据えての、晴れて上部大会進出を果たしたのだった。

快進撃が止まらない。
いつかはブレーキがかかることもあるだろう。でも今はがむしゃらに目の前の闘いに邁進するしかないフレンズなんである。

ブログタイトルはぴかりと天から降りてきて瞬時に決まることもあれば、タイトルを考えあぐねて10分くらい沈思黙考することもある。
グリーンカップ、村山実杯、防犯大会とビッグタイトルを連勝しちゃったからには、今回はこう名付けた。
「破竹の三連勝」
昔観たTVアニメ「巨人の星」の何話目かのタイトルが、巨人黄金期川上監督時代の「破竹の9連勝」だった。これに倣った(ならった)のである。
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減ったもの増えたもの

5月17日日曜日は大袈裟でなく、筆者にとって間違いなく特別の日となった。
宮前区少年野球連盟主催による公式戦での優勝は13年ぶりの快挙。
「宮前区防犯学童軟式野球大会」の頂点を極めたのであった。連盟公式HPには、

◎本大会の部
優勝:有馬フレンズ《古豪、大復活!!(13年ぶりの優勝)》。
現6年生選手たちのほとんどが、第一回オレンジボール宮前区大会のチャンピオンメンバー。スクスク育ったぁ!」
と、ひとかたならぬ思いを寄せていただいているNishimura副事務局の特別コメント。

想い起こせば幾星霜、筆者が少年野球の世界に入ったのは......。
なんてゆー無粋な文章は書きたくない。ストレートに嬉しい、のひと言に尽きるわけで。
日曜は仲間と飲み会、ほぼ午前様。翌日にはSohma会長からお祝いのLINEがあり、感激を新たにした。試合後に会長から握手を求められてきたことが脳裏に蘇り、朝から胸が熱くなってしまった。今日はやっと写真編集を終えたばかり。記事はまた数日以内に書きたいと思っている。

今回はこの写真でご勘弁なんである。
表彰式に並んだ優勝カップを撮ってみた。

48年の歴史がある名誉ある大会である。フレンズなどはまだ胎内にいて生を受けてすらいない時代から連錦と続く大会だ。
もっとぐぐっと寄って撮ってみた。

息子・娘の小学生時代から少年野球に関わってきて、当時に比べ増えたのは白髪と体重、減ったのは髪の毛と若さ。
銀色に輝くカップに、どこかで見たようなオヤジの姿が今また新たに転写されたように映り込んでいたのだった。

※優勝への試合展開、閉会式、過日のQueens決起会などはまたいずれなんである。
※もうひとつ驚いた。これを深夜アップしたあとアクセス数を見てみたら、月曜一日で102をカウントしていたんであった。普通50から80がいいところなのに、100超えは久しぶりなんである。読者のみなさまありがとう(^-^)
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2015年5月16日土曜日

キミは満塁弾を見たことがあるか?

何しろ防犯大会初戦及び2回戦の怒濤の執筆なんである。これまた時間がなくよほど飛ばそうかと思ったのだけれど、少しでも記録に残したいのと、せっかく撮った写真をこのまま闇に葬っては写真が可哀想なんだからなんである。
その代わり文章は今度こそザックリ行くと己に誓いつつ、ココロを鬼にしてペンを執る筆者なんである。

初戦は野川台フォルコンズ戦。ここ数ヶ月でこのフォルコンズから一挙Queens姫が3名入ってきたんである。なんという快挙であろうことか!これほど嬉しいことはないのだった。これでQが一勝でもすれば盆と正月が一緒にやってきたようなものだ。

試合前のグランド整備にスタンバっているフレンズオヤジ軍団。男にしかわからないジョークで盛り上がっているんであろうか。
5年連合Hirata監督も本年度のリサーチですでにあちこちを見回っているんである。真剣な眼差しが選手たちに注がれる。

Watanabe監督率いるフォルコンズ軍団。昨年連合でも知り合ったTanakaコーチもベンチ入り。フォルコンズナインも奮闘する。

スコアはF軍が誇る優秀なるスコアラー部員に任せて、筆者はセンター方向からレンズを向ける。このアングルは普通なかなか撮れないであろうから面白いのである。一直線上に白いボールを中心に何人もの人物が画角に納まるんであった。

昨年ユニフォームも帽子もロゴも全て一新のフォルコンズ。グランドに眩しく映えるのは何も天候が晴天だったからだけではないだろう。

初戦はフレンズが突破した。
まずは一勝である。
++++++++++++++++++++++++++
GW明けて翌週日曜は2回戦。馬絹メイツ戦であった。前のフォルコンズもこのメイツもフレンズの近隣チームである。会場は少年野球のメッカ第一公園ドーム。
これまたセンター方向からシャッターを切る。筆者は考えたんである。序盤はセンターから撮って中盤は各方面へ徘徊し最後にはベンチ付近で撮ると良いと。なぜなら最後勝った瞬間に外野などの遠方にいると、歓喜の瞬間を皆と共有出来ないからだ。昨年あたりからこのローテーションが最良だと気づいたのだった。

先のフォルコンズ戦でも書いたけれど外野からのショットは、父母たちはなかなか撮ろうとしないので、このブログに載る正面を撮った写真に、我が子の意外な表情とかに新鮮な感覚を持たれるのではないだろうか。カメラを持って外野をうろちょろするのは、筆者といつもウェストポーチ姿のサンダースのTakahashiさんくらいだろう。

ここでまったり撮っていると、しばらくして電話がかかってきた。連盟Nishiharaさんからだ。更にSatohさんも駆けつけてきた。いったいナニか?
センターからフェンス近くでカメラを向けると打者の視界に入り集中出来ない怖れがあるからだった。またレンズに光が反射して眩しくなる可能性もあるだろうし....。
反省...。ましてや連盟広報の帽子ならまだしもFの帽子をかぶっていたんでは尚更というものだ。50過ぎてジジイになっても尚、日々反省の半生を送る私なんである。

但し外野奥の森の中の大観衆の中に引っ込めばOKとのこと。下の写真1は標準で撮ったもの。2は少しアップにして。3はかなりアップにして。4は光学ズームを超えてデジタルズームで更にズームアップ。うーん、一眼レフが欲しい。

試合はFが初回Ruiのいきなりの二塁打で出塁しShohgoが送り、更にBKなどで2得点。
Mも食らいつくものの1本の安打が出ずに苦戦する展開に。デッドボールをよけるために牛若丸のように宙を舞うMの選手。こんなショットもここからならでは。

4回はFの超ビッグイニングになったんである。
1死後、9番4年生イケメンShohmaがタイムリーで1点、その後トップに返り塁を埋めて行くF打線。満塁となった場面でついに登場したのが3番キャッチャーYui。ここ「晴耕雨読」でお馴染みとなった大師球場で対ウルフ戦で2本のホームランを打っているスラッガーなんである。
筆者は今年何本も彼のホームランを見ているが、願いはこの聖地第一公園でのそれなんである。ここで打ってこそ本物という価値観は崩し難い。

.....(Yui、ここで打ってみろ!)....ファインダー越しに念じた。

肩がぴくりと反応するのを見逃さずシャッターを切った。(下はその瞬間の写真)
私の、いやチーム全員の思いが通じたのだろうか。
こともあろうに第一球目、初球ストライクを見事に振り抜いた一撃。白球はライト線の上空を高々と気持ちよく舞い上がり、素敵な円弧を描いてフェンスの向こう側へ着弾したのだった。
グランドスラム。満塁ホームランというやつを初めて見た。
怒濤の歓喜に湧くフレンズベンチ、応援席の父母たち。
あとで彼に訊いてみた。
「Yui、おまえもしかして初球から狙っていたんだろ?」
「あっ、はい。真ん中に来たんで....」
ヤツは照れることはあっても傲慢さのカケラもなく、いつもの謙虚な姿勢で朴訥に答えてくれたのだった。

結果はこの回に7得点、合計9:0でFのコールド勝利。
更にまたしても主将でエースRuiが完投完封ノーヒットノーランの快投を演じたことも忘れてはならない。一般論で言うところの強いチームが圧勝で勝つときのパターンはこういうものなのだろうか。筆者の記憶が確かならばフレンズがこんなチームになれたのは100万年ぶりじゃないかと思う。

++++++++++++++++++++++++
これを書いているのは5/16土曜の夜。明日はもう防犯大会の準決勝・決勝なんである。
その前に間に合って良かった。力を振り絞って書きあげて良かった。
明日の結果はいかに....。
それにまだQueensのBBQ中止からの決起会ブログも書かねばならぬ今日この頃なんであった。

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