2015年10月13日火曜日

宮前レッド

宮前ブルーに続いては宮前レッドなんである。その次はイエロー、グリーン...なんてゆーふうに戦隊モノみたいに続かないので安心されたし。宮前の赤の戦士と言えば、女子野球宮前Queensなんであった。今年は低空飛行に甘んじているが、姫たちの踏ん張りで少しは勝利を挙げているんである。この川崎市大会では代表としての名称「宮前スマイリーズ」として、2回戦進出なんであった。
相手は6,5年中心の多摩ウィンドフラワーズ。
Qはエースの不調に加えて低学年の子もスタメンのチーム事情。






例によって写真構成にて。この、写真をそのまま掲載することの欠点はブログが長々と縦に伸びきって、冗長になってしまうことか。勢い文章も飛び飛びになってしまい、読みにくいかもしれない。特にスマホの読者諸賢においてはなんである。しかし、一個だけ利点に気がついた。その子の親にとっては、我が子だけの写真をそのままダウンロード出来て、保存出来ることではなかろうか。何枚かを合成した今までのやり方だと一人の子だけではないことが多いんであった。一眼レフの高画質で撮っているしね。記念にゴッソリ持って行ってもらえたら筆者も嬉しいわけで。

初回表多摩WFはいきなりの三連打で3得点。
対して宮前Qも主砲Ayanoのライト前タイムリーで1点を返し、なかなかの滑り出し。
ピッチャーのAyanoは以前肩を痛めており、なんとか投げるメドがついての久々のマウンドなんであった。しかしちょっと不安要素もあって小さな爆弾を抱えつつの登板なのだった。




2回表多摩WFは下位打線からの攻撃であったが、長短打の間にQに失策などもからみ一挙4得点。2番キャッチャーのM選手が光っていた。とても小柄ながら本塁打をかっ飛ばし俊足で一気に本塁へ。空振りしたりすると女子にしては珍しく、表情を歪めて悔しがる仕草も見せ、なかなかの野球女子と筆者は見た。
憧れのNikonプロ仕様の一眼レフ。400mmくらいだろうか。(共同写真カメラマン)
東京新聞川崎支局のTeshigawaraさんもみえていた。仕事熱心な方である。軽くご挨拶。連合ジュニアの試合を撮っていたりしていた。今年のフレンズの活躍を1年通して追いかけた記事の特別号を発行してもらったり、大変お世話になっている。東京新聞旗優勝の時の「かわさきスポーツ」をごっそり頂いた。
今日は仕事の関係でKoshimizu監督はベンチ入りせず、Murataヘッド兼代表が監督代行。青空をバックにどすんと構える高層マンションを背景に、縦位置で撮ってみる。






試合は3回には多摩がやはり長打攻勢などで5点を加点し、ほぼ試合を決定づける展開に。やはりAyanoの投球は途中から明らかにいつもと違った。肩をかばいながらのピッチングになっていたんである。それに気づいたMurataさん、投手交代を告げてマウンドには5年生Honamiが上がる。
しかし3回裏にはQもMikuの単打やAyanoのセンターオーバー三塁打が飛び出して2点奪取す。




 4回裏にもQは1得点するも、5回には更に多摩にダメ押しのダメ押し4点を取られて万事休す。惨敗であった。
それでも空振っても笑顔になっちゃう子もいたりして、今日の空のように明るい女子野球。低学年もスタメンにいるチーム事情もあり、もっと選手を増やさねばとの思いは誰しも同じなんであった。
次のQueensは交流戦が待っている。




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宮前ブルー

この時間からブログを書くのは今までの経験上、墓穴を掘る行為に等しいと分っていても、一週間以内に今日の3連発をじゅんぐり制覇するには、やはり1発目を今日中にやっちゃう必要があるんであった。

宮前クラブ2回戦VS川崎中央。
JAPANサッカーは「侍ブルー」と呼ばれるが、宮前少年野球も宮前区のカラーを模してブルーが基調色なんである。連合チームは微妙な色調の差こそあれ、ブルー=青なんである。
第一次宮前クラブ発足時に大師球場で苦杯を舐めた相手なんであった。俗にいう「リベンジ」なんである。
どうりでクラブベンチのバックに陣取った父母たちの応援の熱の入れようはハンパなかったわけで。俗にいう「パネッす」的盛り上がりを呈していたんであった。




話は変わるけれど、世界最古の木造建築法隆寺の中心には、木曽(或いは台湾)桧の一本柱が建っている。これを心柱と言う。ここから枝分かれするように柱・梁・屋根・床・壁・天井が構成されている。
宮前の「心柱」は泣く子も黙るSohma会長なんである。故Kasahara氏亡きあともそのオーラは衰えを知らず、まだまだ頑張っていただきたいのである。

先発マウンドはRui。ここからは試合後喫煙所での29番Tadaiさんとの会話から。
Ruiのマウンド度胸には脱帽。冷静にかつ熱く、ピンチにも動じないその投球術。それをリードするYuiも素晴らしかった。やはりバッテリーとして息が合うのは、今年のフレンズでの歴戦が物を言うのだろうか。これはバックネット裏の本部席でも話題になっていた。
(※手前味噌で申し訳なし。でも筆者もそう思うのは事実なんであるからしてあえて記述す)
更に...。ベンチでのMatsui監督の采配。出す策がものの見事に的中するのだったそうだ。
これは筆者の想像だけれど、相手投手の実力はこれも超小学生級のモンスター投手、スピードと重さを兼ね備えた素晴らしいピッチャー。それを打ち崩すのは容易ではないと見るや、なんとか相手失策を呼び込み地道に加点する采配ではなかったのではないだろうか。事実、打ち勝ったというよりは、細心の手練手管を用いて相手エラーを誘発し点を挙げた展開だったと思う。
花フラでも監督経験の長いベテランTadaiさんをして、そう言わしめるMatsuiマジックの真骨頂なんであった。





6:0の完勝。
この勝ちはトンネルの先の光が見えてきた大きな一勝であることは間違いない。
筆者的にはこの試合のベストショットの写真は、何を隠そう応援母たちの歓喜の一瞬を切り取った一枚。子どもたちの真剣な表情、屈託ない笑顔はもちろん主役だが、母たちのこんな笑顔もカメラマン冥利に尽きるというものだ。
一眼レフならではの綺麗な写真が撮れた。
ん...。訂正しよう。被写体が綺麗なので良い写真が撮れた、が正しい(^-^)






このあと筆者はQueensが待つ多摩川スタジアムへ、そのあとUターンし再びの第一公園ドーム宮前ヤンキースの取材へ。思い起こせば今日は電車、バス、3台のクルマ(会長号・Tanaka号・Nishihara号)とヘリコプター1機を動員しての移動なんであった。
残り2試合、順風満帆に行けば一週間以内にアップ予定である。
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2015年10月11日日曜日

「晴耕雨書」

「明日は雨だろうか?」...で、終えた昨日のブログなんであったけれど、果たしてやはり「今日は雨だった」んである。「今日は雨だった」のはなにも長崎に限ったことではないのだ。(byクールファイブ♪♪)
日曜朝連盟2460さんからの試合中止メールで目が覚めて、窓外を眺めやると想定内の雨降り、すかさず目覚まし時計のセットを解除して惰眠を貪るためにベッドへUターンする私なんであった。元来夜型ニンゲンで早起きが苦手な筆者にとって、この「惰眠を貪る」という行為は背徳の香りと共に、再びぬくぬくとした毛布の中へダイブする快感で、まるで老境の域に入った者が安住の地を発見したかのような面持ちになるのであった。

なんてゆーちょっとブンガク的な香りでもって書き始めた「晴耕雨読」、本日の雨のおかげで執筆可能になった。「晴耕雨読」ならぬ「晴耕雨書」なんである。朝から仕事をこなして、夕方から写真選別しこれを書いているわけで。しかも午後は宮前Queensの「10周年記念誌」の具体的な草案もまとめたりもした。この記念誌の仕事はとんでもない一大事業なのでまたここで触れることもあろうかと思う。年末に向けてのフレンズ仕事とかぶるために、先日の夜はそのプレッシャーで夜中に目が覚めて1時間ほど寝付けず困ってしまった。おそらく冊子デザインをデザイン事務所に頼めば印刷代の何倍ものギャラが発生する。自分以外でそういうプロが無償でやってくれるお父さんがいればお願いしたいのだが、なかなかそうはいかない。IllustraterやPhotoshopを使えるのはたぶん筆者しかないと思い、連盟20周年記念誌に続きQueens記念誌制作委員も引き受けたんであった。

さて川崎市学童軟式野球大会なんである。大会冊子にはこの大会は「川崎市学童の甲子園」と呼ばれるほどのものに育ったとある。確かに秋になれば実力伯仲、各地区最強のチーム同士が参集するからそれも頷けるというものだ。冊子見開きページの会長挨拶では、有馬フレンズのことにも触れてあった。ありがたいことである。

連合チームの部、宮前クラブの初戦の相手は高津区連合であった。所は宮崎第一公園ドーム。例によって写真をノートリミングで撮ったままで掲載しちゃう。写真の合成加工編集の過酷な作業はかなりキツいのである。それはまるで、クーラーの効いた会議室での仕事に慣れきってしまった取締役が、かつて若かった頃のように炎天下を営業に駆け回り現場で汗水たらすことを億劫がるような感覚なんである。

では一気呵成に写真にて。
いきなりの度胆を抜く主将Takashiのホームランであった。狙いすまして確信犯的なスィングで振り切った打球はレフトフェンスオーバー、彼らしいライナー性の見事な本塁打だった。先発マウンドはRui。持ち味の低めにコーナーを突く投球が冴える。











名将Matsui監督の采配になんとか応えようとクラブナイン全員が奮起。打って守って走って、序盤から加点していく。
圧巻のシーンはこれ。Takashiが強烈なホームランを放ったのに感化されたか、普段冷静なこの男主砲の一人Yuiもやってのけた。バットが一閃(いっせん)すると打球は高々と舞い、センターを遥かに超え樹木の中段にズキュンと突き刺さる滞空時間の長いYuiらしいホームラン。下はその打席。センター方向へ一直線の打球がかろうじて写っている。



ところがこれで終わらないから凄い。それを目の当たりにしたTakashiがまたやってのけたんである。これまたレフトオーバーの目の覚めるようなホームラン。2打席連続での第一球場での本塁打は記憶にないわけで。恐れ入った。しかし両選手ともこんな超小学生級のモンスターでも、本塁を踏む時の笑顔はやはり幼さが残る子どものそれなんである。そのギャップがまた素敵なことだと思う。



これで主砲の一角に座るHajimeが燃えないわけがない。....がしかし、筆者とフレンズ関係者は知っている。こんな時は「俺も俺も...」の気持ちが前に出過ぎてブンブン振り回し結果空振り三振になっちゃうことを。
試合後Matsuiさんに訊いたのだった。監督はHajimeに「おまえは今日は打たなくていいから。前のあの二人が打てない時におまえが打ってくれよ」と言ったのだそうだ。なんとも含蓄のあるコトバだと筆者は解釈した。笑いながら言った言葉ではあるが、この中にはひとつには「打席で力むな」という意味と「もうひとつは「チームが窮地になった時こそおまえの真価を発揮しろ」という意味があると思うんである。言下に言ったものだろうけど、Hajime本人にどう伝わったかは分からないが、Matsuiマジックの一端を垣間見た思いがしたと言えば筆者の深読みしすぎた穿った見方だろうか。

それにしてもこのHajimeは憎めないヤツなんである。声をかければいつも人なつこい笑顔で返してくれる。集合写真で「みんな、はい笑って〜」と言う前から彼はニコニコしているし。
先日西有馬小でフレンズ練習に混じってファーストにいたHajime。どうやらミットの紐が緩んだらしい。順番待ちしている間に彼は必死の形相でミットの紐を締めていたのだが、その表情が筆者のカメラマン魂に火をつけて、思わずシャッターを切ったのだった。
ちょっと逆光で暗いけれど、拡大すれば...笑える(^-^)

おっといけねえ、閑話休題。
試合は宮前クラブの一方的なリードで展開される。以下また写真構成にて。
上記の面々以外にもさすがは宮前である。逸材がごろごろしており、全員一生懸命の野球をやっていた。筆者視力があまり良くないので現場ではほとんど分からないのだが、帰宅後写真をMacに転送して大画面で見てみると、「おっ?あの人も来てたんだな」とか「あれ、このオヤジ誰だっけな?」とか「あらま、この美人さんはどこのお母さんだ?」なんてゆー楽しみ方もあるんである。これは写真撮る人なら誰でも経験しているはずだ。









試合は9:0の完勝。
「気をつけえ〜!...応援ありがとうございましたっ!」

「礼っ!」「ありがとうございましたあ〜」


明日は仕切り直しの月曜日。筆者は、クラブ→Queens→ヤンキースと渡り歩く「さすらいのガンマン」ならぬ「さすらいのカメラマン」になっちゃう明日なんである。
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