2017年8月21日月曜日

OBたちの夏

土曜午前中はQueens練習、第一公園へ馳せ参じたのであった。筆者、今年のQueens出席率は本当にいったいどうしちゃったのだろう、実に高いんである。反面、それだけ土曜が仕事が暇な証拠なわけで、個人事業者としては本当はあまり歓迎される話ではないのだけれど...。

一応カメラは持って行ったものの、普通の練習なので全く撮るつもりはなかったのだが、今日は前回に続きまたもOBが来てくれていたんである。それぞれの年代の主将、Meika、Himariとそして先週に引き続きYumaなんであった。

走者を塁に置き、バントからの実戦練習。まずは現役姫たちから。一塁手にはフォルコンズ監督、QのAyane父Tanakaさん。

Tohkoを撮ると小さい子にありがちな、目つぶり打法で果敢にボールに向かっていく。リアルタイムでは分かりにくいけれど、写真に撮ると目をつぶる小さい子は実に多いことが分かる。大人でも打者や捕手、審判など打撃の瞬間ほんの一瞬目をつぶることはあるけれど、子どもはその一瞬が長いんである。フレンズには投手が振りかぶったあたりからすでに目をつぶり、上体をのけぞらせる子すらいる。まだ投げてないのに。
しかし、Tohkoたち女子は可愛いから許すんである。

6年生のバッティング。ちょっと特殊なボールでの打撃練習。オレンジボール並みの大きさだが、固さは柔らかく体に相当強く当たっても全く痛くない。そのくせめっちゃ飛距離は出て、腕力がなくても結構遠くまで飛ばせるんである。不思議な面白い練習球である。
写真はないが、サウスポー主将Ayakaなんぞ、ライト線への大飛球をボンボン飛ばしていた。Akaneが打席に入れば「王シフト」逆バージョンみたいに、守備は皆左中間フェンス方向へバック、外野民族大移動する。


それぞれのチーム事情で早めに選手たちは午後の予定に向けてQを離れていく。時間はまだ少しあった。Koshimizu監督がOB姫たちにフリーバッティングを許可、というか強要というか、懇願というか。
この夏「駒女」強豪女子高校野球部を引退したMeika。連盟20周年記念大会でのQ姫たちを率いて「ロックソーラン」の華麗な舞を見せた姿はいまだ瞼に残っている。彼女も伝説の主将であった。すっかり大人びちゃって驚いたんであった。やはり凄い打球をかっ飛ばしていた。会長はもう目を細めてご満悦の様子。もしKasahara前代表がいたらきっとニンマリしていたに違いない。かつてフレンズとヤングとの試合ではMeikaにぼこぼこに打たれたこともある。バットがなかったので大人のノックバットで打つことに。


Meikaの妹、2年あとの主将、Q黄金時代のHimari。彼女もまた女子硬式野球「京急」を昨年卒団し、今は「青学」のゴルフ部に所属。主将としての統率力、選手としては走攻守三拍子揃い、頭も良く性格も良く、タイムLINEでは非凡なクリエイターの才能もあり、更に姉のMeikaとともに美人姉妹である。
最初の数球はファウルチップや打ち損ないを打っていたが、一発レフトへ良い当たりを打つと「よし、掴んだぞ」と言うやいなや、その後はデカい当たりを連発であった。


今日のOBの中では唯一現役で硬式野球を続けているYuma。男子硬式チームに入団して唯一の女子なんである。Himariの一個下の世代である。夏の暑い試合で、汗のにじむ額に髪の毛を張り付かせて、気合いのこもった声を張り上げていた。さすがは現役である。小柄ながらあわや第一公園ドームのセンターフェンス直撃かと思うような長距離砲を連発で力強く打っていた。小学生少年たちのお手本に見せてあげたいくらいであった。


.........
今週の予告。フレンズ「あじさいリーグ」百合丘ペッカーズ戦と、小説「月に雨降る」の佳境に入ったあたりをアップ予定。小説は「二人の今までとこれから」の話がもう少し続くんである。
日曜はフレンズ久しぶりのBBQ大会も控えているんであった。
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キミの夢と、ボクの夢

土曜Queensのちょっとしたブログを書くか、またはその午後の秋季レッパ戦を書くか、時系列的にはQが優先だけれども、秋季最終ブロックリーグをアップしたい。
とは言え、筆者スコアラーなので写真はほとんどない。

レッパ監督はTsukamotoさん。午前中第一公園のQueensで一緒だったKarin父とも再会し改めて挨拶。子ども会大会で優勝を果たしたレッドパワーズ、フレンズは歯が立たないはずで「どうぞお手柔らかに」なんであった。
それにしても今年の宮前は「一強独走」ではなく、いわゆる「群雄割拠」の戦国時代なんであった。



先発マウンドはRがIshiiくん、FはShohma。すでに秋季ブロックリーグ敗退が濃厚なFにとっては、これが6年最終戦となる。このあとのオープン戦やあじさい、南部リーグなどは除くけれど、正式にはそーゆーことなんである。監督Itohくんが試合前それを告げて選手を鼓舞するが、6年生は果たしてどれだけ意識出来ているのだろうか。

Shohmaは力投だった。けれど如何せん四死球があまりに多すぎた。近年まれに見るほどの多さだった。それに加えて守備陣もエラーのオンパレード。全く無安打なのに序盤はレッパの攻撃時間が長く、常に塁上は赤い軍団がひしめきあっていた。
先日の試合でも試合開始から1,2,3,4番が連続三振だったけれど、今日もなんと1,2,3番三振し4番死球を挟んで5番三振という、あの日のVTRを観ているような展開。普通この時季になるとどのチームも6年生は右肩上がりにどんどん上達し、シノギを削るような力を見せるのが常だが、どうしたものか、今年のFは打線の調子がどんどん下降していく反比例状態。こんな自チームの恥を晒したくないし、滅多には書かないのだけれど。

終わってみれば9:1の惨敗で幕。むしろ逆にもっと大差で負けても不思議ではない内容だったけれど、Fの安打数2に対しRのそれは3本のみ。レッパも荒れたピッチングに的を絞れず攻めきれない展開で、たぶんレッパらしい豪快な連打で打ち勝っての快勝とはほど遠い勝利だったに違いない。

来週からはリーグを抜けたチームによる決勝トーナメントと同時に、残りのチームでオープン戦が待っている。この悔しさをもし感じているのなら、せめてここでの頂点を目指して欲しい。すでに終わってしまった6年は、勝っても仕方が無いという冷めた見方も出来るが、中学行っても野球やるのなら、全力で戦って欲しいのである。
※オープン戦の勝者は決勝トーナメント勝者と、最後に真の王者を決定するクライマックスシリーズに進出出来る....なんつって。おそらく茶番になるだろうけれど。ちょっとジョーダン半分に思いついた次第である。
.........
さて話は変わるのだった。
高校野球もいよいよ佳境を迎えつつある今日この頃、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか...なんである。筆者は甲子園を観たり観なかったりの中途半端なこのシーズンなんであるけれど、昨日フレンズの顧問、フレンズの歴史にその確固たる存在を燦然と示している御年80歳の若々しいKanedaさんが、面白いものを持ってきてくれたんである。
その一枚の紙切れから衝撃が走ったのだった。

夏の甲子園大会はもちろん朝日新聞主催である。筆者も朝日新聞取ってる歴は山形の鼻垂れ小僧から今日までずっと朝日なのだった。その紙面を賑わす高校野球甲子園ページの右上に毎日ポカリスエットの広告が載っている。そこにKanedaさんはある見慣れた男子の笑顔を発見しちゃったのだった。それを切り取ってグランドへ持ってきてくれた。
一昨年フレンズが全国へ行った時の立役者のひとり、Hajimeが可愛らしいタレント女子と一緒に広告にニンマリ納まっているんであった。

この笑顔は誰にもまね出来ないヤツならではのものだ。彼やRui、Yui、宮前からも数人所属する東京の硬式野球チームにオファーがあったらしく、そこから数人広告撮影に協力しての掲載となったらしい。広告の裏事情をここでつまびらかにしてはマズいと忖度し詳しいことは書けないけれど、何しろ驚きなんであった。
帰宅後、過去の朝日新聞をいくつか引っ張り出して撮ってみたけれど、そのチームの他の宮前の選手らはまた別の日に掲載されているのだろうか。

甲子園球児の高校3年生の夏も、もうすぐ終りを迎えようとしている。
「キミの夢と、ボクの夢」
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2017年8月20日日曜日

本日天気晴朗ナレド

「本日天気晴朗ナレドモ、浪(波=なみ)高シ」
司馬遼太郎の日露戦争を舞台にした名作「坂の上の雲」における、秋山真之が大本営へ打電した時の名文である。筆者大昔にこの小説のこの一文を読んだ時に、どえらい感銘を受けたのを記憶している。ロシアのバルチック艦隊に傍受されているかもしれないことを鑑(かんが)みて、短い文章の中に行間に滲ませた本当に伝えたいことを、暗喩として文章を作成しているからである。いわゆる「行間を読む」、今風に言えば「行間を忖度せよ」であろうか。

さて、今日は「本日天気荒天ナレドモ、試合好転セズ」なんであった。
午前中はQueens練習に参加、OBのMeika、Himari、Yumaが来てくれていた。そのへんのブログは後日なんである。午後はフレンズVSレッパの秋季ブロックリーグ最終戦、筆者はスコアラーだったがそのへんのブログも後日なんである。

試合後練習になり、夕方には例によって早めにトンズラする筆者。昔はいちコーチとして最後のブラシ掛けまで居るのが当然と思い、暗くなるまで子どもと一緒にグランドでブラシ掛けをやったものだけれど、筆者も「コーチ長老組」にやっと入れたかなと、わがままをさせてもらっている。精神年齢的には長老どころか、いまだに中学高校男子と変わらないと自認しちゃってるんだけれど。

夕刻帰宅後、ぎゅんぎゅんぎゅるぎゅる暗雲が空を覆う。最近ひょんなきっかけでiPhoneにDLしたアプリ、「Yahoo!天気」で試しに起動してみると、こんな感じであった。野球関係者でこれを利用している人も多いだろう。今日の試合は妙な曇天から小雨が降ったり、のちにいきなりピーカンに晴れたり、更に曇天に戻って遠雷が鳴り響いたりの、変な天気なんであった。
17:19の雨雲レーダー。東京は土砂降りの様相を呈している。このあとの分刻みの雨雲移動予想では宮前区にも迫って来るようだった。(青い丸印が川崎宮前区)

ぎゃんぎゃんぎゃおぎゃお、雷も鳴り響く。ウチのワンコりんは雷が苦手で、ゴロゴロ鳴り出すと筆者に身をすり寄せて抱っこしてくれと怯えた目で哀願するんである。このクソ暑いのに毛むくじゃらの長毛ワンコを抱っこするのは本意ではないが、優しく抱き上げて頬ずりまでしちゃうのであった。
17:35の雷レーダー。かなりヤバイ。あとでTVで知ったことだが、東京ではまた豪雨やヒョウが降ったりとやはり凄いことになっていたようだ。

TVを観ながら書いていたら、ある番組でSNSネット上では一般人による「特定班」なる輩がいるのだそうだ。SNSの写真をアップした芸能人が今どこにいるかを、写真を元にググって瞬時に居場所を特定して喜んでいるわけで。上のレーダー画面画像を頑張って解析すれば、筆者のマンションなんかすぐに特定されちゃうはずだ。幸い筆者は芸能人じゃないので平気だけれど、やはりちょっと気分が良いものではない。しかし、この少年野球ブログでは個人情報を漏らさないように細心の注意をもって写真アップは不可能。100%は無理である。100%を目指すならば写真は皆無の文章だけのブログになるに違いない。最低限のルールは遵守しているつもりだけれど。

窓外は樹々の緑が色を失い、モノトーンに近い灰色の世界。冷たい突風が吹荒れてあっと言う間にこの有様なんであった。自宅から撮った写真からも簡単にその場所を特定出来るけれど、まあ良いではないか。
匿名性を隠れ蓑にして言いたい放題、有名人のネットを炎上させる卑怯な輩よりは、まだ潔しと思いたい。

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2017年8月15日火曜日

小説「月に雨降る」47

龍一はホテルへチェックインしシャワーを浴び軽いつまみだけでビールを飲んだあと、希伊に言われた閉店時間を少し過ぎた頃、もう一度シェンロンを訊ねた。入り口横の看板を照らしていたスポットライトはすでに消されて、ドラゴンの彫刻は周囲の環境光だけでほんのりと浮かんでいた。
龍一は夕方希伊と一旦別れてからずっと頭の中が混乱していた。彼女は仕事が途中だったため急ぎ店に戻らなければならず、今の希伊のことを何も訊かずに別れたので、いろんな不安が胸にまとわりついていたのだった。特に店で見かけたカズヤと呼ばれていた小学生と、確信はなかったがキッチンへ消えて行った男の姿がまだ頭から消えなかった。一度疑心を持てば闇の中に暗鬼を生じさせてしまう。しかし胸の内はそんな疑心暗鬼よりも、その何倍もの期待と悦びの感情に支配されていた。ドアの把手にはこれも手作り風の米松のプレートにCLOSEDの文字。店の窓にはカーテンが引かれて中は見えず、一部の照明しか点いていないようで薄暗かったが、框扉のガラス越しに店内を覗くと、カウンターと奥のテーブル席だけに照明が点灯されて明るくなっていた。ゆっくりとドアを開けた。

「こんばんは」
龍一の声はしばらく受け取り手を探して誰もいない店内を漂っていたが、やがて空気に馴染んで消えた。トイレだろうか。カウンターの前まで進みもう一度声をかけた。
「こんばんは。希伊、いるの?」
突然後ろから人が抱きついてきた。龍一は一瞬驚いて、「うおっ」と声にならない声を漏らしたが、すぐにその背中の感触から希伊だと悟った。腹には希伊の腕が回されているのが見える。
希伊が背後から耳元に囁いてくる。
「びっくりした?リュウ」
龍一は笑いながら後ろを向こうとすると、また希伊が言った。
「お願い、もう少しこのままでいて」
「うん」
しばらく言われるままにじっとしていると、背中に感じる柔らかな丸いふくらみの向こうから、希伊の心臓の鼓動までが伝わってきそうだった。月に降る雨はやみ、暗かった太陽は少しずつ輝きを取り戻し、明るく熱くゆっくり蘇るように感じた。
ずいぶん長い間そうしていると希伊は大きくふうっと息を吐き、言った。
「良しっと。さあ、飲もっか」
「何が良しなんだよ」
「まあ、いいじゃない。それは追々ってことで」
そう言うと龍一の前に進み出て、
「あそこに簡単なつまみとお酒用意してるから」
奥のテーブル席を見ると何皿かの料理と、グラスが並んでいた。席に座るとたたみかけるように希伊が言う。
「リュウは最初はビールだよね。そのあとワインもあるよ。ワインはフルボディの赤。ウィスキーならバーボン。飲み方はオンザロックでしょ」
あっと小さく口を開けてまた続ける。
「昔の好みはそうだったけど、今はもう変わっちゃったのかな」
「よく覚えてたなあ、全く変わってないよ。変わったのは飲み過ぎた翌朝の辛さが昔の100倍くらいになったことかな」
そりゃあ、私もそうだよと、希伊は言った。
「希伊は最初から最後までビールだろ。たまに勢いでカクテルや日本酒に手を出すと、顔を真っ赤っかにしちゃって、あとが大変になる。今でもそうか?」
「そうだよ。でもあの時よりもお酒は強くなったかな。さ、飲もうよ」
そう言うとキッチン横のパントリーへ行き瓶ビールを2本持ってきた。お互いのグラスにビールを注ぎかちんと鳴らして乾杯した。龍一はこの料理旨いぞとか、古いけど良い店だねとか、希伊も今日は忙しかったよとか、そんな話でしばらく時間が過ぎた。互いに何かに遠慮していることは明らかだった。訊きたいことはたくさんあるのに。それも互いに分かり合えている二人だった。
龍一が切り出した。
「あのさ、希伊」
「なあに、リュウ」

「もちろん、結婚してる...よね?」
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2017年8月12日土曜日

ある夏の一日

夏の緩やかな一日Part1
世の中はお盆休みなんである。少年野球チームでお盆休みをもうけているところはいくつあるだろうか。フレンズは昔はなかった。帰省する家庭は除いて少人数でも練習をやったものだった。

さて今日の土曜Queensは秋季リーグの試合予定があるフォルコンズや、やまゆり関連でいない6年生などを除き、残ったメンバーで練習を決行したんである。お盆休みでメンバーがいないかと思いきや、案外大勢集まったんであった。
中でもこの子らOBが大集結。

FuukoやSunaたちの年代が遊びに来てくれた。Q姫OBたちはそれぞれのLINEグループがいまだに生きていて、こうしてQに来てくれるんである。女子野球Queensならではである。
このうち今でも野球を続けているのはFuukoとYuma。OBがノッカーを務めて現役、OBにノックしちゃう。


OB姫たちは全く屈託なく、監督コーチらが「おお〜い、早くしろよ」なんて言っても、聞く耳持たず、平然とにこにこマイペースなのはQ時代から全く変わっていない。KoshimizuさんやMurataさんもただただ苦笑するしかない。
でも昔とったキネヅカ、さすがに送球のスピードはハンパなく速いのは、見ていて気持ちいいものだ。

現役トスバッティングでは目を見張るほどの打球を飛ばす子が何人かいた。将来が楽しみなんである。

夏の緩やかな一日Part2
...なんである。
昼メシは第一公園近くのこってり濃厚味噌ラーメンに餃子定食、カウンターに備え付けのニンニクチップも投入した。明日もフレンズはないし、連盟HPで調べるとやはり第一第四での秋季の試合はないし、更に残念なことにデートの予定もないから口臭を気にせずニンニクチップなんであった。このブログを読んでいてニンニク臭がしたらどうしようか。その際は周囲にファブリーズを振りまき、鼻にブレスケアをぶち込んでから読んでほしい。

その帰路、自宅近くの有馬中央公園でちょっと一服。
やはりお盆だからだろうか、普段ならそれなりに人がいて公園を闊歩したり野球やサッカーをやったりする子たちがいるのだが、今日は人影はほぼ皆無であった。たまにタクシー運転手がトイレを利用しに来るのみ。
筆者、公園というものが大好きなんである。小説本があれば1,2時間はベンチで読書するのが大好きだったりする。今日もちょっと公園を散策。

木立の中に入ると遠くから鳩たちが低空飛行でハタハタやってくる。
その数十数羽。餌を求めて人に近寄ってくるのだった。ここへ来るといつも餌を持っていない自分を責める。カメラ片手に移動すると鳩たちもひょこたんひょこたん、一定の距離を保ちつつ歩いてついてくるんである。道路を横断するカルガモの親についてくる子ガモみたいに。食欲のなせる動物の本能行動と分かっていても実に可愛い。


深閑とした樹々の木漏れ日から降り注ぐのは蝉の大合唱。

蝉たちはこの時とぞばかりに、短い一生を精一杯謳歌する。
地中という胎内に地下生活数年、地上生活は一ヶ月。
(※Wikiってみたら、蝉の寿命7日間というのは邪説で、3週間から1ヶ月。地中での幼虫時期は4年から10数年なんだそう。幼虫時期も合わせると蝉の寿命は、虫の世界ではかなりの長寿になるのだそうである。)


ある夏の日の、緩やかな一日であった。

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