2012年1月21日土曜日

心の手紙

「野球Excelスコアブック集計」.....
こんな検索ワードで全国から小ブログを見に来て下さる方が多い。
メールをいただいた方にはちゃんと返信し、Excelのデータを添付して送って差し上げている。
一昨年に宮城県仙台市の母スコアラーさんからメールをいただいた。
年があけて昨年の3.11後、遅ればせながら安否確認のメールをしたためた。
私は逆に勇気をもらった。
その一連のやりとりをこのブログで紹介したことがある。
仙台からの手紙

今回は昨年11月に新潟県の母スコアラーからいただいたメールのやりとりを記録したものである。ご本人の承諾を得て記載します。
こんな父・母スコアラーが全国にとても多くいらっしゃるのではないだろうか。
会ったことはなくともこの方、YAさんのシンプルでしっかりした文章力と心温まるメール、いや心通じる「手紙」に私自身が元気をもらったのである。

以下長文です。(原文のまま。文責筆者)

テッシーさま、こんにちは。
新潟県M市のYAと申します。貴ブログを拝見して、メールを差し上げています。
 私の息子(小5)も野球をやっておりまして、テッシーさま同様、親の私も楽しませてもらっている毎日です。
息子が所属しているチームの「なんちゃってスコアラー」をやらせていただいていますが、シーズン終了後、今までの記録を整理しなくてはいけなくなりました。
私、Excelはまったく初心者なもので、どなたか親切な方が手ほどきしてくださるサイトはないものかと、あちこちさまよっていたところ貴ブログにたどりつき、わらにもすがる思いでメールを差し上げた次第です。

どうか集計ソフトを送っていただけませんでしょうか。お手数をおかけして申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
YA

※筆者からの返信、略。

Tさま、こんにちは。先ほどメールを差し上げた、新潟県村上市のYAと申します。
さっそく送っていただき、ありがとうございました。とても素早いご対応に感激しています!

拝見したところ、私にとってはレベルが高いものなので、うまく使いこなせるかドキドキですが、がんばってみます。
今年の上半期は電卓を使って手作業(!)で成績を出したので、もううんざりでした。
でも、成績発表をしたときの子どもたちの盛り上がり様を見たら、がんばってよかったな、と思ったものです。これからはTさまが提供してくださったフォーマットで、華麗な表など作れるのではと期待しております。

今まで息子のチームにはスコアをつけられる人がいなかったようで、監督さんにはとても感謝されていますが(勘違いや失敗も多いですが…)、スコアについて相談できる方がチーム内にいなくて、地味に孤独にスコアラーをしておりました。でも、思い切ってTさまに相談してみて、全国に少年野球を支える父ちゃん母ちゃんたちがたくさんいることにあらためて気づき、なんだかうれしい気持ちでいっぱいになりました。

おまけの表紙にある言葉や、「子供向け解説」などに、子どもたちを心から応援して、思いやる気持ちがあふれていて、心があたたかくなりました。有馬フレンズの子どもたちは幸せですね。

このたびは大変お世話になりました。新潟県より、Tさまはじめ、有馬フレンズのご活躍をお祈りしています。
YA

YAさま
早速の返信メールありがとうございました。

うちも電卓でチャカチャカの時代がありました。あれは確かに地獄ではあります(^^)このExcelも全て万能というわけではなく、率の計算は自動でラクチンですが、他は地道に暗算の足し算をやって入力なので、結構これも大変です。一人の子の入力途中でTVなどに気を取られていると、どこまで入力したかがわからなくなる時があります。
これが一番の盲点ですね。(もっとも電卓でも同じことが言えますが)

以前も宮城県の「母スコアラー」からのメールを小ブログで紹介したことがあります。
いつになるかはわかりませんが、山上さんのメールも紹介したいと思うのですがいかがでしょうか?
もちろん固有名詞などはイニシャルにします。
少しでも全国の方にスコアラーや集計の苦労をわかって欲しいのと、
興味を持ってもらえたら、少年野球の広がりにもほんのちょっぴりでも寄与出来るかなという思いで。
喜んでいただき私も嬉しいです。
自分の一年の集大成と、子どもらの笑顔のためにお互い頑張りましょう。
スコアラーは私もいい加減なところがありますが(^^)
私に分ることでしたらいつでもご連絡下さい。(このExcelも含めて)

Tさま
こんにちは。新潟県M市のYAです。
お返事をありがとうございました。

私どものチームの公式試合はすべて終わりましたが、雪が降るまで練習試合はあるかもしれません。
今月中旬ごろになるとぼちぼち降り始めるので、それまでには集計作業を終わらせるべく、がんばります。

私のメールをTさまのブログで紹介していただくことについてですが、もしなにかのお役に立てるのでしたら、どうぞお使いください。
スコアをつけるようになったのは、息子がある日「お母さん、オレの打率ってどれくらい?」と聞いてきたことがきっかけでした。
打ててもいないのに打率って… でも記録をつけていないとわからないな… スコアブックっていうの、ちょっと勉強してみようかな?
という軽ーい気持ちではじめたのでした。
さっそくスコアのつけ方の本を買って、スカパーでその頃やっていた過去の高校野球の試合を見ながら練習して、1週間程度で何とか記録することができるようになりました。
そこで息子の試合でスコアラーデビューをしましたが、最初のうちは開始時間を書いていなかったり、エラーかヒットか迷ったり、三遊間ヒットかと思ったら、実はレフト前だったりと散々でした。セオリー通りの高校野球と違って、少年野球は何がいつ起きるかわからないスリルに満ち溢れていました。一度にいろんなことが起きるので、「今なにがあったの?」と周りの方に聞くのもしばしばです。

たまに、スコアをつけていて意味があるのだろうかと思うこともあります。監督さんは参考にしてくれてるのかな、とか。
私は試合で起こったことを記録することはできますが、戦略とか作戦などはまったくわかりませんので、スコアをつけるようになってからのチームがどのように変化したかはわかりません。
ただ、子どもたちががんばった証を残したいな、と思ってスコアを記録し続けるだけです。

今後、わからないことがあったら、また教えていただけますでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。
YA

YAさま
こんにちは。Tです。
メールの件、快諾いただきありがとうございます。
同じような全国のママスコアラーにはとても励みになることでしょう。

ご自分で独学、しかもスカパーなどで練習しながらというのは、頭が下がる思いです。教えてもらえる人がいないというのはキツイですね。それだけに立派なものです。感服しました。

私も今でも「無死満塁の場面で、打者交代、守備位置も変わり、初球ツーベースヒット、エラーも加わり3者生還」...などの場面では確実にパニクリますね(^^)おっしゃるように、子どもの野球はありえないプレーが続出するのでスコアは大変です。
逆にそれだからこそ面白いことも多々ありますが。

わからないことがあれば(私に出来ることなら)いつでもどうぞ。
かく言う私も結構いい加減なところはありますが、子どもの成績に影響するところだけは正確にシッカリ付けるよう、心がけてます。
因に、ブログの右下にあるリンク集「草野球のためのスコアブックのつけ方」のHPはとても参考になりますよ。

ブログでの紹介がいつ頃出来るかわかりませんが、その時にはまたご一報します。
お互い頑張りましょうね!
お風邪などひかぬようにご自愛のほど。
ではまた。
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