2012年1月27日金曜日

涙の向こう側

満を持しての「宮前Queens6年生を送る会」のブログにいよいよ突入なんである。
たぶんこのブログ史上最も長文になるはずの嫌な予感、愛媛の伊予柑。
村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」ほど長文ではないにしろ、400字詰め原稿用紙数枚に書く夏休みの読書感想文よりははるかに長くなるはず。
Queensを愛するあまり、Kasaharaさんにはコメント欄で恫喝!恐喝?いやいや、遠回しの催促をされてしまった(^^)今週は仕事が終わるのが夜遅く、それから写真の選別と加工・編集でたっぷりふた晩を要し、やっと昨日完成。今日少し余裕ができたので執筆開始なんである。
えっ!?前置きはいいから早く先を書けってか?
登壇人物紹介で前置きたっぷりでマイクを握っていたのは誰でしたっけ(^^)
これを朝の通勤電車または会社のパソコンでご覧の方には、ゆっくり読める環境を得たのちに見ることをお勧めしたい。コーラとポップコーンを脇に置けばなお良し。

JA向丘で開催された。連盟がよく総会などでも利用させていただいてるところだ。会場入口には例の全国デビューを果たした、ケン・グリフィー・ジュニアとQueensとのドデカ写真の日刊スポーツが山積み。更に東スポの鷺沼ヤングホークスの写真記事も。その横には追い打ちをかけるように、読売巨人軍からKasaharaさんへ送られて来た生写真もある。野球教室のナント4日前にKさんへ巨人から参加要請の連絡があり、宮前からは上記ほか富士見台ウルフ少年野球クラブ、リトルグリーンズなども参加したのだそうだ。全くもって電光石火の神業である。

6年卒業の4人はMeika、Risako、Erina、Haruna(敬称略。○○ちゃんを付けて書いていたらこの先、東京〜リオデジャネイロ間を往復するくらい時間がかかるからだ)みんなの手のトンネルをくぐっての登場である。会場脇のテーブルには4人への贈り物がどっさり。こんな可愛い楯もあるんだなと感心しきり。とりあえずKurihara連盟副会長の音頭でカンパ〜イ!

連盟事務局長のSasakiさん、ヤングKurosuさんKatsuさん、審判副部長Hayashiさん、連盟副会長Matsuiさんなどなど、重鎮が参集。

ここで女子野球が宮前に生まれた経緯を簡単に。
6年前読売巨人軍から、以前から巨人とのパイプを持っていたKasaharaさんの元に、「女子野球のチームを作ってほしい」と打診があったのだそうだ。Kさんは強豪リトルグリーンズのKoshimizuさんを監督に指名。(前リトグリ総監督。今年からはQueens専任監督に) Koshimizuさんいわく「ある日Kasaharaさんから居酒屋に呼び出され、女子野球チーム作るからおまえ何とかしろ!」の一言で始まったそうで、6年後にこんな素晴らしいチームになるとは思わなかったと、支えてくれる大人たちに心から感謝したいと言ってらした。実は正確には「言った」のではなく後日Koshimizu監督から筆者へのメールで打ち明かされたんである。こういう人物だからこそ周囲のスタッフもついて来るのだろう。筆者の脳裏に「好循環」「人徳」「一枚岩」という言葉が浮かんで来たんである。

送る会でのDVDスライドショーというのがある。
みなさんのチームでもやってらっしゃるところもあるはず。数年前から筆者もフレンズのを作ってみたいと思っていたのだけれども、もの凄ぇ〜大変なのは知ってるので二の足を踏んでいるんである。でもその苦労の何倍もの素晴らしさと達成感が味わえるのがこのスライドショー。これをやってのけたのは28番コーチでありMeikaの父Mochidaさんだ。写真撮影からDVD編集制作まで。
正直、参った。
静かな暗い会場で次々と流れる子どもたちの笑顔と、考え抜かれて選曲された楽曲のメロディー。涙腺がゆるみっぱなしだった。暗くてヨカッタと安堵。
こーゆー時、ゆるんでもいいのは涙腺と頬(ほお)。
ゆるんでいけないのは財布の紐とパンツのゴム、と昔から相場が決まっている。
特に素晴らしかったのはDVDの編集技術とかじゃなく、1枚1枚の写真の内容だ。笑顔あり真剣な眼差しあり、その瞬間を鮮やかに切り取ってみせたモッチーカメラマンの目線に脱帽なんであった。
更に今日初対面のサンダースTsudaさん。
このDVD上映でパソコンや専用機器持参でご夫婦でやって来た。
「Tさん。私「晴耕雨読」の大ファンなんです!」といって握手まで求められた。びっくりしてしまった。めちゃくちゃ嬉しかった。ブログを書いてても読んでいただいてる方というのは筆者にはわからないわけで。でもこうして一言声かけてもらえることほど素敵な出会いはない。ブロガーにとってはこれが「書く」パワーの源泉になるんである。
(Tsudaさんもブログを書いてる。後日そのことも書きたい)


監督コーチから6年生への贈呈式。
「小さい子の面倒をよくみてくれた、思いやりのある優しいRisako」
とコーチから紹介されてずっと泣きっぱなしだった彼女がすごく印象に残っている。
ヤベ。.......筆者また思い出してキーボードを叩きながら涙腺がゆるんで....。
こーゆー時、ゆるんでもいいのは涙腺と3月の早春の気温、と昔から相場が決まっているのだからこの際いいのだ。

Kasahara代表も時おりマイクを持ちながら涙声に。Meikaが大人になって結婚式に参列したら、ぱんぱんに膨らんだご祝儀袋の他に、涙を拭うバスタオルとそれを絞るバケツを持参することをお勧めしたい。
Kurosu監督と29番Murataさん。男たちのなんともいい笑顔だ。
向丘サンダース代表であり兼宮前連合チーム監督も務め、筆者の娘も大昔連合でお世話になった、宮前区の名を神奈川県下に何度も轟かせた名将Matsuiさん。それから神木マーキュリーズ出身Kinoshita君。昨年夏甲子園の帝京高校5番だった子だ。爽やかなナイスガイ。あまたの有名大学からのオファーを断って今年米国へ留学で行ってしまうので最後に駆けつけてくれたのだそうだ。帝京ユニフォームに着替えたのは誰かの粋な演出か。

連盟の特別全面バックアップで設立された我らがQueens。
いろんな大人たち(もちろん親も含めて)に支えられて育ったQueensの姫たちは幸せだ。今はピンと来ないかもしれないけれど、オトナになってからじんわり感じることがあるはず。筆者も「フレンズ送る会」でも言うのだけれど支えてくれた人、指導陣のみならず、特に親への感謝の気持ちを忘れないで欲しい。そんな大人になって欲しいと願う。

筆者もKasahara代表から最後にご指名を受けて壇上に。
去年BBQにお呼ばれした時のことが蘇る。
そのBBQでみなさんに言おうとしたのは、
「Kasaharaさんは『ウチのクィーンズママたちはみな美人ぞろいだぞっ』と言ってましたが、今日初めてお母さんたちにお会いしてみて、Kさんは嘘つきだと思いました。なぜならば、『美人ぞろい』ではなくて『超!美人ぞろい』だったからです」と。(^^)
そんなことが去来し頭をよぎりながらシドロモドロでマイクを戻す。
どんだけシドロモドロだったかと言うと、地球上に初めてミトコンドリアが生成された時くらいにシドロモドロであった。綺麗な女性を前にすると緊張で無口になってしまう、まるで思春期の中坊のような私なんである。
どんだけ無口かと言うと、海底にじっとしているナマコくらい無口になるんであった。
写真に撮れなかったオトコたちにはゴメンナサイm(_ _)m

Queensの中枢を担う30,29,28の面々。
泣く子も笑うKoshimizu、Murata、Mochidaの各氏。

終盤では親を前に6年生の「作文」を披露。
会場の照明が落ちてピンスポが彼女たちを浮かびあがらせる。
とつとつと作文を読み上げる少女たち。
去年まではボールを打っていたが、今日は父や母、コーチたちの胸を打つ。
筆者のカメラの液晶画面にもぽつりとまた、一滴、二滴....。
涙腺が...のくだりはもういいですね。

最後は次期チーム選手の紹介。
5年以下の子どもたちと親たちのスピーチ。来季に期待したい。
ここでYamaguchiさんである。
奥さんはスコアラー。ダンナYamaguchiさんは有能なQマネージャー兼司会者。リトグリ・現コーチでもある。
Qきってのイケメン男子。目深(まぶか)に被ったキャップにこぼれる白い歯と目尻に寄るステキなシワ。女性はイチコロに違いない。今度から筆者も帽子は目深にかぶろうっと決めたぞ。
もっとも、帽子は筆者にとって、もともと必須アイテムなんであるが(^^)

最後はKinoshita君による手締め。
こんな場面で部外者の筆者が壇上に上がりカメラを向けていいものかどうか迷ったけれど、ええい、撮っちゃえ。
Queensに広報部長というポストがあるならば、自ら買って出て就任したいくらいなんだから。これからも宮前Queensの話はこの「晴耕雨読」でチャンスがあれば書いていきたい。自チームの有馬フレンズコーチなので、Qの試合に帯同出来ないのが残念なんであるが。

うちのフレンズの送る会も決して引けをとらない。毎年良い会を開催してると自負する。合宿計画や送る会の黒子になってさんざん苦労して準備した経験もある。そんな筆者から見ても今回のQueensの会は、男子中心のチームとはひと味違った女子チームならではの、とても気持ちのいい「送る会」であった。
準備に奔走した親たち、スタッフのご苦労を心から労いたい。
お疲れさま。
そして、ありがとう。

※文中一部間違いがあり追記訂正しました。(2012/01/27/10:20)
Kinoshitaくんの部分です。すでに有名公人となったので、あえて名前を書いてもいいでしょう。昨夏伊藤拓郎くん(今季横浜DeNA入り)や松本剛くんと共に甲子園をわかした帝京高校の木下貴晶くんでした。
Kさんご指摘ありがとうございます。
まだあるようなので、随時訂正いたします(汗)
※訂正第二弾。肩書きなど古い部分を修正しました。(01/27/13:30)
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8 件のコメント:

  1. おはようございます☆
    夜遅くまでかかってブログの掲載ありがとうございます。
    Queensを代表してお礼を言わせてもらいます(^^)
    ただ間違いだらけでした!
    改めてメールにて送りますね・・・

    テッシーさんは昨年からQueensの広報部長になっております。
    『我が・我ら Queens』ってブログに書いた時点から(^^)

    それはQueens全員承知デスヨ!!

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  2. K代表さん、コメントありがとうございます。
    ナンチャッテ広報部長のテッシーです(^^)
    聞きかじりと勘違いと早トチリで、誤記がありました。
    ご指摘ありがとうございます。
    一部は訂正しました。
    またよろしくメール下さい。

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  3. 了解です。

    昼休みに携帯にてメールします。

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  4. おはようございます☆

    71件はおかしい・・・・・・

    テッシー頑張れ!読者は期待してるゾ(^^)

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  5. 匿名さん、ありがとうございます。
    月曜は比較的アクセスが多いのですが、昨日は検索ワードで見に来られた方が数多くいらしたようです。
    「野球・Excel集計」「野球募集ポスター」「野球名刺」などなど....。
    また最近「がんばれ!富士の学童野球」さんからのアクセスも多いですね。
    ありがたいことです(^^)

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  6. テッシーおじさんのブログを観た感想がコメントにほしいですね。

    たまには帽子を取ったテッシーおじさんの写真を載せてみたらいかがですか?(^^)

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  7. テッシーさん☆ ごめん!

    また伝言板として使わせて!!

    神戸の人よ・・・携帯を忘れました。


    テッシーさん☆
    現在8位 頑張れ(^^)

    土曜日 楽しみにしてます。

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  8. ナニやら状況が想像の域を出ませんが、
    神戸の人が見てくれたらいいですね(^^)

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