2013年7月3日水曜日

Close Your Eyes

「Close Your Eyes...」と言ってもビートルズではない。and I kiss You〜♪
ある映画のセリフである。そこそこ忙しいのだけれど、仕事の合間を縫って、あたかも高校生が学校のトイレで煙草を隠れて吸うみたいに、罪の意識がありつつも夜な夜なやっぱり映画を観てしまうのであった。

ジャック・ニコルスンとモーガン・フリーマン。これでピンときた方は通かな。この二人が共演して面白くないわけがない。結構数年前の映画だけれど、ずっと気になっていて先日TSUTAYAでネットオーダー。今日やっと観ることができた。シャイニングでの鬼気迫る演技とはまた違った、圧倒的な存在感のJニコルスンがいい。Mフリーマンの全編に流れるナレーションの抑制の利いた「普通のシブさ」は得難い。「Close Your Eyes....」

「最高の人生の見つけ方」

原題名は「The BUCKET LIST」=棺桶リスト。
自分が死ぬまでにやりたいことを、全て箇条書きにしてリストに書く。現実的でなくても良い。荒唐無稽でもかまわない。一種の自己暗示的なぐさめであって。
余命半年と宣言された超大富豪のJニコルスンと、普通の生涯を送ってきた自動車修理工のMフリーマンが偶然同じ病室で相部屋となった。余命いくばくもない短い時間の中で例の「リスト」を全て実践してやろうと、二人は富豪の自家用ジェットで世界中を旅していく....というお話。

豪快に遊ぶJニコルスンと、ささやかな望みを叶えるMフリーマンの対比がいい。互いに軽口を叩きながらも、啓蒙しあい真の友情に発展。
数々の希望を叶えた中で、筆者が感動したのはラスト近くで「世界一の美女とキスをする」というJニコルスンの希望が叶ったシーンだった。これを書いてはネタバラシになるゆえ書いていいものかどうか。どんな美女とキスしちゃったのか?やっぱり書かないでおこう。筆者の最近の個人的事情とオーバーラップしたせいもあり感涙、落しどころの妙を心得ている脚本家に脱帽であった。

さて先日「幸せへのキセキ」の映画評、というか拙い中学生的鑑賞文を書いたけれど、その中で印象に残ったセリフについてブログに書いたのであった。後日ブログを読んだフレンズのToyodaオヤジとグランドで映画話で意気投合。映画の中の何気ない劇中のセリフはオモシロイものである。有名なところでは...
「男はタフでなければ生きていけない。優しくなければ生きている価値がない」
とか、
「昨日は何をしていたの?」
「昨日?そんな昔のことは覚えていない」
「明日はどうしているの?」
「明日?そんな遠い将来のことはわからない」...カサブランカのイングリッド・バーグマンとハンフリー・ボガード。映画通には有名すぎるセリフ。

「最高の人生の見つけ方」
ストーリーや映画の出来としてはともかく、ここにも面白いセリフがあった。
おそらく40代以上のオトコなら誰しもニンマリ共感するはず。
Jニコルスンが若くて優秀な男の秘書にドスの効いた声でこう言う。
「おい、ジジイの三箇条というのを知ってるか?」
「いえ」と秘書。
「じゃあ、教えてやろう」
1.トイレは頻繁。
2.勃(た)つうちは使え。
3.屁は止められん。

チョモランマでのラストシーンも良かった。
無理には奨めないけれど、良かったらどーぞ(^-^)/
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