「レリゴ〜♪」....「ありの〜ままに〜♪」
もはや全世界に蔓延している「アナ雪」。天の邪鬼の筆者はいつかここでそれをおちょくる文章を書いてやろうと思っていたのだけれど、今日は図らずも逆に「let it go」を賛美するブログになってしまうのであった。
子供会大会の大事な一戦なんであった。対戦相手は愛称アリコこと有馬子ども会。
しかし筆者すぐに怒濤の筆致でこの試合をブログ展開するわけにはいかぬ。なぜなら連盟からネーム入りのキャップを拝受している以上は、連盟広報班的な任務を帯びているという認識があるからだ。早めに乗り込んだ第一公園ドームではまだ白熱の第三第四試合の死闘が繰り広げられていたんであった。
ヤングホークスVSフォルコンズ。
Fukumoto監督率いるイケメンぞろいのベンチスタッフ。
対するは宮前の名物監督Kurosuさん、Ishikuraコーチ、Takahashiコーチの豪華メンバーのヤングホークス。
次のカードは「名門にして常勝」チームを牽引する名将Ogasawara監督の強豪ウルフ。
対するは闘将Yoshida監督の蒼い稲妻軍団ブルーアローズ。
第一公園ドームは降ったり止んだりの怪しい雲行きながら、その暗雲を払拭するかのような少年たちの熱戦が展開していたんであった。
この2試合だけを取材しても一個のブログが書けちゃうくらいなんである。
相当イレギュラーな例だけれど天候を鑑(かんが)みて連盟はこの午後の雨模様の中、第五試合まで決行を決定。これは結果的に英断なんであった。
いよいよフレンズの試合。主審の右手が曇天を突き刺すように挙(あが)る。
「プレイッ!」
先発のマウンドはAはTomita(K)くん、FはHiroの左腕同士の投げ合い。
我がフレンズは初回2得点の幸先良いスタート。しかしこれは相手エラーによる得点で無安打でのものだ。それでも得点は得点。なんかアリコは「らしくない」浮き足立った雰囲気を感じ取ったのは筆者だけであろうか。
2回裏Aの攻撃。噂には聞いていたが5番Takiguchiくんはやはりとんでもない逸材であった。Hiroの初球甘く入ったボールを好球必打、外野スタンドの樹木をなぎ倒すようなソロホームランが飛び出したんである。宮前少年野球ランキングの格上相手に勝つのは容易ではないのだった。まるでFIFAランキング下位のニッポンがコロンビア相手に闘いを挑むように。
3回終了時で2:2の五分。しかしFの得点はことごとくAのエラーによるものだった。
4,5回には1点ずつ加点し4:2と優位に立ったフレンズ。このままいけばイケルぞと直感的に思った筆者。しかし未だに相手エラーによる得点なんである。まるでここ数年のフレンズを見る思いだった。四死球とエラーによる敗戦を何百試合見てきたことか。まるで宇宙の果ての星で凄惨な現場を見て来た映画「ブレードランナー」のレプリカントのように。
手元のスコアブックによればAの失策6に対してFはゼロ。これが少年野球の基本なんであった。「四死球を出さない、エラーしない」が、筆者の少年野球の基本的持論なんである。それが出来たあとに打線が爆発すればほぼ勝てるのが少年野球。
5回からはベンチの予定どおりマウンドは5年Rui。2番から始まる強力クリンアップ打線を無安打に抑えたことは特筆ものだった。
レフトに守備位置を変わったKyousuke。Aの打線は外野に強烈な打球を飛ばすわけで。そのレフトへ2本フライがいった。どれも難しい弾道だった。Kyousukeは小さい体ながら臆することなく全力ダッシュしてキャッチ。守備で見事な活躍を見せてくれたんであった。3アウト後主将Yuusukeとグラブでハイタッチする。これは年間「晴耕雨読」史上ベストフォトの一枚になるかもしれない。
試合は佳境を迎えていた。夏はもうすぐとはいえ、18:00で曇天であれば関東はかなり暗い。えっ!あんだって?ドームなら天候関係ないじゃんか、だって?それはそれ、野暮なこと言わずオトナの解釈をお願いしたい。
まともに写真を撮るとオートなので明るいのだ。この暗さを伝えるためにわざと明るい空に焦点を合わせてF値を調整して撮ると、会場の暗さが分るというもの。上下の写真で比較されたし。ほぼ同時刻に撮ったもの。そろそろ白球が見えなくなりそうだった。
勝った.....。6:2で点差以上に辛勝だったけれど、内容はともかく勝ちは勝ちなんである。
アリコに勝ったのは何年ぶりだろうか。かつて昔を知る筆者には感慨深いものがある。フレンズ黄金時代にはアリコさんと言えば大変失礼ながら「安全パイ」の代表格であった。絶対勝てる相手なんであった。当時のアリコさんは人数も少なく子供会の楽しい野球部に過ぎなかった。しかし盛者必衰、時代と共に形勢は逆転し、その間いろいろ「遠い隣人」的な確執もあり....。しかし今はアリコさんとは共に和気藹々と仲良くやっている。近年のアリコさんの活躍はめざましい。それを忸怩たる思いで見つめながら過去を知る筆者のような者は、今のフレンズにはすでに少ない。だから今日の試合は筆者にはひとしおの感慨があるんであった(^-^)
既にドームの時計塔の針は18:00を指していた。これが北海道なら真っ暗闇だったに違いない。
Let it go♪〜レリゴー「ありのままに」(アナ雪)
Let it be♪〜レリビー「なすがままに」(Beatles)
今のフレンズはないものねだりの背伸びせず、ありのままに自分たちの野球を一生懸命やればそれでいい。結果はおのずとついてくるであろうから。何年ぶりかで宮前の大会で3位に食い込むなんて....。これを書きながらちょっとウルウルきちゃう俺っていったい....。歳はとりたくないものだ。
試合後Queens繋がりや連盟関係者からも「Tさんおめでとう」の祝辞をいただいた。
久々フレンズの良い試合を炎天下で観たためか、連盟SohmaさんやKasaharaさんの顔も紅潮していたんである。
「目が赤いじゃないですか。感動で涙目になったんですよね」と筆者。Kasahara副会長いわく、
「いやあ、今日は日差しが強くて焼けちゃったんだよ〜」
ドームなのになんで日焼け?...なんて言うのは野暮ってもんだ。
何をか言わんや。これも読者諸氏にはオトナの対応をお願いする次第なんである。
ヤッベ!「人志松本のすべらない話」を観ながら書いていたらこんな時間。
今AM2:00。明日はドームで第一試合。早朝起きせねばならぬ。
因に「川崎女子中学野球」のロゴも今週中に仕上げなきゃなんである。
こともあろうに不届き者の私、この熱戦の最中、スコアを付けながらスコアブックの隅にこんなロゴのスケッチを描いていたんであった。
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良い試合を観させていただきました。
返信削除この度はおめでとうございました。
今、雨が降ってますね。
今日の集合時間が遅くなったとのこと。
少しお休みください。
(でも起きちゃったら、もう眠れないんでしょうね。歳とったら皆、そうみたいですね・・・)
匿名さん、ありがとうございます。
返信削除2:00に寝て6:00起きでした。集合時間は遅れたのですが、次の連絡網を待つために二度寝は出来ず、W杯コロンビア戦を観ていたら一気に目が覚めて...。
私は若いので元来二度寝大好きなんですがね。
今日は少し遅れて電車でドームへ行きます(^-^)