2023年6月17日土曜日

惜敗は成長の糧に

 いよいよJA共済杯準決勝・決勝の日がやってきた。ここまで来たからにはこの勢いで優勝の2文字しか眼中にないわけで。場所は茅ヶ崎公園球場。前日ググってみればサザンの海岸が目の前であった。ならばどれどれ....前置きの長さでは他の追随を許さない「晴耕雨読」BLOGなんである。

朝6時に有馬を出発し快晴の東名を快適快走、クルージング走行し現地到着7時頃。なんやかんやあって試合開始9時まで45分ほどあった。試合後に行くか、今行くか?...今でしょ!ということで一人で海を見に行ったんである。山形の内陸で育った筆者は海への憧憬(しょうけい)の念が強く、海を見るのが好きなんである。

サザンの一番好きな曲「希望の轍」にも出てくる烏帽子岩が、まるでジョーズのヒレみたいに正面に突出し、左手奥には江ノ島も遠望でき、右手には青富士もフワッと見えている。確か4,5年前に茅ヶ崎のスペイン料理店を設計した時もここら辺を訪れてブログに書いたことを突然思い出したのだった。潮風を胸いっぱいに吸い込み、戦場カメラマンとしての任務を全うすべく海を背に球場へ踵(きびす)を返したのであった。

さて準決勝四葉ガールズVS宮前Queensなんである。独特のセンターバックのスコアボードには「宮宮前」の表記が...だったら四葉も「四四葉」じゃないと不公平じゃね...なんちゃって。いずれにしても女子野球大会は遠くの会場が多いけれど、反面大きな立派な球場で野球ができるわけで。ましてやこれは県大会なんである。

先発マウンドは主将Saki。相手打線は体格の良い重量打線、うかうかしてると長打を連発されそうな気配すらある。初回表Yがタイムリーツーベースで1点先制。

対するQ、その裏は三者凡退で無得点。Y投手のキレのある速球を攻略できず。更に2表には2死から1安打を許し1失点、2:0となる。

2裏Qはこちらも2死走者なしから失策盗塁PBなどでなんとか1得点し、2:1の展開。とりあえず1点を返し少し安堵す。3回には切込隊長Ainaに長打が出るも後続できず無得点。

この後互いにスコアボードにゼロを並べることになる。Qは四球も失策もさほど多くなくSakiとAinaの力投が続く。しかしそれはYも同じで、いやむしろYは失策1のみで四球0が続く好投。

球場の鉄柱に鋭い眼差しの大きな鳥がいるではないか。鳴き声は可愛いのだが風貌からして筆者は勝手にハヤブサを連想してしまった。ファルコン(あのフォルコンズと同義)である。しかしそれを隣にいたHiori母カメラマンに言うと、実家が海近くだったらしく、おそらく海にまつわる鳥類に違いないと。鳴き声でなんとなくわかるのであった。帰宅後Googleレンズしてみると、まさに海の鳥、トビであった。

おっと閑話休題。横道にそれるのも「晴耕雨読」的悪癖なんである。6回表Yは1安打ながら2点を追加す。ここまでQ投手陣は連打はなく散発3安打、であるからピッチングは悪くなかった。4:1と引き離される終盤。

最終回Qは打順よくAinaからだが、ショートゴロに倒れ1アウト。そして次打者のSakiがついにやってくれたのだった。2球目を強振すると白球はセンター方向へ一直線。外野を抜けたのを目の端に捉え、2塁3塁を蹴り飛ばし激走する。前の打席で申告敬遠された鬱憤を晴らすかのように。

見事なランニングホームランであった。筆者も立ち上がり快哉を叫ぶ。観客席も大盛り上がりなんであった。

4:2と追い上げると打席は代打の切り札Airi。かつてライオンズ杯でも三塁打を放ち躍動した姿は記憶に新しい。彼女がまたしてもやってくれたんである。ライトオーバー(?)の3塁打をかっ飛ばしてくれたのだった。伏兵というよりQの秘密兵器が戦況の空気を更に一変させたのだった。PBで本塁を踏み3:4と1点差に迫るQueens。

続く打者が倒れ2死走者3塁。ここでまた代打の切り札2枚目を切るベンチ。「持っている」Q戦士Sackyだ。これもフレンズでのサヨナラ2ベースの記憶が蘇るわけで。粘って5球目の好球を捉えたSackyの打球は、レフト方向へ大きく舞い上がる。球場全体が固唾を呑んだ....。

しかしあと一歩及ばず。ボールはレフトのグラブへ吸い込まれゲームセット。

3位決定戦はないため同率3位が確定したのだが、Qはよくここまで来てくれたと思うのだった。ライオンズ杯優勝、県大会であるJA共済杯3位は立派である。これからも野球を楽しんで更に心も身体も強くなってほしいと願うのであった。

粛々と表彰式を活写掲載。後日tvkで放映とのこと。
※のちに知り得た情報では決勝では、この四葉さんが優勝したとのこと。

連盟会長Matsuiさんからカンパ、OGKurashige父からアイスの差し入れあり。メダル授与は連盟から応援にきたSasaki、Yanagi、Nishimura各氏からであった。事務局長Satohさん始め連盟はこの後先週同様宮前へ急行した。筆者も連盟広報ではあるけれど、このブログを書くため余力を残し帰路についたんである。明日からは子ども会大会の開幕である。

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