2023年6月11日日曜日

JA共済杯 3回戦突破

 JA共済杯@平塚球場なんであった。東名をひた走り1時間足らずで到着。少年野球、高校野球のみならずプロ野球イースタンでも使用される相当に古いスタジアム。しかし、中の外野は天然芝が実に綺麗で、緑の樹々に囲まれた球場は、曇天にかかわらず実に清々しいほどであった。

筆者フレンズの全国大会などで大きな球場は何度かベンチ入りしている。神宮でもそうだったが、ベンチ内にはカメラはおろか、スマホやPCなど電子機器を持ち込んではいけないことも承知だった。けれど、試合前シートノックまでは広報として撮影は自由で、然るべき時間が来たら退室しスタンドへ戻るのである。そのつもりでいたら球場の役員さんに突然のお叱りを受けたんである。「グランドに入ったら一切撮影禁止」と。聞いてないし驚いた。大会規定なのかグランドルールなのかも分からない。スタンドからの写真は画一的で散漫的で、対象人物も小さく、臨場感のない絵になりがちなので、少しでも選手と同じ目線の絵を撮っておきたかったけれど、無念の退場となった。下の写真は数少ない数葉のスマホ写真。

さてウグイス嬢のアナウンスで両軍選手紹介。観客席ではQ応援団の他に、連盟からも4名ほど馳せ参じてくれた。試合後はすぐにとんぼ返りし宮前へ取って返す強行軍。

●横浜スターガールズVS宮前Queens

初回YはQ先発のSakiの小気味良いピッチングに無得点。三者凡退となる。

※写真のほとんどはスチールのネット越しに撮ったので、うっすらボケ気味なのはご勘弁。

その裏Qはいきなりの大量得点を叩き出すのである。相手四球や失策、盗塁などもあったが、Sakiをはじめ、QのMMMトリオMio、Miyu、Miuの連打、更に打者一巡しトップのAinaにもタイムリースリーベースなどで一挙7得点に成功す。

しかし4表にはYも3安打にて3点を返す展開。まだ点差あれど暗雲立ち込める展開となった。Yは早々に長身痩躯のエース(?)にスイッチ。

かつてQで何度か行ったジャイアンツ球場もそーだったが、ここもスピードガンでの球速表示があった。Sakiも2番手のAinaもコンスタントに90km代前半を叩き出し、最高では96kmも記録。体感的には二人とももっと出るはずである。グッドタイミングで捕手のAinaがタイムをかけてマウンドへ。筆者の後ろにいたスタンド観戦の相手Yのお父さんが、「おお、やるなあ、あの子」と感嘆していた。

しかしその4裏Qも奮起、すぐに3点を追加し3:10と引き離す。Miu、Ainaの連打に続き、Sakiはこの日2本目の三塁打で2打点、圧倒的とは言えないまでも存在感を示すQの波状攻撃。9番に座るMiuはこのところほぼ主軸と変わらない活躍。上位打線へ繋げるチカラ、だからこその貴重な9番なんである。

しかし終盤5回Yも実力発揮、更に4安打4点追加の猛反撃。浜に横たわる(横浜だけに)海獣がやっとムックリ目を覚ましたように。7:10と肉薄する。

最後は途中交代出場だったレフトMomocaの上空へフライが上がる。「捕ってくれ!」との心の叫びがQ全関係者から漏れた(...ように思えた)

...しっかりキャッチし時間切れゲームセット。ナインがMomocaに駆け寄り笑顔で握手、そして整列となったんである。

総評としては打つべき人が打ち、下位打線もつながり、抑えるべき人が快投し、若干の失策はあったものの、周囲がカバーし守備も固く試合を終えたのだった。Saki+Ainaの黄金リレーでは被安打数はあるものの、四球1個のみの快投。初回の大量得点が終盤追われる立場となっても、気持ちに余裕が生まれ、良い結果につながったと思う。

平塚の球場公園には欅などの大木が何本も屹立(きつりつ)している。この木なんの木、気になる木なんである。根は同じ根っこでもそこから生えた何本もの幹は太く、四方八方へ広がる。そして全体のバランスは程よく均衡を保っているのだった。試合後iQOSを吸いながらこれを見てQueensに転じてみた。同じ根っこのチームQueensから成長した子が、思い思いの方向へ梢を伸ばすも、しっかりバランスが取れて、一心同体のワンチームになる。こじつけと言えばそれまでだが、筆者はこの老木を見てブンガク的に沈思黙考するのであった。

この後フレンズつながりでAoi母のスムーズで快適なドライブ、東名を有馬方面へひた走り帰宅。帰宅後木曜リミットの設計仕事で個人邸宅の図面を描く。程なくして100%予想通りに睡魔が襲う。予定調和であり必要悪でもある。気がつくとスマホに連盟からリスケの連絡が入った。「明日の子ども会大会初日は雨天予報のため延期」であった。Qは来週JA杯の準決、決勝がある。またしても各母体チームにはタイトスケジュールながらQ戦士の不在をお許し願いたい。また、連盟事務局FujisawaさんにはQの予定を鑑みた再度のリスケで誠に感謝したい。これから梅雨入り間近。梅雨時期はスネの傷に塩を摺り込むようなものだ。一層の苦悩が待っていることを思うと、更に感謝の念が彷彿とするのだった。

(でも筆者は明日も仕事ができるので、少し楽になるんである)

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