川崎市少年野球連盟の秋季大会。この大きな大会を控えてフレンズBチームとの練習試合をやった。Kasahara代表からの依頼要請であった。翌日本番を迎える大事な練習試合である。これは以前小ブログでも書いたように、フレンズのあまりの不甲斐なさもあったけれど、Queensの打力が超爆発した試合でもあった。フレンズには忸怩たる思いもあったけれど、同時にQにはこれだけ打てれば間違いないぞ、と思ったものである。
いよいよ開幕。初戦は高津ドリームス。
先頭打者がヒットで出塁することは、野球の試合においてワクワクするものもののひとつである。それを主将のSuzukaは、初回先頭打者でなんとランニングホームランをやってのけたのであった。イチロー顔負けである。守ってはMisakiの超美技=ファインプレーで初回からいきなり波に乗ったQueens軍団。猛打爆発、打って走ってまた打って!終わってみれば19:6の圧勝である。Mochidaコーチの気持ちのこもったノックの集大成でもある。
決戦までの週はバンバン平練をやった。バン・ヘーレンなんちって。宮前5年生連合と合同練習である。Abeちゃんこと松風Abeさん、QのYamamotoさん、ヤングのTakahashiさんたちが率いる連合チームで、のちに同時優勝の栄冠を手にしている。これだけ気合いを入れれば結果は自ずと付いて来るというものだ。女の子だってヤルときゃあヤルんだかんな。
いよいよ決勝戦。対するは中原ルーキーズ。
初回に四球を選んだキャプテンSuzuka。すかさず2盗。次打者Hinataが監督のサインどおり、(いつも練習でやっているとおりだ)、きっちり送りバントを決めて一死3塁。Reonaの三塁線ゴロが一塁手へ送球の間、Suzukaは三塁手が送球体勢に入るやいなやスタートを切り果敢に本塁を攻めて見事生還。先制点1点をもぎ取った。その裏。投手がまれに三者三振を奪うことは、野球の試合においてワクワクするものもののひとつである。それをエースのReonaは、初回の3打者を相手にやってのけたのであった。これで調子に乗らないわけがない。2回、3回と2得点ずつ加点し5:0の快勝ペース。4回に2失点するも、最終回には相手を突き放す貴重なスクイズでの追加点。その裏相手も粘って1点返されたが、Koshimizu監督が効果的なタイムの要請。最後の打者を見事三振に切って取り6:3で勝利。
今年2度目の優勝という冠を手にした。
相手にエールを送って....そして....
みんなやりたかったし、大人もこれが見たかった、帽子投げ!
母たちは感動のあまりみな涙、涙。男たちも人知れずこみ上げる熱いものを抑えることができなかった。
試合後Murataコーチからびっくりサプライズ。「Queens優勝おめでとう!」の文字が入ったケーキのプレゼント。女子にとってのケーキは別腹の代名詞である。Murataコーチもオンナゴコロをくすぐる術(すべ)を熟知しているわけで。伊達に赤いフレームの眼鏡をかけているのではないのだ。
表彰式、閉会式終了後、東京新聞・タウンニュース・ケーブルTVのインタビューを主将のSuzukaが受ける。ヒーローインタビューに続き、勝利監督Koshimizuさんもマスコミの取材を受けちゃうのだった。ケーブルTVでの放映は12月である。神奈川県下のみならず、全世界に放映公開したいくらいのものだが、顔の広いKasahara代表ならきっと出来ることであろう。
場所をJAに移して祝勝会。連盟Souma会長からも「本当にいい試合だった」とお誉めの言葉。主役の子どもも周りで支えている大人もみな笑顔の祝勝会。優勝カップにシャンパンを注いで皆で飲むシーンもあったりして。
指導者・父母・連盟関係の支援者etc。
俺たちオトナは子どもらのこんな素直な笑顔と、オトナ同士の垣根を越えた素敵な笑い顔が見たくてこうして野球に関わっているんである。野球が好き以前にこれがあるから続けていられるに違いない。それを再認識してしまうT広報部長であった。
-----------------------------------------------------------------------------------
さて、ここからは余談。
ヘビロテ読者はもうお気づきのはず。
「アンタ、Queensの試合行ってないだろう!?」と。なんで観戦したかのように書いてるのか?と。嘘八百並べるのもいい加減にしなよ、と。
皆の者、早まるでない。
Queens広報部長の最低限の仕事として、たとえ仕事で観戦できなかったとしても、広報活動は責務であり欠かせない業務である。従って試合速報結果を聞いたときから、誰かにお願いして経過を教えてもらおうと画策していたんである。
ところがアクションを起こす前に、スコアラーのYamaguchi母からメールが来た。試合内容と写真の数々。おそらくはKasaharaさんの差し金かと想像す。ふたりとも流石、りゅうせき、流れ石である。写真は携帯写メとFuuko父がデジイチで撮ったもの。文面はYamaguchiさんからの報告文。これに筆者が天ぷら粉と片栗粉とコーンスターチをまぶして衣をつけて揚げてふくらまして書いたのが上の文面である。但しいちジャーナリストとして誓って言うけれど、多少の脚色はあるけれど嘘は書いてない。感情的な描写部分は筆者の想像が含まれるが、決して間違ってはいないはずである。(アンタいつからジャーナリストになったの?というツッコミはこの際受け付けないんである)
最後にYamaguchi母のメール文面を一部そのまま載せてしまいたい。これ以上の名文は筆者には書けないし、またこれを脚色して文章を変換することは不遜に値すると判断したからである。以下、そのまま引用。
「この大会は、皆が自分の出来ることを頑張っていました。
ほとんど、ミスもありませんでした。今まで打てなかった選手が、打てるようになったり、走塁に自信のなかった選手が、真剣に次の塁をねらっていたり、ベンチで何をしていいか分からなかったチビッコ達も応援歌を一生懸命歌っていたり、四死球の多かったピッチャーが締まったピッチングをしたりと…本当に1試合毎に成長していったように思います。」.......。
Queens優勝、おめでとう!
にほんブログ村