2009年9月20日日曜日

コトバ...その8 目的と目標

コトバシリーズ第8弾。
この違いを即座に簡潔に言い表せるひとはエライ。大人でもうまく要領を得た回答が出来るひとは少ないのではないだろうか。
誰も覚えてないだろうけど、2,3年前のフレンズお別れ会にてコーチのひとことコーナーでワタクシはこの違いについて話したことがある(...ような気がする)

目的は...自分が最終的にどうしたいか?どうなりたいか?
目標は...その目的を達成するために自分が今なすべきこと。
と、テシマコーチは思う。
国語的に調べたわけではないけれど、表現の違いはあるだろうが大同小異、異口同音でほぼ合っていると思う。
「野球がもっとうまくなりたい」のが目的。
「そのためには一生懸命練習すること」が目標。
時に目標には数値を掲げると明確になりやすい。「自宅で一日300回の素振り」とか「ベーラン(ダイヤモンド一周)タイムを○○秒を切る」などなど。昔の薬のヒグチのCM「目標!1327店!」は目標であり、目的はその結果利潤を追求し黒字になり、経営と企業の成長または従業員の生活の安定を図ることであろう。
それら目標をひとつずつクリアして、新たに次の目標を立ててまたクリア。クリアするたびに「野球がもっとうまくなりたい」という目的に一歩ずつ近づいていくわけだ。
目標の延長線上に目的があると言ってもいいだろう。
興味があったので同じキーワードでGooooogleしてみたら、似たようなブログが多かった。中でもなるほどと思ったのは、
「試合に勝つことを目的にしてはいけない」ということ。試合とは勝ったり負けたりするもので、試合に勝つことだけを最終目的にしてしまうと、負けた時に自分の立ち位置を見失うことになりかねない。勝ち負けは目標として捉えるべき。(これには賛否両論あろうかと思うが)
日本シリーズで日本一になることや甲子園で優勝することは「目標」にして欲しい。目標達成後のビールかけや、仲間と喜びを分かち合うことを目的にしたっていいじゃないか。
(...ここからのカッコ内は良い子のみんなは読まぬように!...合コンで女の子の番号をゲットすることは目標であり、その後のことは野郎どもの考えてる目的はただひとつしかないのと同じ。...などと例えで言ったら非難囂々だろうね(^^)....)

試合に勝つ(目標)ことで、ますます野球が好きになり、もっとうまくなりたい(目的)という好循環を期待して。

※写真=本日練習終了後ボールカウントしたら2個紛失。1個につき全員で校庭5周。計10周である。大坪コーチに新ルール適用、宣告された子どもらは「エ〜っ!」ガックシ。すかさず同コーチ「走らされることを嘆く前に大事なボールを無くしてしまったことを悲しめよっ!」
...確かに!





2009年9月19日土曜日

その後の「月下美人」

その後の「月下美人」
以前のこのブログで紹介した「ひと夜限りの美女」
メキシコ原産のこのサボテンは、10数年前に恵比寿に設計事務所を開設した折、知り合いの方からお祝いにいただいたもの。当時は身長120センチほどだったものが、今では2メートルを超すスレンダーなボディに。しかも剪定を2度もしているのにである。剪定していなかったら今頃は...私はサボテンをよじ登り天までたどり着いていたかも...(ジャックと豆の木かいっ!)
ミツバチと花の関係。ミツバチは蜜を求めて花を探し、花はミツバチに花粉を運んでもらい種の保存を画策する。これはよくある話。ところがこの月下美人の花は、ある夜になるといきなり咲き始め、濃密な匂いを放ち一晩中咲き誇る。メキシコでの媒介はコウモリらしい。コウモリが空中でホバリングし蜜を吸い、身体に花粉をまとわりつかせて次の目的地へ。しかし、その後この月下美人は朝方になると根本から崩れ落ち、ぐったりと息絶えてしまう...。
たった一晩しか咲かない花、ということでミステリアスなイメージがつきまとい、月下美人という絶妙な命名になったそうである。
オヤジ的観察をすれば、美人というより13日の芽は小学生の男の子。18日あたりになると中学生くらいか(^^)あと1週間か10日くらいで成人式かも?写真には全部は写ってないが合計4人がすくすくと成長途中。
でもそのXデーの晩にはやはり花が咲いたとたん女になっちゃうんですね。
花=女性というイメージは世界共通なのだろう。「白百合のような可憐な男」とはいわないもんね。
ひと晩で燃え尽きてしまう、その儚さが好きです。

2009年9月16日水曜日

麗しのアウトリガー

子どものころから学校帰りなどに、大工さんの仕事ぶりや近所のおじさんがやっている溶接作業、「バクダン」と呼ばれる米菓子を作る様子などを、じっと飽きもせず眺めているのが大好きだった。勝手に長居を決め込みしゃがみこんで見ていると、必ずといっていいほど、寡黙な職人さんたちから少年に声をかけてくれる。それもなんだか照れくさくもあり嬉しくもあった。 小中高と美術・図工系と国語系はほとんど4か5。反動で数学系が大の苦手だったが、図形の授業だけは楽しかった。春を迎えた小川の氷が融けてさらさらと流れるように...ただし徐々に小難しくなり「サインコサインタンジェント」あたりの頃になると再び冬到来、みの虫少年はせっせと自分のカラに閉じこもるのであったけれど...。
閑話休題。
そんな少年がオトナになってやっている仕事が店舗のデザイン・設計。いわば美術と数学を足して2で割ったようなものか。職業柄一般のひとに比べて、建築現場を至近距離で目の当たりにする機会が多いけれど、中でも私は建設重機たちの働きぶりを見るのが大好き。冒頭の少年時代と全く変わってないことに気づかされた。変わったのは職人のおじさんが声をかけてくれるのではなく、今はおじさんとなった自分から寡黙な職人に話しかけるようになったこと(^^)クレーン車の小柄なおじさんのひと仕事終わったあとの笑顔が素敵だったし、カッコ良かった。(小柄な人がデカイ機械やクルマを操る姿はカッコイイ。フレンズにも約1名?(^^)...)
さて麗しのサブリナ...?ではなく、「麗しのアウトリガー」である。見ているだけでうっとり、目がハートマーク♡♡なのである。もともとはカヌーなどの小型の舟が転覆防止のために、左右に張り出させた細長い浮きのようなものをいう。クレーン車や高所作業車などの建設機械の場合は、作業時に自身の重心が極端に上に移動するため、下の接地部分を広げて安定させ、転倒防止を目的にするもの。写真のように車両の左右にウィ〜ンとアームが伸び、更にウィ〜ンと上方向へ作動し、スパイダーマンのような格好で自分自身を持ち上げてしまう(写真のバケット車30センチほど車体が浮いている)タイヤ接地が1:3と仮定するならばアウトリガーのそれは3:3みたいな感じ。この「アウトリガー」というコトバの響きがまたカッコイイ。
少年野球メインのブログなので、ここでムリクリバッティングフォームの話に展開してみよう。低学年の子、特にカラダの線が細い子が棒立ちで上体だけでバットを振っても球威に負けてしまい、極端な場合身体がヨロめくこともある。根本的にまだ身体が出来てないことが原因だが、少しでもこれを軽減するには...テッシーアウトリガー理論である。棒立ち状態の両足のピッチを仮に1として、左足をウィ〜ンと投手方向へ1伸ばし、右足も同様に捕手方向へウィ〜ン1。すると1だったものが合計3に変化。更に膝を十分に曲げると自然と重心が下方向に位置し安定感が増す。ウチのチームでいえば低学年の子たちと、高学年ではMuro。彼は腰の位置が高く(昭和のオジサンには羨ましいぞっ)、膝も硬いので是非実践するべし。
本日朝5:00まで徹夜し、ホテルで1時間寝たあと朝食、外を歩いている時にこれを発見!思わずパシャリ。懐かしい薬局の前のコーワ軟膏のケロちゃん。1978年に改良された二代目ケロちゃんらしいが、可哀想に満身創痍で穴だらけ。ビニールで応急処置を施してあったが、これではコーワ軟膏を塗っても治らんわなあ。外科に行かないとね。
※写真で判別出来るだろうか?左下の自転車のブレーキランプには一世風靡した「スマイル」シール。ケロちゃんとお互い笑顔で朝の挨拶を交わしているみたいで、砂漠で見つけたオアシスのように、徹夜明けですさんだココロの筆者も思わずほっくり、スマイルでした。

2009年9月13日日曜日

恵比寿にて...

恵比寿...
東京中で自分にとって一番しっくりとカラダとココロに馴染む街。
20代そこそこで結婚しアパートを借りて住んだ街。
10年間ほどデザイン事務所を構えて、一日のほとんどを過ごした街。
住んでるところは有馬で地元への愛着もあるけれど、今でも本籍地は恵比寿。
大好きな街です。
今日はフレンズの練習に参加出来ずに、仕事がらみで久々の恵比寿へ...
夕刻打合を終え、このまま帰るのが惜しくて過去2,3度行った呑み屋へひとり。
そこは少々高いがいつもキャパ満杯の店。料理はうまいから納得出来る...はずだった。
カウンターで呑んでいると、スタッフが厨房へオーダーを通す声。「...ゴーヤチャンプルーひとつぅ〜!....」程なくカウンター内で中華鍋を振るう音につられてナニゲに小生目を向けると、...卵を投入し味付けをした料理人がスプーンで自作の料理をすくいとって味見するところ。くすっと笑ってしまった。スプーンに山盛りをすくい取りモグモグしながらしたり顔。普通、味見はスプーン1/4くらいでやるのでは?
更に調味料を加えて鍋をカツンカツン煽り、佳境に入りフィニッシュ。ダメ押しにまたスプーン山盛りの味見をして、口をモグモグしながら皿に盛り付け完了。
今日は忙しくて賄いが食えなかったのか、またはメチャ空腹だったのか?
でも自分も19,20歳の頃、厨房でのコックバイト時代は似たような経験有り。
オシャレで最先端で人気の恵比寿ではあるけれど、小生こんな恵比寿も大好き。
ビールで最も好きな銘柄もサッポロエビス。JR恵比寿駅の「恵比寿」の名称の由来はサッポロの前身、エビスビール工場があったことから採用している。今でも山手線ホームに流れるチャイムはサッポロエビスのCMでお馴染み映画「第三の男」のテーマソング。「チャラランララン、ララララン〜♪」これは希有な例だけど。
オシャレでスマートなのにまだどこか土くさい匂いを残してる街。
やっぱり小生そんな恵比寿が大好きです。

5人の女に囲まれて暮らす男...?

最近は仕事の関係でフレンズに行けたり行けなかったり、ラジバンダリで、野球ブログネタよりもこちらの個人的ネタのほうが多いような気がする。先週新しいスコアブックシートを買い求め、白いキャンバスに思いきり書き込むのを楽しみにしていた矢先、今日の朝と晩の雨。明日は快晴とのことだが、午後は仕事関係で懐かし、大好きな恵比寿へ行くので午前中だけ顔を出せるかどうか...。
というわけで今回も個人的お話。
筆者は男である。太陽が東から昇って西へ沈むのと同じくらい歴然とした事実である。或いは地球が自転しながら太陽の周りを1年かけて公転するのと同じくらい厳然たる事実である。または地球の衛星はひとつで「月」と呼ばれているのと同じくらい....ん?「1Q84」村上春樹ワールドでは月がふたつ夜空に浮かぶけどね。
家族構成は?と訊かれて「ウチですか、え〜、息子がひとり娘がひとり、家内がひとりに...女房ひとり、カミさんと嫁さんがひとりづつ、配偶者も約一名!」などとジョークを言っていたのは30代の頃。今となっては息子が就職独立し、家を出て駒沢のマンションに住んでいるため、男は私ひとりと家内と娘との三人暮らし。野球でいえば2:1のダブルスコアで分が悪い。更に考えてみればウチには「ぴあの」と「りん」という雌猫と雌犬も同居しているのでメス4匹...失礼、女4人に囲まれて暮らしているわけだ。4:1と点差は開く一方である。しかし逆発想すればハーレム状態なわけで、男にとってこれ以上の贅沢があるだろうか。ということで写真は娘ふたりのセクシーショット。ちょっと毛深いけどね(^^)
更に運が良ければ5人目の女....?
夏の寝苦しい熱帯夜の晩、妙な気配を感じた私がベランダへ出てみると、そこには白いドレスをまとい艶やかな微笑をたたえた絶世の美女がいて、こう囁くのだ。「一晩でいいからあなたのところに泊めて下さい」...朝方起きてみると彼女はかりそめの恋に疲れたようにぐったりと死んでいた....。
何を血迷ったかこのオヤジ!或いは下手くそな怪談話か?...と思ったあなた、これは本当の事実なのだ。雨は天から降り注ぎ地に沈み込むのと同じくらいに。
「月下美人」
今年の5人目の美女は今ベランダでひっそりと小さく芽吹いている。運がよければこのブログで1,2週間後にはUP出来るかも。