以前のこのブログで紹介した「ひと夜限りの美女」
メキシコ原産のこのサボテンは、10数年前に恵比寿に設計事務所を開設した折、知り合いの方からお祝いにいただいたもの。当時は身長120センチほどだったものが、今では2メートルを超すスレンダーなボディに。しかも剪定を2度もしているのにである。剪定していなかったら今頃は...私はサボテンをよじ登り天までたどり着いていたかも...(ジャックと豆の木かいっ!)
ミツバチと花の関係。ミツバチは蜜を求めて花を探し、花はミツバチに花粉を運んでもらい種の保存を画策する。これはよくある話。ところがこの月下美人の花は、ある夜になるといきなり咲き始め、濃密な匂いを放ち一晩中咲き誇る。メキシコでの媒介はコウモリらしい。コウモリが空中でホバリングし蜜を吸い、身体に花粉をまとわりつかせて次の目的地へ。しかし、その後この月下美人は朝方になると根本から崩れ落ち、ぐったりと息絶えてしまう...。
たった一晩しか咲かない花、ということでミステリアスなイメージがつきまとい、月下美人という絶妙な命名になったそうである。
オヤジ的観察をすれば、美人というより13日の芽は小学生の男の子。18日あたりになると中学生くらいか(^^)あと1週間か10日くらいで成人式かも?写真には全部は写ってないが合計4人がすくすくと成長途中。
でもそのXデーの晩にはやはり花が咲いたとたん女になっちゃうんですね。
花=女性というイメージは世界共通なのだろう。「白百合のような可憐な男」とはいわないもんね。
ひと晩で燃え尽きてしまう、その儚さが好きです。
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