2016年8月1日月曜日

Q愛すべき野郎ども

土曜は久々のQueens飲み会なんであった。
ただのそれではない。昨年主将Miiのオヤジ、某大手都市銀の副支店長として京都へ単身赴任しちゃったTanakaオヤジが、週末宮前へ帰って来るというので、ならばとQで歓迎飲み会開催となったんであった。場所は宮前平のQueens夜の(昼も)部室、故笠原前代表の愛(まな)息子もバイトする、「Qさま」御用達の藍屋なんである。

誰かの歓迎会といってもすぐに、ただの飲み会になっちゃうのは世の常。
Qでは近い将来のベンチスタッフについて、代表Murataさんが心を痛めて粉骨砕身だったり、10周年記念誌の苦労話に花が咲いたり、リーグ戦真っ盛りの宮前秋季大会に話題が及んだり、芥川賞の「コンビニ...」をすでに読んでいるSohma会長が、筆者のブログ小説は絶対何かの賞に応募すべきだと力説されたり、それに対して芥川賞と直木賞の違いについて筆者も応えたり、高校野球神奈川大会の話になったり、連盟事務局長のSasakiさんにボソボソと延々アメリカンフットボールについての蘊蓄を聞かされて、その造詣の深さにちょっと驚いちゃったり、中三になったQのOBHimariが所属するオール京急の試合結果の話だったり、更に...。

更に、途中からSatohさんのOB愛娘Noeriが参戦、更にQueensきれいどころの美人妻Kitamatsu母も参加、ぎゅんぎゅん盛り上がったわけで。

会長、Kuriharaさん、Sasakiさんはお開き。
それでTanakaオヤジと会長が挨拶。


言っておきたいことがある。TanakaオヤジはKitamatsuオヤジと絶妙のコンビなんである。Tオヤジを活かすも殺すもKオヤジとの掛け合い漫才次第なんである。
Tオヤジ「Kitamatsu、お前ちょっと来い、ふざけんなよ」
Kオヤジ「はっ、なんすか?」
Tオヤジ「だからこっち来いつってんだろ」
Kオヤジ「だったらTanakaさんのほうこそ、俺んとこ来いよ」
Tオヤジ「ばかやろうKitamatsu、ふざけんなよ、お前ちょっと来い」
このようなやり取りが定番なんである。KitamatsuオヤジがTさんをいじればいじるほど、その本来の味わいを引き出す。噛めばかむほど味を出すスルメのようだ。これを見てQの面々も定番の漫才を見せてもらって、わいわい爆笑する。タカトシの「欧米かっ」の漫才を見て安心しちゃうようなものだ。

QコーチDaiちゃんのスマホで筆者も写真を撮るはめに。その場で即LINE交換して送ってもらった。Tanakaオヤジはここ数ヶ月で年を取ったのだろうか鼻の脂の放出量が減少したようで、いつもの眼鏡のズリ落ち具合が若干弱いように思ったのは筆者だけではあるまいて。それに比べて筆者の頭皮のテカリ加減は文字通りますます磨きがかかっている。ハエが止まったら確実に滑って転んで骨折するに違いない。

所は変わって歩いて3分の宮前平カラオケBOXへ。
昨年の三多摩懇親会以来であった。きれいどころに更に追加注文が入り、現29番Imanishiオヤジの愛妻も夜中にかかわらず駆けつけてきた。
Qで歌姫母といえば通称「ミーシャ」今日は事情があり来れなかった。対してQ男性陣のカラオケの雄と言えばKitamatsuオヤジである。その昔故笠原さんをして「イイ男とイイ女のカップル」と言わしめた夫婦のダンナである。武相出身の高校球児で歌は天下一品、更に色男となれば天下無敵なんである。それでいて筆者などへの年上への気遣いにはいつも頭が下がる。翌日慰労の言葉のLINEをもらった。ありがとう。
ぐわんぐわん歌いまくる「セクシーYuuri」なんであった。

某大手電器メーカーP勤務のImanishiオヤジは今夏のリオオリンピックでブラジルへ飛んだりして忙しいんである。初めはカラオケでは野球に特化した歌でいこうと画策、選んだのは「中日ドラゴンズ応援歌」。わけも分からず歌っていたがImanishiオヤジ、すぐに機転をきかしこれをQueensのメンバー替え歌に加工する。諸外国から原材料を輸入して日本独自の技術で加工製品化するニッポンのお家芸なんであった。
母たちの歌ならば筆者は逡巡し掲載はしないだろう。ちょっとあとが怖いからだ。でもImanishiオヤジなら笑って許してくれるはず。なので勝手に動画を掲載しちゃう。
ドラゴンズの選手を全てQ姫に言い換えてのカラオケ。実に盛り上がったのは言うまでもない。Q関係者以外の方が見ても面白くないかもだが、アップしちゃうぞ。(※会社のPC或は電車の中でのスマホなら、音声に注意が必要なのは言うまでもないので配慮のほどを。スマホによっては動画が観れない場合もある)
みんな愛すべきQueensの野郎どもなんであった。



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2016年7月29日金曜日

日々雑感4題

「日々雑感」なんである。しかも一気4題にて。

「日々雑感」1
ほんのちょっと前に、そう筆者がまだポケモンGOをDLしていない頃。マスコミでは大盛り上がりで、その功罪をネタに連日報道されていた頃なんである。(今でもそうだけれど)「功罪」の「罪」だけに目を向けると事故や犯罪にまで発展して、死者も出ているそうだという知識はうんざりするほど詰め込まれていたんであった。

そんなほんのちょっと前である。筆者は娘の残して行ったオンボロバイクを引いて、マンションの敷地外の公道まで押していった。うちのマンションは古いけれど理事会(管理組合)が優秀で、規約遵守にはことに厳しい。(筆者も昨年度持ち回り理事だった)。敷地内でバイクにエンジンを掛けてはならないんである。許可されているのは新聞配達のバイクのみ。なので公道に出てからエンジンをかけた。
そこへ角を曲がってきた中高生らしき男の子がいた。耳にはイヤホン、手にはそう、スマホを持って一心不乱に覗き込んでいる。「おいおいキミキミ、歩きスマホはいかんぞい」とココロの中でで毒づいた私。筆者も歩きスマホはたまにやる。でもその時はスマホ集中1に対して周囲への気配り9の割合で歩く。普通は立ち止まって操作する。
彼は筆者のバイクにも気づいてないようだ。筆者の横を彼が通り過ぎ後方へと歩いていった。アクセルを回して少しエンジンに喝を入れてやる。いきなり発進するとすぐにぱすぱす悲鳴を上げて、止まってしまうからだった。十分にエンジンが暖まったところで、右斜め後方を目の端で確認してブレーキを離し、右手でアクセルを回す、ゆるゆる発進....したかと思ったとたんに、先ほどの中高生男子の背中が目の前に現れる。きゅるんっとブレーキをかける。ぶつけて轢いてしまうところだった。
おそらく彼はポケモン探しに夢中で一旦筆者の後方へ行ったものの、この方向じゃないと思い踵を返して戻ってきたのだろう。彼はそのまま何事もなかったように角を折れて行ってしまった。
「功罪」の「罪」のささやかなひとつ。
「功罪」の「功」もいっぱいあるけれど、今回は触れない。
今後訴訟天国アメリカで、このポケモンGO事件をめぐる法廷での争いが目に見えるようだ。なにせ、私がデブになったのはマックのハンバーガーを食べ続けたからだとの理由からマクドナルドを訴えるようなお国柄。またスタバのアイスコーヒーは氷が多すぎて実質中身が少ないという理由で、数年間飲み続けたアイスコーヒーの杯数分+慰謝料で確か数億円を要求して訴訟を起こしたバカもいる。これにはスタバもさすがに「アホらしくてコメントする気になりません」とコメント。....ポケGOで事故を起こしたのは夢中になりすぎるゲームを作った任天堂のせいだ、と訴訟を起こさないとも限らない。任天堂は株価を気にする前に、今以上のしっかりとした安全策を提示したほうが良い。法廷でも負けないような確固たるものを。日本発信のアイディアが世界を席巻していることには、痛快な思いをしているひとりの日本人として。

「日々雑感」2
Queensなんである。昨日は平塚球場にて「女子中学生硬式野球の全国選手権大会」初戦が開催された。筆者もお誘いいただいたのだが予定があるため断念。これには女子硬式野球の名門「オール京急」が参戦している。言わずもながQueens出身の3年HimariとFuukoたちが所属するチームだ。Fuukoの父母二人からLINEが届く。Himariは一番ショート、彼女らしいオーダーに思わずニンマリ得心す。

続いてLINEぴこぴん。Sohma会長も応援に来ていたのだそうだ。右はFuuko父。因に左が会長なのは少年野球「晴耕雨読」ブログ読者なら瞬時に理解できよう。会長、アンダーアーマーのキャップを被っている。眼鏡のセンスといい、驚くべき若さである。

母から更にFuukoの最近の写真が届いた。「立派な下半身になりました(笑)」と。
これは凄い。ただでさえ「小顔」のFuukoの頭が余計に小さく見える。笑顔はQueensの時のまま素晴らしい。筆者の息子やフレンズ現監督Shinyaと中学で同期だった、現ヤクルトの高井雄平くん、「Yuuhei」の、中学のときと同じくらいの野球的下半身になってるではないか。彼も有馬中学当時「エッサッサ」をやった時の太ももははこんな感じだった。

京急は初戦勝った。おめでとう!
高校野球甲子園地方予選のみならず、少年野球も、女子野球も、夏は野球大会大盛り上がりである。

「日々雑感」3
今朝早くにフレンズ前監督SatohくんからLINEグループにコメントあり。
「おはようございます。ご報告です。
昨年優勝した横浜銀行カップに伴い、その後横浜銀行・TVK・ベイスターズとの調整して、横浜・夏の一大イベント『YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2016 supported by 横浜銀行』にOhshiroRuiが8月5日のベイスターズvsドラゴンズのナイター戦にて始球式をすることになりました。」

なな、なんと、プロ野球公式戦の始球式でウチのRuiが...。
賛辞の嵐がその後LINEを賑わせたのは言うまでもない。Ruiは同僚Yuiと共に世田谷の中学硬式野球のボーイズに行っている。
いろんな意味でこれからが楽しみである。
「日々雑感」4
最後にもう一個。
筆者山形出身である。22歳の10月に結婚した。両親ともに元気だった。その年の12月初旬ジョン・レノンが凶弾に倒れた。相前後して真夜中の恵比寿のアパートにオフクロから泣きながら電話があった。オヤジが死んだと。享年65歳だった。
会社の忌引きを使って帰郷。葬儀を終えて一週間後また東京へ戻った。恵比寿のアパートに夜中に帰り着くと、玄関前に置かれていたのは山形から発送された私宛の荷物だった。送り主はオヤジの名前。一瞬私の頭は混乱した。死者から届いた贈り物。
当時は田舎からの荷物発送は一週間ほどかかった。オヤジは死ぬ直前に東京の私宛に山形の名産品を送った。その翌日仕事帰りに心筋梗塞で急死した。私はそれと知らずに葬儀に出て、その後一週間を経て、送り主不在のまま私の手元に届いたのだった。
.......
と、以上はなんか小説みたいな本当の話。
それを想いだすようなハガキが届いたんであった。しかしこちらは至って元気で爽やかな話。
合宿中のフレンズの集合写真だった。合宿はすでに月曜に帰ってきているけれど、富士山をバックにした写真絵ハガキが今日届いた。こんな気遣いは初めてだった。なんともほっこりとした嬉しい気分になる。もちろんもらったのは筆者だけではない。
温かいフレンズ父母や、チームの気遣いに感謝。送り主は「有馬フレンズ一同」
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2016年7月28日木曜日

小説「月に雨降る」15

サチコをアパートへ連れて帰った龍一は、希伊のいない家の空疎な匂いを感じ取り、今更ながら途方に暮れた。そんなからっぽの寒々とした部屋にいると、急に体の奥からちいさな震えがきた。悪寒(おかん)だった。風邪をひいたかなと独り言をつぶやき、急いで風呂を沸かすことにした。サチコの段ボールには猫用の缶詰が3個入っており、そのうちの一個はふたが開けられていたが、サチコが口にした形跡はほとんどなかった。そこまで気を遣う心があるのなら、最後のそのわずかな愛情で、なぜ命を捨てることを思いとどまらなかったのかと、改めて暗い気持ちになった。
床におろされたサチコは早速手当り次第にあちこちを探検しはじめた。カーペットの感触を確かめ、座卓の上を見上げて目を凝らし、カーテンの裾の匂いをしきりと嗅いでは、新天地の次の冒険へと歩いて行った。龍一は猫の飼育なんて全く分からなかったが、イメージだけでとりあえず新聞紙を大きく広げトイレらしきスペースを確保し、缶詰の中身を小皿に移し水も置いてやった。しばらくして思い直し、冷蔵庫からミルクを取り出して希伊が使っていた茶碗に注いだ。サチコはどうしたかと探してみると見当たらなかった。
「サチコ、おーい、どこ行った」
さんざん探したあげくやっと見つかった。冒険に出たサチコはベッドの下の雑多なものが突っ込まれている秘境の中で休憩をとっていた。龍一が手を突っ込み小さな探検家を引っ張り出そうとすると、「みやぁ」と言って身を引き動こうとはしなかった。この布団袋や電化製品の空き箱や埃にまみれた狭い秘境がよほど気に入ったらしい。
いや、違うと思い直した。この子にしてみれば暗い夜中に人間に捨てられて豪雨のなか恐怖のひと晩を過ごし、更にまた見知らぬ人間にさらわれて昨日と違う場所に連れてこられたのだ。怯えているのだと悟った。
龍一はふと、昨晩希伊から聞かされた彼女の生い立ちとこのサチコとが重なり、胸にぼとりと鉛を飲み込んだような気分になった。サチコは安息の地を求めると同時に、環境の激変に怯えているに違いない。猫という生き物は、環境の急激な変化を嫌う動物だと龍一が知ることになるのはもっとあとのことだった。

とりあえずサチコを好きなようにさせて、自分は熱い風呂に入ることにした。少しずつ悪寒がひどくなってきた。急いで裸になるとすぐに湯舟に体を沈めた。ついこの間まで残暑の厳しい九月だったとはいえ、やはりきっかりと正確に季節は巡り初秋の十月になっていた。いくら湯に浸かっても体の震えが止まらない龍一は、最初は季節の寒さのせいだと思ったが、熱い湯の中でしまいには歯がかちかち鳴りだした時には、確実に風邪をひいてしまったことを思い知らされた。首から下は湯の中にあるのに震えて寒い。逆に寒い外気に触れている頭は熱を帯びて熱くて仕方がない。頭の奥の小部屋で誰かが焚き火をしながら、頭蓋骨の内側をハンマーで叩いているようだった。龍一は人ごとのように不思議な気分になった。
風呂から上がった龍一は風邪薬を飲んですぐに寝ることに決めた。過去の経験からこういう時はとにかく睡眠をとって、死ぬほど汗をかいて、ひたすら目が覚めることを待つしかない。幸い今日は日曜だ。時間はたっぷりある。好きなだけ寝てしまおう。サチコはどうしているかと、急いでベッドに行き下を覗いてみた。可愛いきょろんとしたふたつの瞳がこちらを見返してきた。よくは知らないがキジトラというのだろうか。焦げ茶の縞模様の体と黄色い眼球の真ん中に緑がかった黒い瞳。彼女もまた少し震えているように見えた。思い立った龍一は先ほど作った新聞紙トイレと食事のセットをベッドのそばまで持ってきた。更に体の震えと腰の痛みを我慢して、台所に行き鍋でミルクを沸かしマグカップに自分の分を注ぎ、残りの少しに水を足してぬるめに冷ましてから、さきほど希伊の茶碗に入れたものと取り替えた。更に紀州みかんと書かれた段ボール箱をカッターナイフで加工して穴をあけ、中に誰かの結婚式でもらった高級ブランドのタオルを敷き込み、更に新聞紙を丸めて入れ込んだ。龍一は毛布を頭から被りそれを眺めながらホットミルクをすすった。歯がかちかちとマグカップの縁を小刻みに叩き、まるでキツツキになったような気分だった。サチコの家は子どもの頃テレビで観た、新宿西口地下街の浮浪者の段ボールハウスみたいだと思った。
龍一の頭が朦朧(もうろう)としてきた頃に、音もなくベッド下からサチコが這い出て来てミルクをぴちゃぴちゃ飲む音が聞こえた。サチコは慎重にあたりを窺(うかが)いながら、静かに新しい段ボール洞窟の中へ入った。何度もくるくる箱の中を回ったのちに、すとんと座り込んで丸くなって目を閉じた。

それを見届けた龍一は、希伊がいなくなった心の隙間に、ジグソーパズルの最後の一片ががぱちりと嵌(はま)ったような感覚を覚えつつ、灰色の泥濘(でいねい)の月に溺れ沈んでいく自分を俯瞰しながら、成すすべなく深い眠りに落ちた。
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2016年7月26日火曜日

「正しい努力」&夏の合宿最終編

フレンズ合宿最終日のことを書くかいなと思ったのだが、TV番組でやっていた話でひとつ思ったことがあるので、前座の話として書いちゃう。
番組内容は現役東大生の話だ。東大生は家が裕福というのは既知の事実であるが、もちろん中にはそうでない家庭もあるわけで。登場した東大生は年収300万のシングルマザーに育てられたそうだ。幼少のころからの話は長くなるので途中を割愛しちゃって、今の彼のことなんであるが、彼は努力して水泳で名を挙げて、更に社交ダンスに挑戦し大会で優勝。また小学生のころ買ってもらえる本が少なかったため、ならばと自分で小説を書き原稿用紙1000枚を越えるほどに。今はその才能を活かし本を出版、(...ブラック企業探偵団...とかナントカというタイトルだった)売り上げ一位になるほどに。(学内なのか、一般書店でなのかは見逃した) 彼の番組内での発言の中で目から鱗の言葉があった。「正しい努力をすれば、目標は叶うんだなと思いました」と。この単に「努力」ではなく「正しい努力」という言葉を何度も使っていたんである。「正しい努力」...少年野球コーチの端くれとして筆者唸ってしまった。努力には正しい努力と間違った努力のふたつあるわけだ。例えば教えられた通りに素振りを繰り返せば正しい努力になり、それはきっと実になるはずだが、逆に間違ったフォームで素振りをやればちっともうまくならないどころか、ともすればヘタクソになってしまいかねないわけで。子どもたちが正しい努力をしなければいけないのはもちろんだが、我々コーチも正しい努力が出来るようコーチしなくちゃなんである。或いは間違った努力はさせないように注意しなければいけない。ダラダラと、ただバットを振っているのは単に疲れるだけで、一向に上手くはならないはずだ。
単に努力すればいいのではなく、正しい努力が肝要なのだと、この大学生の言葉から教えられた。(余談だけれど、この番組の東大生の母子(ははこ)、たいへん感じが良かった)
................
おっと、2016フレンズ合宿in山中湖最終編なんである。
25日月曜は仕事の関係で前日の日曜に帰宅したオヤジたちも多数いる。これも例年のことだ。しかし今年のオトナの参加はたいへん多く27名、うち母が11名という快挙。小さなチームにしては大変な数字なんである。
さて、駆け足で行こう。(行くわけないか)
まだ寝静まった子らの写真がLINEに早朝アップされてきた。
まるで東京湾の海底で静かに黙っているナマコの大群のようだ。

なっちゃん母から合宿ならではの「夏の日の想い出」的情景のショット。
土曜日曜は練習後母たちが子らのユニフォームなどを洗濯する。とても大変なことだけれど、これも彼女たちには良い想い出になるはずだ、きっと。
のんちゃん母は日曜からの参加だったらしい。


朝飯タイム。何年か前筆者も参加した時に大柄の子がいて、チーム随一のスラッガーだったのだが、少食ではないのに、食べるスピードがものすごく遅かった。他の子はみな食べ終わってるのに彼はまだ半分もいってないくらい。彼のところだけ地球の時間軸がフリーズしちゃったかのようだった。そんな普段見れない子らの生態を垣間見れるのも合宿の面白いところだ。

三日目のスケジュールは例年通りならば、朝飯後にグランドへ行き練習、宿に戻り風呂に入って昼食、その後近くの土産物屋に繰り出してお土産を購入し、宿のご主人に挨拶してのち、帰路につくはずだ。土産物屋ではYanagisawa代表が母たち全員に朝採れの新鮮なトウモロコシをプレゼント。

誰かから母らの入浴シーンが送られてきた。
ん、なんか違うな。(期待させてしまってすみません、世の男性諸氏)
Natsu母から子らの入浴シーンが送られてきた、であった。
たとえ男子と言えどこのご時勢、ネットではもはやまともに掲載はできない。世の中には変態大馬鹿野郎がいるからだ。しかしながらなんとか楽しそうな雰囲気をということで、こうなった。モザイクだけでは到底無理なので上半身も含めてほとんどカットした。

Natsu母とYuka母がスマホで撮った二枚の集合写真。片やソフトな感じでもう一枚はハイコントラストで色がビビッド。スマホ機種によってこうも違うのかと思った。

おまけ。決して座敷童ではない。

これも恒例であるが、最後の帰路の途中でどこか観光地に寄るんである。筆者の頃は富士の氷穴だったり、「ナントカの滝」だったり、渓流での川遊びだったりした。今年は車で20分くらいの「森の中の水族館」へ行ったらしい。住所は忍野村忍草。う〜ん、字面だけ見るとどんだけの秘境にあるのかと思っちゃう。これがなんと小さいながら凝った造りでキレイな面白い水族館だったらしい。

ガラス越しに撮ったのんちゃんのバンザイ画像。
偶然上をデカい魚が通過、であろうか。「伊東に行くならハトヤ」のCMの子が魚を抱いているのを連想しちゃった。デカい魚を持ち上げているかのような。

こちらはNatsu母。遊び心を存分に発揮してこの絵ヅラ。一瞬、森の中から飛び出して来た妖精かと我が目を疑ったが、よく見るとぶつかり稽古の最中だったようだ(^-^)

これも恒例のアイスクリーム大会。


のんちゃんからLINEアップ。流行(はやり)のスマホカメラアプリ、「egg」で撮ったのかな?筆者もDLしているアプリである。動画で撮ると結構面白い。
因に昨日、流行ものにはあまり興味がない、というか流行に流されるのが嫌いな筆者なんであるが、あくまでも話のネタにと自分に言い聞かせ、今世界中を席巻している「ポケモンGO」をDL。早速使ってみると、俺に断りもなくポケモンが家の中に一匹、土足で入り込んでいたのでとっ捕まえてやったぞい。道路の向こうにも一匹俺をじっと見ているヤツがいたので、ボールを投げて捕獲した。図鑑にはまだ二匹しかいない。彼らに餌は与えなくていいのだろうか?捕虜が餓死したら国際条約違反で俺が困るではないか。

ここで名古屋から参戦のYuutaとお別れだったそうだ。黄色いTシャツは熱血Nishikawaオヤジ。Yuutaは転勤がなければ今頃は宮前野球界で大暴れしていたに違いない。最後別れの時は同い年だった主将Kaitoや母も泣いちゃったそうである。(後日談)

さてさて、合宿ブログはここでおしまい、....ではない。
例年合宿軍団の有馬到着は夕方の五時か六時頃なんである。途中までは良かった、高速をスイスイと。
LINEが爆発的にピコピコ鳴りだす。大渋滞なんであった。こっちは今どこそこで、そっちはどうよ?こっちはもうあそこを抜けて今ここだぜ。マジか?こっちは全く動く気配無し...。みたいな。大和トンネルや海老名あたりで横転事故があったらしい。筆者Macで情報を収集すると、渋滞14kmで抜けるには90分かかる予想とのこと。この渋滞に何台かが捕まったらしい。難を逃れた数台はやっとこさ有馬に着いたとのLINE。しかし最後のMaeda号が帰ってきたと報告がアップされたのは夜の8時30分であった。Maeda号からのLINE画像。

大変お疲れSUMMERでした。
これもまた数年経てばいい想い出になるはず。
子どもたち、父母、母マネTomoちゃん、コーチたち、そしてそれぞれの車のドライバーたち。
その晩と今日の朝と、たくさんの母たちから今回の合宿で、チーム皆に感謝する長文がLINEにアップされた。
大変お疲れSUMMERでした。m(_ _)m

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