筆者田舎の高校生だった頃に、このドラマを見てなんてカッコいいんだろうと大感激したものであった。これを観て更に高校3年の頃「俺たちの旅」という中村雅俊のドラマで東京への憧れはピークに達したのであった。もちろん「太陽にほえろ」もそのひとつであるし、「前略おふくろ様」もそうだった。
「傷だらけの天使」が今日2/7火曜からBS12で再放送なんであった。今日新聞で知った。放映の前にショーケンこと萩原健一のインタビューがあって、当時のエピソードを語っていた。ショーケンの弟分が水谷豊。「アニキ〜」「なんだよ、アキラ」の掛け合いが絶妙だった。この頃水谷豊は芸能界に辟易していて、、このドラマが終わったら芸能界を引退し田舎へ帰ってしまおうと思っていたのだそうだ。初めて知った。もしそうなったら今頃テレ朝の「相棒」は誰が主役をやっていたのだろうか。それにしてもショーケンは相変わらずカッコいいではないか。ショーケンに憧れた田舎の青年は上京した19の秋に、バイトで知り合い出来たばかりのカノジョと一緒に原宿へ行き、古着屋で革ジャンを購入したのだった。新宿でのバイト代の残りがぶっ飛んでしまった。しばらくは毎日四畳半のアパートでインスタントラーメンで凌いだ覚えがある。
ところで筆者の兄貴はオサム(修)とアキラ(晃)という名前である。萩原健一のドラマでの役名は修、弟分の水谷豊のそれは「亨」と書いてアキラと読む。しかも筆者の下の名前は亨なんである。読みはトオルではあるけれど。「修と亨」「オサムとアキラ」奇妙な偶然なんであった。
21時から第一話が始まった。懐かしい。マニアックなファンにはドラマ冒頭の朝食のシーンは特に有名である。
新聞をナプキン替わりにして、トマトやコンビーフやソーセージをかじっては牛乳で流し込む。うっわ〜、これだけでもたまらんわ〜(^-^)
第一話に骨折しちゃう小学生が出て来る。どこかで見たような顔だな...。今をときめく子役時代の坂上忍であった。他にもおどろおどろしい岸田今日子、ズラをかぶった岸田森、坊主頭の金子信夫など癖のある役者ばかり。エレキギターで始まるテーマ音楽は大野克夫、井上堯之バンド。ルパン三世のテーマ、沢田研二。今回初めて知ったけれど、衣装担当は菊池武夫だったそうだ。筆者の好きなブランド「TAKEO KIKUCHI」(TK)のデザイナーなんであった。メンズBIGI、重ね重ね懐かしいわけで。
代々木駅からすぐの古いビルの屋上にあるペントハウスが、木暮修(ショーケン)の住居としてロケに使われた場所。ここ数年何度かそのビルの前を通るたびに上を見上げたものだった。
この半分朽ち果てたビルを見上げるたびに、あの頃の田舎の高校生だった青かった自分を想い起こすのだった。
※一枚目写真はWiki2012年撮影から。右奥に見えるのはNTTドコモ代々木ビル。
※二枚目は2010年筆者撮影のもの。ショーケン、オサムちゃんのペントハウスがかろうじて見える。
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