2022年3月13日日曜日

戦国絵巻、北の雪解け

 ブログの前に。日曜夕方3試合800枚の写真を64枚まで凝縮選別しながら、日テレの笑点を横目で見て思った。大喜利の前の前座で見たことない芸人(コメディアン)が言った。「人一倍頑張る」これを受けて続けて「人の1倍頑張っても普通の人やないか〜い!」...1×1=1だから人の1倍は1のままなんである。人の1倍頑張ってもフツーじゃんって言う論理。日本語って深くて複雑で面白いと思った今日この頃なんであった。似たような構造のボケツッコミに、「オフクロの味はうまいねえ」に対して「おめえ、オフクロ食ったことあんのかよ!」がある。

さて春季大会二回戦3試合(@第一公園球場)、松風VSレッパ(後半)、花フラVSモンタ、イーグルスVSサンダース(前半)なんである。まずは松風VSレッパ戦。松風はQueensのMomoとMiuがいる。対するレッパ。今季宮前戦国絵巻の中心で跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)...と言っては失礼か、他軍を蹴散らし勇躍することは間違いないであろう。昨年新人戦の覇者である。大型新人も勢揃い。今年の宮前は打高投低か、堅守よりは空中戦を制するのが鍵となるかもしれない。

破壊力抜群の「赤力」打線に対し、松風はなすすべ無し。一人一人は健気に頑張るも、さすがに総合力ではレッパが何枚も上手(うわて)であった。マウンドは途中からMomoへスイッチ。

試合後久々に松風Abeさんと談笑。ここ数年顔を見ないと思ったらやっと松風に復帰したのだった。筆者も「連合艦隊総司令官」の風貌を持つAbeちゃんの、弁舌滑らかな楽しい話術と、トレードマークの赤いジャージを見て安心したのだった。今でもこの「晴耕雨読」をご覧とのこと、実に嬉しい限りなんである。

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続いて花フラVSモンタ戦。初回からトップギア、エンジン全開の花フラ打線。レッパも花フラも打力が充実しているようだ。

さて、ここでちょいと審判団4名の四者四様のカット。4-3-2-1の順で。審判それぞれの個性が現出している姿を活写。

花フラ監督Tadaiさん、今年の確かな手応えを感じ、終始笑顔の采配、脇で密かにサインを出すのはUreshinoコーチ。

恒例、Q姫紹介。モンタにはMioがいる。この日はランコーから代打で打席に立つ。

峠の茶屋で宮前審判団、ベテランに加えて大御所神奈川県連のUchimuraさんも列席。川少連からの通達に対してMatui会長含めて役員の緊急会議が本部裏で開催。

このロゴを垣間見て一瞬「どこのブランドだろう?」と思っちゃった。Mの次の文字が小文字のoを表す三日月型と気がつき、ああモンスターズのロゴかと思い知ったのだった。三日月=怪物くん=モンスターなんであろうかと想像す。(怪物くんとは筆者子供の頃の漫画である)帽子のロゴにも三日月のモチーフがあるわけで。なかなかオシャレなオリジナルデザインパーカーである。

Mioも代打で打席に立つも花フラの圧勝だった。

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イーグルスVSサンダース。こちらもレッパ、花フラに続きマンモスチームとなった今年のサンダース。筆者の血は赤ワインで出来ているが、サンダースの子はMatsuiさんのトマトで出来ているのだ。

昨年5年の時から注目の大型新人が主将でデビュー。長い脚にがっしり体型、引きつけて溜め込んでからの強烈なインパクト。スラッガーの本領発揮、昨年に比べてひと回り大きくなったような気がする、Kawamata君であった。

こちらもサンダース主将Kikuchiくん。超小学生級大型新人の登場である。期待通りの打撃を披露する。筆者は打撃の瞬間を撮ったのち、肉眼でライト線を抜ける打球を確認し、その後はずっとファインダー越しに塁上を駆ける彼を追いかけていたので、守備の連携は確認していない。もし守備に失策がなければ、立派なランニングホームランであった。※今これを書いてる時に衝動的に生ハムのツマミを作っちゃった件は最後に後述。

流石の鷲(イーグルス)も雷(サンダース)に打たれて撃沈であった。

今日の試合結果は連盟役員速報にて以下の通り。最終速報メールはシガラミNishimura新副事務局長からであった。

<第一公園>

第1試合目 レッパ 15x - 0  松風

第2試合目 花フラ 12 - 2 モンタ
第3試合目 サンダース 10x - 0イーグルス

<第四公園>
第1試合目 有こ 1 - 5x  メイツ

第2試合目(ジュニアの部) 花フラ 13x - 0 サンダース

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※前述の説明。日曜夜のブログ執筆は笑点、ニュース(子供がいた頃はサザエさんとちびまる子だったが)、ダッシュ村、イッテQ、行列、とほぼ日テレを観ながらである。普段平日はあまり日テレは観ないのだけれど。今22時過ぎはフジのMrサンデーでウクライナ情勢。先のブログを書いている時、「行列」で山形の生ハム専門店舗「イル・コテキーノ」の映像が流れていた。食の宝庫山形の真骨頂、郷里の山形とあらばMacの筆を止めて見入ったのだった。俺の田舎の山形にこんな素敵な店があったなんて、ちょっぴり誇らしく思っちゃうわけで。ブログを書きながらたまたま超格安数百円の赤ワインを飲んでいたのだが、山形のTV映像をみて生ハムが冷蔵庫にあることをふと思い出し、衝動的に速攻5分くらいでこんなツマミを作ってみた。安い生ハム、サラダ野菜、バジル系サラダソース、スタッフドオリーブのオンパレード。パンドラの箱を開けたような魑魅魍魎である。速攻山形39LINEにも画像をアップする。山形の同窓生LINEは今でも筆者の心の故郷(ふるさと)なんである。山形39も大いに盛り上がっていて良かった。日中39LINEは、39OBカンコちゃんの山形蕎麦と御神楽(おかぐら)の超有名店の話題で、すでにエンジンが暖まっていたせいもある。(この店は長井市にあり、マスコミ登場多数なんである)

※出典:山形39ノリコ特派員カメラマンより。巨大な竹矢来のように聳(そび)える残雪は北国の雪深さを伝えるとともに、地面はすでに雪が溶けている様子が伝わる。一枚の画像から厳しい北国の春はもうすぐなのだなと私は類推するのである。

さて来週の宮前少年野球、どんな戦国絵巻を見せてくれるだろうか。第三回戦ともなれば弱肉強食を経て、切磋琢磨、群雄割拠を淘汰された高度な試合が期待される。週末のために明日からまた仕事に邁進する筆者なのであった。

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2022年3月10日木曜日

映画に学ぶ

 それにしても今年観た映画はどれもこれも、なかなかの秀作揃いで面白いのだった。以前も書いたけれど、すでにダニエル・クレイグ最後の「007ノータイムトゥーダイ」と村上春樹原作の「ドライブマイカー」は、DVDレンタル解禁の一ヶ月前にはもう観ちゃったんである。AppleTV+で堪能した。メディアはTSUTAYAのDVDかブルーレイ、サブスクのAmazonプライムとMacのAppleTV+。Macは画面が27インチ5KのRetinaディスプレイで、これをミラーリングして大きなTV画面で観る。TVは4Kなので、全然美しいったらありゃしない、なんである。AmazonプライムはTVが直接ネットにつながっているので、そのままMacと同じアカウントでログインして高解像度で観れるんである。

さて話変わってロシア・ウクライナ戦争。連日の報道に目が離せない。戦闘映像も凄まじいけれど、心が痛むのは狭い防空壕で涙する少女や、軍人父との別れを悲しみ泣きじゃくる少年、家族と離散し独りで何時間もかけて脱出してきた子ども、...etc。子どもの涙を見るともうどーしようもなく胸が締め付けられる思いだ。同時にロシアへの憎悪が倍増する。この悲惨な映像はロシア国内では規制がかかり、逆に自国に都合のいい愛国心を煽るニュースばかりが流れるわけで。プーチンの支持率が侵攻後60%から70%に上がったとの報道があったが、きっと情報操作してるに決まっている。多くのロシア国民は戦争に反対で反プーチンであることを信じたい。「罪を憎んで人を憎まず」「プーチンを憎んで国民を憎まず」...とはいうものの、フィギュアの皇帝プルシェンコ始め、一部の著名アスリートなどがプーチン支持を表明し、全世界から非難されているのも現実。民間人を意図的に狙った攻撃で、先の子どもたちの悲痛な叫びやウクライナの惨状を知っていて、それでもプーチン万歳と支持しているのならば、プロパガンダで洗脳されていることを考慮しても、もう狂人というほかあるまい。「母国のプライドと思いあがり」を履き違えている。「誇りと思い上がり」は紙一重である。21世紀にもなってこんな地球を代表する大国が、卑怯な手段で殺戮を繰り返す暴挙愚行に、驚きと怒りを通り越して、同じ地球人として情けなくなる毎日である。連日の報道でプーチンとイエスマンしかいない政府と軍部に、マジで怒っている。昔米国に亡命したロシアの大富豪が、生死に関わらずプーチンを暗殺した者に懸賞金何億円だかを支払うとの情報もあった。「怒りのアフガン」ランボーよろしく筆者も暗躍しようか...と思ったけれど、それ以前に腰痛が再発しマシンガンを持つことも出来ないと思い断念するのである。

さてこれに絡めて映画であった。勃発直後に以前「晴耕雨読」でこの戦争は5年後歴史教科書に載るに違いないと書いたが、1年後に修正したい。さらに数年後にはこれに材を得た映画も公開されるだろう。今年観た映画の話に戻る。今回の戦争勃発のだいぶ前にSFロシア映画を観て、その迫力とCG技術の素晴らしさに感嘆したけれど、ここ数日前に観たのは「オーガストウォーズ」である。

CGを駆使したSFかと思いきや、2008年のグルジア・南オセチア紛争を描いたものだった。「トランスフォーマー」もどきのCGが出てくるたびに食傷気味にテンションが下がるけれど、内容は立派な戦争アクションと母子の愛情を絡めて描いたもので、ロシア軍全面協力で制作された映画だ。ロシア映画である以上ロシア礼賛のトーンは仕方ないだろう。観終わって2008年グルジア・南オセチア紛争について知りたくなった。学習したんである。簡単に言うと、今回のウクライナと全く同じ構図なんである。夏季北京五輪の時に当時大統領ではなく首相だったプーチンが暗躍する。グルジアと南オセチア間で紛争が勃発し、親露のオセアチアにロシアが加担し、グルジアには米国が支援する展開。かつての旧ロシア帝国、ソ連時代の栄華に戻したいプーチンは、これ以上西側のNATOに加盟する国に我慢できないわけだ。まさに動機構図が今回のウクライナと酷似する。そんな背景の映画だった。映画としては悪くないと思うけれど、今のウクライナ情勢が頭から離れず...。思えばクリミア半島併合、アフガン侵攻、その他にも...帝国時代、旧ソ連時代、連邦崩壊後も何度も続く侵攻、今に始まった事ではないのだった。

このあとグルジア・南オセチア紛争を調べていたら、偶然同じ紛争を題材にした米国映画を発見。「5デイズ」である。翌日すぐに観ちゃったんである。

こちらはこの紛争の現地取材に行った米国の戦場ジャーナリストと戦場カメラマンを中心に、実話を元にした硬派な内容だった。少年野球戦場カメラマンの筆者目線でも面白かった。近年グルジアは英語風にジョージアと国名を変えたことは記憶に新しい。米ソの泥沼戦争、ベトナム戦争後、米国を賞賛するどころか、自ら批判する米国映画が数多く製作されたが、まずロシアはそんな自国の蛮行を非難する映画は出てこないだろう。ロシアの著名なインフルエンサーが何人も、例えばテニスのシャラポワなども反ロシア的な声を上げた。そんな良識ある賢明な、世界の常識と非常識をちゃんとわきまえている、人としての矜持を保っているであろう、ロシア国民が少しでも多くいることを信じたい。政治的軍事的には信用できない。今まで何度も、今回も約束を反故(ほご)にされることがあまりに多いから。人道回廊への攻撃などはその最たるものだ。

右でも左でもなく、政治的信条もないし専門知識もないし炎上すると面倒くさいから、普段ブログでは政治的発言は控えているけれど、この戦争にはどーしても言いたくなって書いた。映画の話を書こうと思ったけれど、いつの間にか激昂(げっこう)しちゃったのだった。

どうか早く、ウクライナから子供らの涙が乾き、いつもの笑顔に変わるように祈ってやまない。

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