2022年5月14日土曜日

拮抗 伯仲 激闘

 きょうび「青春」と書いてアオハルと読んだりする。「言葉」と書いてコトノハと読んだりもする。日本語とは面白いものよのう〜と思う今日この頃、みなさまいかがお過ごしかと思う間も無く、今日土曜は防犯大会も佳境に入る今日この頃なんであった。

●ヤングVSモンタ

先攻ヤングのっけからQの主砲Sakiが全開モードであった。毎試合大活躍するも惜しくも初回得点には至らず。

対するモンタも負けてはいない、打線が絶好調、1裏には1得点先制する滑り出し。

この後勝ち負けは別としても素晴らしい内容の試合となったんである。3表にはYの猛攻で1点返し1:1の同点に。以下良質なカットを厳選し掲載す。Sakiはレフトフェンス直撃弾をぶっ放す。(回の数値は筆者の記憶違いの可能性もある。歳はとりたくないものである)

両者ユニフォームが似ていることもあり、実に拮抗した良い試合であった。良い試合という訳は何も点を取ったり取られたりのシーソーゲームだっただけではなく、四死球とエラーの少ない引き締まったベースがあってこその拮抗だからである。しかも守備面でも両軍ともに好守が随所に見られて何度もギャラリーから「おお〜!」「ナイスプレー!」と言う歓声も上がるのだった。

4回にはYの均衡を破る2得点、試合は3:1でYのリード。

ところがモンタ伝統の長打猛攻打線、4裏には3点を入れて3:4と逆転に成功する。ところが5回にはすかさずYも1点返しすぐさま4:4の同点に。ここまでの展開は実に手に汗握る素晴らしい試合であった。

最終回5裏Mの反撃。大技小技でYを攻め立てるM軍。最終回同点からついに2点逆転劇の4:6、Mの勝利となった。

●レッパVSグリーンズ

今季最強の呼び声高い、いや他チームにとっては最恐か?赤い恐竜ギャオスレッパ軍に、昨年の最強リトグリ軍がどう立ち向かうのか。初回からRは怒涛の4得点先取。

LGには故障から完全復活したQueensのAinaがいる。ショートストッパーの重責を担うこともさることながら、1裏には走者3塁のチャンスには、小柄な体躯からは想像できないほどの初球を叩いてどデカいレフトフライで度肝を抜き、タッチアップから走者生還し1点を返す。ベンチに帰れば頭ポンポンの手荒い祝福。可愛い風貌からは想像できないパワーヒッターなんである。筆者も頭ポンポンしてやりたかったが、公平中立の戦場ジャーナリストの観点からグッと私心を押さえ込む。

しかしR軍、この後も容赦しない猛攻撃。2表にも3得点し7:1と大きくリード。

「おまえ、いつから満塁男になったんだよっ」とNoguchiくんに笑って檄を飛ばすNoguchiくん...じゃなかったNoguchi父。試合前父は連盟本部を通り過ぎる際には、全ての連盟関係者に「今日はよろしくお願い致します」と腰を90度に折って声をかけていた。筆者は目を細めて彼の後ろ姿を追っていたんである。先輩諸氏には敬意を表し平身低頭ながら、試合ではダミ声の大声でチームを鼓舞、近年なかなかこーゆー人物はいない。

気がついてみればスコアボードはいつに間に12:1の圧倒的R優勢の展開に。階段では戦場の最前線で周囲を睥睨(へいげい)監視する歩哨(ほしょう)の様に、自軍の兵士にカメラを向ける母たち。Q美人スコアラーでもあるLG軍Aina母もその一人。

結局は初回のAinaのタッチアップのスミイチ1点のみで敗退となったLG。次回防犯は明日日曜準決勝となるのであった。同時に上部大会進出権チームは今日で確定したことになる。頑張れ宮前野球少年少女たち。

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2022年5月11日水曜日

雨後の筍、雨降って地固まる

Queens日曜境川でのJA共済杯のあと、Mochidaコーチと筆者は巨大なワンボックスカーNakamura号の車中の人となり、数名のQ姫たちと共に一路有馬方面へ帰還となったのであった。帰路Nakamura母が「Teshimaさん、この後西有馬でBチームがヤングさん2年生と試合をやってるから是非来てくださいよ」「Maedaさんが手塩にかけたBを見てください」と、懇願、請願、併願、念願、ついには祈願してきたんである。

フレンズではもう数年前からMaedaコーチを中心に、園児を含めたジュニアフレンズを立ち上げて、なんとか裾野を広げようと人員確保のために東奔西走していることは知っていた。もしMaedaさんやNakamuraさんたちのこの努力がなかったら、フレンズは少人数すぎて公式戦出場も断念せざるを得ない状況になっていたかもしれない。今のフレンズがなんとか存続しているのは、コーチや父母の努力に加えて、このMaedaさんたちの熱意が根底にあると思うのだった。最初はジュニアが集まってもなかなかフレンズ本体への入部までには至らず、それでも地道に活動を続け、本体チームもジュニアのために貴重なグランドと時間を提供し、やっとその努力が実り今に至るわけで。人数難の土砂降りのあと「雨降って地固まる」と言うではないか。「雨降ってジジイが溜まる」とも言うが。「晴れない雨はない」とも言う。「雨後の筍(タケノコ)」のように、高く聳える前の竹の子ども、柔らかく若いタケノコがそこかしこに芽生えていたのだった。

...「女性にそこまで言われたら行かざるを得ないではないか」と内心ほんの少し男気を感じつつ、西有馬に到着した時は「Nakamura母に拉致されて来ちゃった」と言って、久々のフレンズへ行ったのである。午前の薄曇り境川とは一転し、午後の西有馬の空は五月晴れであった。

ヤングでは低学年も多く、過日たまたま話が合って今日の試合となったそうな。ヤングはTボールも兼ねていてお母さんも参戦、実に楽しげな光景が目の前に広がっていたのだった。「楽しいちびっ子野球」の真髄を見たような気がした。やはり子どもは日本の、いや、世界の宝なんだと改めて思う。先ほどまで境川で一緒だったYunoやYuno父母も参加。

境川のネット越しの薄ぼんやり画像とは打って変わって、クッキリ一眼レフの本領発揮。Fの名物男やんちゃボーズのEitoは相変わらず貫禄十分の存在感。「ボールを追いかける目の輝きはAチームよりこの子たちの方がずっと素晴らしい」と筆者に話してくれたのはAチームのKonno父だった。(実際の言葉より少し筆者の意訳あり)

しばらくFから距離を置いていた私。ましてやこのBチームは数名を除きほとんど知らないわけで。逆に初見の子どもや父母から見れば、筆者はもっと奇妙なオジサンに見えたに違いない。心はフレンズなれど帽子はQueens、ジャンバーは連盟の外見なんだから。ヤングBはSashiki監督の元とてもまとまって良いチームだと、折りに触れて多方面から風の頼りに聞く。

フレンズVSフレンズのQ三人娘の熾烈な熱き戦いは、上になったり下になったりのシーソーゲーム。...なんちゃって。Aoi母がすかさず写メを撮影...それを背後から筆者すかさず撮影。

久々のフレンズ、ヤング含めて小さい子どもたちの無邪気でかつ真剣な眼差し。実に清々しい心洗われるような気分で、西有馬小から自宅までの2,3分間の帰路は、Qの惨敗の重い足取りがちょっぴり軽くなったような気がした。(^-^)

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