2023年2月5日日曜日

2022年度Queens卒団式

 Queens2022年度卒団式なんである。久々の写真多数掲載ブログ。数年前までならJAを借り切って敢行するんであるが、コロナの影響で御多分に洩れず昨年同様第一公園グランドでの開催。粛々と写真にて。

野球は巨人、司会は巨泉....ウッシッシではなく、1週間のご無沙汰、司会は玉置宏...でもなく。筆者の年代でないと知らないだろーなあ。司会は八面六臂の活躍、QマネージャーSuzukiさん。

Murata代表挨拶、卒団生への記念品授与。更に今日数年前転勤で松戸へ引っ越したKana&Emi姉妹ファミリーも来てくれたんである。Kanaもちょうど6年生で地元のチームの卒団となり、古巣のQueensにも駆けつけてくれたのだった。二人とも大きくなったなあと、久しぶりに会った親戚のオジサンのような気分になる。

いよいよDVD上映である。....???屋外なのに?DVDは手渡しで終わるかと思いきや、Ueshimaコーチの計らいでデスクトップPCを持参し上映会となったんである。実に素晴らしいことだ。製作者にとっては皆に観てもらえてナンボのDVDだもの。筆者は照明係に合図を送り、燦々と輝く太陽の照度を落とそうと試みるも、人間ごときが自然の摂理を変えることは叶わず、若干「昼行灯」的な会場ではあったが、それでも大観衆は皆画面に見入ったのである。iPhoneの動画を一部。

明るい会場にも拘らず幾人もの母や子どもらが目頭を押さえていたのだった。特に最後のBGMセカオワには参った。今年のDVD制作はSeina母。短い期間での渾身の力作であった。

今年の6年Queens戦士は4名。Momo、Satsuki、Kirari、Seina。Satsukiは体調不良でやむなく欠席、代理で父Nakamuraさんが挨拶。口を開くと、突然彼にSatsukiが憑依(ひょうい)したんである。青森のイタコのように。「えっと、私はSatsukiです。私は4年生の時に」.....。これは素敵なアイディアだった。Satsuki本人になりきって朗々と挨拶したのである。Momoはスマホにメモ、KirariもSeinaもMomoも嗚咽(おえつ)を堪(こら)えながらのスピーチだった。

選手から保護者への感謝の記念品。

さて一転して新チームメンバーである。監督Satohさんスピーチ、全員からの挨拶掲載は無理にて新6年8名のみ掲載でご勘弁を。ダブルMomokaを含めて久々の6年生大所帯となる。新主将は満を持してSaki。

2023年新体制。監督Satohさん、29番Ueshimaさん、28番は父からSuzukiさんとなった。他は変わらず留任。これまでMeika、Himariの父の時代からQを支えて一時代を築き、29番コーチとなってからもチームに尽力、長きに渡りQに貢献していただいたMochidaさん。仕事の多忙から断腸の思いでベンチコーチはお役御免。これからも時間のある時はコーチングに来ていただくことになったんである。チームから感謝の気持ちで記念品を。山﨑ウィスキーの樽を使った超熟成梅酒とタンブラーはSatoh監督のチョイス。※写真は最後に。

さて最後は親子野球である。敢然たる態度で断言できるが、あくまで親子野球レクであり、決して紅白戦とかではないので悪しからず。子が投げてその親が打つ。どこのチームでもやっているが、こんな素敵な最後の思い出は何人(なんぴと)たりとも阻害はできないのである。写真は誌面の都合でここでは卒団生の親子対決のみにて。

粛々と賑やかに楽しく会は閉幕。最後に卒団生へ送ったフォトアルバム4冊。写真はフレンズ同様、筆者の膨大な2022年「晴耕雨読」アーカイブから提供、更に女流戦場カメラマンHiori母の傑作写真も交えて、制作もHiori母が担当。思いのほか素敵な冊子となってプチ感動したのであった。

MochidaコーチからQスタッフLINEに送られてきた記念品の写真。逆光になってドラマチックな琥珀色を醸し出す色味がなんとも言えず素敵であった。

※この日土曜は帰宅が23時頃。すぐに深夜0時からプレミア・ブライトンの三苫を観るためABEMAでTV観戦し就寝は2:30。今、実に眠いのである。

※次回ブログ予定は今日日曜の宮少連6年生お別れ会。こちらは写真超少なめな異形の形態にて。

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
少年野球ランキング

2023年1月27日金曜日

果たして「正しい」とは何か

 本当はイケナイんである。法的に訴えられたらグーの音も出ないほど敗色は濃厚。しかし法的にはNGでも人道的倫理的にはお許しくだされと、日本を代表する大新聞に対し、当方は名も無き市井(しせい)の善良な悪意なき個人ブロガーとの対比を鑑みて、清水(きよみず)から飛び降りる気持ちで画像を載せてしまう。

※出典 朝日新聞2023年1月25日朝刊

繰り返し「本当はイケナイんである。」大昔、当「晴耕雨読」に「スカイツリーと中秋の名月」を撮った朝日の記事画像を載せた後、朝日新聞本社に直接メールでその是非を問い合わせたことがある。誹謗中傷でないこと。私利私欲のためでないこと。営利目的でないこと。ひいては広く新聞文化の宣伝にも供与し得る内容であること...etc。返信があった。ダメとのことだった。載せる場合は出典を明記すること、事前に知らせること、新聞の写真は有償で頒布するから購入すべし、との素っ気ない内容だった。おそらく担当者も気持ちは看過し了承したかったと思うけれど、法令遵守の精神や社の方針や著作権などが絡むため苦渋の返答だったはずである。「質問されたら拒否せざるを得ない」ことって世の中には実に多い。転じて言えば「質問されなければ見て見ぬふりで看過」してもらえるわけで。罪のない駐車違反は見過ごすが、一旦通報されたら重い腰をあげて取り締まざるを得ないみたいな。そこに乗じて著作権や肖像権や所有権を侵(おか)してはならないことを肝に銘じて、あえて記事画像を掲載したんである。ちなみにこの「晴耕雨読」では頻繁に「宮前タウンニュース」の記事画像を載せている。これも何年も昔にタウンニュース社にメールで問い合わせたことがある。宮前支局からのその返答は...。快諾であった。出典さえ明記して頂けたら大いに結構、とのこと。地元に寄り添うタウン誌ならではの方針に感動すら覚えた記憶がある。地元宮前を盛り上げていこうと気概を新たにしたものだった。あれから数年経ってQueensの父Jinushiさんと邂逅(かいこう)したのは何かの巡り合わせであろうか。

さて本題。昨日朝コーヒーを啜りながらこの朝刊記事を目にして食い入るように読んだ。滋賀県にある「多賀少年野球クラブ」の記事だ。高円宮賜杯全日本学童の全国大会で2018、2019年に連覇したチームの監督さんの取材だった。我がフレンズが2015年にベスト16、翌年富士見台ウルフが3位となったその数年後の覇者である。全文は上の画像を拡大して読んでほしいけれど、筆者的に注視したのは下の画像の赤枠部分である。

「自分は正しい」と思っても存外そーでもないことってあるものだ。くだらない話をすれば目玉焼きは絶対醤油と思い、日本人なら全て醤油だろうと思ったら大間違い。地域によってはソース派も多くいるわけで。ちなみに筆者は絶対醤油派である。更に白身はしっかり焼き目がついていつつ黄身は半熟が望ましい。

かつては日本の少年野球指導(中学高校も)では当たり前となっていた、罵声と怒号と根性の常識。筆者も昭和のそれで育ったクチである。今では現代の風潮と時代の趨勢(すうせい)で、転換を余儀なくされていることは皆さん周知の通り。この監督さんも然り。指導方針について保護者に無記名アンケートを取ったところ....。それまで高円宮賜杯準優勝や県大会優勝の常連という成績もあって「方針は今のままで大丈夫です」と回答がくることを予想していたそうだ。ところが回答は予想外のもので「ボロッかすに言われた」のだった。この監督さんの偉いところは己の考えを転換しより良い方向へ自分を変えた点にあると思う。チームを変える前にまず自分を変えたところが素晴らしい。年を重ねたいっぱしの大人なら、妙なプライドが邪魔をして素直に聞き入れることには抵抗があるはずだ。年を取れば取るほどそれは硬化する。精神の動脈硬化。それを乗り越えて良いチーム、強いチームにするために奮闘した話が記事に載っている。「楽しい野球と勝つ野球」を両立させているのだった。

今の野球指導者は自身の信念を持って子どもの指導に当たっている人がほとんどだと思う。筆者はフレンズやQueens含めて宮前で何人もそんな人たちを知っている。しかし全国には漫然と仕方なくやっている人もいるかもしれない。それらの区別なく、「自分は正しい」との思いを今一度見つめ直し大きな心で指導に当たっていただきたいと思う。その結果「やはり自分は間違ってない」と判断できたなら大いに突き進むべきであろう。

「楽しい野球と勝つための厳しい野球」には二律背反的表裏一体の危うさが潜んでいる。筆者は何も「ひたすら楽しい野球」に無条件で賛同するわけではない。強いて言えば「厳しさの中に楽しさも混在する」または「楽しい中でも時に厳しく集中する」そのバランスが大事だと思う。ただし「厳しい」というのは決して「怒号罵声」とイコールではないことは大人ならとっくに理解して然るべきだ。罵声や怒号を浴びせて指導した気になっている指導者がいるとすれば、それは大人の自己満足の骨頂と言えよう。転じて誤解を恐れず言うならば、厳しい言葉が「罵声怒号」などではなく、愛情のある指導だと子供や保護者に理解されれば、それは素敵な関係であると思う。

こんなに長く書くつもりはなかった。「じゃあ、お前は何様か」との誹(そし)りは甘んじて受けたい。これは反面教師なんである。この朝日の記事を読んで「自分は正しい」と思っていることも今一度自分の胸に手を当て、心に照らして襟を正したいと思う、年を重ねたオッサンのブログなんである。そんな思いを新たにさせてくれた朝日新聞の少年野球に特化した記事と記者さんに感謝したい。QRコードでWeb版の記事が読めるのだが、深掘りしたいと思いアクセスすると、本文は途中から有料版になって断念したんである。断念と残念は表裏一体なんであった。

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
少年野球ランキング

2023年1月22日日曜日

三苫愛が止まらない 日々雑感6題

 少年野球ネタが枯渇しているこのオフシーズン、例によって「日々雑感」的「晴耕雨読」的徒然草ブログなんである。正月以降に撮った写真から6題。

●筆者は昨年末から患っている腰痛が今も完治せず、腰には安静が一番と知りつつも毎日のささやかな散歩は欠かせない。これをやめてしまうとまた別の不具合が顔を出してくることを知っているからである。エコノミー症候群ってやつなんである。だいぶ良くなったけれどQueensでは無理をしない程度に動くことを心がけている。1月初旬雨上がりの公園へいつものコースを辿って行った。数カ所あるベンチのいずれかに座り、ルーティンのストレッチをしたのち、熱い缶コーヒーを啜りながらスマホをいじり、最後は移りゆく四季の自然を観察し頭の中の塵(ちり)を新鮮な外気で吹き払い、空っぽにしてから仕事に戻るんである。とは言っても汚辱にまみれた怒りの記憶は拭い去りようがなく忸怩たる思いであることも事実だ。誰しも一生のうちひとつや二つ、そんな心の汚点があるに違いない。

この日は雑木林の中の黄色いベンチに向かったのだった。するとどーだろう、成型された黄色のベンチの上にこの上もなく真っ赤な椿の花が並べられていた。平日午後3時以降は小学生の遊び場になり、時折ここで女の子たちが集まって何やら女子会をやっているのは知っていたので、おそらく彼女たちの作品に違いないと得心するのであった。えげつないほどの黄色と赤の原色の組み合わせ。キャンベルスープやマリリンモンローをモチーフに一世風靡したアンディー・ウォーホル的な現代アート作品に見えなくもない。近くには雨に濡れて地面に落ちた椿の花があった。荒んだ心が少し和んだような気がしたのだった。

●近年「ネコ鍋」という写真が流行ったことがあった。こちらは「ワンコ鍋」的画像。生後三ヶ月の頃の幼犬の時に買ったワンコ用座布団。今や狭くなってしまったが「ここあ」本人はその狭さがお気に入りだ。(と、思う)頭手足胴体尻尾が一瞬どーなってるのか理解に苦しむ一枚。普段は家中を駆け回りお転婆娘だけれど、こんな姿にはほっこりさせてくれるのである。

●宮前少年少女野球各チームは始動して3週目だろうか。先日のQueensでは北部大会閉会式が執り行われ、バーズ優勝、Queens準優勝であった。Qは特別に6年生も含めた構成ではあるが、成績を総合すると大会を通じて5年生Sakiが三冠王を獲得したとのこと。実に喜ばしく素敵なニュースである。Sakiは今年Qでもヤングでも大活躍してくれるに違いない。寒風吹けど快晴の第一公園。

●今日日曜は赤カブに鞭を入れてここで何度も書いている牛久保公園方面へ。明日から大寒波がやってくるらしいので、鬼の居ぬ間に束の間の太陽を浴びに行ったわけである。ルーティンの散歩コースを辿りつつ大きな池のある徳生公園へ。今年は雨が少ないせいか小川や池の水位が極端に下がっている。小川は枯れてしまって水は皆無だ。いつもの渡り鳥鴨たちも例年に比べて圧倒的に少ない。きっとロシア当局から国外への渡航禁止令が出て、シベリアからの飛行も禁止されたに違いない。鴨たちへのビザも発給されてないのだろうか。鴨の数は例年の1/10程度だろうか、カルガモは二羽しかいなかった。そんな彼らをiPhoneのズームで撮ると、水面(みなも)の揺らめき波紋が、まるでエドワルド・ムンク「叫び」の背景の歪みのような様相を呈している。春先になるとカルガモ以外の彼らのほとんどはシベリアに帰る。どーかロシア当局から迫害と洗脳を受けませんよーにと、願うばかりだ。

●さて最後に。三苫が止まらないわけで。宮前の誇りであり、ましてや地元鷺沼出身ということもあり、とうとう筆者昨日はブライトンVSレスターの試合を0:00からAbemaTVでライブで観ちゃったんである。終了深夜2時。もう期待以上の素晴らしい活躍だった。左からのドリブルで相手をいなし、中央へカットイン、狙い澄ましてインにかけて放ったミドルシュートは芸術的なカーブを描きゴールトップ右へ突き刺さる驚愕のゴール。「スんゲー------!」日曜深夜に思わず叫んでしまったんである。「三苫の1ミリ」から今は「三苫ってる」とか「神苫(かみとま)」とまで言われている。5試合で4ゴール、1アシストは、世界最高峰リーグと称されるプレミアリーグでも、突出した成績である。数字よりもとにかく観ていて楽しいんである。近代サッカーはシステマチックになって、敢えて相手ディフェンダーに突破を挑んで失敗するリスクを背負うより、バックパスや細かいパス回しで様子を伺うのが主流だ。そこにこの三苫のドリブル突破を見事にやってのけるアグレッシブな三苫のサッカースタイルが、世界中の注目を集めている。

「世界中の注目」?...おっとここで一言。映画で昔からよく言われるのが「全米が感動した」「全米が泣いた」「全米が震撼した」などと喧伝されるキャッチフレーズ。筆者は昔からこれには懐疑的で、「全米ってどっからどこまでよ?」とか「全米って米国全国民みたいな言い方はいかがなものか?」と思っていたんである。それを知ってか知らずか最近では「興行成績6週間連続No.1」なんてフレーズに変貌を遂げた。日本のメーカーで言えば「お客さま満足度No.1」なんてね。アレもちょっと懐疑的なんである。.....サッカー三笘選手に戻る。「世界中の注目」はあながち嘘ではない。本国プレミアの英国はもちろん他国の多くのメディアからも大惨事...じゃなかった大賛辞が打電されている。プロのサッカー専門誌記者やレジェンドOB選手や相手チームファンなどからも賞賛の嵐なんである。「ミトマのプレーを観るためだけに入場料を払う価値がある」なんていかにも外国らしい表現も素敵だ。賞賛の嵐=この表現もちょっと言い過ぎか。いやそんな事はないのだ。何はともあれ筆者は嬉しくて仕方がない。仮に鷺沼出身でなくとも私は三苫ファンになったに違いないのである。かつて世界で活躍した中田や俊輔や本田にも興奮したけれど、この三苫選手には別格の何かを感じる今日この頃なんである。次のAbemaTVブライトン戦は2/4、Queensの卒団式の日でもある。この日は重役出勤ではいけないのだ。がっつりカレンダーには三苫ちゃんと、Queensの予定を書き込んでいるわけで。

※出典ロイター通信

※出典ゲッターイメージズ

●※最後の最後にもう一個、ブログの言葉の過ちを反省と謝罪。

前回ブログで三苫は「フロンターレの誘いを蹴って筑波大学へ進学」と書いた。これは時間に追われて知り得た情報をダイジェストに短く書こうと思ってつい、こーゆー表現にしちゃったんである。しかしこれでは三苫くんがにべもなく傲岸不遜(ごうがんふそん)になったよーに伝わるわけで。実際は違う。川崎ユース時代から頭角を表していた彼に、高校卒業時フロンターレは当然トップリーグでの誘いをかけたのは言うまでもない。しかし彼はまだプロでやる踏ん切りがつかずもっと自分を磨きたいとの思いから、筑波大進学を選択したのだった。その際に交わした「約束」は「大学卒業後は必ずフロンターレに戻らせていただきたいです」と。下部ユースから上がって来る選手に対しては、他サッカー球団はまずはフロンターレ本拠チームの意向を汲んで動向を鑑みたのちにスカウトの声をかけるのだそーだ。つまりまずはフロンターレが三苫を取るのであれば諦め、取らないのであればオファーが殺到するという図式。サッカー界では不文律の紳士協定なのだそうである。かくして三苫くんは長く育ててもらった川崎に恩義を感じ大卒後、引く手数多の他球団を尻目に一も二もなくしっかり約束通りフロンターレに入団したのだった。すでに田中碧くんは入団していた頃のお話である。

筆者時間がなかったとはいえ、正確な事実を知りながらも、うっかり誤った表現で書いてしまったことを三苫選手とフロンターレさんに深くお詫びしたい。頭(こうべ)を垂れながらもこれからも三笘選手の活躍に期待したいと思う今日この頃なのだった。

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
少年野球ランキング