2024年4月7日日曜日

2024川崎ライオンズ杯 前編

 清水義範の好きな小説に「深夜の弁明」というのがある。(※ここで何度も書いたけど)作家が小説の締め切りに間に合わず、深夜に文章を書けない理由を延々と書いて編集者にFAXするのだが、気がつけばそれが小説一本分くらいの量を書いてしまう...てゆう。詳細は若干違うかもだが、大体そんな感じ。「晴耕雨読」も冒頭にて弁明することしばしば。そーなんである。土曜は多摩川にてライオンズ杯Queens+レッパ戦の4試合。今日日曜はジャビット開幕にて3試合の合計7試合分の写真、おそらく1000枚程度のストックが溜まっているんである。冬ごもり前のリスの巣みたいに溜め込んでいる。なので心を鬼にしてバサリと割愛するも、ライオンズ杯だけでかなりの容量ゆえ更にレッパはもっと割愛しちゃった。それでも交互に撮影し4試合分ゆえに大割愛したんである。フィルムカメラからデジカメになり、SDカード容量もメガバイトからギガバイト、テラバイトに闇バイトと、近年これでもかってゆーくらいに飛躍しいくらでも撮れちゃうのだが、反面あとでこーして難業苦行が待っているのであった。おっといけねえ、このまま弁明を書いていたら夜が明けてしまうじゃないか。今日はライオンズ杯のみ、レッパ試合はかなり縮小してお届けなんである。

●1試合目(レッパとQueensを混合で)

レッパは安定した戦いを展開。初回から得点を重ねる。初回表裏を観察し筆者はこれはもう快勝だろうと確信する。Tsukamoto監督不在のため代理監督はNoguchiさん。野川の野guchiの野武士の野太い声が野原の野球会場にこだまする。野×6。

初回から鮮やかな攻撃を展開するR軍。終始リードし快勝となった。

Queensも試合開始。こちらにはレッパ母体の二人の姫Satsuki&Miyuがいる。レッパはレギュラーの二人を欠いての試合ではある。Qの相手高津の監督はコーチも含め女性であった。実に素晴らしいことである。Minobeさんを手本に大いに頑張ってほしい。マウンドはCocona、野球の要となる捕手は新品キャッチャーミットを携えてSacky。実はQueens、この大会前にレギュラー陣が全員揃って練習できたのは、先週のたった一回のみである。何をか言わんや、ここでは多くは語るまい。

初回裏のQはチームも筆者も誰しもが想像し得なかった展開となる。

相手四死球失策に助けられた要因もあるが、Miyuの安打を皮切りにSacky、Cocona、Misoraと単打ながら4連打、更に打者一巡しあわや2巡目に入ろうかという勢いの猛攻。得点こそ全員得点とまではならずも、8人が本塁を踏み、なんと9得点したのだった。(Miuは1イニング2得点)

1試合目を勝利で終えたR軍も応援に来てくれた。

想定以上の幕開けとなったが高津も3点を返す。隣のグランドでは強豪同士、多摩と麻生の両雄(雌)、共に少女野球の名将MinobeさんとKatsukawaさんの戦いが。Minobeさんは今季から監督を勇退し代表兼総監督となった。ちなみにこの多摩、麻生、宮前は昔からの盟友である。

2回裏もQの勢いはとどまるところを知らない。「とどまる事を知らない、時間(とき)の中でいくつもの...」ミスチルかよ、と自分でツッコミを入れる。先頭打者Aoiの見事なライト前ヒットから主将Miuのスリーベースと更に3点追加し3:12となる。ふと会場に赤い稲光(いなびかり)が走って雷鳴が轟いた。驚いて後ろを振り向くとR軍メンバーが大声援を送ってくれていたんである。Rの姫二人が活躍しているので尚更であろうか。

ひと息入れる。会場端には桜が一本。近づいてみると見たことない小鳥が忙(せわ)しなく枝から枝へ飛び回っていた。目の周りが黒いヤツで筆者と目があってもさほど驚かずマイペースな鳥。「アンタだーれ?」と言われた気がした。これを見た筆者またしても想起したのは、映画ブレードランナーのレプリカント、ダリル・ハンナ演ずる人造人間プリスなんである。目の周りが黒いのが特徴で、後日Googleレンズでググると鳥の名前は「マスクドオオツグミ」らしい。マスクドって、ふむナルホド得心した。※出典:ダリル・ハンナはネットから

閑話休題。ヤバいまだ1試合目だった。ここで寄り道するとは何たる不覚。今日は腰も痛いしいっそ決勝戦は明日に持ち越そうかと、邪(よこしま)な考えが頭をよぎるのだった。

高津軍もヒタヒタと加点し2得点、5:12、まだセーフティーリード圏内だろう。

今大会は宮少連が持ち回りの幹事連盟である。高津連盟協力のもと大会段取りなど宮少連の差配担当だ。ふと本部テントをみるとダンゴ三兄弟ならぬ、メガネ三兄弟が談笑。手前からFujisawa40代、Yanagi50代、Sasaki60(70?)代のおじさん三兄弟だった。レッパNakasoneさん、再三の差し入れありがとうございます。

試合は最終回にもSatsukiの三塁打などで3点追加し6:15でQの勝利。これで宮前勢のダブル優勝が目前に迫ってきたのだった。全員安打全員得点とまでいかずとも、ほぼそれに近い数値を残しての快勝だった。

さて次は決勝戦2試合...と行きたいのは山々であるが、冒頭に続き「深夜の弁明Part2」。ここ数日来(らい)からの持病の腰痛に加え、脳内バッテリーが例によって10%を切ってしまった。よってこの後の決勝戦2試合は次回に持ち越し。ましてや今日の第一公園ジャビットカップは更に後日となる展開に。数年前からどーにかして短い簡潔なブログ執筆を模索しているけれど、意に反して逆に長くなる傾向が顕著になってしまう今日この頃なんである。

てゆーわけで、また明日。...痛てててて。腰ヒモにタイヤをくくりつけ、皇居の周りを走っているような気分。後編は重い腰を上げてまた次回。

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
少年野球ランキング

春待坂

 最初にお断りを。本日は多摩川河川敷ドームにて、ライオンズ杯レッパとQueensの試合を取材したんであるが、ブログは書けないんである。明日はジャビットが控えているというのに。なぜなら試合後Q一部のスタッフメンバーにて反省会兼歓迎会という名の飲み会に発展し、夕刻から23:00まで飲んじゃって帰宅し、今は0時となったからである。写真選択もままならず。明日以降頑張らねばだ。

その飲み会は鷺沼駅前の居酒屋。店を出ると「春待坂」の桜が満開、ここの夜桜は実に妖艶で素敵な光景だった。宮崎台駅前の桜も見事だが、ここのそれは春待坂と命名されたのは多分ここ数年のことか(?)今日のここは「春待坂」ではなく、もはや「春来た坂」であった。

さてここで終わらないのが「晴耕雨読」ブログ。おまけである。Qの試合後駐車場まで道具を運搬するために、Koharu父Sasakiさんがこの秘密兵器を供給。これを見た瞬間、筆者はビビビときたんである。さて何を想起しただろうか。

...ワカリマスカ?瞬間的に降りてきたイメージはジブリの「ハウルの動く城」なんであった。※出典 ジブリHPより

Q&RPライオンズ杯+明日からのジャビットは順次執筆予定なんである。

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
少年野球ランキング

2024年3月31日日曜日

宮前オトナ男子、垣根をこえて

 ●桜はまだかいな、でも人は大盛況

連盟事務局では大会予定など新事務局長Fujisawaさんを中心に常に天気予報と格闘しながら、宮少連役員グループLINEで共有し検証し、後に宮少連ALL151名LINEグループに確定事項を流すのであるが、この土日30,31日ぎゃんぎゃん気温上昇絶好の晴天ながら、皮肉にも大会の合間にて試合はない。替わりに今日日曜は第一公園の恒例さくら祭りが大盛況だったようだ。見てくれ43枚目の写真。宮少連大会にこんな大勢のギャラリーが集まってくれたら、さぞかし壮観だろうなと、想像を逞しくしちゃうのであった。

※写真は連盟Fujisawa事務局長。1塁側の桜はまだ3輪しか咲いてないとのこと。

●東京ドーム+ハマスタ開幕戦始球式

さて先日東京ドームにて巨人:阪神の開幕戦が開催された。その際連盟役員LINEにNishimuraさんからTV画面を撮影した動画がアップされた。「おお〜バーズのRentarohくんじゃないか!」そーなんである。始球式でジャイアンツU15ユースのRentarohくんがマウンドに立ち、OB会長中畑氏が打席に。ちょっとしたハプニングあり。この件の掲載はRentaroh父バーズ監督Sekiさんも了承済み。(翌日の飲み会にて)YouTubeでもみられる。G女子チームも参加したことも特筆である。

※出典YouTube動画

https://www.youtube.com/watch?v=FrUKK-q9ab4

※下の画像はネット配信 出典中日スポーツ

※動画 出典Nishimura宮少連LINEから

更に追記(翌日朝4月1日)。同じ頃ハマスタでも横浜開幕戦の始球式が行われた。こちらはなんとリトルグリーンズ出身、花咲徳栄主将で甲子園出場のYoshikuraくんである(新入社員として)。こちらは見事な速球がキャッチャーミットど真ん中に吸い込まれた。どよめくハマスタである。同日に行われたプロ野球開幕戦の始球式に、二人もの宮前出身OBがほぼ同時に投げるなんて、なんて素敵な事だろう。

※出典 YouTube動画 連盟YanagiさんからグループLINEへ

https://www.youtube.com/watch?v=qVoQsnXIIvI

●宮前少年少女野球の男ども

いやはや「男だけでむさ苦しい、不適切にも程がある」ってもんだ。しかし筆者はこんな野郎だけの飲み会は大好物なんである。ちなみに女性も加わっての飲み会はもっと楽しいけれど、ここでは多くを語るまい。男だけだからこその、意義のある飲み会なんである。しかし時代的にはこれも差別的発言か。そーゆー意図は全くない。女性監督や女性審判、大いに大歓迎なんである。「多様性」の本来の定義を重んじたい。某地方議会の某党青年議員による「乱痴気パーティー」のコンセプト、言い訳が「多様性」だったことは記憶に新しい。「不適切にもほどがある」ってもんだ。唾棄(だき)すべき幼いガキンチョの起こした事件であると筆者は認識している。女性に対して失礼だ。「多様性を隠れ蓑にして多用、濫用、誤用」してはロクなことがない。

そーなんである。Matsui会長の音頭取りで開催された「会長(宮少連)と各チーム監督(Aチーム)との意見交換会的懇親会」なのだった。コンセプトは「宮前を一枚岩にしてもっと強くするため。そのためには連盟と各チーム監督との垣根をなくし、皆で言いたいことを言って認識を共有し、連合結成などでもチームの協力を仰ぎたい」そんな真摯な思いを開会の言葉で語ったMatsuiさんなのだった。これは実に真面目な会長の思いである。開催前には連盟LINE内で我々役員に「チーム監督の意見や思いを汲んでほしい」とお達しがあったほどである。ただの「むくつけき野郎ども」の飲み会ではないのである。

「...言いたいこと言って大いに楽しく飲んでください。ただし口は出しても手は出さないよーに!」一同どっと笑いが湧き起こる。男同士酒が入るととかく感情が昂(たかぶ)り激昂(げっこう)してあらぬ展開に発展することもある。体育会系なら尚更か(?偏見ではない)昔筆者が連盟に関わり始めた頃、非公式の新年会ではとんでもない嵐に見舞われた事案があった。十数年前の30thではなく20周年記念誌制作委員の新年会だった。いつの間に記念誌チーム以外の大勢の宮前関係者が駆けつけてきた。気がつくと胸ぐらを掴んだ両者の間に入って力づくで仲裁に入ったこともある。今では語り草となってむしろ懐かしい想い出である。今はそんなことはない。宮少連も監督たちもみんなオトナなんである。愛すべき野郎ども全40名近くの「不適切にも程があるほどの男の飲み会」開催なんである。

パンカ〜イのあとはワイワイギャンギャン、笑顔溢れてそこかしこで談笑する展開に。テーブルの四隅には連盟関係者が座るようにして、宮少連関係者が1箇所に固まらないようにする配慮も。中盤から連合監督T.Satohさんを皮切りに、各チーム監督の挨拶。全員は無理なので数人の写真を。

フレンズ監督Shohtaの時は近くだったので下からのアングルで。彼がフレンズに入団したとき、当時コーチだった筆者はほぼ初めてのキャッチボールの相手になった記憶がある。当時から突出して身長が高く、ニカニカ笑いながらデカい体で大きく振りかぶって投げても、どうしても筆者のグラブにボールが届かず。「思い切って投げていいぞ!」といくら言っても届かずワンバンキャッチ。ガタイの大きい割には気持ちの優しい子なんだなと、キャッチボールを通して感じたのだった。キャッチボールは子どもとの「心の会話」である。相手の大人が指導者であれ父母であれ、そうであると思う。それがもうこんなアラサーの大人になったんである。「怒髪天を突く」という言葉があるが、Shohtaの頭は居酒屋の天井を突くくらいの大人になっていた。縦に伸びるよりも横に拡大した感は否めないが。

筆者の周囲では連盟Tsujiさんや、花フラ監督代理Horieさん(エースHayatoくん父=この日初めて知った)、レッパ監督Tsukamotoさん始め、メイツ、フォルコンズ、ライナーズ各監督たちの話を...てか、楽しく酒を飲むことに。みなさん「晴耕雨読」のヘビロテユーザーにて実にありがたし。ブログを書くにあたっての苦労話などに共感を得て、逆に各チームの内情や苦労話や楽しい話も聞かせてもらえたことは実に嬉しい。「俺、晴耕雨読の隠れファンですから」と言う、今回春季を制して宮前グランドスラム達成、近年宮少連大会を全て制覇したTsukamoto監督の「ツカマジック」の所以(ゆえん)を知った思いだった。普段イジられキャラのHiranoBダルマ監督を称賛していたことは、両氏の人間性を逆に表しているように思うのだった。Q姫二人へ男子と同じ厳しい練習を課すことにも、Tsukamotoさんなりの苦悩があったとのこと。そんな話が聞けるのは、やはりこんな場を設けた会長のアイデアに感謝である。

順々と粛々とシャンシャンと各監督スピーチは進む。Q監督Satohさんには同意。Queensは各チームの監督の協力無くしては成立しないのである。子どもの気持ちに寄り添って、「子どもファースト」でQに是非ご理解いただき、女子に対して「Qへ行って来い、頑張れよ」と背中を押していただきたいのである。今この件(くだり)は連盟広報担当の宮前ブルーを脱いで、Queens広報部長のQueensレッドを身に纏(まと)って書いている。微妙な各ローカル大会時期のカブリ、シチュエーションによっては難しい場面もあろうかと思うけれど、是非Queens並びに宮前少年少女野球の一員として協力すると思い、平身低頭してご理解いただきたい。宮少連としても切にお願いしたい。

今季ヤング新監督就任のSashikiさんは連盟に面白いアイディアを開陳。実現には多くの困難なハードルが予想されるも、聴衆から拍手が湧き起こり興味深い提案があった。

あさて、あさて、...あ、さては南京玉すだれ。「さて、宴も竹縄ではございますが...」この「竹縄」とは大間違いで正確には「酣(たけなわ)」と書く。酒造の過程で酵母が発酵していよいよ甘くなってきた段階を指す。転じて酒宴の席がいよいよ盛り上がってきた時間帯を意味するようになった(※「晴耕雨読」アカデミー学院調べ)...(以前にも書いたかもしれない)

もとい。宴もタケナワ、最後はMatsui会長が再度真摯な気持ちで挨拶。宮前が一枚岩になって更なる上を目指そうとする気持ちが十分伝わった。さらに新副会長就任のKosakaさんが締めの音頭。野郎どもの酒宴の締めの動画なんて実に「不適切にもほどがある」ってもんだが、有意義で楽しい懇親会となったわけで、連盟広報としては最後にこれを掲載しないわけにはいかないのだ。またこの「晴耕雨読」BLOGが多くの関係者に閲覧されているらしいとの、なんとなく知ってはいたが、現実に嬉しい情報に接しられたことも幸運であった。子どもたちも多く見てくれているとのこと。(だから時折随所に読み仮名を付与しているわけで)弊ブログはSNS上の一方通行的書き殴りなので、こんな双方向の情報交換は嬉しいのである。

来週からは春爛漫に近づき、ジャビットカップ宮前大会、ライオンズ杯、宮前会長杯と宮前少年少女野球大会が目白押しなんである。ちょうどこの時季、桜にメジロが戯(たわむ)れるように。

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
少年野球ランキング